【完結】敏感なイケメン騎士は童顔騎士に溺愛される

浅葱

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7.あんまりイキすぎると疲れるって話

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 ……全身をまた舐め舐めされてしまった。
 でも、あんなにリックの舌が長いなんて知らなかった。長くて、肉厚で、巨人族の特徴なんだよねー。口の中に納めとくのがたいへんでさ、とか言ってた。
 そう、最後まではされなかったけど肉厚の長い舌で、尻穴をめちゃくちゃ舐められまくってしまったのである。
 洗浄魔法をかけられて、中がすっきりしたと思ったら尻穴の周りを舐められて、中にいっぱい入れられて……。最初は違和感があったけど、すぐにリックの舌は中のイイトコロを見つけてそこを集中的に舐めまくった。

「やっ、リックッ、そこはっ……!」

 俺自身に触れられていないのに、中のそこを舐められただけでびくびく身体が跳ねてすぐにイッてしまう。

「あっ、イッたっ、イッたってばあっ……!」

 イッてもイッてもリックは中を舐めるのをやめなくて、リックの部屋のシーツはどろどろになってしまった。俺も感じすぎて頭がイカれるかと思った。

「……カイエ、かわいい。もっと開発、する」
「だめだあああっっ!!」

 俺が力尽きるまで尻穴の中を舐められて、もう締まらなくなっちゃうんじゃないかって心配した。最後は洗浄魔法で部屋の掃除ができたからいいけど、そうじゃなかったら片付けがたいへんだっただろうと思う。そこはリックの魔法に感謝だけど、平日なのに俺はもうへとへとだった。


「おー、カイエ。大丈夫かー?」

 翌日へろへろになりながら午前の訓練を終えた頃、ナツに声をかけられた。

「ああ?」
「目つき悪くなってんぞー」
「……んなことどーでもいいよ……」

 本当にどうでもよかった。それよりもあのHのことしか考えていない淫獣をどうにかしてくれって思う。
 気持ちよかったけど、確かに気持ちよかったけどしつこいんだよっ! あんなに尻穴舐めまくりやがって最後はじんじんしてたいへんだったんだぞ。おかげで身体疼いてなかなか眠れなかったし……。

「リックって、体力回復の魔法とか知らねーの?」
「……そんな魔法まであるのか……」

 ただの回復魔法だと傷ができたとかそういう時用なのだ。体力回復魔法なんてあることを俺は知らなかった。

「ま、あんま使うもんでもないしな」
「ナツは使えるのか?」
「まさか、医官の先生ぐらいだよ。あの人自分がひょろいから自分で使ってるんだよなー」

 そんなことまでできるのか。びっくりである。

「自分でって……」
「その分魔力消費量は多いらしいぜ。でも必須だしな」

 ナツがニヤリとした。そういえば医務室のうさんくさい先生は確か、「天使」を所有しているなんて噂を聞いたことがある。

「なぁ……医務室の先生って……」
「噂通りだよ。俺もよく相手してもらってるんだ。天使さまはサイコーだぜ」

 うわあああ、って思った。実際「天使」に相手してもらってるとか、ちんこがでかいと宣言しているようなものである。がたいもでかければアレもでかいなんてどういうことなんだ。

「じゃああの先生のも、その、でかいのか……?」

 思わずそんなことを聞いてしまった。これはただの好奇心である。

「いや? あの先生は普通よりちょっとでかいぐらいだろ? あの先生はがたいがいい「天使」がほしくてしかたなかったらしいな。よくわかんねーけど」
「がたいのいい「天使」……」

 うまく想像ができなかった。それよりも体力回復魔法をかけてもらえるなら行った方がいいかもしれない。

「ちょっと医務室行ってくるわ」
「おう、いってら」

 王城の医務室は騎士団や魔法師団も使っている。訪ねると、ちょうど食事に出るところだったらしい。長い髪を後ろでくくっている。確かこの医官はキリーンという名前だったような気がする。

「ええと、騎士団の方ですか? 今日はどうされました?」
「……すいません。寝不足で身体がつらいので体力回復魔法をかけていただけないかと……」
「夜更かしする原因があったんですか? 確かに騎士団の方では寝不足も命取りですね」

 そう言いながらキリーンはぱぱっと魔法をかけてくれた。職権乱用と言うなかれ。こういうことも認められていることである。

「先生、ありがとうございました。おかげで身体が軽くなりました」

 そうお礼を言うと何故かキリーンがじっと俺を見ていた。

「あの……何か?」
「ああ、いえ……昨年少しの間世話をした方と雰囲気が似ているなと思いまして……ええと、お名前は?」
「カイエといいます」
「苗字はないのですね。農村かどこかのご出身で?」
「はい。イート村の出身です」
「ほうほう。ご先祖に異世界出身の方とかはいらっしゃいませんね?」
「……はい、聞いたことはないです」
「わかりました。ありがとうございます」
「?」

 医務室を辞して、キリーンが言っていたことを考えたが全然わからなかった。もしかしたら異世界出身の誰かと似ていたのだろうか。だが他人の空似などよくあることだ。

「カイエー、こんなところにいたの? 僕探しちゃったよ。早くごはん食べに行こ!」

 リックが前から歩いてきた。

「……お前のおかげで体力回復魔法をかけてもらうことになったんだぞ……」

 リックはしまった、というような顔をした。

「え? あー……わかった。今度から僕がかけるから、他の人にはかけてもらわないでね!」
「その魔法も使えるのかよ……」

 やっぱり騎士団じゃなくて魔法師団の方が向いてるんじゃないか?
 リックと騎士団の寮に戻りながらいろいろ話をしているうちに、俺はもうキリーンのことを忘れてしまった。
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