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……針のむしろ、という表現は間違っているとは思うけど、週末はまさにそんな感じだった。
なによりもまず、腰が重い。動けば鈍痛。あんなものが入って、よく気持ちよくなれるものだと思う。
……うん、ちょっとは……よかったけど。
でもさすがに2人を相手にするなんて冗談じゃないから、「出て行きません! 冗談です!」ととにかく頭を下げて許してもらった。
情けないったらありゃしない。
結局あの後、ケンにかいがいしく面倒をみられてしまった。……思い出したくもない……。
そんなわけで、珍しく月曜日がなによりも待ち遠しかった俺は、まだ重い腰を抱えて学校にいった。
休み時間、いつものようにオープンカフェに足を伸ばしたが、珍しく歩美の姿はなかった。
「カプチーノ?」
店員に聞かれてイエスと答える。歩美と同じクラスの中国人の友だちがいたので、聞いてみた。
「歩美なら休みだよ」
サボリじゃない? なんて笑いながら言う。
何もかも嫌になる時は誰しもある。明日になればきっとけろっとした顔で出てくるんだろうけど、肝心な時にいないんだよな。
ため息をついた。
(こんなに俺がショック受けてんのにさ)
「なんかいいことでもあったのか?」
ギャリーとマイケルに聞かれて、そんな風に見えるのかと思う。意外だった。
「どうしてそう思う?」
「すっきりしてるし」
すっきりしてる? 俺はショックを受けてるんだぞ?
いぶかしげな俺を無視して、ギャリーが肩をつつく。
「で? どんな女とやってきたんだよ?」
お前らの頭にはそれしかないのか。俺は頭を抱えた。
でもなんとなく気づいたこともある。
夏休みが過ぎたら、年が明けたら俺は日本に帰る。歩美もギャリーもマイケルもまだここにいるだろう。
クリスは……ずっとここにいる。
きっと俺が日本に帰ったら、俺のことなんかすぐ忘れてしまうだろう。
ちょっと寂しいけど、それが一番いいのかもしれない。
だったら、どうせ忘れられて(忘れて)しまうなら、少しぐらいいい目を見てもいいんじゃないだろうか。
いいわけに過ぎないとは思う。
だけど。
クリスの腕の中はやけに心地よかったから。
開き直った俺は、それから求められるままにクリスと関係を持った。
お姫様扱いされたいなんて思ったことは欠片ほどもないけど、クリスはとても優しく俺を扱った。
「あーっ、あーっ、あーっ……!」
行為中のキスも、中を穿つクリス自身も、俺のことを愛してるって言ってるみたいで心地よかった。
流されてる自覚はあって、でもこの関係をどうするかなんて今はまだ考えらない。
「Kazu,I love you...」
「I love you,too...」
ベッドの上での睦言も、今だけだからなんて呟いた。
ーーーー
一話一話の長さがマチマチですいません。本日も4話上げていきます。
なによりもまず、腰が重い。動けば鈍痛。あんなものが入って、よく気持ちよくなれるものだと思う。
……うん、ちょっとは……よかったけど。
でもさすがに2人を相手にするなんて冗談じゃないから、「出て行きません! 冗談です!」ととにかく頭を下げて許してもらった。
情けないったらありゃしない。
結局あの後、ケンにかいがいしく面倒をみられてしまった。……思い出したくもない……。
そんなわけで、珍しく月曜日がなによりも待ち遠しかった俺は、まだ重い腰を抱えて学校にいった。
休み時間、いつものようにオープンカフェに足を伸ばしたが、珍しく歩美の姿はなかった。
「カプチーノ?」
店員に聞かれてイエスと答える。歩美と同じクラスの中国人の友だちがいたので、聞いてみた。
「歩美なら休みだよ」
サボリじゃない? なんて笑いながら言う。
何もかも嫌になる時は誰しもある。明日になればきっとけろっとした顔で出てくるんだろうけど、肝心な時にいないんだよな。
ため息をついた。
(こんなに俺がショック受けてんのにさ)
「なんかいいことでもあったのか?」
ギャリーとマイケルに聞かれて、そんな風に見えるのかと思う。意外だった。
「どうしてそう思う?」
「すっきりしてるし」
すっきりしてる? 俺はショックを受けてるんだぞ?
いぶかしげな俺を無視して、ギャリーが肩をつつく。
「で? どんな女とやってきたんだよ?」
お前らの頭にはそれしかないのか。俺は頭を抱えた。
でもなんとなく気づいたこともある。
夏休みが過ぎたら、年が明けたら俺は日本に帰る。歩美もギャリーもマイケルもまだここにいるだろう。
クリスは……ずっとここにいる。
きっと俺が日本に帰ったら、俺のことなんかすぐ忘れてしまうだろう。
ちょっと寂しいけど、それが一番いいのかもしれない。
だったら、どうせ忘れられて(忘れて)しまうなら、少しぐらいいい目を見てもいいんじゃないだろうか。
いいわけに過ぎないとは思う。
だけど。
クリスの腕の中はやけに心地よかったから。
開き直った俺は、それから求められるままにクリスと関係を持った。
お姫様扱いされたいなんて思ったことは欠片ほどもないけど、クリスはとても優しく俺を扱った。
「あーっ、あーっ、あーっ……!」
行為中のキスも、中を穿つクリス自身も、俺のことを愛してるって言ってるみたいで心地よかった。
流されてる自覚はあって、でもこの関係をどうするかなんて今はまだ考えらない。
「Kazu,I love you...」
「I love you,too...」
ベッドの上での睦言も、今だけだからなんて呟いた。
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一話一話の長さがマチマチですいません。本日も4話上げていきます。
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