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3rdSEASON
2人なら
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(1)
大晦日。
僕達は酒井リゾートフォレストにいた。
夏休みに遊びに行った場所だ。
この日は渡辺班貸し切りで遊んでいた。
夜はホテルでパーティ。
桐谷君は残念だったけど来年があるさ。
空達も友達と楽しんでいるようだった。
僕と愛莉は冬吾と冬莉を連れて食べ物を楽しんでいた。
「冬夜、久しぶりだな。元気にやってるか?」
渡辺班のリーダー渡辺君がやって来た。
「お陰様で楽しませてもらってるよ」
「みんなお前が来るのを待っていたんだ」
確かにここ数年皆と会っていなかったな。
晴斗や石原さん達も来た。
話していると誠が来た。
「よう、冬夜。冬吾は順調みたいじゃないか」
「ああ、誠の所も誠司が活躍してるみたいじゃないか」
今月にあった練習試合の事は冬吾から聞いていた。
冬吾一人で大暴れしたらしい。
でも冬吾にパスを出す誠司。
また冬吾がパスを出す相手、高久君たちがいてこそ成り立つプレイ。
決して冬吾一人のプレイだけじゃない。
僕の時と違う、仲間がいてこそ成り立つプレイになっていた。
冬吾は守備にも積極的に参加したらしい。
冬吾がパスコースを呼んでカットしたり、プレスに積極的に参加する。
そして誠司にパスを送って誠司のゲームメイクに判断を委ねる。
理想の11人が揃っているそうだ。
ケガを恐れて途中出場とはいえ10番を任されるほどの選手になっていた。
「昔のお前顔負けのキックに加えてドリブルテクニックもある。文句なしのエースだよ」
誠は冬吾をそう評価していた。
フルタイム出場したわけじゃないけどプレスに参加してなおかつ縦横無尽に駆け回る冬吾のスタミナにも問題ないらしい。
「今から楽しみだぜ。冬吾をどう仕上げるか」
誠は本当に冬吾が地元チーム入りするのを楽しみにしているようだ。
多分今の1年生組がきたら最強のチームが出来上がる。
だけど今出したら慢心してしまう。
もっと強力な相手と試合させたい。
誠の悩みはそこにあった。
もう中学生や高校生相手に戦わせるしかないな。
そう言って笑っていた。
誠も飲んでいるようだ。
テンションが高い。
誠司の事もあるから気分がいいんだろう?
渡辺君とかはどうなんだろう?
ちょっと話を聞いていた。
「娘二人は調理師になるって言ってるよ。茉里奈も高校は桜丘にするらしい」
「息子さんは?」
「まだ中学生なのにもう『公務員になる』とか言ってるよ。もう少し夢を持ってると思ったが」
公務員も大変だろう仁な。
世間の風当たりは相変わらず酷いし。
ライブが始まった。
参加アーティストは年々増えている。
朝まで行うそうだ。
さすがに僕には徹夜はしんどいから途中で寝るけど。
その後もしばらく渡辺班の皆と話をしていた。
愛莉も同じらしい。
そして新年へのカウントダウンが始まった。
皆でコールする。
年が開けると同時に外では花火が上がっていた。
年々豪勢になっていくみたいだな、年越しパーティ。
皆と新年のあいさつをして話をする。
教育の苦労等を話していた。
3時過ぎになるとさすがに眠くなる。
「ごめん、そろそろ休むよ」
「そうだな、俺達もそろそろ休むか」
渡辺君も言う。
朝にはホテルを発つ予定だ。
眠っておいた方がいい。
子供たちはまだ騒いでいた。
美嘉さんも車で寝るからいいと子供達の監督をしていた。
監督になるのかは置いておいて。
部屋に戻ると先に戻ってきていた冬吾や冬莉が眠っている。
僕もその隣で寝る事にした。
(2)
「ハッピーニューイヤー」
ジュースを片手に盛り上がる皆。
「今年もよろしくね」
皆が挨拶している。
そしてライブが再開される。
ライブを終えたミュージシャンにサインを求める者もいた。
学や遊達は来ていない。
父さんが事故で怪我したから。
普段のパーティでは大人しいらしい天音は今日は渡辺班だけのパーティというだけあって好きなだけ食べてる。
大地はそれを見守っていた。
天音の様に料理を食べる者。
ライブに熱狂する者。
父さん達は大人だけで話をしていた。
水島先生が盛り上がってるところなんて初めて見た。
冬吾達は先に寝た。
まだ年明けまで起きていることは不可能みたいだ。
僕達もいい加減眠くなってきたけど。
昼間からずっと騒いでいたのだから仕方ない。
「いよいよ俺達も高校最後の年だな」
光太がやって来た。
まあ、大体の人が地元大に進学を希望してるそうだ。
高校で離れ離れになった人とまた再開できるらしい。
もちろん光太の様に就職するもの。
プロのチームにスカウトされる者もいた。
「小学生の頃から考えると6年以上……よくもちましたね」
善明が言う。
これからも続いていくんだろうな。
「空も高校卒業したら家を出るってきいたけど」
光太が聞いてきた。
「そのつもり」
「俺もそうなんだ。麗華と一緒に暮らそうって約束した」
「え?じゃあ、もう結婚決めたの?」
美希が聞いている。
「いや、さすがに色々金かかるだろ?それが溜まるまではただの同棲だよ」
お互いの生活リズムを合わせる事も重要だしなと光太は言った。
「善明はどうするの?」
僕が聞いていた。
「いやあ、大学卒業するまでは待つつもりなんですけど。何せ家を出ると言ったら家をプレゼントしかねない親だから」
なんかすごいな。
「あら?私は善明と同棲するつもりなんだけどど」
海璃が来た。
「どうせ、学校までは一緒に行くんでしょ?それなら同棲の方が手っ取り早くない?」
「そんな簡単に言わないでおくれ。同棲するには色々大変なんだよ?」
「何がどう大変なのか聞きたいんだけど。ひょっとして私に不安を感じてる?」
「そ、そんな滅相もない。ただ生活費の工面など考えると同棲のメリットありませんよ?」
バイトもしないといけないし。
だけどそんな当たり前の事が通用しないのがこの世界。
「その心配は必要ありません。生活費くらいちゃんと考えてあります」
善明のお母さんがきた。
善明の母さんの中では善明と海璃の結婚は決まっているようだ。
父さん達の中では学生婚が流行ってたそうだ。
善明と海璃もそうするんだろうか?
羨ましくないって言ったら嘘になるかな。
翼のウェディングドレス姿は見てみたかったかな。
「空も結婚したいのか?」
水奈が言う。
「いつか水奈がしてくれるんだろ?」
「それは空次第じゃないのか?」
そう言って水奈は笑っていた。
年が明けるとすぐに受験生は入試が始まる。
今年最後の難関だ。
僕達も受験に向けて準備しなければならない時期が来た。
光太達はすでに内定もらっているようなものだからいいけど。
先の夢を見る前にまず目の前の事を片付けていこう。
話はそれからだ。
まずは新年を祝って朝まではしゃいで車の中で眠っていた。
(3)
駅から春肥神社までは少し距離がある。
初詣に高校生組が集まっていた。
ぞろぞろと移動する僕達。
そして神社に着くとお参りをする。
お参りが終ると出店の料理を食べつくす。
「今年もお前たちは変わらなんな」
学はそう言って笑っていた。
その後ファストフード店で昼ご飯を食べてSAPで遊んでいた。
いつも通りボーリングをしてゲーセンで遊んでカラオケに行った。
皆の歌を聞きながらから揚げやポテト等をつまんで、ラーメンやカツ丼を注文してた。
水奈はカラオケが好きというほどでもないが嫌いでもない。
端末を渡されれば入力する。
流行りの歌は常に確認してる。
その中で皆と被らないものを選択していた。
テレビで聞いただけでは分からない部分もあるので気になった曲はネットで購入してる。
単曲で買えるので安くて済む。
もうすぐ卒業シーズンということもあって卒業や春をイメージした曲が上位にある。
そして僕が定番の卒業ソングを歌うと顰蹙を買う。
どうも僕の選曲は他の皆と違うらしい。
ちなみに僕も水奈も2人でカラオケに行く時と皆でカラオケに行くときは若干選曲が変わる。
あまりアニソンやボカロ、西方系と言われる曲は歌わない。
カラオケが終ると皆ファミレスで夕食にする。
ご飯を食べながら皆と話をする。
夕食が済むと僕達は解散する。
「じゃあ、また」
今度はいつになるか分からないけどまた会おう。
そう言って皆それぞれ帰る。
僕達も家に帰った。
風呂に入って部屋に戻る。
テレビを見ていながら水奈とメッセージを交わしていた。
神様にしか水奈の素敵な笑顔は作れない。
だから僕は毎日祈る。
水奈がずっと笑顔でいられるように祈る。
水奈は僕の夢だから、僕はなんだってする。
僕の人生は水奈に捧げよう。
だって水奈が僕の夢だから。
僕の全ては水奈のものだ。
寒さや飢えに苦しむような真似は絶対にさせない。
もし水奈が不安におびえる時も僕がいつだって側にいる。
分かってほしい。水奈はいつだってとても愛おしいって。
なぜなら今の僕には水奈だけだから。
いつか空が落ちて来ても、僕はきっと水奈のすぐ隣に立っているから。
僕達の間に入り込めるものなんてないから。
だって水奈のすぐ横にはぴたりと僕がくっついている。
僕のものだよ永遠に。
僕達は2人で一つ。
僕達に怖いものなんて何もない。
僕は強く感じている。
僕達ならきっと2人で乗り越えられる。
いつか僕の夢が叶う時。
翼に伝えよう。
翼のお蔭だよって。
今はただ見守って欲しい、こんなちっぽけな僕だけど。
ちょっと気持ちが強かったようだ。
翼の幻は僕の顔を見て言う。
「いつも見ているから」
これから先どんな困難があったとしてもきっと2人なら乗り越えられる。
今までも、そしてこれからも。
大晦日。
僕達は酒井リゾートフォレストにいた。
夏休みに遊びに行った場所だ。
この日は渡辺班貸し切りで遊んでいた。
夜はホテルでパーティ。
桐谷君は残念だったけど来年があるさ。
空達も友達と楽しんでいるようだった。
僕と愛莉は冬吾と冬莉を連れて食べ物を楽しんでいた。
「冬夜、久しぶりだな。元気にやってるか?」
渡辺班のリーダー渡辺君がやって来た。
「お陰様で楽しませてもらってるよ」
「みんなお前が来るのを待っていたんだ」
確かにここ数年皆と会っていなかったな。
晴斗や石原さん達も来た。
話していると誠が来た。
「よう、冬夜。冬吾は順調みたいじゃないか」
「ああ、誠の所も誠司が活躍してるみたいじゃないか」
今月にあった練習試合の事は冬吾から聞いていた。
冬吾一人で大暴れしたらしい。
でも冬吾にパスを出す誠司。
また冬吾がパスを出す相手、高久君たちがいてこそ成り立つプレイ。
決して冬吾一人のプレイだけじゃない。
僕の時と違う、仲間がいてこそ成り立つプレイになっていた。
冬吾は守備にも積極的に参加したらしい。
冬吾がパスコースを呼んでカットしたり、プレスに積極的に参加する。
そして誠司にパスを送って誠司のゲームメイクに判断を委ねる。
理想の11人が揃っているそうだ。
ケガを恐れて途中出場とはいえ10番を任されるほどの選手になっていた。
「昔のお前顔負けのキックに加えてドリブルテクニックもある。文句なしのエースだよ」
誠は冬吾をそう評価していた。
フルタイム出場したわけじゃないけどプレスに参加してなおかつ縦横無尽に駆け回る冬吾のスタミナにも問題ないらしい。
「今から楽しみだぜ。冬吾をどう仕上げるか」
誠は本当に冬吾が地元チーム入りするのを楽しみにしているようだ。
多分今の1年生組がきたら最強のチームが出来上がる。
だけど今出したら慢心してしまう。
もっと強力な相手と試合させたい。
誠の悩みはそこにあった。
もう中学生や高校生相手に戦わせるしかないな。
そう言って笑っていた。
誠も飲んでいるようだ。
テンションが高い。
誠司の事もあるから気分がいいんだろう?
渡辺君とかはどうなんだろう?
ちょっと話を聞いていた。
「娘二人は調理師になるって言ってるよ。茉里奈も高校は桜丘にするらしい」
「息子さんは?」
「まだ中学生なのにもう『公務員になる』とか言ってるよ。もう少し夢を持ってると思ったが」
公務員も大変だろう仁な。
世間の風当たりは相変わらず酷いし。
ライブが始まった。
参加アーティストは年々増えている。
朝まで行うそうだ。
さすがに僕には徹夜はしんどいから途中で寝るけど。
その後もしばらく渡辺班の皆と話をしていた。
愛莉も同じらしい。
そして新年へのカウントダウンが始まった。
皆でコールする。
年が開けると同時に外では花火が上がっていた。
年々豪勢になっていくみたいだな、年越しパーティ。
皆と新年のあいさつをして話をする。
教育の苦労等を話していた。
3時過ぎになるとさすがに眠くなる。
「ごめん、そろそろ休むよ」
「そうだな、俺達もそろそろ休むか」
渡辺君も言う。
朝にはホテルを発つ予定だ。
眠っておいた方がいい。
子供たちはまだ騒いでいた。
美嘉さんも車で寝るからいいと子供達の監督をしていた。
監督になるのかは置いておいて。
部屋に戻ると先に戻ってきていた冬吾や冬莉が眠っている。
僕もその隣で寝る事にした。
(2)
「ハッピーニューイヤー」
ジュースを片手に盛り上がる皆。
「今年もよろしくね」
皆が挨拶している。
そしてライブが再開される。
ライブを終えたミュージシャンにサインを求める者もいた。
学や遊達は来ていない。
父さんが事故で怪我したから。
普段のパーティでは大人しいらしい天音は今日は渡辺班だけのパーティというだけあって好きなだけ食べてる。
大地はそれを見守っていた。
天音の様に料理を食べる者。
ライブに熱狂する者。
父さん達は大人だけで話をしていた。
水島先生が盛り上がってるところなんて初めて見た。
冬吾達は先に寝た。
まだ年明けまで起きていることは不可能みたいだ。
僕達もいい加減眠くなってきたけど。
昼間からずっと騒いでいたのだから仕方ない。
「いよいよ俺達も高校最後の年だな」
光太がやって来た。
まあ、大体の人が地元大に進学を希望してるそうだ。
高校で離れ離れになった人とまた再開できるらしい。
もちろん光太の様に就職するもの。
プロのチームにスカウトされる者もいた。
「小学生の頃から考えると6年以上……よくもちましたね」
善明が言う。
これからも続いていくんだろうな。
「空も高校卒業したら家を出るってきいたけど」
光太が聞いてきた。
「そのつもり」
「俺もそうなんだ。麗華と一緒に暮らそうって約束した」
「え?じゃあ、もう結婚決めたの?」
美希が聞いている。
「いや、さすがに色々金かかるだろ?それが溜まるまではただの同棲だよ」
お互いの生活リズムを合わせる事も重要だしなと光太は言った。
「善明はどうするの?」
僕が聞いていた。
「いやあ、大学卒業するまでは待つつもりなんですけど。何せ家を出ると言ったら家をプレゼントしかねない親だから」
なんかすごいな。
「あら?私は善明と同棲するつもりなんだけどど」
海璃が来た。
「どうせ、学校までは一緒に行くんでしょ?それなら同棲の方が手っ取り早くない?」
「そんな簡単に言わないでおくれ。同棲するには色々大変なんだよ?」
「何がどう大変なのか聞きたいんだけど。ひょっとして私に不安を感じてる?」
「そ、そんな滅相もない。ただ生活費の工面など考えると同棲のメリットありませんよ?」
バイトもしないといけないし。
だけどそんな当たり前の事が通用しないのがこの世界。
「その心配は必要ありません。生活費くらいちゃんと考えてあります」
善明のお母さんがきた。
善明の母さんの中では善明と海璃の結婚は決まっているようだ。
父さん達の中では学生婚が流行ってたそうだ。
善明と海璃もそうするんだろうか?
羨ましくないって言ったら嘘になるかな。
翼のウェディングドレス姿は見てみたかったかな。
「空も結婚したいのか?」
水奈が言う。
「いつか水奈がしてくれるんだろ?」
「それは空次第じゃないのか?」
そう言って水奈は笑っていた。
年が明けるとすぐに受験生は入試が始まる。
今年最後の難関だ。
僕達も受験に向けて準備しなければならない時期が来た。
光太達はすでに内定もらっているようなものだからいいけど。
先の夢を見る前にまず目の前の事を片付けていこう。
話はそれからだ。
まずは新年を祝って朝まではしゃいで車の中で眠っていた。
(3)
駅から春肥神社までは少し距離がある。
初詣に高校生組が集まっていた。
ぞろぞろと移動する僕達。
そして神社に着くとお参りをする。
お参りが終ると出店の料理を食べつくす。
「今年もお前たちは変わらなんな」
学はそう言って笑っていた。
その後ファストフード店で昼ご飯を食べてSAPで遊んでいた。
いつも通りボーリングをしてゲーセンで遊んでカラオケに行った。
皆の歌を聞きながらから揚げやポテト等をつまんで、ラーメンやカツ丼を注文してた。
水奈はカラオケが好きというほどでもないが嫌いでもない。
端末を渡されれば入力する。
流行りの歌は常に確認してる。
その中で皆と被らないものを選択していた。
テレビで聞いただけでは分からない部分もあるので気になった曲はネットで購入してる。
単曲で買えるので安くて済む。
もうすぐ卒業シーズンということもあって卒業や春をイメージした曲が上位にある。
そして僕が定番の卒業ソングを歌うと顰蹙を買う。
どうも僕の選曲は他の皆と違うらしい。
ちなみに僕も水奈も2人でカラオケに行く時と皆でカラオケに行くときは若干選曲が変わる。
あまりアニソンやボカロ、西方系と言われる曲は歌わない。
カラオケが終ると皆ファミレスで夕食にする。
ご飯を食べながら皆と話をする。
夕食が済むと僕達は解散する。
「じゃあ、また」
今度はいつになるか分からないけどまた会おう。
そう言って皆それぞれ帰る。
僕達も家に帰った。
風呂に入って部屋に戻る。
テレビを見ていながら水奈とメッセージを交わしていた。
神様にしか水奈の素敵な笑顔は作れない。
だから僕は毎日祈る。
水奈がずっと笑顔でいられるように祈る。
水奈は僕の夢だから、僕はなんだってする。
僕の人生は水奈に捧げよう。
だって水奈が僕の夢だから。
僕の全ては水奈のものだ。
寒さや飢えに苦しむような真似は絶対にさせない。
もし水奈が不安におびえる時も僕がいつだって側にいる。
分かってほしい。水奈はいつだってとても愛おしいって。
なぜなら今の僕には水奈だけだから。
いつか空が落ちて来ても、僕はきっと水奈のすぐ隣に立っているから。
僕達の間に入り込めるものなんてないから。
だって水奈のすぐ横にはぴたりと僕がくっついている。
僕のものだよ永遠に。
僕達は2人で一つ。
僕達に怖いものなんて何もない。
僕は強く感じている。
僕達ならきっと2人で乗り越えられる。
いつか僕の夢が叶う時。
翼に伝えよう。
翼のお蔭だよって。
今はただ見守って欲しい、こんなちっぽけな僕だけど。
ちょっと気持ちが強かったようだ。
翼の幻は僕の顔を見て言う。
「いつも見ているから」
これから先どんな困難があったとしてもきっと2人なら乗り越えられる。
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