誰かを気持ちよくさせるお仕事です

浅葱

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5.保護者同伴はルール違反だと思います

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「へぇ……あんなに淫魔を嫌っていた兄貴がねぇ……」

 セカールは感慨深そうに呟いた。もちろんフィリーナはヒューイが何故彼女を抱こうとしたのかは話さなかった。
 セカールの話によると、彼とフューイはインキュバスと人間の女性の間に産まれた双子らしい。兄は淫魔の気質を持った人間として生まれ、弟のセカールは人間の気質を持った淫魔として生まれた。その為セカールは淫魔にしては淡白なところがあり、直接女性を抱くことは少ない。兄のヒューイは淫魔を嫌っていたが思春期になると身体の欲求に逆らえなくなり、持ち前の容姿を生かして後腐れのない性行為を繰り返していたのだとか。

「明日の夜会うんだろ? 俺も行こう」
「ええ!? 嫌ですよ!!」

 せっかくまたおいしい精をもらえるとわくわくしているのに、保護者同伴だなんて冗談じゃないとフィリーナは拒絶した。

「いくら淫魔の気質があるからって兄貴は人間だぞ。お前を独占するつもりなら注意事項は伝えとかないといけないだろう」
「そんな、のっ……私が説明、すれ、ば……あーっ!」
「ふーん? こんな風に押し倒されても説明できるわけだ」
「あっあっ、何これっ? 何これぇええ~~~」

 初仕事も終えたことで解禁されたとでもいうのか、彼女の大事なところを擦っていたセカール自身がずぶっ! と蜜壷を貫いた。インキュバスのそれは精を放たなくても快感を生み出す。成人したばかりのフィリーナがそれに逆らえるわけはなかった。

「あんっあんっ、やぁんっ、なんで、なんでえ~~?」
「さすがに締まるな~」

 奥まで突き入れられ中をぐりぐり抉られたらもうたまらなかった。彼女の頭を何度も火花のような快感が襲う。

(気持ちいいっ! インキュバスってもうっ、反則ぅううう~~!)

 結局あまりの快感に流されてフィリーナは同伴に同意してしまったのだった。


「セカール!?」
「よっ、兄貴。フィナが世話になったそうだな」

 次の夜、フィリーナは申し訳ない気持ちでヒューイと再会した。

「どういうことだ?」
「偶然フィナの教育係が俺なんだよ。話と提案があるから移動しようぜ」
「ああ……」

 彼女はあまりのいたたまれなさに顔を上げることができない。新米とはいえ淫魔なのにあっさり快感に負けた自分が情けなかった。(教育係に負けてもしょうがない)
 ヒューイが手配したホテルの部屋に移動すると、セカールは彼女をベッドに押し倒した。

「せ、先生!?」
「セカール!?」
「先に言っておく。フィナはいずれ俺の子を産む」
「「え?」」

 フィナも知らなかったのか、とセカールは呆れた。インキュバスがサキュバスの教育係をするのは、そのサキュバスに子どもを産ませていいという暗黙の了解による。もちろんサキュバスがインキュバスの教育係を引き受けるのもそれが理由だ。ただ、まだフィリーナは成人したばかりだから精を貯める必要がある。その相手をヒューイがしてくれるならそれにこしたことはない、という提案だった。

「……僕の精で彼女を妊娠させることはできないのか?」
「濃厚でおいしいとはこいつが言ってるがな。こいつが悲鳴を上げるぐらい精を注ぎまくれれば妊娠するかもしれないぜ? まれに絶倫野郎に孕まされるサキュバスもいないわけじゃない」
「そうか……」

 精の一部が淫魔の子どもたちの糧になると聞いた時は微妙な顔をしたが、ヒューイは決意するように呟いてベッドに乗った。そしてフィリーナの手に口付ける。

「セカールと君を共有しなければいけないのは不本意だが、他の男の相手をされるよりはましだ。フィリーナ、改めて僕を君の専属にしてくれないか?」
「……いいの?」

 彼女はおそるおそる、俯かせていた顔を上げた。その不安に揺らいでいる目元にヒューイは口付ける。

「僕の性欲はすごく強い。それを全て受け止められるのは君ぐらい、だろう?」
「う……はい」

 その返事を聞いた途端、ヒューイとセカールはフィリーナにむしゃぶりついた。
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