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反撃の蒼光、帝都崩壊編
新時代の誓い、真実の居場所
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帝都の浄化から数日。 宮殿では、隠居されていた先代皇帝陛下が一時的に復帰され、マカリスタ皇太子の廃嫡と、ラッシュ様の爵位回復、そしてわたくし、ミーシアへの正式な謝罪と称号授与の儀式が執り行われようとしていました。
「……ミーシア・フォン・バルザム。そして、ラッシュ・フォン・バルザム。二人には、筆舌に尽くしがたい苦労をかけた」
玉座に座る老皇帝は、深く頭を下げられました。 一国の主が臣下に頭を下げるなど、前代未聞のことです。
「愚息が犯した罪は、余が一生をかけて償うつもりだ。……ミーシア、君がこの国にもたらした蒼の月草は、もはや単なる薬草ではない。この国の再生を象徴する『聖花』として、国章に刻むことを許してほしい」
「陛下、勿体なきお言葉ですわ。わたくしはただ、植物が好きで、自分にできることをしたに過ぎません」
わたくしは深く膝を折り、謙虚に応えました。 地位や名声が欲しくて戦ったわけではありません。 けれど、わたくしの研究が、こうして国を救う礎として認められたことは、一人の学者として、この上ない喜びでした。
儀式の後、わたくしたちは宮殿の中庭へと足を運びました。 そこには、かつてわたくしが手入れを禁じられ、枯れ果てていた庭園がありました。 ですが今は、リリカさんや、わたくしたちの志に賛同する若い庭師たちの手によって、美しい花々が咲き乱れています。
「奥様、見てください‼ 帝都の土も、すっかり元気になりましたわ。これなら、来年にはもっとたくさんの月草を育てられますね‼ 」
リリカさんが、泥だらけの手で楽しそうに笑っています。 彼女もまた、帝都のメイドたちの憧れの的となっていました。 「バルザム流」の合理的で愛に溢れた家事のやり方は、瞬く間に都の流行となっていたのです。
「ええ、楽しみね、リリカさん。……でも、わたくしたちは、ここにずっと留まるわけにはいきませんわ」
わたくしの言葉に、隣を歩いていたラッシュ様が立ち止まりました。
「ミーシア、君の言いたいことはわかる。……帝国全土の再建も大切だが、私たちの心は、あそこにあるんだね」
「はい、ラッシュ様。わたくしたちの本当の家は、あの不毛の地……いえ、今は世界で一番美しい、バルザムの村ですもの」
帝都は、わたくしたちが守るべき場所になりました。 けれど、わたくしたちが魂を安らげる場所は、あの厳しい冬を共に越え、手を取り合って耕した大地だけです。
ラッシュ様はわたくしの正面に立ち、両手でわたくしの手を包み込みました。 夕陽が彼を照らし、その瞳は、どの宝石よりも深く輝いています。
「ミーシア。帝都の混乱が落ち着いたら、もう一度、あそこで結婚式を挙げよう。……今度は、形だけの婚約や義務の結婚ではなく、一人の男として、君を一生愛し抜くための誓いを立てたいんだ」
「ラッシュ様……。はい、わたくしも、同じ気持ちですわ」
わたくしたちは、咲き誇る花々の中で静かに唇を重ねました。 かつて「婚約破棄」をされたあの日、わたくしの世界は一度終わりました。 けれど、その絶望があったからこそ、わたくしはラッシュ様という真実の愛に出会い、自分自身の足で立つ強さを手に入れられたのです。
マカリスタ様やモンロー様は、自分たちの傲慢さによって自滅しました。 彼らが失ったものは、二度と戻らない輝き。 そしてわたくしが手に入れたものは、決して色褪せることのない、命の絆。
第3章、帝都崩壊編は、こうして大団円を迎えました。 けれど、物語はここで終わりではありません。 新しく生まれ変わった帝国。 そして、さらに豊かに進化を続けるバルザム。 そこには、まだ見ぬ新しい挑戦と、さらなる「ざまぁ」の予感が待ち受けているのです。
「さあ、帰りましょうか。わたくしたちの、大好きな場所へ」
わたくしはラッシュ様の手を引き、空に浮かぶ一番星を見上げました。 不毛の地に咲いた蒼い奇跡は、これから世界中へとその種を飛ばし、すべての悲しみを花園へと変えていくことになるでしょう。
わたくし、ミーシア・フォン・バルザムの、本当の幸せは……。 まだ、始まったばかりなのですから……‼
「……ミーシア・フォン・バルザム。そして、ラッシュ・フォン・バルザム。二人には、筆舌に尽くしがたい苦労をかけた」
玉座に座る老皇帝は、深く頭を下げられました。 一国の主が臣下に頭を下げるなど、前代未聞のことです。
「愚息が犯した罪は、余が一生をかけて償うつもりだ。……ミーシア、君がこの国にもたらした蒼の月草は、もはや単なる薬草ではない。この国の再生を象徴する『聖花』として、国章に刻むことを許してほしい」
「陛下、勿体なきお言葉ですわ。わたくしはただ、植物が好きで、自分にできることをしたに過ぎません」
わたくしは深く膝を折り、謙虚に応えました。 地位や名声が欲しくて戦ったわけではありません。 けれど、わたくしの研究が、こうして国を救う礎として認められたことは、一人の学者として、この上ない喜びでした。
儀式の後、わたくしたちは宮殿の中庭へと足を運びました。 そこには、かつてわたくしが手入れを禁じられ、枯れ果てていた庭園がありました。 ですが今は、リリカさんや、わたくしたちの志に賛同する若い庭師たちの手によって、美しい花々が咲き乱れています。
「奥様、見てください‼ 帝都の土も、すっかり元気になりましたわ。これなら、来年にはもっとたくさんの月草を育てられますね‼ 」
リリカさんが、泥だらけの手で楽しそうに笑っています。 彼女もまた、帝都のメイドたちの憧れの的となっていました。 「バルザム流」の合理的で愛に溢れた家事のやり方は、瞬く間に都の流行となっていたのです。
「ええ、楽しみね、リリカさん。……でも、わたくしたちは、ここにずっと留まるわけにはいきませんわ」
わたくしの言葉に、隣を歩いていたラッシュ様が立ち止まりました。
「ミーシア、君の言いたいことはわかる。……帝国全土の再建も大切だが、私たちの心は、あそこにあるんだね」
「はい、ラッシュ様。わたくしたちの本当の家は、あの不毛の地……いえ、今は世界で一番美しい、バルザムの村ですもの」
帝都は、わたくしたちが守るべき場所になりました。 けれど、わたくしたちが魂を安らげる場所は、あの厳しい冬を共に越え、手を取り合って耕した大地だけです。
ラッシュ様はわたくしの正面に立ち、両手でわたくしの手を包み込みました。 夕陽が彼を照らし、その瞳は、どの宝石よりも深く輝いています。
「ミーシア。帝都の混乱が落ち着いたら、もう一度、あそこで結婚式を挙げよう。……今度は、形だけの婚約や義務の結婚ではなく、一人の男として、君を一生愛し抜くための誓いを立てたいんだ」
「ラッシュ様……。はい、わたくしも、同じ気持ちですわ」
わたくしたちは、咲き誇る花々の中で静かに唇を重ねました。 かつて「婚約破棄」をされたあの日、わたくしの世界は一度終わりました。 けれど、その絶望があったからこそ、わたくしはラッシュ様という真実の愛に出会い、自分自身の足で立つ強さを手に入れられたのです。
マカリスタ様やモンロー様は、自分たちの傲慢さによって自滅しました。 彼らが失ったものは、二度と戻らない輝き。 そしてわたくしが手に入れたものは、決して色褪せることのない、命の絆。
第3章、帝都崩壊編は、こうして大団円を迎えました。 けれど、物語はここで終わりではありません。 新しく生まれ変わった帝国。 そして、さらに豊かに進化を続けるバルザム。 そこには、まだ見ぬ新しい挑戦と、さらなる「ざまぁ」の予感が待ち受けているのです。
「さあ、帰りましょうか。わたくしたちの、大好きな場所へ」
わたくしはラッシュ様の手を引き、空に浮かぶ一番星を見上げました。 不毛の地に咲いた蒼い奇跡は、これから世界中へとその種を飛ばし、すべての悲しみを花園へと変えていくことになるでしょう。
わたくし、ミーシア・フォン・バルザムの、本当の幸せは……。 まだ、始まったばかりなのですから……‼
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