14 / 256
堺に行ってまいります
しおりを挟む
茶の湯を習う――その前にお市さまに挨拶しておこうと思って、出立前に訪ねることにした。
「まあ。そうなのですね。源五郎と……」
お市さまは羨ましそうな顔をしていた。お市さまも茶の湯を習いたいのだろうかと思ったけど「雲之介さんと一緒に旅してみたいです」と言われて鼓動が高鳴るのを感じた。
「お、お戯れを……」
「ふざけてなどおりません。本心ですよ。わたくしも堺に行ってみたいです」
そうか。僕とじゃなくて旅をしてみたいんだ。
「堺には珍しいものがたくさんあるそうですね。それに南蛮人という遠い国からやってきた者もいるそうです」
「南蛮人? 確か鉄砲を伝来してきた者たちですね」
「ええ。信長お兄さまがご執心である鉄砲のね」
くすくす笑うお市さま。大殿は新し物好きだから仕方ないけど、それが面白く見えるらしい。
「雲之介さんは鉄砲を持ったことありますか?」
「いえ。とても貴重ですから。鉄砲隊ではなく、長槍隊でしたし」
「そうですか。わたくしも危ないからと持たせてくれないのです」
お姫さまが持つものじゃないな。
どんなに新しくて貴重なものでも、鉄砲は人殺しの道具なのだから。
「どのくらいで戻ってきますか?」
「分かりませんけど、多分長くても半年ぐらいでしょうか」
茶の湯は所詮、礼法と変わりないと思っていたから、そう答えた。
「そうですか。淋しくなりますね……」
せつなそうな表情。胸が締め付けられる。
「茶の湯を習得しましたら、ご馳走しますよ」
僕も淋しかったから、思わず約束してしまった。
お市さまは嬉しそうに「約束ですよ!」と笑った。
「それにしても源五郎は羨ましいです」
「源五郎さまはお市さまの弟君ですか?」
「いえ。同じ年に生まれましたので兄でも弟でもありませんね。どちらかと言うと親戚の子のようなものです」
ああ。側室の子だからそれもそうだなと思った。
「源五郎さまはどのようなお方ですか?」
「うーん、そうですね……」
可愛らしく悩むお市さまはしばらく黙ってから言う。
「一言で言えば、飄々とした子供ですね」
「飄々とした、子供?」
お市さまは「掴みどころのない男の子です」と含み笑いした。
「まあ会ってみれば分かりますよ――」
「ふうん。お前が雲之介か。兄上と市から聞いていたが、噂どおりだな」
出立の時刻である正午。
城門前で待っていると森さまと子供――おそらく源五郎さまだろう――が城の中からやってきた。
二人とも武士の姿ではなく旅人の姿をしていた。
「ははっ。雲之介にございます」
僕は片膝をついて臣下の礼を取ると「そんな堅苦しくなくていい」と手を振られた。
「これから一緒に茶の湯を習うのだ。過度な敬意はいらん。適度で良い」
「はあ。しかし……」
「俺は大名でも大殿でも主君でもない。気楽に参ろう」
そして大殿そっくりな大笑いをした。
まるで大殿を小さくした感じだな。
「承知いたしました、源五郎さま」
「うむ。さあ森殿。参ろうぞ」
「かしこまりました、源五郎さま」
森さまは一礼してから歩き出す。僕も源五郎さまの後ろを守るように歩き出した。
「まず伊勢湾から伊勢に行き、そこから伊賀と大和を通って京に向かい、堺に行く」
「美濃と近江から行く経路ではないのですね」
僕がそう言うと源五郎さまは「美濃は敵地だからな」と答えた。
「万が一身元が知れて人質にでもされたら厄介だからな。遠回りになるが、それが安全だろう」
なるほど。源五郎さまの言うとおりだ。
「尾張には関所がないが、他国には当然ある。その際何か聞かれたら伊藤屋で奉公するために堺に行くと言え。源五郎さまもそれでよろしいですか?」
「ああ。それで構わない」
尾張に関所がないのは大殿の発案らしい。人の往来を自由にすることで物流を良くしたり他国の情報を得るためだ。
僕たちは伊勢湾で船に乗り、伊勢に着いた。途中でせっかくだから伊勢神宮に行きたいと言った源五郎さまに従って参拝した。伊勢神宮はなんと表現していいのか分からないけど、空気が澄み切っていて、身が引き締まる心地がした。
「そういえば兄上が言っていたが、雲よ。お前は市に懸想しているそうだな」
出立して三日後のことだった。
伊勢から伊賀への道中、源五郎さまは僕のことをからかうようにとんでもないことを言い出した。
「懸想だなんて、そのようなことはございません!」
「あははは。むきになるなよ。本気だと言っているようなものだ」
顔が赤くなるのを抑えられない。
「うん? 照れているのか?」
「もうやめてくだされ……」
「しかし雲よ。それは高望みというものだ」
源五郎さまは僕のことを雲といつの間にか呼ぶようになった。
「市はいずれどこかの大名に嫁ぐ身。陪臣のお前には手が届かぬ」
「……分かっております」
「ならば別のおなごに懸想するほうが生産的ぞ」
分かっている。だから僕はこう返した。
「僕は藤吉郎の家来ですけど、お市さまのためなら命を懸けてもいいと思っています。それで十分です」
「ふん。武士のようなことを言いよって――」
森さまが右手を挙げた。僕と源五郎さまはぴたりと足を止める。
「どうした森殿」
「……前方で商人が山賊に追われています」
見ると商人らしき姿をした人――剃髪している――がこっちに向かって逃げてくる。その後ろには山賊が三人追ってきている。
「面倒だな。迂回するか?」
「いえ。獣道を源五郎さまに歩かせるわけにはいきません」
森さまは刀に手をかけた。
「ここは、お任せを」
商人はこっちに気づいて……うわ。かなり大きいな! 六尺くらいもある! 森さまも身体が大きいけど、それよりも背が高い!
「おお! 助けていただけませんか?」
しかも走っていたのに全然息が切れてない。
「分かった。いいだろう」
森さまは山賊たちに向かって――走り出した。
山賊は突然の強襲に驚いて、足を止めてしまう。
森さまは走ったまま先頭の山賊に抜刀した勢いで斬りつける。
「ぎゃああああ!」
「この――」
二人目の山賊は何か言おうとするけど、刀を抜くのにもたついて、森さまに一刀両断された。
そして残りの一人は二人がやられたのを見て逆に逃げ出してしまった。
「ふん。他愛のない」
血ぶるいして、懐から懐紙を取り出して刀を拭く森さま。
「お見事でした。それと助かりました」
深く頭を下げる商人。
さっき言ったように背が高く色が白い。黒い服を着ていて、見た目は商人風だが、どこか怪しい雰囲気がある。
「あんたは商人か?」
「ええ。堺の納屋衆でございます」
「堺の商人か。俺たちも堺に行くんだ」
源五郎さまが何気なく言うと商人は「ではここで会ったのも何かの縁でございます」と言う。
「旅費は出しますから、一緒に堺まで行きませんか?」
「俺は構わない。森殿も雲も構わぬか?」
森さまは「分かりました」と言う。僕も頷いた。
「感謝いたします」
「それで、あんたの名は?」
源五郎さまの問いに「申し遅れました」と商人は自らの名を名乗る。
「田中与四郎にございます。堺までよろしくお願いいたします」
「まあ。そうなのですね。源五郎と……」
お市さまは羨ましそうな顔をしていた。お市さまも茶の湯を習いたいのだろうかと思ったけど「雲之介さんと一緒に旅してみたいです」と言われて鼓動が高鳴るのを感じた。
「お、お戯れを……」
「ふざけてなどおりません。本心ですよ。わたくしも堺に行ってみたいです」
そうか。僕とじゃなくて旅をしてみたいんだ。
「堺には珍しいものがたくさんあるそうですね。それに南蛮人という遠い国からやってきた者もいるそうです」
「南蛮人? 確か鉄砲を伝来してきた者たちですね」
「ええ。信長お兄さまがご執心である鉄砲のね」
くすくす笑うお市さま。大殿は新し物好きだから仕方ないけど、それが面白く見えるらしい。
「雲之介さんは鉄砲を持ったことありますか?」
「いえ。とても貴重ですから。鉄砲隊ではなく、長槍隊でしたし」
「そうですか。わたくしも危ないからと持たせてくれないのです」
お姫さまが持つものじゃないな。
どんなに新しくて貴重なものでも、鉄砲は人殺しの道具なのだから。
「どのくらいで戻ってきますか?」
「分かりませんけど、多分長くても半年ぐらいでしょうか」
茶の湯は所詮、礼法と変わりないと思っていたから、そう答えた。
「そうですか。淋しくなりますね……」
せつなそうな表情。胸が締め付けられる。
「茶の湯を習得しましたら、ご馳走しますよ」
僕も淋しかったから、思わず約束してしまった。
お市さまは嬉しそうに「約束ですよ!」と笑った。
「それにしても源五郎は羨ましいです」
「源五郎さまはお市さまの弟君ですか?」
「いえ。同じ年に生まれましたので兄でも弟でもありませんね。どちらかと言うと親戚の子のようなものです」
ああ。側室の子だからそれもそうだなと思った。
「源五郎さまはどのようなお方ですか?」
「うーん、そうですね……」
可愛らしく悩むお市さまはしばらく黙ってから言う。
「一言で言えば、飄々とした子供ですね」
「飄々とした、子供?」
お市さまは「掴みどころのない男の子です」と含み笑いした。
「まあ会ってみれば分かりますよ――」
「ふうん。お前が雲之介か。兄上と市から聞いていたが、噂どおりだな」
出立の時刻である正午。
城門前で待っていると森さまと子供――おそらく源五郎さまだろう――が城の中からやってきた。
二人とも武士の姿ではなく旅人の姿をしていた。
「ははっ。雲之介にございます」
僕は片膝をついて臣下の礼を取ると「そんな堅苦しくなくていい」と手を振られた。
「これから一緒に茶の湯を習うのだ。過度な敬意はいらん。適度で良い」
「はあ。しかし……」
「俺は大名でも大殿でも主君でもない。気楽に参ろう」
そして大殿そっくりな大笑いをした。
まるで大殿を小さくした感じだな。
「承知いたしました、源五郎さま」
「うむ。さあ森殿。参ろうぞ」
「かしこまりました、源五郎さま」
森さまは一礼してから歩き出す。僕も源五郎さまの後ろを守るように歩き出した。
「まず伊勢湾から伊勢に行き、そこから伊賀と大和を通って京に向かい、堺に行く」
「美濃と近江から行く経路ではないのですね」
僕がそう言うと源五郎さまは「美濃は敵地だからな」と答えた。
「万が一身元が知れて人質にでもされたら厄介だからな。遠回りになるが、それが安全だろう」
なるほど。源五郎さまの言うとおりだ。
「尾張には関所がないが、他国には当然ある。その際何か聞かれたら伊藤屋で奉公するために堺に行くと言え。源五郎さまもそれでよろしいですか?」
「ああ。それで構わない」
尾張に関所がないのは大殿の発案らしい。人の往来を自由にすることで物流を良くしたり他国の情報を得るためだ。
僕たちは伊勢湾で船に乗り、伊勢に着いた。途中でせっかくだから伊勢神宮に行きたいと言った源五郎さまに従って参拝した。伊勢神宮はなんと表現していいのか分からないけど、空気が澄み切っていて、身が引き締まる心地がした。
「そういえば兄上が言っていたが、雲よ。お前は市に懸想しているそうだな」
出立して三日後のことだった。
伊勢から伊賀への道中、源五郎さまは僕のことをからかうようにとんでもないことを言い出した。
「懸想だなんて、そのようなことはございません!」
「あははは。むきになるなよ。本気だと言っているようなものだ」
顔が赤くなるのを抑えられない。
「うん? 照れているのか?」
「もうやめてくだされ……」
「しかし雲よ。それは高望みというものだ」
源五郎さまは僕のことを雲といつの間にか呼ぶようになった。
「市はいずれどこかの大名に嫁ぐ身。陪臣のお前には手が届かぬ」
「……分かっております」
「ならば別のおなごに懸想するほうが生産的ぞ」
分かっている。だから僕はこう返した。
「僕は藤吉郎の家来ですけど、お市さまのためなら命を懸けてもいいと思っています。それで十分です」
「ふん。武士のようなことを言いよって――」
森さまが右手を挙げた。僕と源五郎さまはぴたりと足を止める。
「どうした森殿」
「……前方で商人が山賊に追われています」
見ると商人らしき姿をした人――剃髪している――がこっちに向かって逃げてくる。その後ろには山賊が三人追ってきている。
「面倒だな。迂回するか?」
「いえ。獣道を源五郎さまに歩かせるわけにはいきません」
森さまは刀に手をかけた。
「ここは、お任せを」
商人はこっちに気づいて……うわ。かなり大きいな! 六尺くらいもある! 森さまも身体が大きいけど、それよりも背が高い!
「おお! 助けていただけませんか?」
しかも走っていたのに全然息が切れてない。
「分かった。いいだろう」
森さまは山賊たちに向かって――走り出した。
山賊は突然の強襲に驚いて、足を止めてしまう。
森さまは走ったまま先頭の山賊に抜刀した勢いで斬りつける。
「ぎゃああああ!」
「この――」
二人目の山賊は何か言おうとするけど、刀を抜くのにもたついて、森さまに一刀両断された。
そして残りの一人は二人がやられたのを見て逆に逃げ出してしまった。
「ふん。他愛のない」
血ぶるいして、懐から懐紙を取り出して刀を拭く森さま。
「お見事でした。それと助かりました」
深く頭を下げる商人。
さっき言ったように背が高く色が白い。黒い服を着ていて、見た目は商人風だが、どこか怪しい雰囲気がある。
「あんたは商人か?」
「ええ。堺の納屋衆でございます」
「堺の商人か。俺たちも堺に行くんだ」
源五郎さまが何気なく言うと商人は「ではここで会ったのも何かの縁でございます」と言う。
「旅費は出しますから、一緒に堺まで行きませんか?」
「俺は構わない。森殿も雲も構わぬか?」
森さまは「分かりました」と言う。僕も頷いた。
「感謝いたします」
「それで、あんたの名は?」
源五郎さまの問いに「申し遅れました」と商人は自らの名を名乗る。
「田中与四郎にございます。堺までよろしくお願いいたします」
1
あなたにおすすめの小説
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる