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稲葉山城攻め
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稲葉山城を攻め落とす――そう大殿は宣告したのは覚慶さんが足利義昭さんとして元服した直後のことだった。既に美濃三人衆を筆頭に多くの斎藤家家臣は織田家に寝返っていた。もはや斎藤龍興に手立ては無く、滅ぼされるのは時間の問題だった。
「というわけで稲葉山城攻めに行ってくる。おそらく一ヶ月もしないうちに落とせると思う」
「そう。武運を祈っているわ」
志乃はそう言いながらも不安そうな顔をしている。敵が弱体化しているとはいえ、天下に轟く名城を攻めるのだから心配するのも当然だけど、それでも最近は僕の傍を離れようとしなかった。
子どもを産むことへの恐れもあるだろう。なるべく気遣ってきたのだが、それでも志乃の不安が消えることはなかった。
「そんな顔をしないでくれ。大丈夫、必ず生きて帰ってくるから」
「約束よ。絶対に戻ってきて……」
僕は志乃を優しく抱きしめた。
少しだけ大きくなった志乃のお腹。
そして温もり。
「……気持ちは分かるが人の家でいちゃつかないでくれ」
呆れた声の秀吉。そして隣には微笑ましい目で見ているねね殿も居た。
あれからずっと秀吉の屋敷に厄介になっている。正直、身重の志乃の面倒を看てくれるのはありがたかった。そうでなければとてもじゃないけど城勤めはできなかっただろう。
「そろそろ時間だ。秀吉、行こう」
「そうだな。それでは留守を頼んだぞ」
ねね殿は優しく微笑んで頷いた。
志乃は泣きそうな顔だった。
「それで秀吉。龍興は暗愚だが稲葉山城は堅城だ。どうやって攻める?」
「ああ。大殿に提案していたことがあってな。裏門に通じる山道があるという。険しい道だがそこから潜入し城内を混乱に陥れれば勝利は必定よ」
清洲城へ向かいながら秀吉は作戦を言う。いつの間に考えていたのだろうか? そしていつ山道のことを知ったのだろうか?
「そうか。ならすぐに落とせるな」
「志乃のことが心配か?」
「そりゃあ心配だよ」
あの日の涙の理由は聞けていない。それに秀吉には何も話していない。それでも僕の心配は薄々気づいているようだった。
「まあいい。目の前の戦に集中せよ。城に行ったら大殿と共に墨俣に向かう。秀長たちが兵糧等準備しているから、すぐに攻めるぞ」
「うん。分かった」
城に着くと一旦秀吉と別れた。与えられた部屋で家から持ってきた鎧を付けていると「なんだそなたも戦に出るのか」と狩衣姿の義昭さんがふらりとやって来た。
「義昭さん。ええ、僕も出陣します」
「そうか。危ない真似はするなよ」
「あはは。戦なんですから危ないことしますよ」
「む。まあそうだが。そういえばそなたの妻の様子はどうだ? 元気か?」
志乃が身ごもったことを伝えたのは随分前だけど、こうして何かと気遣ってくれる。優しい人だ。
「ええ。とても順調ですよ。身体のほうは心配ありません」
「妊婦は酸っぱいものを好むという。梅干しを贈ろうか?」
「気遣いご無用です。お気持ちだけいただきます」
義昭さんは「何かあれば何でも言ってくれ」と僕の肩に手を置いた。
「私は少しだけ残念に思っているのだ。私を助けてくれたそなたに褒美が出なかったことが」
そうなのだ。勝手に興福寺と同盟を結び、五千貫を献金する約束をしてしまったのを大殿は大層ご立腹だった――というのは建前だった。実際は近畿の一勢力と同盟を結べた功は大きいが、陪臣の僕が手柄を立ててしまうと譜代の家臣のやっかみがあるので、大殿に芝居を打ってもらって、面前で叱責されたんだ。
それを見た林さまや佐々さまは溜飲を下げたようだけど、真っ直ぐな柴田さまと前田さまは抗議してくださったっけ。もちろん義昭さんも苦言を呈した。
本当は義昭さんにも真実を打ち明けるべきだろうけど、この人は嘘が苦手なので言えなかった。
「いえ。僕は気にしていません。それにこの戦の後、足軽大将にしてくれるそうです」
「おお! 出世するのか! それは嬉しいな!」
自分のことのように喜んでくれる義昭さん。将軍になられるお方というより気のいいお兄さんみたいだな。
「おっと。邪魔したな。では戦が終わったらまた会おう」
「ええ。すぐに会いに行きますから」
だけどこのときの約束は果たされることはなかった。
大殿と秀吉と一緒に清洲城を出陣した。途中の墨俣城で秀長さんと正勝の二人と合流して稲葉山城の近くで陣を張った。
陣の中で大殿は次々と命令を下す。僕は秀吉の隣で聞いていた。
「猿に別働隊五百を授ける。裏手から城に潜入し、城内を混乱させよ」
「ははっ。承知しました!」
佐々さまは露骨に嫌そうな顔をする。
「大殿。一度降伏勧告をなさるのはいかがですかな?」
織田家家臣に取り立てられた明智さまが提案した。
「ふん。あの暗愚な龍興が従うわけがない」
「そうでしょうな。しかし城内の兵の士気は下がるでしょう。負けは確実なのに受け入れない主君。従う者はかなり減ります。やってみる価値はあるかと」
明智さまの言葉に大殿はしばらく考えて「ならばお前が使者として行け」と言う。
「成功したら一番手柄はお前のものだ」
「かしこまりました。では条件はどうしますか?」
「素直に稲葉山城を明け渡すのであれば、命は助ける。それどころか家臣として取り立てても良いと言え」
「ははっ。ではさっそく行って参ります」
まあ大殿と明智さまの予想通り、龍興は従わなかった。結果として城内の士気は下がったので無難な結果に終わった。
「雲之介。おぬしと秀長は大殿の傍に居ろ。わしと正勝で向かう」
てっきり僕も一緒に行くと思っていたので、面食らった。
「どうしてだ? 人数は多いほうが――」
「わしの気遣いだ。志乃殿のことを思えばおぬしに危険なことはさせられぬ」
それから秀吉はにやにやと笑う。
「おぬしを殺したら志乃に恨まれてしまうからな。そしたらわしが側室に迎えねばならぬだろう」
「笑えないよ秀吉!」
でもまあ気が楽になった。気遣いに感謝しよう。
そういうわけで稲葉山城攻めが行なわれて――あっという間に決着がついた。
苦戦どころか苦労もしなかった。
それほど斎藤家は弱体化していたのだろうか。
「龍興はどうした?」
「侍女たちと共に捕縛しています。お会いになりますか?」
兵士の一人がそう報告すると、大殿は陣から立ち上がり「そうだな。義理の甥に会ってくるか」と気軽そうに言う。
稲葉山城内の一室に龍興は居た。小太りな男だった。縄で縛られて身動きが取れない。傍らには侍女たちが居る。おそらく妾だろう。
「おのれ信長! どうしてくれようか!」
「よくもまあその状態で強がりを言えるものだな」
「うるせえ! 負けはしたが死んでねえ!」
龍興は大殿を睨んでいる。大殿は黙って見つめている。
「……義理の甥の情けで生かしてやる。どことなりとも消え失せろ」
龍興は「この屈辱、いつか晴らす!」と言って縛られたまま立とうとするが、太っているせいでなかなか立てない。
「ちくしょう! おい、そこの侍女、手伝え!」
「は、はい!」
侍女の一人が立ち上がり、兵士から脇差を借りて縄を解こうと――しなかった。
「お命、ちょうだいします!」
女性とは思えない速度で大殿に近づく。誰もが度肝を抜かれて動けない。あの大殿でさえ動けない。
「――大殿!」
どうして動けたのか、分からない。
気がついたら、大殿と侍女の間に身体を割り込ませていた。
腹部に鋭い痛み。
ああ、刺されてしまった。
「雲之介! おのれ、貴様!」
大殿が素早く刀を抜いて、侍女を斬り殺したのが見えた。
「はっは! 一泡吹かせてやったぜ!」
龍興の声。遠くに聞こえる。
「雲之介くん! しっかり――」
最後に聞こえたのは、秀長さんの声だった。
そして意識が――
『どうしてこの子を産ませたのですか!』
声が、する。
『鬼子をどうして、ああ、どうして!』
誰だ……?
『一番の不幸。それは――』
分からない。
分からない分からない。
分からない分からない分からない。
『この子を愛してしまったこと』
水の中に、居る。
苦しい。呼吸ができない。
ああ、誰か助けてくれ。
「というわけで稲葉山城攻めに行ってくる。おそらく一ヶ月もしないうちに落とせると思う」
「そう。武運を祈っているわ」
志乃はそう言いながらも不安そうな顔をしている。敵が弱体化しているとはいえ、天下に轟く名城を攻めるのだから心配するのも当然だけど、それでも最近は僕の傍を離れようとしなかった。
子どもを産むことへの恐れもあるだろう。なるべく気遣ってきたのだが、それでも志乃の不安が消えることはなかった。
「そんな顔をしないでくれ。大丈夫、必ず生きて帰ってくるから」
「約束よ。絶対に戻ってきて……」
僕は志乃を優しく抱きしめた。
少しだけ大きくなった志乃のお腹。
そして温もり。
「……気持ちは分かるが人の家でいちゃつかないでくれ」
呆れた声の秀吉。そして隣には微笑ましい目で見ているねね殿も居た。
あれからずっと秀吉の屋敷に厄介になっている。正直、身重の志乃の面倒を看てくれるのはありがたかった。そうでなければとてもじゃないけど城勤めはできなかっただろう。
「そろそろ時間だ。秀吉、行こう」
「そうだな。それでは留守を頼んだぞ」
ねね殿は優しく微笑んで頷いた。
志乃は泣きそうな顔だった。
「それで秀吉。龍興は暗愚だが稲葉山城は堅城だ。どうやって攻める?」
「ああ。大殿に提案していたことがあってな。裏門に通じる山道があるという。険しい道だがそこから潜入し城内を混乱に陥れれば勝利は必定よ」
清洲城へ向かいながら秀吉は作戦を言う。いつの間に考えていたのだろうか? そしていつ山道のことを知ったのだろうか?
「そうか。ならすぐに落とせるな」
「志乃のことが心配か?」
「そりゃあ心配だよ」
あの日の涙の理由は聞けていない。それに秀吉には何も話していない。それでも僕の心配は薄々気づいているようだった。
「まあいい。目の前の戦に集中せよ。城に行ったら大殿と共に墨俣に向かう。秀長たちが兵糧等準備しているから、すぐに攻めるぞ」
「うん。分かった」
城に着くと一旦秀吉と別れた。与えられた部屋で家から持ってきた鎧を付けていると「なんだそなたも戦に出るのか」と狩衣姿の義昭さんがふらりとやって来た。
「義昭さん。ええ、僕も出陣します」
「そうか。危ない真似はするなよ」
「あはは。戦なんですから危ないことしますよ」
「む。まあそうだが。そういえばそなたの妻の様子はどうだ? 元気か?」
志乃が身ごもったことを伝えたのは随分前だけど、こうして何かと気遣ってくれる。優しい人だ。
「ええ。とても順調ですよ。身体のほうは心配ありません」
「妊婦は酸っぱいものを好むという。梅干しを贈ろうか?」
「気遣いご無用です。お気持ちだけいただきます」
義昭さんは「何かあれば何でも言ってくれ」と僕の肩に手を置いた。
「私は少しだけ残念に思っているのだ。私を助けてくれたそなたに褒美が出なかったことが」
そうなのだ。勝手に興福寺と同盟を結び、五千貫を献金する約束をしてしまったのを大殿は大層ご立腹だった――というのは建前だった。実際は近畿の一勢力と同盟を結べた功は大きいが、陪臣の僕が手柄を立ててしまうと譜代の家臣のやっかみがあるので、大殿に芝居を打ってもらって、面前で叱責されたんだ。
それを見た林さまや佐々さまは溜飲を下げたようだけど、真っ直ぐな柴田さまと前田さまは抗議してくださったっけ。もちろん義昭さんも苦言を呈した。
本当は義昭さんにも真実を打ち明けるべきだろうけど、この人は嘘が苦手なので言えなかった。
「いえ。僕は気にしていません。それにこの戦の後、足軽大将にしてくれるそうです」
「おお! 出世するのか! それは嬉しいな!」
自分のことのように喜んでくれる義昭さん。将軍になられるお方というより気のいいお兄さんみたいだな。
「おっと。邪魔したな。では戦が終わったらまた会おう」
「ええ。すぐに会いに行きますから」
だけどこのときの約束は果たされることはなかった。
大殿と秀吉と一緒に清洲城を出陣した。途中の墨俣城で秀長さんと正勝の二人と合流して稲葉山城の近くで陣を張った。
陣の中で大殿は次々と命令を下す。僕は秀吉の隣で聞いていた。
「猿に別働隊五百を授ける。裏手から城に潜入し、城内を混乱させよ」
「ははっ。承知しました!」
佐々さまは露骨に嫌そうな顔をする。
「大殿。一度降伏勧告をなさるのはいかがですかな?」
織田家家臣に取り立てられた明智さまが提案した。
「ふん。あの暗愚な龍興が従うわけがない」
「そうでしょうな。しかし城内の兵の士気は下がるでしょう。負けは確実なのに受け入れない主君。従う者はかなり減ります。やってみる価値はあるかと」
明智さまの言葉に大殿はしばらく考えて「ならばお前が使者として行け」と言う。
「成功したら一番手柄はお前のものだ」
「かしこまりました。では条件はどうしますか?」
「素直に稲葉山城を明け渡すのであれば、命は助ける。それどころか家臣として取り立てても良いと言え」
「ははっ。ではさっそく行って参ります」
まあ大殿と明智さまの予想通り、龍興は従わなかった。結果として城内の士気は下がったので無難な結果に終わった。
「雲之介。おぬしと秀長は大殿の傍に居ろ。わしと正勝で向かう」
てっきり僕も一緒に行くと思っていたので、面食らった。
「どうしてだ? 人数は多いほうが――」
「わしの気遣いだ。志乃殿のことを思えばおぬしに危険なことはさせられぬ」
それから秀吉はにやにやと笑う。
「おぬしを殺したら志乃に恨まれてしまうからな。そしたらわしが側室に迎えねばならぬだろう」
「笑えないよ秀吉!」
でもまあ気が楽になった。気遣いに感謝しよう。
そういうわけで稲葉山城攻めが行なわれて――あっという間に決着がついた。
苦戦どころか苦労もしなかった。
それほど斎藤家は弱体化していたのだろうか。
「龍興はどうした?」
「侍女たちと共に捕縛しています。お会いになりますか?」
兵士の一人がそう報告すると、大殿は陣から立ち上がり「そうだな。義理の甥に会ってくるか」と気軽そうに言う。
稲葉山城内の一室に龍興は居た。小太りな男だった。縄で縛られて身動きが取れない。傍らには侍女たちが居る。おそらく妾だろう。
「おのれ信長! どうしてくれようか!」
「よくもまあその状態で強がりを言えるものだな」
「うるせえ! 負けはしたが死んでねえ!」
龍興は大殿を睨んでいる。大殿は黙って見つめている。
「……義理の甥の情けで生かしてやる。どことなりとも消え失せろ」
龍興は「この屈辱、いつか晴らす!」と言って縛られたまま立とうとするが、太っているせいでなかなか立てない。
「ちくしょう! おい、そこの侍女、手伝え!」
「は、はい!」
侍女の一人が立ち上がり、兵士から脇差を借りて縄を解こうと――しなかった。
「お命、ちょうだいします!」
女性とは思えない速度で大殿に近づく。誰もが度肝を抜かれて動けない。あの大殿でさえ動けない。
「――大殿!」
どうして動けたのか、分からない。
気がついたら、大殿と侍女の間に身体を割り込ませていた。
腹部に鋭い痛み。
ああ、刺されてしまった。
「雲之介! おのれ、貴様!」
大殿が素早く刀を抜いて、侍女を斬り殺したのが見えた。
「はっは! 一泡吹かせてやったぜ!」
龍興の声。遠くに聞こえる。
「雲之介くん! しっかり――」
最後に聞こえたのは、秀長さんの声だった。
そして意識が――
『どうしてこの子を産ませたのですか!』
声が、する。
『鬼子をどうして、ああ、どうして!』
誰だ……?
『一番の不幸。それは――』
分からない。
分からない分からない。
分からない分からない分からない。
『この子を愛してしまったこと』
水の中に、居る。
苦しい。呼吸ができない。
ああ、誰か助けてくれ。
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