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1stSEASON
始まりの音
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(1)
今日は運動会。
入場行進で白組の先頭を大きな旗を掲げて行進している。
どうして?
どういうわけか僕が白組の応援団長になっていたから。
その証拠に応援団のしるしの白いタスキをかけている。
どうして?
理由は至って簡単。
本来なら学級委員の学がやればいい話なのだが事情が変わった。
運動会の花形種目の騎馬戦。
僕は去年一人で大将まで勝ち抜くという芸当をしてみせた。
だったら大将に僕を置いておけばまず個人戦で負けることは無い。
大将は両軍の応援団長が担うという風習がある。
だから僕が応援団長。
毎日放課後残って応援の練習もしてきた。
僕の後ろには同じく応援団に抜擢された翼がいる。
その姿をしっかりカメラに収めているのがお爺さん。
開会式が終ると応援合戦が始まる。
あまり声を出すの好きじゃないんだけどな。
そうも言ってられないので腹の底から声を出す。
そして1年生の徒競走から始まる。
あとは運動会ならではの競技を順々にしていく。
徒競走もした。
天音は自分の種目が全部終わるととっとと応援席から抜け出そうとする。
それを学級委員の学が水奈ともども取り押さえる。
午前中の種目が終りお弁当を食べる。
お弁当の時間が終ると午後の部に入る。
鼓笛隊のパレードから始まる。
5年生の種目だ。
去年そういや僕達もやったっけ?
リコーダーを吹いたけどあれ指揮に立候補すればよかったなって後から後悔した。
そのあとに組体操の時間が来る。
これやる意味あるの?
「扇」とか「サボテン」とか
最大の見せ場はピラミッド。
事故があったあれ。
人が何人も四つん這いになって積み重なっていくやつ。
近年エスカレートして高さが増していく。
高さが増すと当然下にいる人の負担は果てしない。
それが終るといよいよ騎馬戦。
男女別れてやる。
最初に女子から。
女子は想像通り翼の独壇場だった。
しかし女子の方が面白かったかもしれない。
大将戦までもつれ込んだのだから。
当然翼が勝った。
翼に肩をタッチされる。
「次は空の番だよ」
しかし個人戦で僕の番はこなかった。
5年生は一ノ瀬君と中島君達が。
6年生は酒井君と学と光太が次々と倒していく。
そして副将だった学が相手大将の帽子を奪い取り終わる。
団体戦も似た感じだ。
大将の僕が動かずとも光太と学が次々と倒していく。
光太が大将の帽子を奪った時団体戦は終わった。
小学校最後の騎馬戦は僕の出番はなかった。
「去年の仕返しだ」
光太はそう言って笑う。
そして競技は最後の対抗リレーとなった。
男女混合で行う。
1年から始まり6年の男子までつながる。
勝負は大体天音で決まる。
同年代の記録では到底天音にくらいつくことなどできっこない。
どれだけ差がついていてもあっという間に抜き去っていく天音。
そして翼がさらに差を広げてとどめを僕に託される。
今年も白組の優勝で決まった。
閉会式が終ると6年生は片づけがある。
片づけを終えると終礼をして帰る。
家に帰ると対抗リレーを撮影したやつをお爺さん達が見ていた。
「これだけ運動能力があるんだから、中学は何か部活をしたらどうだ?」
お爺さんが言う。
父さんが子供の時に高校入試があるからやめとけと言ったのを後悔してるそうだ。
「お前たちなら勉強もできるんだから何かやってみたらどうだい?」
お婆さんが言う。
だけど両親はそうは言わない。
「必要最低限の勉強をしていたら後は好きにしなさい」
父さんも母さんも言う。
天音にもきっと同じことを言うんだろう。
部屋に戻って着替えると翼がやってくる。
「天音は?」
「先に帰れたからとっとと遊びにでかけたみたい」
そして二人きりの時間を過ごす。
天音が帰ってくると夕飯の支度が始まる。
夕飯を食べて天音が先に風呂に入って僕達が入る。
そしてその後22時まで時間を潰して翼は部屋に戻る。
明日は振り替え休日。
ゆっくり休むことにした。
(2)
今日は振り替え休日。
丁度見たい映画があるから見に行こうと誘ってみた。
琴葉は快諾してくれた。
ただし今回は石原大地と片桐天音も同伴。
Wデートってやつだ。
自転車をこいでショッピングモールに行く。
まだ誰も来ていない。
暫く待っていると大地と天音が来た。
「2人のデートに邪魔してごめんね」
大地がそう言う。
「気にしないでいいよ、それより先にチケット買っておこう」
「そうだね」
僕と大地はチケット販売機に並ぶ。
チケットを4枚買って天音のところにもどると琴葉が来ていた。
「お待たせ」
「いいよ、上映時間には間に合ったんだし」
琴葉にチケットを渡して俺はジュースを買いに行く。
ペアで買うと割安らしい。
琴葉に何飲みたいか聞いてペアセットを買った。
上映10分前になり、開場される。
4人並んで上映開始を待つ。
ボーカルグループの体験談をもとにした出来事を題材にした映画。
ボーカルグループは好きだったので映画に夢中になってた。
映画が終ると、ファストフード店で昼食を取る。
「この後どうする?」
当然そうなるよな。
定番で行くとボウリングかな。
すると琴葉が提案した。
「二手に別れて行動しない?」
それって今日一緒に来た意味あるの?
「それもそうだな」
天音は乗り気の様だ。
僕達はショッピングモールを散策する。
別に何かを買おうってわけじゃない。
ウィンドウショッピングってやつだ。
服を選んだり、小物を手にしたり。お菓子を見て回ったり。
その後ゲーセンで遊んだ。
ぬいぐるみが欲しいって言うので頑張ってとった。
琴葉は喜んでいた。
そしてコーヒーショップで休憩する。
美味しそうにドリンクを飲んでいる琴葉。
その後他愛もない話をして、帰ることになった。
途中まで一緒に帰る。
そして小学校まで戻ると別れる。
「じゃ、また明日な」
「うん、また明日ね」
大地は上手くやれているんだろうか?
僕達は上手くできているんだろうか?
そんな事を考えながら風呂を済ませ自室に戻る。
ラジオを聞きながら洋楽雑誌を読んでいるとメッセージが届く。
琴葉からだ。
付き合いだしてから毎晩欠かさずやっている事。
今日あったことを楽しく話す。
僕達は上手くやれている。
総確認し合える時間だった。
実際に琴葉は楽しかったありがとうと言ってくれた。
僕も楽しかったよ。と返す。
他愛もない話を繰り返し、それは寝る時間まで続く。
そしてお休みの時間が来る。
お互いに「おやすみ」と躱して眠りにつく。
そして次の日「おはよう」のメッセージで目が覚める。
学校に行くと琴葉が来ていた。
「おはよう」
琴葉は嬉しそうに挨拶していた。
「おはよう」
そう返事する。
そして次々とやってくるクラスメートたち。
当たり前の生活が過ぎ去っていく。
子供だから言える。
永遠に続くものだとまだ信じている。
先は長い。
その道のりを琴葉と二人で歩んで行こう。
歩んで行けると2人で確認しながら歩んでいく。
(3)
ウィンドウショッピングを楽しんでいた。
雑貨や服を手に取っては選ぶだけ。
それだけだけど天音の笑顔を久しぶりに見た。
原因は僕に逢った。
天音の相手をしてやれなかった。
せいぜい一緒に帰るくらい。
どう誘っていいか分からなかった。
悩んでいると天音から誘われた。
「川島さん達とWデートしないか?」
僕は承諾した。
そして今は2人で楽しんでいる。
ペットショップも見て回った。
可愛い子犬や子猫を見て楽しんでる天音。
さすがにプレゼントするには高額な値段だった。
小動物も見る。
「次はボウリング行こう」
女子のバイタリティは凄い。
ボウリングを2ゲームしてそしてネカフェでゆっくりする。
お互いジュースを飲みながら漫画を読んでいる。
小学生に出来る精一杯のデート。
「これから先が楽しみだね」
「え?」
「私達はまだ小学生だ。だから歳を重ねていくたびに出来ることが増えていく」
そういう事か。
「天音は何がしたい?」
「2人で買い物がしたい」
僕の服を選んであげる。天音はそう言って笑う。
それなら今だってできるじゃないか?
「今日はだめだよ。……そうだな、クリスマスプレゼントに選んでやるよ」
「僕はなにをあげたらいい?」
「大地をくれ!」
「え!?」
正直驚いた。そんな事言う子だっけ?
「この先も続いていたら。大地が私を好きでいてくれるなら大地を私にくれ」
その日を楽しみにしてる。大地はそういう。
「……分かった。天音を攫いに行くから待ってて」
「急げよ!」
家に着いた。
「じゃあ、またね」って言って家に入る。
僕だってもう小学5年生。
「大地」
夕食の時父さんが声をかけた。
「どうしたの?」
「昨日の騎馬戦カッコよかったぞ」
「ありがとう」
部屋に戻ると天音にメッセージを送る。
「おやすみ」
返事が返ってくる。
当たり前の事になっていた。
当たり前だから、大切にしなきゃ。
今が大事なんだ。
僕達は2人で歩き出している。
繰り返し芽吹く一瞬こそ全て。
ずっとそばにいるから。
ずっと寄り添っているから。
ずっと好きでいるから。
2人で光の舟に乗ろう。
神々の眠りを覚ます風になろう。
始まりの風の音は鳴っていた。
今日は運動会。
入場行進で白組の先頭を大きな旗を掲げて行進している。
どうして?
どういうわけか僕が白組の応援団長になっていたから。
その証拠に応援団のしるしの白いタスキをかけている。
どうして?
理由は至って簡単。
本来なら学級委員の学がやればいい話なのだが事情が変わった。
運動会の花形種目の騎馬戦。
僕は去年一人で大将まで勝ち抜くという芸当をしてみせた。
だったら大将に僕を置いておけばまず個人戦で負けることは無い。
大将は両軍の応援団長が担うという風習がある。
だから僕が応援団長。
毎日放課後残って応援の練習もしてきた。
僕の後ろには同じく応援団に抜擢された翼がいる。
その姿をしっかりカメラに収めているのがお爺さん。
開会式が終ると応援合戦が始まる。
あまり声を出すの好きじゃないんだけどな。
そうも言ってられないので腹の底から声を出す。
そして1年生の徒競走から始まる。
あとは運動会ならではの競技を順々にしていく。
徒競走もした。
天音は自分の種目が全部終わるととっとと応援席から抜け出そうとする。
それを学級委員の学が水奈ともども取り押さえる。
午前中の種目が終りお弁当を食べる。
お弁当の時間が終ると午後の部に入る。
鼓笛隊のパレードから始まる。
5年生の種目だ。
去年そういや僕達もやったっけ?
リコーダーを吹いたけどあれ指揮に立候補すればよかったなって後から後悔した。
そのあとに組体操の時間が来る。
これやる意味あるの?
「扇」とか「サボテン」とか
最大の見せ場はピラミッド。
事故があったあれ。
人が何人も四つん這いになって積み重なっていくやつ。
近年エスカレートして高さが増していく。
高さが増すと当然下にいる人の負担は果てしない。
それが終るといよいよ騎馬戦。
男女別れてやる。
最初に女子から。
女子は想像通り翼の独壇場だった。
しかし女子の方が面白かったかもしれない。
大将戦までもつれ込んだのだから。
当然翼が勝った。
翼に肩をタッチされる。
「次は空の番だよ」
しかし個人戦で僕の番はこなかった。
5年生は一ノ瀬君と中島君達が。
6年生は酒井君と学と光太が次々と倒していく。
そして副将だった学が相手大将の帽子を奪い取り終わる。
団体戦も似た感じだ。
大将の僕が動かずとも光太と学が次々と倒していく。
光太が大将の帽子を奪った時団体戦は終わった。
小学校最後の騎馬戦は僕の出番はなかった。
「去年の仕返しだ」
光太はそう言って笑う。
そして競技は最後の対抗リレーとなった。
男女混合で行う。
1年から始まり6年の男子までつながる。
勝負は大体天音で決まる。
同年代の記録では到底天音にくらいつくことなどできっこない。
どれだけ差がついていてもあっという間に抜き去っていく天音。
そして翼がさらに差を広げてとどめを僕に託される。
今年も白組の優勝で決まった。
閉会式が終ると6年生は片づけがある。
片づけを終えると終礼をして帰る。
家に帰ると対抗リレーを撮影したやつをお爺さん達が見ていた。
「これだけ運動能力があるんだから、中学は何か部活をしたらどうだ?」
お爺さんが言う。
父さんが子供の時に高校入試があるからやめとけと言ったのを後悔してるそうだ。
「お前たちなら勉強もできるんだから何かやってみたらどうだい?」
お婆さんが言う。
だけど両親はそうは言わない。
「必要最低限の勉強をしていたら後は好きにしなさい」
父さんも母さんも言う。
天音にもきっと同じことを言うんだろう。
部屋に戻って着替えると翼がやってくる。
「天音は?」
「先に帰れたからとっとと遊びにでかけたみたい」
そして二人きりの時間を過ごす。
天音が帰ってくると夕飯の支度が始まる。
夕飯を食べて天音が先に風呂に入って僕達が入る。
そしてその後22時まで時間を潰して翼は部屋に戻る。
明日は振り替え休日。
ゆっくり休むことにした。
(2)
今日は振り替え休日。
丁度見たい映画があるから見に行こうと誘ってみた。
琴葉は快諾してくれた。
ただし今回は石原大地と片桐天音も同伴。
Wデートってやつだ。
自転車をこいでショッピングモールに行く。
まだ誰も来ていない。
暫く待っていると大地と天音が来た。
「2人のデートに邪魔してごめんね」
大地がそう言う。
「気にしないでいいよ、それより先にチケット買っておこう」
「そうだね」
僕と大地はチケット販売機に並ぶ。
チケットを4枚買って天音のところにもどると琴葉が来ていた。
「お待たせ」
「いいよ、上映時間には間に合ったんだし」
琴葉にチケットを渡して俺はジュースを買いに行く。
ペアで買うと割安らしい。
琴葉に何飲みたいか聞いてペアセットを買った。
上映10分前になり、開場される。
4人並んで上映開始を待つ。
ボーカルグループの体験談をもとにした出来事を題材にした映画。
ボーカルグループは好きだったので映画に夢中になってた。
映画が終ると、ファストフード店で昼食を取る。
「この後どうする?」
当然そうなるよな。
定番で行くとボウリングかな。
すると琴葉が提案した。
「二手に別れて行動しない?」
それって今日一緒に来た意味あるの?
「それもそうだな」
天音は乗り気の様だ。
僕達はショッピングモールを散策する。
別に何かを買おうってわけじゃない。
ウィンドウショッピングってやつだ。
服を選んだり、小物を手にしたり。お菓子を見て回ったり。
その後ゲーセンで遊んだ。
ぬいぐるみが欲しいって言うので頑張ってとった。
琴葉は喜んでいた。
そしてコーヒーショップで休憩する。
美味しそうにドリンクを飲んでいる琴葉。
その後他愛もない話をして、帰ることになった。
途中まで一緒に帰る。
そして小学校まで戻ると別れる。
「じゃ、また明日な」
「うん、また明日ね」
大地は上手くやれているんだろうか?
僕達は上手くできているんだろうか?
そんな事を考えながら風呂を済ませ自室に戻る。
ラジオを聞きながら洋楽雑誌を読んでいるとメッセージが届く。
琴葉からだ。
付き合いだしてから毎晩欠かさずやっている事。
今日あったことを楽しく話す。
僕達は上手くやれている。
総確認し合える時間だった。
実際に琴葉は楽しかったありがとうと言ってくれた。
僕も楽しかったよ。と返す。
他愛もない話を繰り返し、それは寝る時間まで続く。
そしてお休みの時間が来る。
お互いに「おやすみ」と躱して眠りにつく。
そして次の日「おはよう」のメッセージで目が覚める。
学校に行くと琴葉が来ていた。
「おはよう」
琴葉は嬉しそうに挨拶していた。
「おはよう」
そう返事する。
そして次々とやってくるクラスメートたち。
当たり前の生活が過ぎ去っていく。
子供だから言える。
永遠に続くものだとまだ信じている。
先は長い。
その道のりを琴葉と二人で歩んで行こう。
歩んで行けると2人で確認しながら歩んでいく。
(3)
ウィンドウショッピングを楽しんでいた。
雑貨や服を手に取っては選ぶだけ。
それだけだけど天音の笑顔を久しぶりに見た。
原因は僕に逢った。
天音の相手をしてやれなかった。
せいぜい一緒に帰るくらい。
どう誘っていいか分からなかった。
悩んでいると天音から誘われた。
「川島さん達とWデートしないか?」
僕は承諾した。
そして今は2人で楽しんでいる。
ペットショップも見て回った。
可愛い子犬や子猫を見て楽しんでる天音。
さすがにプレゼントするには高額な値段だった。
小動物も見る。
「次はボウリング行こう」
女子のバイタリティは凄い。
ボウリングを2ゲームしてそしてネカフェでゆっくりする。
お互いジュースを飲みながら漫画を読んでいる。
小学生に出来る精一杯のデート。
「これから先が楽しみだね」
「え?」
「私達はまだ小学生だ。だから歳を重ねていくたびに出来ることが増えていく」
そういう事か。
「天音は何がしたい?」
「2人で買い物がしたい」
僕の服を選んであげる。天音はそう言って笑う。
それなら今だってできるじゃないか?
「今日はだめだよ。……そうだな、クリスマスプレゼントに選んでやるよ」
「僕はなにをあげたらいい?」
「大地をくれ!」
「え!?」
正直驚いた。そんな事言う子だっけ?
「この先も続いていたら。大地が私を好きでいてくれるなら大地を私にくれ」
その日を楽しみにしてる。大地はそういう。
「……分かった。天音を攫いに行くから待ってて」
「急げよ!」
家に着いた。
「じゃあ、またね」って言って家に入る。
僕だってもう小学5年生。
「大地」
夕食の時父さんが声をかけた。
「どうしたの?」
「昨日の騎馬戦カッコよかったぞ」
「ありがとう」
部屋に戻ると天音にメッセージを送る。
「おやすみ」
返事が返ってくる。
当たり前の事になっていた。
当たり前だから、大切にしなきゃ。
今が大事なんだ。
僕達は2人で歩き出している。
繰り返し芽吹く一瞬こそ全て。
ずっとそばにいるから。
ずっと寄り添っているから。
ずっと好きでいるから。
2人で光の舟に乗ろう。
神々の眠りを覚ます風になろう。
始まりの風の音は鳴っていた。
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