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第2部 嫁ぎ先を決めろと言われました
69.茶宴に招かれました
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四阿にいたのは当然皇太后だけではなかった。皇帝と皇后も列席している。
『老佛爷、此度はお招きありがとうございます』
相変わらず四神(今回は青龍)の腕の中からの挨拶であったが、皇太后は全く気に止める様子もなく自分の隣に腰かけるよう促した。
『花嫁殿はこれへ』
香子はあ、と思う。
(もうポーズはやめたのね)
やはり今までの意地悪、というか四神の花嫁に対する不遜な態度は演技だったらしい。それにしても危険な賭けと言わざるをえない。香子が額面通り受け取り四神に訴えていたらどうなっていたことか。想像しただけで香子は内心身震いした。
過ぎたことである。
本日は茶宴、とのことで酒類の代わりにお茶を飲みながらごちそうを食べるのだと香子は解釈した。
当然のように青龍の膝に乗せられている。さすがに今回は指甲套(爪カバー)をつけるのは勘弁してもらった。
(お茶を飲むぐらいは自分でしたい!)
『変わりないか。何か不自由があれば遠慮なくおっしゃられよ』
お茶と前菜の用意がされているのを興味深く眺めていると皇帝に声をかけられた。
『問題ない』
おそらく青龍に向けて言われたのだろうそれに答えたのは朱雀だった。圓卓(丸テーブル)についているのは皇太后を中心として、左に皇帝と皇后、右に青龍(と香子)と朱雀である。ちら、と皇后を窺えばなんとも居心地が悪そうだった。あれからおそらく相当絞られたに違いない。
(自分の女の管理もきちんとできない皇帝にも非はあると思うんだけどー)
そう思いながら香子は朱雀に目を向けた。皇帝に視線を向けるのは後々を考えるとご法度である。朱雀は先ほど皇帝に向けた視線とは違い柔らかい目で香子に応えた。思わずどこにいるのか忘れ、にこにこしてしまう。
『見せつけてくれるのう』
皇太后に茶化されてはっとする。香子は真っ赤になった。
(やヴぁい……茶宴の席だった……)
とんだ不覚である。
『江緑、野暮を申すな』
『おお怖い』
朱雀と皇太后の会話が頭上で飛び交うのを、香子は青龍の腕の中で小さくなって聞いていることしかできなかった。ここが四神宮なら青龍の腕をとってがじがじ齧っているかもしれない。本人が思っているより、香子は四神に気を許していた。
『せっかくの茶が冷めてしまうのう。さ、始めようぞ』
皇太后の合図で周りが静かに動き出す。
茶宴の始まりだった。
最初に出されたのは菊花茶だった。蓋碗の中に乾燥した菊の花が入っており、そこにお湯を注いで飲むものである。今回は砂糖が入っていたらしくけっこう甘い。
晩餐会の時と違い、前菜はそれほど高級なものとはいえなかった。やはり夜に比重を置いているのだろう。バンバンジーやチャーシュー、内臓に見えるもの、ピーナッツと野菜を煮たもの、ジャガイモをピーマンや赤ピーマンなどと一緒に軽く炒めたもの、ザーサイ、皮蛋等が圓卓に並べられていた。
それを皇太后がおもむろに香子の皿に取り分け始めたのを見て慌てた。
『老、老佛爷!?』
『花嫁殿は細すぎる。もっと食べぬと体力が持たぬぞ』
『え、あの、その……ありがとうございます……』
香子は恐縮した。親密な関係、というのをアピールする為なのだろうが、心臓に悪すぎる。
朱雀と青龍が何も言わないのだからさほど気にする必要はないのかもしれない。ただ周りから向けられる視線が痛いと香子は思う。
(肉類は苦手なんだけどー……)
それを言っていい相手ではない。ちら、と背後の青龍を窺えば微笑まれた。いつ見ても爽やかである。
青龍は優しく香子を抱きしめると、箸を持ち、香子の皿から茹でたピーナッツを取って香子の口に運んだ。香子は戸惑いながらもぱくりと食べる。
(おいしい……)
独特の歯ごたえと、野菜と香辛料と共に煮たであろう独特の風味がふわっと口の中に広がる。揚げたピーナッツも好きだが茹でたものもまた格別である。
四神が香子にごはんを食べさせる、というのは変わらないらしい。やっぱり周りの視線が痛いのでできれば勘弁してもらいたいのだが、一応アピールにはなるので我慢するしかなかった。
(料理に罪はないし!)
開き直りである。
そして食べさせてくれることで、さりげなく内臓や肉類は青龍が食べてくれた。バンバンジーやチャーシューは食べられないことはないが肉の状態や味付けで食べづらいことがある。せっかく盛ってくれたのを残すのはもったいない。香子はご機嫌だった。
そんな四神と香子の様子を皇太后はほほえましく見守っていた。
皇帝がいるからか、主菜は肉料理が主だった。宮保鶏丁(鶏肉とピーナッツの唐辛子炒め)、古老肉(パイナップルが入った酢豚)、東坡肉(豚の角煮)、糖醋肉丸(肉団子の甘酢餡かけ)、鶏の唐揚げ、鯉の甘酢あんかけ、焼茄子(揚げナスの醤油炒め)などなど。
宮保鶏丁はピーナッツの代わりにカシューナッツが入っていることもあるが、北京辺りで食べられる物はピーナッツが一般的である。味付けも濃く、鶏も身がしまっているので肉の苦手な香子でもおいしくいただける。
ごはんは揚州炒飯(五目チャーハン)と水餃子だった。もちろんどの料理も盛りつけや味付けが上品である。湯はさすがに自分で飲む! と青龍に断った。
湯は春雨と鶏肉の細切りが入っているものだった。薄味で上品である。ささみのように脂身はないが柔らかい鶏肉は香子の口にも合う。甜品に亀ゼリー。亀の甲羅を粉末にした黒いゼリーである。苦味も癖もあるがコーヒーゼリーに似ているので香子は好きだった。
食事の合間にお茶が替えられ、菊花茶の他に龍井茶(杭州の緑茶)、碧螺春(蘇州の緑茶)、最後に八宝茶をいただいた。八宝茶は花や漢方などいろいろな種類が入ったお茶である。氷砂糖が入っていて甘い。見た目も赤や黄色とキレイなので香子もたまに買っていた。(ブレンドは店やメーカーによって違う)
香子が満足そうに息をつくと、皇太后は笑った。
『花嫁殿はほんにおいしそうに食べるのう』
『おいしかったです。ありがとうございます』
『それはよかった。またいつでも開こうぞ』
『嬉しいです、ありがとうございます』
もうこの際香子は裏を考えるのはやめた。ごはんはおいしく食べるものだし、何かあれば四神が対応してくれるだろう。
『老佛爷』
それまで黙っていた皇帝の声に、香子はきた、と身構える。当然のことだがごはんを食べてはいさよならとはいかないのが常であろう。
『おおそうであった。陛下、どうぞ』
皇太后に促され、皇帝が香子たちの方に向き直った。
『……料理が口に合ってよかった。ところで、”春の大祭”についてはご存知か』
『知らぬ』
朱雀の答えはにべもない。皇帝は構わなかった。
『端午に行われる行事で、五穀豊穣を天壇にて祈る。その行事にどうか花嫁と共に出ていただきたい』
『断る』
朱雀はそう言って席を立った。青龍もほぼ一緒である。香子は驚いて青龍の腕に縋った。
『天壇へ向かうのは一日だけだ。今年は四神の花嫁が王城にいることは知られている。国民がその姿を拝したいと望んでいるのだ、どうか……』
『花嫁は見世物ではない。いくぞ』
朱雀は機嫌悪そうに青龍を促した。少しぐらい話を聞いてもいいのではないかと香子は思ったが、朱雀の雰囲気に口を挟めなかった。
それでも。
『老佛爷、ごちそうさまでした! とてもおいしかったです!』
去り際にそれだけ告げる。皇太后は変わらず笑んでいるように見えた。
『老佛爷、此度はお招きありがとうございます』
相変わらず四神(今回は青龍)の腕の中からの挨拶であったが、皇太后は全く気に止める様子もなく自分の隣に腰かけるよう促した。
『花嫁殿はこれへ』
香子はあ、と思う。
(もうポーズはやめたのね)
やはり今までの意地悪、というか四神の花嫁に対する不遜な態度は演技だったらしい。それにしても危険な賭けと言わざるをえない。香子が額面通り受け取り四神に訴えていたらどうなっていたことか。想像しただけで香子は内心身震いした。
過ぎたことである。
本日は茶宴、とのことで酒類の代わりにお茶を飲みながらごちそうを食べるのだと香子は解釈した。
当然のように青龍の膝に乗せられている。さすがに今回は指甲套(爪カバー)をつけるのは勘弁してもらった。
(お茶を飲むぐらいは自分でしたい!)
『変わりないか。何か不自由があれば遠慮なくおっしゃられよ』
お茶と前菜の用意がされているのを興味深く眺めていると皇帝に声をかけられた。
『問題ない』
おそらく青龍に向けて言われたのだろうそれに答えたのは朱雀だった。圓卓(丸テーブル)についているのは皇太后を中心として、左に皇帝と皇后、右に青龍(と香子)と朱雀である。ちら、と皇后を窺えばなんとも居心地が悪そうだった。あれからおそらく相当絞られたに違いない。
(自分の女の管理もきちんとできない皇帝にも非はあると思うんだけどー)
そう思いながら香子は朱雀に目を向けた。皇帝に視線を向けるのは後々を考えるとご法度である。朱雀は先ほど皇帝に向けた視線とは違い柔らかい目で香子に応えた。思わずどこにいるのか忘れ、にこにこしてしまう。
『見せつけてくれるのう』
皇太后に茶化されてはっとする。香子は真っ赤になった。
(やヴぁい……茶宴の席だった……)
とんだ不覚である。
『江緑、野暮を申すな』
『おお怖い』
朱雀と皇太后の会話が頭上で飛び交うのを、香子は青龍の腕の中で小さくなって聞いていることしかできなかった。ここが四神宮なら青龍の腕をとってがじがじ齧っているかもしれない。本人が思っているより、香子は四神に気を許していた。
『せっかくの茶が冷めてしまうのう。さ、始めようぞ』
皇太后の合図で周りが静かに動き出す。
茶宴の始まりだった。
最初に出されたのは菊花茶だった。蓋碗の中に乾燥した菊の花が入っており、そこにお湯を注いで飲むものである。今回は砂糖が入っていたらしくけっこう甘い。
晩餐会の時と違い、前菜はそれほど高級なものとはいえなかった。やはり夜に比重を置いているのだろう。バンバンジーやチャーシュー、内臓に見えるもの、ピーナッツと野菜を煮たもの、ジャガイモをピーマンや赤ピーマンなどと一緒に軽く炒めたもの、ザーサイ、皮蛋等が圓卓に並べられていた。
それを皇太后がおもむろに香子の皿に取り分け始めたのを見て慌てた。
『老、老佛爷!?』
『花嫁殿は細すぎる。もっと食べぬと体力が持たぬぞ』
『え、あの、その……ありがとうございます……』
香子は恐縮した。親密な関係、というのをアピールする為なのだろうが、心臓に悪すぎる。
朱雀と青龍が何も言わないのだからさほど気にする必要はないのかもしれない。ただ周りから向けられる視線が痛いと香子は思う。
(肉類は苦手なんだけどー……)
それを言っていい相手ではない。ちら、と背後の青龍を窺えば微笑まれた。いつ見ても爽やかである。
青龍は優しく香子を抱きしめると、箸を持ち、香子の皿から茹でたピーナッツを取って香子の口に運んだ。香子は戸惑いながらもぱくりと食べる。
(おいしい……)
独特の歯ごたえと、野菜と香辛料と共に煮たであろう独特の風味がふわっと口の中に広がる。揚げたピーナッツも好きだが茹でたものもまた格別である。
四神が香子にごはんを食べさせる、というのは変わらないらしい。やっぱり周りの視線が痛いのでできれば勘弁してもらいたいのだが、一応アピールにはなるので我慢するしかなかった。
(料理に罪はないし!)
開き直りである。
そして食べさせてくれることで、さりげなく内臓や肉類は青龍が食べてくれた。バンバンジーやチャーシューは食べられないことはないが肉の状態や味付けで食べづらいことがある。せっかく盛ってくれたのを残すのはもったいない。香子はご機嫌だった。
そんな四神と香子の様子を皇太后はほほえましく見守っていた。
皇帝がいるからか、主菜は肉料理が主だった。宮保鶏丁(鶏肉とピーナッツの唐辛子炒め)、古老肉(パイナップルが入った酢豚)、東坡肉(豚の角煮)、糖醋肉丸(肉団子の甘酢餡かけ)、鶏の唐揚げ、鯉の甘酢あんかけ、焼茄子(揚げナスの醤油炒め)などなど。
宮保鶏丁はピーナッツの代わりにカシューナッツが入っていることもあるが、北京辺りで食べられる物はピーナッツが一般的である。味付けも濃く、鶏も身がしまっているので肉の苦手な香子でもおいしくいただける。
ごはんは揚州炒飯(五目チャーハン)と水餃子だった。もちろんどの料理も盛りつけや味付けが上品である。湯はさすがに自分で飲む! と青龍に断った。
湯は春雨と鶏肉の細切りが入っているものだった。薄味で上品である。ささみのように脂身はないが柔らかい鶏肉は香子の口にも合う。甜品に亀ゼリー。亀の甲羅を粉末にした黒いゼリーである。苦味も癖もあるがコーヒーゼリーに似ているので香子は好きだった。
食事の合間にお茶が替えられ、菊花茶の他に龍井茶(杭州の緑茶)、碧螺春(蘇州の緑茶)、最後に八宝茶をいただいた。八宝茶は花や漢方などいろいろな種類が入ったお茶である。氷砂糖が入っていて甘い。見た目も赤や黄色とキレイなので香子もたまに買っていた。(ブレンドは店やメーカーによって違う)
香子が満足そうに息をつくと、皇太后は笑った。
『花嫁殿はほんにおいしそうに食べるのう』
『おいしかったです。ありがとうございます』
『それはよかった。またいつでも開こうぞ』
『嬉しいです、ありがとうございます』
もうこの際香子は裏を考えるのはやめた。ごはんはおいしく食べるものだし、何かあれば四神が対応してくれるだろう。
『老佛爷』
それまで黙っていた皇帝の声に、香子はきた、と身構える。当然のことだがごはんを食べてはいさよならとはいかないのが常であろう。
『おおそうであった。陛下、どうぞ』
皇太后に促され、皇帝が香子たちの方に向き直った。
『……料理が口に合ってよかった。ところで、”春の大祭”についてはご存知か』
『知らぬ』
朱雀の答えはにべもない。皇帝は構わなかった。
『端午に行われる行事で、五穀豊穣を天壇にて祈る。その行事にどうか花嫁と共に出ていただきたい』
『断る』
朱雀はそう言って席を立った。青龍もほぼ一緒である。香子は驚いて青龍の腕に縋った。
『天壇へ向かうのは一日だけだ。今年は四神の花嫁が王城にいることは知られている。国民がその姿を拝したいと望んでいるのだ、どうか……』
『花嫁は見世物ではない。いくぞ』
朱雀は機嫌悪そうに青龍を促した。少しぐらい話を聞いてもいいのではないかと香子は思ったが、朱雀の雰囲気に口を挟めなかった。
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