97 / 138
3rdSEASON
2人なら
しおりを挟む
(1)
大晦日。
僕達は酒井リゾートフォレストにいた。
夏休みに遊びに行った場所だ。
この日は渡辺班貸し切りで遊んでいた。
夜はホテルでパーティ。
桐谷君は残念だったけど来年があるさ。
空達も友達と楽しんでいるようだった。
僕と愛莉は冬吾と冬莉を連れて食べ物を楽しんでいた。
「冬夜、久しぶりだな。元気にやってるか?」
渡辺班のリーダー渡辺君がやって来た。
「お陰様で楽しませてもらってるよ」
「みんなお前が来るのを待っていたんだ」
確かにここ数年皆と会っていなかったな。
晴斗や石原さん達も来た。
話していると誠が来た。
「よう、冬夜。冬吾は順調みたいじゃないか」
「ああ、誠の所も誠司が活躍してるみたいじゃないか」
今月にあった練習試合の事は冬吾から聞いていた。
冬吾一人で大暴れしたらしい。
でも冬吾にパスを出す誠司。
また冬吾がパスを出す相手、高久君たちがいてこそ成り立つプレイ。
決して冬吾一人のプレイだけじゃない。
僕の時と違う、仲間がいてこそ成り立つプレイになっていた。
冬吾は守備にも積極的に参加したらしい。
冬吾がパスコースを呼んでカットしたり、プレスに積極的に参加する。
そして誠司にパスを送って誠司のゲームメイクに判断を委ねる。
理想の11人が揃っているそうだ。
ケガを恐れて途中出場とはいえ10番を任されるほどの選手になっていた。
「昔のお前顔負けのキックに加えてドリブルテクニックもある。文句なしのエースだよ」
誠は冬吾をそう評価していた。
フルタイム出場したわけじゃないけどプレスに参加してなおかつ縦横無尽に駆け回る冬吾のスタミナにも問題ないらしい。
「今から楽しみだぜ。冬吾をどう仕上げるか」
誠は本当に冬吾が地元チーム入りするのを楽しみにしているようだ。
多分今の1年生組がきたら最強のチームが出来上がる。
だけど今出したら慢心してしまう。
もっと強力な相手と試合させたい。
誠の悩みはそこにあった。
もう中学生や高校生相手に戦わせるしかないな。
そう言って笑っていた。
誠も飲んでいるようだ。
テンションが高い。
誠司の事もあるから気分がいいんだろう?
渡辺君とかはどうなんだろう?
ちょっと話を聞いていた。
「娘二人は調理師になるって言ってるよ。茉里奈も高校は桜丘にするらしい」
「息子さんは?」
「まだ中学生なのにもう『公務員になる』とか言ってるよ。もう少し夢を持ってると思ったが」
公務員も大変だろう仁な。
世間の風当たりは相変わらず酷いし。
ライブが始まった。
参加アーティストは年々増えている。
朝まで行うそうだ。
さすがに僕には徹夜はしんどいから途中で寝るけど。
その後もしばらく渡辺班の皆と話をしていた。
愛莉も同じらしい。
そして新年へのカウントダウンが始まった。
皆でコールする。
年が開けると同時に外では花火が上がっていた。
年々豪勢になっていくみたいだな、年越しパーティ。
皆と新年のあいさつをして話をする。
教育の苦労等を話していた。
3時過ぎになるとさすがに眠くなる。
「ごめん、そろそろ休むよ」
「そうだな、俺達もそろそろ休むか」
渡辺君も言う。
朝にはホテルを発つ予定だ。
眠っておいた方がいい。
子供たちはまだ騒いでいた。
美嘉さんも車で寝るからいいと子供達の監督をしていた。
監督になるのかは置いておいて。
部屋に戻ると先に戻ってきていた冬吾や冬莉が眠っている。
僕もその隣で寝る事にした。
(2)
「ハッピーニューイヤー」
ジュースを片手に盛り上がる皆。
「今年もよろしくね」
皆が挨拶している。
そしてライブが再開される。
ライブを終えたミュージシャンにサインを求める者もいた。
学や遊達は来ていない。
父さんが事故で怪我したから。
普段のパーティでは大人しいらしい天音は今日は渡辺班だけのパーティというだけあって好きなだけ食べてる。
大地はそれを見守っていた。
天音の様に料理を食べる者。
ライブに熱狂する者。
父さん達は大人だけで話をしていた。
水島先生が盛り上がってるところなんて初めて見た。
冬吾達は先に寝た。
まだ年明けまで起きていることは不可能みたいだ。
僕達もいい加減眠くなってきたけど。
昼間からずっと騒いでいたのだから仕方ない。
「いよいよ俺達も高校最後の年だな」
光太がやって来た。
まあ、大体の人が地元大に進学を希望してるそうだ。
高校で離れ離れになった人とまた再開できるらしい。
もちろん光太の様に就職するもの。
プロのチームにスカウトされる者もいた。
「小学生の頃から考えると6年以上……よくもちましたね」
善明が言う。
これからも続いていくんだろうな。
「空も高校卒業したら家を出るってきいたけど」
光太が聞いてきた。
「そのつもり」
「俺もそうなんだ。麗華と一緒に暮らそうって約束した」
「え?じゃあ、もう結婚決めたの?」
美希が聞いている。
「いや、さすがに色々金かかるだろ?それが溜まるまではただの同棲だよ」
お互いの生活リズムを合わせる事も重要だしなと光太は言った。
「善明はどうするの?」
僕が聞いていた。
「いやあ、大学卒業するまでは待つつもりなんですけど。何せ家を出ると言ったら家をプレゼントしかねない親だから」
なんかすごいな。
「あら?私は善明と同棲するつもりなんだけどど」
海璃が来た。
「どうせ、学校までは一緒に行くんでしょ?それなら同棲の方が手っ取り早くない?」
「そんな簡単に言わないでおくれ。同棲するには色々大変なんだよ?」
「何がどう大変なのか聞きたいんだけど。ひょっとして私に不安を感じてる?」
「そ、そんな滅相もない。ただ生活費の工面など考えると同棲のメリットありませんよ?」
バイトもしないといけないし。
だけどそんな当たり前の事が通用しないのがこの世界。
「その心配は必要ありません。生活費くらいちゃんと考えてあります」
善明のお母さんがきた。
善明の母さんの中では善明と海璃の結婚は決まっているようだ。
父さん達の中では学生婚が流行ってたそうだ。
善明と海璃もそうするんだろうか?
羨ましくないって言ったら嘘になるかな。
翼のウェディングドレス姿は見てみたかったかな。
「空も結婚したいのか?」
水奈が言う。
「いつか水奈がしてくれるんだろ?」
「それは空次第じゃないのか?」
そう言って水奈は笑っていた。
年が明けるとすぐに受験生は入試が始まる。
今年最後の難関だ。
僕達も受験に向けて準備しなければならない時期が来た。
光太達はすでに内定もらっているようなものだからいいけど。
先の夢を見る前にまず目の前の事を片付けていこう。
話はそれからだ。
まずは新年を祝って朝まではしゃいで車の中で眠っていた。
(3)
駅から春肥神社までは少し距離がある。
初詣に高校生組が集まっていた。
ぞろぞろと移動する僕達。
そして神社に着くとお参りをする。
お参りが終ると出店の料理を食べつくす。
「今年もお前たちは変わらなんな」
学はそう言って笑っていた。
その後ファストフード店で昼ご飯を食べてSAPで遊んでいた。
いつも通りボーリングをしてゲーセンで遊んでカラオケに行った。
皆の歌を聞きながらから揚げやポテト等をつまんで、ラーメンやカツ丼を注文してた。
水奈はカラオケが好きというほどでもないが嫌いでもない。
端末を渡されれば入力する。
流行りの歌は常に確認してる。
その中で皆と被らないものを選択していた。
テレビで聞いただけでは分からない部分もあるので気になった曲はネットで購入してる。
単曲で買えるので安くて済む。
もうすぐ卒業シーズンということもあって卒業や春をイメージした曲が上位にある。
そして僕が定番の卒業ソングを歌うと顰蹙を買う。
どうも僕の選曲は他の皆と違うらしい。
ちなみに僕も水奈も2人でカラオケに行く時と皆でカラオケに行くときは若干選曲が変わる。
あまりアニソンやボカロ、西方系と言われる曲は歌わない。
カラオケが終ると皆ファミレスで夕食にする。
ご飯を食べながら皆と話をする。
夕食が済むと僕達は解散する。
「じゃあ、また」
今度はいつになるか分からないけどまた会おう。
そう言って皆それぞれ帰る。
僕達も家に帰った。
風呂に入って部屋に戻る。
テレビを見ていながら水奈とメッセージを交わしていた。
神様にしか水奈の素敵な笑顔は作れない。
だから僕は毎日祈る。
水奈がずっと笑顔でいられるように祈る。
水奈は僕の夢だから、僕はなんだってする。
僕の人生は水奈に捧げよう。
だって水奈が僕の夢だから。
僕の全ては水奈のものだ。
寒さや飢えに苦しむような真似は絶対にさせない。
もし水奈が不安におびえる時も僕がいつだって側にいる。
分かってほしい。水奈はいつだってとても愛おしいって。
なぜなら今の僕には水奈だけだから。
いつか空が落ちて来ても、僕はきっと水奈のすぐ隣に立っているから。
僕達の間に入り込めるものなんてないから。
だって水奈のすぐ横にはぴたりと僕がくっついている。
僕のものだよ永遠に。
僕達は2人で一つ。
僕達に怖いものなんて何もない。
僕は強く感じている。
僕達ならきっと2人で乗り越えられる。
いつか僕の夢が叶う時。
翼に伝えよう。
翼のお蔭だよって。
今はただ見守って欲しい、こんなちっぽけな僕だけど。
ちょっと気持ちが強かったようだ。
翼の幻は僕の顔を見て言う。
「いつも見ているから」
これから先どんな困難があったとしてもきっと2人なら乗り越えられる。
今までも、そしてこれからも。
大晦日。
僕達は酒井リゾートフォレストにいた。
夏休みに遊びに行った場所だ。
この日は渡辺班貸し切りで遊んでいた。
夜はホテルでパーティ。
桐谷君は残念だったけど来年があるさ。
空達も友達と楽しんでいるようだった。
僕と愛莉は冬吾と冬莉を連れて食べ物を楽しんでいた。
「冬夜、久しぶりだな。元気にやってるか?」
渡辺班のリーダー渡辺君がやって来た。
「お陰様で楽しませてもらってるよ」
「みんなお前が来るのを待っていたんだ」
確かにここ数年皆と会っていなかったな。
晴斗や石原さん達も来た。
話していると誠が来た。
「よう、冬夜。冬吾は順調みたいじゃないか」
「ああ、誠の所も誠司が活躍してるみたいじゃないか」
今月にあった練習試合の事は冬吾から聞いていた。
冬吾一人で大暴れしたらしい。
でも冬吾にパスを出す誠司。
また冬吾がパスを出す相手、高久君たちがいてこそ成り立つプレイ。
決して冬吾一人のプレイだけじゃない。
僕の時と違う、仲間がいてこそ成り立つプレイになっていた。
冬吾は守備にも積極的に参加したらしい。
冬吾がパスコースを呼んでカットしたり、プレスに積極的に参加する。
そして誠司にパスを送って誠司のゲームメイクに判断を委ねる。
理想の11人が揃っているそうだ。
ケガを恐れて途中出場とはいえ10番を任されるほどの選手になっていた。
「昔のお前顔負けのキックに加えてドリブルテクニックもある。文句なしのエースだよ」
誠は冬吾をそう評価していた。
フルタイム出場したわけじゃないけどプレスに参加してなおかつ縦横無尽に駆け回る冬吾のスタミナにも問題ないらしい。
「今から楽しみだぜ。冬吾をどう仕上げるか」
誠は本当に冬吾が地元チーム入りするのを楽しみにしているようだ。
多分今の1年生組がきたら最強のチームが出来上がる。
だけど今出したら慢心してしまう。
もっと強力な相手と試合させたい。
誠の悩みはそこにあった。
もう中学生や高校生相手に戦わせるしかないな。
そう言って笑っていた。
誠も飲んでいるようだ。
テンションが高い。
誠司の事もあるから気分がいいんだろう?
渡辺君とかはどうなんだろう?
ちょっと話を聞いていた。
「娘二人は調理師になるって言ってるよ。茉里奈も高校は桜丘にするらしい」
「息子さんは?」
「まだ中学生なのにもう『公務員になる』とか言ってるよ。もう少し夢を持ってると思ったが」
公務員も大変だろう仁な。
世間の風当たりは相変わらず酷いし。
ライブが始まった。
参加アーティストは年々増えている。
朝まで行うそうだ。
さすがに僕には徹夜はしんどいから途中で寝るけど。
その後もしばらく渡辺班の皆と話をしていた。
愛莉も同じらしい。
そして新年へのカウントダウンが始まった。
皆でコールする。
年が開けると同時に外では花火が上がっていた。
年々豪勢になっていくみたいだな、年越しパーティ。
皆と新年のあいさつをして話をする。
教育の苦労等を話していた。
3時過ぎになるとさすがに眠くなる。
「ごめん、そろそろ休むよ」
「そうだな、俺達もそろそろ休むか」
渡辺君も言う。
朝にはホテルを発つ予定だ。
眠っておいた方がいい。
子供たちはまだ騒いでいた。
美嘉さんも車で寝るからいいと子供達の監督をしていた。
監督になるのかは置いておいて。
部屋に戻ると先に戻ってきていた冬吾や冬莉が眠っている。
僕もその隣で寝る事にした。
(2)
「ハッピーニューイヤー」
ジュースを片手に盛り上がる皆。
「今年もよろしくね」
皆が挨拶している。
そしてライブが再開される。
ライブを終えたミュージシャンにサインを求める者もいた。
学や遊達は来ていない。
父さんが事故で怪我したから。
普段のパーティでは大人しいらしい天音は今日は渡辺班だけのパーティというだけあって好きなだけ食べてる。
大地はそれを見守っていた。
天音の様に料理を食べる者。
ライブに熱狂する者。
父さん達は大人だけで話をしていた。
水島先生が盛り上がってるところなんて初めて見た。
冬吾達は先に寝た。
まだ年明けまで起きていることは不可能みたいだ。
僕達もいい加減眠くなってきたけど。
昼間からずっと騒いでいたのだから仕方ない。
「いよいよ俺達も高校最後の年だな」
光太がやって来た。
まあ、大体の人が地元大に進学を希望してるそうだ。
高校で離れ離れになった人とまた再開できるらしい。
もちろん光太の様に就職するもの。
プロのチームにスカウトされる者もいた。
「小学生の頃から考えると6年以上……よくもちましたね」
善明が言う。
これからも続いていくんだろうな。
「空も高校卒業したら家を出るってきいたけど」
光太が聞いてきた。
「そのつもり」
「俺もそうなんだ。麗華と一緒に暮らそうって約束した」
「え?じゃあ、もう結婚決めたの?」
美希が聞いている。
「いや、さすがに色々金かかるだろ?それが溜まるまではただの同棲だよ」
お互いの生活リズムを合わせる事も重要だしなと光太は言った。
「善明はどうするの?」
僕が聞いていた。
「いやあ、大学卒業するまでは待つつもりなんですけど。何せ家を出ると言ったら家をプレゼントしかねない親だから」
なんかすごいな。
「あら?私は善明と同棲するつもりなんだけどど」
海璃が来た。
「どうせ、学校までは一緒に行くんでしょ?それなら同棲の方が手っ取り早くない?」
「そんな簡単に言わないでおくれ。同棲するには色々大変なんだよ?」
「何がどう大変なのか聞きたいんだけど。ひょっとして私に不安を感じてる?」
「そ、そんな滅相もない。ただ生活費の工面など考えると同棲のメリットありませんよ?」
バイトもしないといけないし。
だけどそんな当たり前の事が通用しないのがこの世界。
「その心配は必要ありません。生活費くらいちゃんと考えてあります」
善明のお母さんがきた。
善明の母さんの中では善明と海璃の結婚は決まっているようだ。
父さん達の中では学生婚が流行ってたそうだ。
善明と海璃もそうするんだろうか?
羨ましくないって言ったら嘘になるかな。
翼のウェディングドレス姿は見てみたかったかな。
「空も結婚したいのか?」
水奈が言う。
「いつか水奈がしてくれるんだろ?」
「それは空次第じゃないのか?」
そう言って水奈は笑っていた。
年が明けるとすぐに受験生は入試が始まる。
今年最後の難関だ。
僕達も受験に向けて準備しなければならない時期が来た。
光太達はすでに内定もらっているようなものだからいいけど。
先の夢を見る前にまず目の前の事を片付けていこう。
話はそれからだ。
まずは新年を祝って朝まではしゃいで車の中で眠っていた。
(3)
駅から春肥神社までは少し距離がある。
初詣に高校生組が集まっていた。
ぞろぞろと移動する僕達。
そして神社に着くとお参りをする。
お参りが終ると出店の料理を食べつくす。
「今年もお前たちは変わらなんな」
学はそう言って笑っていた。
その後ファストフード店で昼ご飯を食べてSAPで遊んでいた。
いつも通りボーリングをしてゲーセンで遊んでカラオケに行った。
皆の歌を聞きながらから揚げやポテト等をつまんで、ラーメンやカツ丼を注文してた。
水奈はカラオケが好きというほどでもないが嫌いでもない。
端末を渡されれば入力する。
流行りの歌は常に確認してる。
その中で皆と被らないものを選択していた。
テレビで聞いただけでは分からない部分もあるので気になった曲はネットで購入してる。
単曲で買えるので安くて済む。
もうすぐ卒業シーズンということもあって卒業や春をイメージした曲が上位にある。
そして僕が定番の卒業ソングを歌うと顰蹙を買う。
どうも僕の選曲は他の皆と違うらしい。
ちなみに僕も水奈も2人でカラオケに行く時と皆でカラオケに行くときは若干選曲が変わる。
あまりアニソンやボカロ、西方系と言われる曲は歌わない。
カラオケが終ると皆ファミレスで夕食にする。
ご飯を食べながら皆と話をする。
夕食が済むと僕達は解散する。
「じゃあ、また」
今度はいつになるか分からないけどまた会おう。
そう言って皆それぞれ帰る。
僕達も家に帰った。
風呂に入って部屋に戻る。
テレビを見ていながら水奈とメッセージを交わしていた。
神様にしか水奈の素敵な笑顔は作れない。
だから僕は毎日祈る。
水奈がずっと笑顔でいられるように祈る。
水奈は僕の夢だから、僕はなんだってする。
僕の人生は水奈に捧げよう。
だって水奈が僕の夢だから。
僕の全ては水奈のものだ。
寒さや飢えに苦しむような真似は絶対にさせない。
もし水奈が不安におびえる時も僕がいつだって側にいる。
分かってほしい。水奈はいつだってとても愛おしいって。
なぜなら今の僕には水奈だけだから。
いつか空が落ちて来ても、僕はきっと水奈のすぐ隣に立っているから。
僕達の間に入り込めるものなんてないから。
だって水奈のすぐ横にはぴたりと僕がくっついている。
僕のものだよ永遠に。
僕達は2人で一つ。
僕達に怖いものなんて何もない。
僕は強く感じている。
僕達ならきっと2人で乗り越えられる。
いつか僕の夢が叶う時。
翼に伝えよう。
翼のお蔭だよって。
今はただ見守って欲しい、こんなちっぽけな僕だけど。
ちょっと気持ちが強かったようだ。
翼の幻は僕の顔を見て言う。
「いつも見ているから」
これから先どんな困難があったとしてもきっと2人なら乗り越えられる。
今までも、そしてこれからも。
0
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
華やかな異世界公爵令嬢?――と思ったら地味で前世と変わらないブラックでした。 ~忠誠より確かな契約で異世界働き方改革ですわ~』
ふわふわ
恋愛
華やかなドレス。きらびやかな舞踏会。
公爵令嬢として転生した私は、ようやく優雅な人生を手に入れた――
……はずでしたのに。
実態は、書類の山、曖昧な命令、責任の押し付け合い。
忠誠の名のもとに搾取される領地運営。
前世のブラック企業と、何も変わりませんでしたわ。
ならば。
忠誠ではなく契約を。
曖昧な命令ではなく明文化を。
感情論ではなく、再評価条項を。
「お父様、お手伝いするにあたり契約を結びましょう」
公爵家との契約から始まった小さな改革は、やがて王家を巻き込み、地方貴族を動かし、王国全体の制度を揺るがしていく――。
透明化。共有化。成果の可視化。
忠誠より確かな契約で、異世界働き方改革ですわ。
これは、玉座を奪う物語ではありません。
国家を“回る構造”に変える、公爵令嬢の改革譚。
そして最後に選ばれるのは――契約ではなく、覚悟。
---
Emerald
藍沢咲良
恋愛
教師という仕事に嫌気が差した結城美咲(ゆうき みさき)は、叔母の住む自然豊かな郊外で時々アルバイトをして生活していた。
叔母の勧めで再び教員業に戻ってみようと人材バンクに登録すると、すぐに話が来る。
自分にとっては完全に新しい場所。
しかし仕事は一度投げ出した教員業。嫌だと言っても他に出来る仕事は無い。
仕方無しに仕事復帰をする美咲。仕事帰りにカフェに寄るとそこには…。
〜main cast〜
結城美咲(Yuki Misaki)
黒瀬 悠(Kurose Haruka)
※作中の地名、団体名は架空のものです。
※この作品はエブリスタ、小説家になろうでも連載されています。
※素敵な表紙をポリン先生に描いて頂きました。
ポリン先生の作品はこちら↓
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=8911
https://www.comico.jp/challenge/comic/33031
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる