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肩を抑えつけられ、もう一方の手で太ももを撫でられたとたん、ぞわりと肌が泡立った。
クロードに触られるのと全然違う。嫌悪感しかない。
「……やめて!」
ソフィアはもがきながら周囲を見渡した。
クロード以外に抱かれるなんて絶対嫌だ。
サイドテーブルの水差しが目に付く。幸い肩を押さえつけらえていない側にある。
「そんなに暴れないでください。あなたもひどくされたくないでしょう?」
オレーユの手がソフィアの胸元に伸び、ドレスのボタンをはずしていく。
「……んん……」
爪の先が水差しに触れた。
……もう少し。
つかめた。
持ち手をぎゅうっとつかむと、オレーユの頭からざばっと水をかけた。
必然的にその下にいたソフィアにも水がかかる。
「うわ!」
ひるんだオレーユが身を起こしたので、水差しで思い切り額を殴打するとそこにうっすら血がにじむ。
オレーユが額を押さえたすきにベッドから飛ぶ降りたソフィアは、勢いよくドアを開けて廊下に飛び出す。幸い鍵はかかっていなかった。
ドレスの前が開いているが、ボタンを留める余裕はない。幸い中のコルセットは何もされていないので、コルセットが見えるだけだ。コルセットだけではだいぶ胸元が開いているので、もちろん見せたくはないのだが。
「……!
女が逃げた!捕まえろ」
額を押さえながらのオレーユの怒号に、どこからか男たちが現れる。
「いいか、絶対傷をつけるな」
狭い廊下ということもあり、巨体の男が集まっていると逆に動きづらいらしい。そのうえそんな指示をされると武器を使うわけにもいかないし、強引につかむというのもしずらい。
向かってくる男たちの間をソフィアはしゃがんだりしながらすり抜けた。領地の中を遊びまわっていたおかげか、意外と運動神経は良いのだ。
「……ちょこまかしやがって」
階段が目前、というところで腕をつかまれそうになり、脱いだ靴のヒールの部分で勢いよく殴ると、男の手が引っ込む。
ついでに靴を両方とも男たちに投げつけておく。
階段を見ると、下からも男たちが登ってくるところだった。
……普通に降りるのは困難だろう。
ソフィアは迷いなく手すりに飛び乗った。
もちろんそんなことをしたのは初めてだが、蝋がきちんと塗り込まれた手すりはドレスのシルク素材とも相まってか滑りがよい。
「おいで、お嬢さん」
手すりの先から、男が下卑た笑みを浮かべ、登ってくるのが見えた。
……捕まる!
ソフィアは反射的に手すりから飛び降りた。
クロードに触られるのと全然違う。嫌悪感しかない。
「……やめて!」
ソフィアはもがきながら周囲を見渡した。
クロード以外に抱かれるなんて絶対嫌だ。
サイドテーブルの水差しが目に付く。幸い肩を押さえつけらえていない側にある。
「そんなに暴れないでください。あなたもひどくされたくないでしょう?」
オレーユの手がソフィアの胸元に伸び、ドレスのボタンをはずしていく。
「……んん……」
爪の先が水差しに触れた。
……もう少し。
つかめた。
持ち手をぎゅうっとつかむと、オレーユの頭からざばっと水をかけた。
必然的にその下にいたソフィアにも水がかかる。
「うわ!」
ひるんだオレーユが身を起こしたので、水差しで思い切り額を殴打するとそこにうっすら血がにじむ。
オレーユが額を押さえたすきにベッドから飛ぶ降りたソフィアは、勢いよくドアを開けて廊下に飛び出す。幸い鍵はかかっていなかった。
ドレスの前が開いているが、ボタンを留める余裕はない。幸い中のコルセットは何もされていないので、コルセットが見えるだけだ。コルセットだけではだいぶ胸元が開いているので、もちろん見せたくはないのだが。
「……!
女が逃げた!捕まえろ」
額を押さえながらのオレーユの怒号に、どこからか男たちが現れる。
「いいか、絶対傷をつけるな」
狭い廊下ということもあり、巨体の男が集まっていると逆に動きづらいらしい。そのうえそんな指示をされると武器を使うわけにもいかないし、強引につかむというのもしずらい。
向かってくる男たちの間をソフィアはしゃがんだりしながらすり抜けた。領地の中を遊びまわっていたおかげか、意外と運動神経は良いのだ。
「……ちょこまかしやがって」
階段が目前、というところで腕をつかまれそうになり、脱いだ靴のヒールの部分で勢いよく殴ると、男の手が引っ込む。
ついでに靴を両方とも男たちに投げつけておく。
階段を見ると、下からも男たちが登ってくるところだった。
……普通に降りるのは困難だろう。
ソフィアは迷いなく手すりに飛び乗った。
もちろんそんなことをしたのは初めてだが、蝋がきちんと塗り込まれた手すりはドレスのシルク素材とも相まってか滑りがよい。
「おいで、お嬢さん」
手すりの先から、男が下卑た笑みを浮かべ、登ってくるのが見えた。
……捕まる!
ソフィアは反射的に手すりから飛び降りた。
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