姉妹チート:RE

和希

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3rdSEASON

交わす炎よ運命に届け

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(1)

朝、バイクのエンジン音が五月蠅かった。
近所迷惑になるから止めて欲しいとお願いしたのに案の定弄ったようだ。
急いで家を出る。
幸いなことに特攻服なんかは来てなかった。
普通にTシャツの上にジーンズのジャケット、ジーパンを穿いていた。
私もあまり好きじゃないけどジーパンを履いてTシャツの上に上着を羽織っている。
靴もヒールの無いブーツを履いていた。

「ほら、これつけて」

光太がヘルメットを渡す。
結構重い。
ヘルメットをかぶると光太の後ろに跨る。

「どこに行くの?」
「国東半島回ってみようかなと思ってる。どこか行きたいところあった?」
「特にないけど」
「じゃ、いこっか?」

そう言うと光太の青いバイクは走り出す。
真夏の暑い日だったけど長袖だったのは正解のようだ。
肌を露出した服装はいけないといわれていたから暑いのは嫌だなと思っていたけど風が意外と心地よい。
光太は私を乗せてると言う事もあるのか安全運転で走ってくれた。
右手に海を見ながら快適に走っていく。
五月蠅いのさえどうにかなれば言う事無いんだけど。
昼食を取る為に途中寄った店で光太に聞いてみた。

「いやあ、エンジン音が好きでさ。ついやってしまった」

光太らしい解答だった。

「でも違反はしてないから大丈夫」

そう言う問題じゃないんだけど。
昼食を食べ終わると再び走り出す。
気持ちよさそうに走る光太にしがみ付く。
途中でもっとやかましいバイクの集団にあった。
光太のバイクよりデカい。
とても高価なバイクらしい。
光太の免許では乗れないそうだ。

「光太も将来あんなのに乗りたいの?」

私は光太に聞いてみた。

「いや、18になったら普通に車に乗るよ」

乗る車も決めてるそうだ。
無駄に乗れる人数が多いワゴン車。
中が広いからと決めたらしい。
車中泊も楽にできるから。

「麗華は免許取らないの?」
「うん、多分取れないと思う」

私の運動神経の悪さは母さんのが遺伝したようだ。
粋は取るようなこと言ってたけど。
そう言えば粋と遊もバイクに乗ると言ってたな。
もちろん通学には使えないけど。
ただ、粋も遊も恋やなずなを乗せるとは言ってなかった。
2人でツーリングして遊びたいのだという。
事故らなければいい。
光太も気を付けてくれてるらしい。
とても丁寧に走っていた。
地元に戻る頃には日が暮れていた。
ファミレスに寄って夕食を食べる。

「どうだった?やっぱり怖かった?」
「まあ、コケることを考えると怖いわね」
「そうか、やっぱ危ないかな」
「……でも光太の運転は安心できたよ」
「そっか、今度さ紅葉を見に行かね?」
「いいよ」
「それまでに腕磨いとくからさ」
「気を付けてね」

事故は自分で起こすだけじゃない。巻き込まれることもある。
深夜に走ればよからぬ輩に巻き込まれることだってある。
そうでなくても今地元は堕天使という暴徒がはびこっているのだから。
運転中を襲われたらひとたまりもない。
さすがに病床に横たわる光太は見たくない。

「俺、そう言うつもりで中免とったわけじゃないから」

休みの日に気晴らしにどこかに行きたかっただけだという。
夕食を終えると家に送ってもらった。

「今日はありがとう。気を付けて帰ってね」
「ああ、こっちこそありがとうな」

そう言って光太は家に帰った。
私も家に入ると「おかえり」と母さんが言う。

「麗華どうだった?」

弟の粋が聞いてきた。

「悪くはなかった」
「いいな、俺も早く免許取りてえ」

粋は父さんと約束してる。
受験に合格したらバイク買ってやる。
浪人で暴走してるような子供はいらない。
改造も許さない。
それでもいいなら買ってやる。
粋はそれからバイクの雑誌を見て楽しんでる。
まだ気が早いんじゃないかと思うけど。
風呂に入ると部屋に戻る。
SHのグループで女性陣に聞かれた。

「どうだった?彼の後ろに跨った気分は?」

私は答えた

「気分はよかったよ。光太も逞しくなったんだなって実感した」

私達の年代で中免を取ったのは光太だけらしい。
まあ女子も「スカートが捲れるのが気になる」とか「ミニスカ穿けない」とか色々理由をつけていやがっていたけど。
相手さえ間違わなければそんなに怖いものでもないらしい。
光太なら大丈夫。
そう思った。

(2)

今日から盆休み。
一泊二日のキャンプに行く。
山のふもとにあるコンビニに集まると渡辺さんの車を先頭に出発する。
山を登り山道を抜けると高原に出る。
牛とかもいる高原を抜けた先に違和感がひしひしと感じるテーマパークが僕達の目的地。
善明君のお母さんの配慮でただでフリーパスを使わせてもらえる。
楽しいアトラクションを沢山楽しむ。
何度も何度も同じアトラクションを乗る。
皆それぞれのカップルで。
茜も純也も冬吾も冬莉も自分の恋人を連れて来ていた。
昼食を挟んで一日じゃ回り切れないほどのアトラクションを楽しむ。
疲れるけど水奈が楽しそうにしているのを見ると疲れも吹き飛ぶ。
激しい絶叫系のアトラクションから広大な景色を眺める観覧車までありとあらゆるものが揃っていた。
ゴーカートもあった。
普通のゴーカートじゃない。
コースが設置されていて何人かと競うレース形式のサーキット。
やっぱり日頃から練習しているせいもあるのか。
単純に同じ馬力のマシンだから体重のせいもあるのかもしれない。
冬吾は飛びぬけて速かった。
射的は大地と善明の二人舞台だった。
正確に的を射抜いていく。
2人とも育ち盛りという奴なのだろうか?
日頃からの訓練のたまものなのだろうか?
こういう夏場で薄着になると体格の違いがはっきりとしている。
大地に至っては400ccのバイクを片手で持ち上げてみせたらしい。
そんな大地に頼ってもいい。
だから天音は自分から暴れなくなった。
もう自分よりも年上の男性には敵わない。
特別訓練を受けていない天音ならしょうがないだろう。
もちろん戦闘技術はあったが、やはり筋力が違う。
それで天音は危険な目にあった。
それを助けたのが大地だった。
大地がキレてるのを初めて見たらしい。
それは祈や粋、遊も見たそうだ。
神速で動き技の威力も十分。
鍛え抜かれた身体だからこそできるのだろう。
細い木くらいなら簡単にへし折るくらいの蹴りをするそうだ。
悔しいけど自分は女子なんだ。まともに男子とやりあえば不利だ。
それを痛感した天音は大人しくなった。
成長するとやっぱり差ってでてくるんだな。
もちろんレスリング等で体を鍛えてる人は別だ。
でも天音は技術はあるけど体は普通の女子。
他人より運動神経は優れているけど特別鍛えてるわけじゃない。
逆に女性らしくなっていく一方だ。
だから大地に頼ることにした。
大地の後をついて行くことにした。
そして今日も大地にコースを任せている。
それでも楽しんでいるようだ。
天音は生まれ変わったんだろう。
その事を僕と水奈は実感していた。
僕もいつか水奈を守る立場になるんだろうか?

「こう見えて頼りにしてるつもりなんだけどな」

水奈はそう言って笑う。
それは美希も同じらしい。あれでも学を頼りにしてるんだそうだ。
SHの男子は自分の恋人を守る立場にいつの間にか変わっていた。
日が暮れると集合場所に集まる。
そして車に乗ってキャンプ場に向かった。
去年善明のお母さんが言ったように本当に湖が出来ていたのはびっくりした。
テントを設置して母さん達が夕飯の支度をしてる間ボートに乗って遊んだりしてた。
遊び終えるとBBQの準備が整っていた。
それぞれ飲み物をとって宴がはじまろうとしていた

(3)

宴が始まると皆騒いだ。
紗理奈のお母さんが次々と肉を焼いていく。

「空、ちゃんと火を通してから食べなさい!」

そういうところは冬夜さんそっくりなんだからと母さんは笑う。
天音も冬吾も冬莉も食べまくっていた。
食い物を前にして男も女も関係ない。
それが片桐家だった。
たらふく食べて片づけをして、大人たちが酒を片手に盛り上がってる中一人で草原に寝そべって星を見ていた。
翼も同じように同じ星空を見ているのだろうか。

「なにやってんだよ」

水奈がやってきた。

「……星を見てただけだよ」

あまり水奈の前で翼の名前は出さないようにしていた。

「何か考え事してたように見えたんだけどな」

水奈は僕の横に座ってそう言った。

「空はいつも空を見てるんだな」
「え?」
「前も一人で星空を見ていた事あったろ?」
「ああ……そうだね」

気づいたら月や星……空を見ている。

「……この空の下のどこかに翼がいるんだろうな」

水奈に言われてドキッとした。
考えてることが読まれた?

「心配するな。空の事を疑ってるわけじゃない。今は私一筋だと思ってるよ」
「うん」
「たださ、私だって翼に対して何とも思ってないわけじゃない」
「どういうこと?」

僕が言うと水奈は僕を見て言った。

「翼は私に空を残していった。それは感謝してる。だけど、同時に悔しさもあるんだ」
「どうして?」
「空はもういらないから私に譲った。そんな気持ちも多少はあるんだ」

なるほどね……。

「……だから決めたんだ。あの時言ったように私にしかできないことをやってみせるって」
「何をするの?」
「空を幸せにしてみせる」
「もう十分幸せだよ」
「空は欲が無さすぎる!」

すると水奈は僕の上に覆いかぶり、抱き着いてきた。

「この先もずっと一緒にいさせてほしい。いつか空との子供を作る……それが私が翼を越える方法だ」

確かに翼とは子供を作れない。
でもそれでもいいと思ってた。
だけど今は違う、子供の夢を持てる。それって……。

「もうすでに翼を越えてるんじゃない?」
「空が私の望みを叶えてくれるなら……」

僕は黙って水奈を抱き寄せる。
暑い中での熱いキスを交わして、水奈は僕の胸の上に頭を乗せる。
男の子と女の子どっちがいい?
名前はどうする?
何人作ろう。
そんなまだ見えない未来の夢を語り合っていた。

「空!何やってんだ!?」

水奈のお父さんの声で水奈は起き上がる。

「空!お前は冬夜の子供だと思って油断してたら、野外プレイとか俺でもやったことないのに……いてぇ!!」
「この馬鹿は場の空気くらい読んでやれ!そんなんだから水奈に嫌われるんだ!」

水奈のお母さんがこっちを見て言う。

「夜食のラーメン食うんだろう?もうすぐできるから戻って来い」

水奈のお父さんを引きずって戻る水奈のお母さんを見て僕達も戻ろうとした時、水奈が後ろから抱きついた。

「空が言わなくてもわかるんだ。まだ翼の事気にしてるんだろ?」
「……ごめん」
「そうじゃないんだ」

え?
振り返ると水奈は笑っていた。

「空は空なんだ。私の事も翼の事もまとめて見守ってくれるこの大空のような存在。翼もきっと同じだと思う」

翼もきっと空を見ている。
挫けそうな時、空を見て頑張っている。
だから空は自分らしく生きるといい。

「ありがとう、でも今は水奈の事が一番大事だから」

それは信じて欲しい。

「分かってる、私も幸せだよ」

水奈がそう言うと僕と水奈は手を繋いでテントに戻った。
翼もきっとこの空の下で頑張っているんだ。
僕も負けてられない。

(4)

朝ごはんを食べてテントなどを片付けると僕達は乗馬体験コーナーに向かった。
なんでもありになりつつある。
そのうち牧場を作りそうな勢いだ。
江口グループが最速の車を目指すなら私達は世界最高の競走馬を作る!
母さんなら言いそうだ。
ちなみに今僕達が乗ってる馬はサラブレッドではない。
クォーターホースという種類の馬田。
馬が出来る事なら何でもできると言われている。
一頭当たり500万くらいしたそうだ。
僕と海璃は普通に乗りこなして話ながらコースを回っていた。
まだ小さい子供たちは馬に餌を与えたり頭を撫でたりして遊んでた。
空も水奈も最初は大変だったけど今は乗りこなしてる。
天音は習得が早いのはいいけど、呑み込みが早くて駆歩まで覚えてしまった。
大地が慌てて天音の乗る馬を追いかける。
どうして僕達が普通に乗ってるのかって?
乗馬クラブを作った時から僕達は通っていたから。
デートに乗馬。
この世界の高校生なら普通にありなんだろうね。
乗馬を楽しむと隣接するレストランでランチにする。
ボリュームのあるメニューだ。
それを食べると地元に帰る。

「もうすぐ夏休みも終わりだね」

海璃が言う。

「2学期もすぐ過ぎるよ」
「何事も無ければいいんだけど」
「そういうことを言っちゃいけないよ」
「どうしてですか?」
「この世界の神はひねくれていてね。そういうことを言うと問題を起こしたがるんだ」
「善明は神を信じているの?」
「僕は無神論者だけどね、悲しいけど実在するのがこの世界なんだ」

デスクトップ上に描かれた運命という名のロードマップ。
僕達はその上を歩いているだけに過ぎない。
奇跡は神の気まぐれで起きるもの。
誰も逆らうことはできない。

「じゃあ私は神に感謝しないとね。善明と出会えたのだから」

今までこうして一緒に歩んできたのだから。

「大丈夫。これからもずっと一緒だよ」

そうでないと色々まずい。
そう言って僕は笑う。

「はい」

海璃はそう言って笑顔を作っていた。
地元に帰るとファミレスによって夕食にしてそして帰る。
先に女性陣が風呂を浴びる。
そして僕が風呂を浴びると部屋に戻る。
カレンダーを見る。
夏休みは残り僅か。
また多忙な日々が始まる。
多忙と言っても多分普通に行事をこなしていくだけだろう。
時は早く流れていく。
流されてしまわないように、見逃さないように。
ゆっくりと進んで行こう。
きっとまた来年もこうして同じ時を過ごしているのだろう。
変わっているのは僕達だ。
そして始業式の朝が来た。
制服に着替えて学校に行く。
車で行くなんて目立つ真似はしない。
一月ちょっと離れていた教室に入る。
皆が集まっている。
そして朝礼が始まって体育館で始業式が行われた。
2学期が始まった。
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