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えっ、貴族になるの?!

27話:移動中に野盗を見っけ

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宿に転移し、入口に戻る
そこには先ほどと同様にグリーンさん達が
馬車付近にいる
「グーリンさん、お待たせしました」
「いえいえ、全然待っていませんよ
むしろ早い位では?それと私の事はエルミスと呼んで頂いて大丈夫ですよ」
「分かりました」
その後、俺は用意されていた馬車に乗り
そのまま王都にむけ出発した
しかし、あまりにも何も無い風景に俺はつい
「しかし、何もないなぁ~」  
すると正面に乗っているエルミスさんが
「リョウタ様は何を仰っているのですか?
何も無い事は凄くいい事だと思うのですが」
「いや、まぁ風景も同じですし
少し暇だなと思いまして」
「?リョウタ様は当たり前の事を言うのですね
移動に面白味などなかなかありませんよ」
「そう言うもんでしょうかね~」
「ええ」
しかし暇だ、特段エルミスさんと会話する訳でもなく
たまに会話するにしてもこう言った会話ばかりだ
てか、このスピードだと自分で走った方が早く着くんだがな...
それとマップを使えばそのまま王都に転移で行く事もできたのだが...
まぁいいかな
にしても暇だ...
そうだ!いい事を思いついた
確か、向こうに着いて色々やった後
パーティーか何かすると言っていたな...
そのパーティー用の服を作ろう!
ついでに普段着る服も考えよう
しかしどんな服にすっかなぁ~
一度位は王子様のような服を着てみたいと思うが...
自分には似合わないだろうし、なんせ髪が黒色だからな...
パーティーと言えば英国紳士が思い浮かぶけど...
この時代の服だからな...
昔のヨーロッパの貴族のパーティー用の服を調べた事はあるよ、
一度だけコスプレに興味を持ったからね
西洋に王族風のコスプレの服みたいにするか
ベースの色は黒でいいかな?
黒のベストに金色のボタンが無難かな
その上にジャケット
ジャケットも黒で金の刺繍を入れて
それと方の部分に金色の変な糸的な奴吊り下げとくかな
右胸にポケットを作ってそこの下にも金色の変なの下げて
紐を引っかけて止めるのは一ヶ所だけでいっか
結構派手だけどそんなのでいいか
で胸に公爵様に貰ったやつ付ければいいかな?
んじゃ

創造魔法クリエイト

俺がそう唱えた時目の前に自分が想像していた通りに服が出て来る
リボンいるかな?まぁリボンは別にいらないかな?
そう思っていると
「その、リョウタ様,,,あなた様は何をしているんでしょうか?」
とエルミスさんが言った
あ、そっかエルミスさんの前だった
「いや、あの...パーティー用の服を作ろうかな?と思いまして...」
「つかぬ事をお聞きしますが、どうやって作ったのですか?」
「ん?魔法ですね」
「ま、魔法ですか?」
「はい、魔法です」
エルミスさんは凄く困惑の表情を浮かべている
「いや、その~暇だったんで
何かしようかな~と思いまして、そう言えばパーティーの服を用意していなかったと
思いまして、今作ろうかなと思った次第です」
「確かに魔法で服を作る人もいますが
しかし、ここまで完成度が高くこんな短時間でする人は
聞いた事もありませんよ」
「そ、そうだったんですか?」
「はい」
まぁいいか、それと案外物を作るのも楽しいな、
また今度生産職チートもやってみたいな~
まぁやって見たい生産職チートなどはまたおいおいしようかな?
っとそんな事を思っていると
聖騎士の人達が
「エルミスさん、そろそろお昼にしようと思うのですが
どうでしょうか?」
「そうですね、そろそろ時間的にもいいですから
リョウタ様はどうしますか?」
「んじゃ、自分もそろそろ昼食にします」
「分かりました」
とは言ったもののどうしようかな?
お昼、まぁ創造魔法で作れない事は無いけど...
今はシチューの気分だし創造魔法でだすかな
そう思っていると馬車が止まる、丁度いい所が見つかったようだ
俺は外に出て少し離れた日陰に座りこむ
他の人を見ているとどうやら干し肉と豆のスープらしき物を食べるようだ
現在スープを作っている最中っぽいな
まぁ俺はシチューを食べるか

創造魔法クリエイト

出てきたのはごく普通のシチューだった
一口食べてみるが、何ら変わりないシチューである
しかし、まぁ違う所を上げるとでれば
材料が魔力なため
少しだけシチューに魔力が入っている事だろう
ふとマップを見ると敵対マークが100mほど離れた所に
50人弱いるのが伺える
報告するべきなのだろうか
今いる場所は草原で反応がするのは少し先の道にある森からだ
まぁ、皆さん食事中だしな、俺は食べ終わったから
俺一人で終わらせるかな
そう思い
「よいしょ」
俺は立ち上がり野盗かな?の後ろにマップから転移する
勿論陰密と気配察知遮断も忘れずに
俺は少し様子を伺う
数分観察をしていたが
どうやろ俺たちが通りすぎる時に襲うつもりらしい
見た目は小説やアニメでありがちな見た目で
顔を隠していてあまり綺麗と言えるような服は着ていない
しかし武器は様々だ、そりゃそうだろ
奪ったものだろうからな
俺はリーダーらしき男の後ろ行く
その男は一人ごとを言っている
「この計画が上手く行けば大量に金を稼げるぜ」
俺は後ろから気配を消したまま尋ねる
「その計画はどんな計画なんですか?」
「ん?ああ、この計画はな少し先にいる奴らが結構な騎士を
雇っているだろ?という事は中にいる奴はかなりの金を持っている
又はその金持ち、貴族とかの子供だろう
だからな、子供だったら誘拐して有り金を求める
普通に金持ちだったら、そいつを脅して金を奪うんだよ
丁度少し先の上に岩があってな、そいつを上から
雨の用に降らしてやるのさ!
...
あれ?というか
お前はだれだ?!」
そう言って野盗のお頭っぽい奴は周りを見る
「何処にいやがる!姿を現せ」
「姿を現せも何も、俺はあなたの後ろに先ほどから
ずっといましたよ?」
「なっ?」
そう言って野盗は咄嗟に後ろを振り向く
「嘘いってんじゃねぇ!」
あ、陰密とか解いて無かった(笑)
俺はスキルを解く
すると再び盗賊は驚きの声を上げる
「だから言ったじゃないですか、後ろにいると...」
「いつからだ...」
「はい?」
「いつからそこにいた!」
「だから何度も言っているじゃないですか?先ほどからずっといたと」
「嘘だ!」
「どうやらあなたに言葉は通じないらしいですね」
そう言うと周りにいる野盗が全員俺の所に来て武器を構える
俺は土属性の魔法で剣を一本作る
ここで人を殺す事ができなければ
俺はこれから先この世界で生きていく事が出来ないだろう
しかし、初めて人を殺すはずなのに
妙に体は落ち着いている
恐らくステータスの精神力が関係しているのであろう
寧ろ体が少し熱くなり
何の抵抗もなく受け入れるような感覚すらある
俺は戦闘狂だったのだろうか?
まぁいいか
先ほど俺が会話といえない話をしていた男が
合図をすると野盗が同時に攻撃を仕掛けて来る
ドラマのように一人が襲ってくるような事は無い
しかし、まぁチートを持っている俺に同時攻撃などは無に等しいのだが
俺はスローモーションに感じる野盗を一人一人流れるように
舞いを舞っているかのように相手の急所に適格の切り込んでいく
今この場にあう色は赤、赤、赤、赤、赤、赤
野盗の血が次々宙を舞う
たったの数秒だが今何人切っただろうか?
今見るかぎりもうすでに5人しか残っていない
俺はふと笑みを浮かべる
返り血で赤に染まって
次々に仲間を切っていくその姿は恐怖以外の何物でもないだろう
そのうち野盗の一人が武器を投げ出し逃げる
「ば、化け物...」
俺は逃げようとする野盗の前に一瞬で移動する
「あ、あ、あ...」
俺は野盗の首に剣を入れる
切られた野盗は膝から崩れ落ちる
そして再び視界に入る残り四人の野盗
その野盗の中に先ほどの男も含まれていた
皆それぞれに崩れ落ちる
「もうやめてくれ...」
小さく震えた声、涙を浮かべた顔
その様子はとてつもない程の恐怖を物語っている
しかし、ここで逃してしまえばまた他の人を襲ったりするのであろう
俺は容赦無く切り捨てる
野盗三人の首が宙に舞う
しかし、一人ボスの男を残したのには理由がある
俺はその男に剣を向け
「アジトはどこにある?」
「あ、悪魔め...」
「いいから質問に答えろ」
「あ、アジトはここから少し南西に行った森の洞窟にあるよ
だがな、あそこに行くのはおすすめしないぜ」
「なぜだ?」
「あそこには、とてつもない化け物がいるからな、俺たちの盗賊団はこの国最大の盗賊
シルバーウルフの盗賊だからな、アジトにはまだ150人ほどの仲間がいるんだ
流石の悪魔でも勝てる訳がねぇ」
「ふーん」
「情報をやったんだ、勿論生かしてくれんだろ」
「...俺がそんな事一言でも言ったか?」
「ッ!んな!」
「恨むなら、盗賊に落ちた自分の行いを恨むんだな」
俺は遠慮なく切った
そして悪魔と言われた俺はふと微笑み、そして呟く
「見つけた...」
その時の俺は誰がどう見ても悪魔に見えただろう
まるで自分ではない誰かがいるような
初めて人を殺すというのにはあまりにもかけ離れている残虐さであった
何か別の力が働いている気がした

《闇スキル[邪力]を習得しました》

しかしこの時の俺には無音...
何も聞こえなくただ盗賊を残虐する事だけが頭に残っていた
闇にのまれていくような感覚だった事だけは鮮明に覚えている
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Merry Christmas!
ついにこの物語も大きく動き初めています!
自分の書いている小説があまりにもテンプレに頼っている気がして
オリジナリティーが無いと感じたため新たな要素を入れてみました!
この後どのような展開になるのやら...
まぁテンプレが無い小説はかなりの才能がないと面白くないと思いますが...
そう言えば家に人をだめにするクッションが来まして
これがもぉ~(*´∨`*)
っと関係のない私事はこれぐらいに
これからもこの小説を楽しんで頂ければ幸いです!
感想アドバイス等などもどしどし送ってやってください!*。ヾ(。>v<。)ノ゙*。
それでは、次回も楽しみに!



(´・ω・`)<、クリスマスだし何か... 
 
(^-^)<、今日家でクリパするか!。そだね!>ヾ(⌒▽⌒)ゞ

(´・ω・`)<ぼ、僕も...     
     
 ヾ(*・∀・)/<、誰誘う?。あいつとあいつで、あれはいいや>ヾ(⌒▽⌒)ゞ

(´;ω;`)<あれって...僕は物じゃないのに...

   ε=ヾ(*・∀・)/ 三( ✌'ω')✌

(´;ω;`)/<あ...
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(´;δ;`)<、ううう
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