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第2部 嫁ぎ先を決めろと言われました
26.神様特典があるみたいです
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ばっちーーーーーんっっ!!
結果として、香子の両手が痛くなり白虎の両頬は真っ赤になった。そして香子は冷ややかな目をして白虎を押しのけると、青龍に両手を伸ばした。青龍は苦笑して香子を抱き上げ、己の室に連れて行った。
青龍が己の室に戻ると青藍が一瞬目を見開いたが、何事もなかったかのようにお茶を淹れた。
『お口に合えばよろしいのですが……』
『ありがとうございます』
青龍の膝におさまったまま香子はお茶に口をつけた。
香子が普段お茶を入れるから眷族もけっこう気を使うのだろうと思う。お茶を入れるのが下手なら学べばいいのだ。それは何にでも通じるはずである。(学びたいかどうかは別として)
三口ほど飲んで、香子は深くため息をついた。
頭の中は罵詈雑言でいっぱいである。胸の大きさなどどうにもならないことを言われたことで香子の目は据わっていた。
(人の気にしていることを!!)
胸の大きささ形についてコンプレックスを持っていない女性はそれほど多くないはずだと香子は思う。白虎は人を抱いたことがあるのだろうが、その時にもあんな失礼な科白を吐いたのだろうか。
(女性の敵、許すまじ!!)
『香子……せっかく我といるのにそなに不機嫌でいなくともよいではないか』
見かねた青龍にそう言われ、香子は彼の胸に頭をもたせかけた。
『……まさかあんなことを言われるとは思わなくて……。そりゃあ小さいのは自覚ありますけどー……』
『我にはわからぬのだが、胸の大きさというのはそんなに気になることなのか?』
そう言いながら後ろからそっと漢服の上から香子の胸に触れる。
『我は触り心地がよければ大きさは気にならぬが……』
更に漢服の合わせ目から手を滑り込ませ、下着の上から触れてくる。その動作は流れるようで、香子はあっけにとられた。
耳元で涼やかな声が色を含む。
『……直接触れても?』
(えええええ)
何がどうしてこうなっているのだろうと周りに目をやれば、いつのまにか青藍の姿もない。
『ええと、その、ですね……そりゃあ小さいのは気になりますよ……』
何言か前の呟きに答えてどうにか脱がされるのを回避しようとする。
『ふむ……大きくなれば気にしないのか?』
『形も気になりますよ。ただ大きくなっても垂れてたら嫌ですもの』
青龍が真面目に聞いてくるので、香子はかえっておかしくなってきた。だが、次の科白に耳を疑った。
『なれば、白虎兄と交わればいいのではないか?』
『え』
どうしてそうなるのかとうろんげに後ろを見やると、相変わらず涼しげな顔がある。
『どうして胸の大きさと白虎様に抱かれることが関係あるんですか?』
青龍がなにかに気付いたような顔をした。
『白虎兄に抱かれれば胸が大きくなるのは知らないのか?』
『え?』
いぶかしげな顔をする。抱かれてどうして胸が大きくなるというのだろう。と、そこまで考えてはっとする。
朱雀に抱かれたことで髪が赤くなったではないか。
『あのー……玄武様に抱かれた時は特に変化はなかったように思うけど……』
『初めて会った時より色が白くなっているが、そなた自身は気づいていないのか?』
そう言われて香子は自分の両手を見、そして袖をめくった。
『確かに……』
香子は典型的な黄色人種の肌の色をしていた。だが、なんだか以前より白くなっているような気がする。
『じゃあ……青龍様に抱かれたらどうなるんですか?』
好奇心にかられて聞いてみると、『試してみるか?』と耳元で囁かれる。香子は即座に首を振った。好奇心で抱かれるとかどんだけ軽いんだ、と香子は自分でツッコミを入れる。
『やめておきます』
『残念だな』
本当に残念なのかどうなのかはわからないが、四神に抱かれたらそんな特典がつくなんて思いもしなかった。
白虎に抱かれれば胸が大きくなるなんて、やっぱり神様はわからないと香子は思う。
ただこの時点で香子はものすごく怒っていた為、いくら大きくなるとは知っても白虎に抱かれるという選択肢はなかった。
結果として、香子の両手が痛くなり白虎の両頬は真っ赤になった。そして香子は冷ややかな目をして白虎を押しのけると、青龍に両手を伸ばした。青龍は苦笑して香子を抱き上げ、己の室に連れて行った。
青龍が己の室に戻ると青藍が一瞬目を見開いたが、何事もなかったかのようにお茶を淹れた。
『お口に合えばよろしいのですが……』
『ありがとうございます』
青龍の膝におさまったまま香子はお茶に口をつけた。
香子が普段お茶を入れるから眷族もけっこう気を使うのだろうと思う。お茶を入れるのが下手なら学べばいいのだ。それは何にでも通じるはずである。(学びたいかどうかは別として)
三口ほど飲んで、香子は深くため息をついた。
頭の中は罵詈雑言でいっぱいである。胸の大きさなどどうにもならないことを言われたことで香子の目は据わっていた。
(人の気にしていることを!!)
胸の大きささ形についてコンプレックスを持っていない女性はそれほど多くないはずだと香子は思う。白虎は人を抱いたことがあるのだろうが、その時にもあんな失礼な科白を吐いたのだろうか。
(女性の敵、許すまじ!!)
『香子……せっかく我といるのにそなに不機嫌でいなくともよいではないか』
見かねた青龍にそう言われ、香子は彼の胸に頭をもたせかけた。
『……まさかあんなことを言われるとは思わなくて……。そりゃあ小さいのは自覚ありますけどー……』
『我にはわからぬのだが、胸の大きさというのはそんなに気になることなのか?』
そう言いながら後ろからそっと漢服の上から香子の胸に触れる。
『我は触り心地がよければ大きさは気にならぬが……』
更に漢服の合わせ目から手を滑り込ませ、下着の上から触れてくる。その動作は流れるようで、香子はあっけにとられた。
耳元で涼やかな声が色を含む。
『……直接触れても?』
(えええええ)
何がどうしてこうなっているのだろうと周りに目をやれば、いつのまにか青藍の姿もない。
『ええと、その、ですね……そりゃあ小さいのは気になりますよ……』
何言か前の呟きに答えてどうにか脱がされるのを回避しようとする。
『ふむ……大きくなれば気にしないのか?』
『形も気になりますよ。ただ大きくなっても垂れてたら嫌ですもの』
青龍が真面目に聞いてくるので、香子はかえっておかしくなってきた。だが、次の科白に耳を疑った。
『なれば、白虎兄と交わればいいのではないか?』
『え』
どうしてそうなるのかとうろんげに後ろを見やると、相変わらず涼しげな顔がある。
『どうして胸の大きさと白虎様に抱かれることが関係あるんですか?』
青龍がなにかに気付いたような顔をした。
『白虎兄に抱かれれば胸が大きくなるのは知らないのか?』
『え?』
いぶかしげな顔をする。抱かれてどうして胸が大きくなるというのだろう。と、そこまで考えてはっとする。
朱雀に抱かれたことで髪が赤くなったではないか。
『あのー……玄武様に抱かれた時は特に変化はなかったように思うけど……』
『初めて会った時より色が白くなっているが、そなた自身は気づいていないのか?』
そう言われて香子は自分の両手を見、そして袖をめくった。
『確かに……』
香子は典型的な黄色人種の肌の色をしていた。だが、なんだか以前より白くなっているような気がする。
『じゃあ……青龍様に抱かれたらどうなるんですか?』
好奇心にかられて聞いてみると、『試してみるか?』と耳元で囁かれる。香子は即座に首を振った。好奇心で抱かれるとかどんだけ軽いんだ、と香子は自分でツッコミを入れる。
『やめておきます』
『残念だな』
本当に残念なのかどうなのかはわからないが、四神に抱かれたらそんな特典がつくなんて思いもしなかった。
白虎に抱かれれば胸が大きくなるなんて、やっぱり神様はわからないと香子は思う。
ただこの時点で香子はものすごく怒っていた為、いくら大きくなるとは知っても白虎に抱かれるという選択肢はなかった。
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