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16.Sufferings(受難)
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ゲイとするセックスってこんなに気持ちいいものなのか。目からうろこがぽろぽろ落ちるぐらい、それはとんでもなく気持ちよかった。
さすがにクリス自身が入ってきた時は痛かったけど、それもすぐに麻痺した。とにかくそれは、衝撃的に気持ちよかったのだ。
(……オトコに嵌るって、こういうかんじなのかな……)
あまり広いとはいえないベッドに横たわって、隣で同じようにリラックスしているクリスをみやる。男らしい身体だった。
思わずため息が漏れる。
それに気づいたらしく、クリスが顔を上げた。
「まだ痛む? ここ……」
そう言って、尻の割れ目を撫でられた。なんてことをするんだこいつはっ!
「やめろよ!」
シーツを手繰り寄せようとしたがかなわず、そのまま抱き込まれてしまう。口唇が今にも触れそうな位置で、「日本人はシャイなんだな」と囁かれる。抗議しようとした口唇は、そのままクリスに奪われてしまった。
キスもとんでもなくうまい。また腰が痺れてきた。
一旦口唇が離されて、
「One more time……」
一瞬何を言われたのかわからないでいたら、また口唇を塞がれた。って、冗談じゃない! またそんなことされたら、明日は動けなくなるじゃないか!
だけどクリスを押しのけようにも、そのテクニシャンぶりにはさすがの俺もだめだった。ああ、また食われる……と覚悟した。
と、
ドン、ドン、ドン!
激しいノックの音と共に、
「クリス! カズ君をどうしたの!? 開けなさいよ!」
というケンの切羽詰まった声が聞こえてきた。うっわ~~~!! 言い訳できない状況だ。
俺は急いでクリスの腕から逃れようともがく。けれどクリスは逃がさないとばかりに俺の乳首を軽く噛んだ。
「あっ、あーー!?」
思わず漏れた声に赤面する。その声が聞こえたのか、ノックの音は更に激しくなった。
「クリス! いいかげんにしないとこのドアぶち破るわよっ!」
ああ、英語がおかま言葉に聞こえる。クリスはそれに舌打ちすると、しぶしぶという体で俺を離し、気だるそうに立ち上がってドアを開けた。その隙に俺はシーツの中に潜り込む。
バタン! という激しい音と共にバンッと誰かを殴るまたは殴られる音。
「カズ君には手を出すなって言ったじゃない!」
恐くてシーツから出られない。
「約束した覚えはない。それに合意だ」
「そんなわけないでしょ。アンタが無理矢理やった以外考えられないわよ」
合意? 合意っていうのか、あれは……。シーツの中で考える。
のん気に考えていると、シーツごとすくい上げられた。この腕は誰だろう。
「可哀相なカズ君。今消毒してあげるわ」
消毒? シーツから顔を上げると、そこにはケンのどアップが……。
うああああああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~!!
今度はケンに口唇を塞がれる。しかもこっちも思いっきりディープなやつ!
どうして、どうして俺ばっかりこんな目にぃ~~~~~~~~!!
目の端に平然と俺らを見ているクリスが見えた。そんな見てないでとっとと助けろっ! って助けになるのか? どっちにしろだめじゃん!
「あ……ん……」
パニクる頭とは裏腹に漏れる声はまるで女みたいだ。違う、違うっ! 俺は女じゃね~~~~!!
もうこいつらなんか信じられねーーーー!!
涙目になった俺に気づいたのか、やっとケンは解放してくれた。
「大丈夫? カズ君」
心配そうに聞かれたが、もう嫌だった。
「大丈夫じゃない! もう俺出てく! こんなとこもうやだ!」
限界だった。
けれど俺は甘かった。そう言った俺に、ケンの目がスッと細くなった。
「そう……」
さすがの俺もまずいと思った。
「あ、あのっ……」
「クリス」
ケンがクリスを手招きする。い、嫌な予感……。
「出てくんだったら、何やっても一緒よね?」
そ、その笑顔が恐いんですけど。俺は必死で首を振る。
「やっちまおうぜ? 2人で」
ケンの科白に俺は顔面蒼白になった。
なんでそうなるんだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?
さすがにクリス自身が入ってきた時は痛かったけど、それもすぐに麻痺した。とにかくそれは、衝撃的に気持ちよかったのだ。
(……オトコに嵌るって、こういうかんじなのかな……)
あまり広いとはいえないベッドに横たわって、隣で同じようにリラックスしているクリスをみやる。男らしい身体だった。
思わずため息が漏れる。
それに気づいたらしく、クリスが顔を上げた。
「まだ痛む? ここ……」
そう言って、尻の割れ目を撫でられた。なんてことをするんだこいつはっ!
「やめろよ!」
シーツを手繰り寄せようとしたがかなわず、そのまま抱き込まれてしまう。口唇が今にも触れそうな位置で、「日本人はシャイなんだな」と囁かれる。抗議しようとした口唇は、そのままクリスに奪われてしまった。
キスもとんでもなくうまい。また腰が痺れてきた。
一旦口唇が離されて、
「One more time……」
一瞬何を言われたのかわからないでいたら、また口唇を塞がれた。って、冗談じゃない! またそんなことされたら、明日は動けなくなるじゃないか!
だけどクリスを押しのけようにも、そのテクニシャンぶりにはさすがの俺もだめだった。ああ、また食われる……と覚悟した。
と、
ドン、ドン、ドン!
激しいノックの音と共に、
「クリス! カズ君をどうしたの!? 開けなさいよ!」
というケンの切羽詰まった声が聞こえてきた。うっわ~~~!! 言い訳できない状況だ。
俺は急いでクリスの腕から逃れようともがく。けれどクリスは逃がさないとばかりに俺の乳首を軽く噛んだ。
「あっ、あーー!?」
思わず漏れた声に赤面する。その声が聞こえたのか、ノックの音は更に激しくなった。
「クリス! いいかげんにしないとこのドアぶち破るわよっ!」
ああ、英語がおかま言葉に聞こえる。クリスはそれに舌打ちすると、しぶしぶという体で俺を離し、気だるそうに立ち上がってドアを開けた。その隙に俺はシーツの中に潜り込む。
バタン! という激しい音と共にバンッと誰かを殴るまたは殴られる音。
「カズ君には手を出すなって言ったじゃない!」
恐くてシーツから出られない。
「約束した覚えはない。それに合意だ」
「そんなわけないでしょ。アンタが無理矢理やった以外考えられないわよ」
合意? 合意っていうのか、あれは……。シーツの中で考える。
のん気に考えていると、シーツごとすくい上げられた。この腕は誰だろう。
「可哀相なカズ君。今消毒してあげるわ」
消毒? シーツから顔を上げると、そこにはケンのどアップが……。
うああああああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~!!
今度はケンに口唇を塞がれる。しかもこっちも思いっきりディープなやつ!
どうして、どうして俺ばっかりこんな目にぃ~~~~~~~~!!
目の端に平然と俺らを見ているクリスが見えた。そんな見てないでとっとと助けろっ! って助けになるのか? どっちにしろだめじゃん!
「あ……ん……」
パニクる頭とは裏腹に漏れる声はまるで女みたいだ。違う、違うっ! 俺は女じゃね~~~~!!
もうこいつらなんか信じられねーーーー!!
涙目になった俺に気づいたのか、やっとケンは解放してくれた。
「大丈夫? カズ君」
心配そうに聞かれたが、もう嫌だった。
「大丈夫じゃない! もう俺出てく! こんなとこもうやだ!」
限界だった。
けれど俺は甘かった。そう言った俺に、ケンの目がスッと細くなった。
「そう……」
さすがの俺もまずいと思った。
「あ、あのっ……」
「クリス」
ケンがクリスを手招きする。い、嫌な予感……。
「出てくんだったら、何やっても一緒よね?」
そ、その笑顔が恐いんですけど。俺は必死で首を振る。
「やっちまおうぜ? 2人で」
ケンの科白に俺は顔面蒼白になった。
なんでそうなるんだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?
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