義兄皇子に囚われて溺愛されてます

浅葱

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六五、春薬(媚薬)

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 信じてはいけなかったと明玲はしみじみ思う。
 あれから偉仁は最後まではしなかったが胸や、秘所には口や手で触れた。そうして夜も中に薬を塗ってくれたが、翌日は朝から抱かれることとなった。

「ああっ……グァ……哥……」

 もうどういうわけか血は出なかったが、やっぱり偉仁を受け入れるのはたいへんだった。明玲が抱かれたのは偉仁が初めてだから偉仁自身が大きいのか標準の大きさなのかもわからない。比べる相手が現れるはずもないので、ただ受け入れるだけである。

明玲ミンリン、息を大きく吸って……ゆっくりと吐きなさい」
「あっ……はい……」

 一昨日の夜ほどの痛みはないが、それでも違和感はすごい。どうしても身体に力が入ってしまい、なかなか強張りが解けていかない。偉仁は苦しそうな顔をしながらも根気よく明玲の身体を開く。

(こんなことを……たくさんしないとややはできないのね……)

 できる時は一回でできることもあるのだが、偉仁の今までが今までなので毎晩しなければならないと言われたら逆らえなかった。

(私が、がんばらなきゃ……)

 子ができなかったら、きっとまた家臣が偉仁に妾妃を勧めるだろう。偉仁はその場合自分の弟を継がせればいいと言っていたが、そう簡単にはいかないはずだということぐらい明玲にだってわかる。だから明玲は偉仁の腕を拒めない。元より大好きな哥である。拒むつもりは全くなかった。

「明玲、大丈夫か?」
「……はい、大丈夫です……」

 心配そうな哥の声にはっとした。身体の力をどうにか抜き、偉仁が動かせるようになった。大好きな哥に抱かれているという嬉しさはあるものの、痛みと違和感はまだまだある。できれば早く終わってほしいと思ってしまうのはしかたないことだった。
 偉仁は苦笑した。

「いらぬと言ったが……明玲、これを飲め」
「?」

 どこから出したのか、偉仁は陶器の小さな瓶のふたを取り一口飲んで確かめると、明玲の口にゆっくりと流し込んだ。

(……甘い)

 コクリコクリと明玲は素直に飲む。

「哥……?」
「しばし、じっとしていよう……」
「はい」

 偉仁自身はまだどくどくとその大きさを保ちながら明玲の中に納まっている。違和感はあるが動かなければ痛みはない。そっと抱きしめられて、明玲もまたその背に手を伸ばした。
 それは少し恥ずかしかったが、充足した時間だった。偉仁の形がありありとわかって、明玲の蜜壺は時折収縮した。その度にはぁ……と吐息が漏れる。偉仁の腕の中にずっと囚われていたいと明玲は思った。
 ちゅ、ちゅと額に、頬に、口唇にと軽い口づけが落とされる。

「あぁ……」

 なんだか身体が熱くなるのを感じた。もしかしたら先ほど飲んだ物のせいだろうか。とろりと、身体の奥から濡れた何かが生まれるような感覚がして、明玲はひくん、と身体を震わせた。

「明玲」
「あっ……哥……」

 ぐちゅ……と偉仁自身が少し動く。

「ああっ……!?」

 途端蜜壺の中を甘い感覚が走り、明玲は背を反らせた。

「ふむ……効いてくるまでには多少時間がかかるが、効き目は悪くないようだな」

 偉仁が確認するように言い、ぐちゅっぐちゅっと中で動き始めた。

「あっ、あっ、あっ、あっ……!!」

 どういうわけか偉仁自身が中で動く度に背筋を伝って甘い痺れが首の後ろに溜まっていく。

「やっ、なに? あんっ、ああっ……!」

 まだ二回目なのに、偉仁自身にもっと突いてほしいと思ってしまう。そうして何度か中を擦られているうちに甘い痺れが溜まりすぎたのか、頭が真っ白になった。

「あああああ~~~っっ!?」
「達したのか。やはり慣れるまでは媚薬が必要だな」

 媚薬!? と思ったが偉仁自身の動きはまだ止まらない。それから明玲は偉仁が満足するまで、蜜壺をたっぷり満たされたのだった。
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