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3rdSEASON
追いかけて塵になるまで
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(1)
「はい、今年も用意しておいた」
水奈はそう言って包装された箱を渡す。
「ありがとう」
僕はそれを受け取っていた。
今日は2月14日。
女子から想いを伝えられる日。
「今年はしんどかったよ」
水奈はそう言って笑う。
最近流行ってる友チョコ。
その流行に乗ってみたらしい。
大量のチョコレートケーキを作ったそうだ。
「でも、空のは特別だからな」
少し恥ずかしそうに言う。
「ここで開けてもいいかな?」
「ああ、それなら飲み物いるよな」
そう言って水奈は部屋を出て行った。
今日は水奈の部屋で家庭教師のバイト。
水奈は僕を部屋に一人で残していても大丈夫だと思っているらしい。
きっと信頼されているんだろう。
まあ、何となくなれた。
水奈の父さんは相変わらずだけど。
あまり水奈とそう言う関係になることはない。
水奈の親の目があるというのもあるけど、一緒にいるだけで幸せを感じるから。
それだけで満足してしまう自分がいるから。
とはいえ、水奈はそれでは不満に思っているみたいだ。
不満というか不安というか、自分に魅力がないんじゃないか?やっぱり妹程度にしか思われてないんじゃないか?
そんな風に受け取ってしまうらしい。
どうにかしてその不安を取り除いてやりたかった。
もちろんキスくらいはしている。
しかし人間というのは不思議で一つのステップを克服すると次を求めてしまう。
水奈は僕にそれを求めていた。
それにしても水奈がなかなか戻ってこない。
どうしたんだろう?
それからしばらくしてやっと戻ってきた。
「おかえり」
「あ、ああ……」
気のせいか?
水奈の様子がおかしい。
少し緊張している様だ。
何かあったのだろうか?
「どうしたの?」
「あ、あのさ……」
やっぱり様子が変だ。
とりあえず水奈の話を聞く事にした。
「今日金曜日だよな?」
「そうだね」
「明日休みだよな?」
「まあ、そうだね」
それがどうかしたのだろうか?
「家に泊まっていかないか?」
「別にいいけど?」
それがそんなに緊張する事なのだろうか?
「……今夜父さんいないみたいなんだ」
水奈の母さんが「誠司も一人で大丈夫だしたまには2人で飲みに行かないか?」と誘ったらしい。
もちろん水奈の母さんの目的は飲むことじゃない。
僕と水奈が気兼ねなく一緒にいられるようにという配慮らしい。
それでこんなに緊張しているのか?
「夕飯は私作れるから」
バレンタインのプレゼントが増えたみたいだ。
じゃあ、ホワイトデーも考えてやらないといけないな。
「……一度家に帰るよ」
そう言って立ち上がると部屋を出ようとした。
すると水奈が後ろから抱きつく。
「やっぱり私じゃ不満なのか?」
やっぱりそう言う風に感じていたんだな。
「着替えとか準備してないから。すぐに戻るよ」
そう言うと水奈は安心したようだ。
夕食は誠司も一緒に食べた。
その後、誠司が風呂に入って、僕が入って、水奈が最後に入る。
水奈が出てくる頃には誠司は自分の部屋でゲームをしていた。
「あんまり遅くまでやるなよ!あと宿題くらい自分でやれ」
水奈は誠司にそう注意して部屋に戻ってきた。
飲み物を持って来たみたいだ。
それから二人で話をしながらテレビを見ていた。
地元のテレビは24時を過ぎるとつまらなくなる。
水奈が折角招待してくれたんだ。
勉強も早めに切り上げていた。
こういうシチュエーションは初めてだ。
僕から誘うべきなのか?
杞憂だった。
水奈はそっと僕の手に自分の手を重ねてきた。
水奈の顔を見ると何かを訴えるような目で見ている。
そして水奈が目を閉じれば水奈の唇に自分の唇を重ねていた。
濃厚なキスを楽しむと、水奈の頬は染まっている。
「……ベッドに行く?」
「……うん」
水奈とベッドに入ると水奈を抱きしめる。
水奈も僕に抱きついてくる。
僕は水奈を愛撫しながら一枚ずつ脱がしていく。
水奈は僕に身を寄せてうっとりしていた。
「ありがとう……」
「礼を言うのは僕なんじゃないのかな?」
こんなプレゼントを水奈はくれたのだから。
「じゃあ、ホワイトデーのお返し私からおねだりしてもいいか?」
悩まずに済むからそれは都合がいい。
「何が欲しいの?」
「空との時間が欲しい」
簡単に言うと1日デートしたい。
そんな希望だった。
それがプレゼントになるのかどうかは分からないけど。
「そんなのでいいの?」
「最近勉強ばかりであまりお出かけしてなかったから」
ああ、そう言えばそうだったな。
油断してた。
「ごめんね」
「いや、こうして空と一緒にいられるだけで幸せなんだ。毎日が奇跡のようで」
「僕も同じだよ」
「そうか……」
水奈は僕の胸の上に顔をうずめる。
「空は大丈夫なのか?」
「何が?」
「私の勉強に付き合っていて自分の勉強が疎かになってないか?」
来年は受験生だろ?と水奈が聞いてくる。
「水奈に教えるという事は自分がちゃんと理解していないといけない。その為の勉強もしてる」
「やっぱり足引っ張ってる?」
「その逆だよ」
「え?」
自分が一番理解してないといけないから自ずと必死に復習する。
何も中学生や小学生をみてるわけじゃない。
自分の復習にもなってる。
その上お金ももらっているんだからこれ以上の贅沢は無いよ。
挙句水奈との時間も作れるのだから。
そういうと水奈は安心したようだ。
「約束……覚えてる?」
「ああ、大学生になったら、ちゃんと水奈に合鍵渡すよ」
「ご飯とか作ってやるから」
そんな近い将来の話で盛り上がっていると水奈の両親が返って来た。
どたどたと足音が近づいて来る。
「水奈!大丈夫か!!いてぇ!」
「お前は年頃の娘の部屋にノックもしないで入るのか!?」
「って……二人共ベッドで何してるんだ!」
「さっさと出ていけ変態!!」
「ほら行くぞ誠」
そんなやりとりをして水奈の父さんは母さんに引きずられて去っていった。
内心焦っていた。
僕と水奈は裸。
明りがついていたら、僕と水奈の服が床に散乱していたのがすぐに分かっただろう。
「ごめん……」
「いいよ、僕も水奈に構ってやれなかったし丁度良かった」
「これからは構ってくれるか?」
「忘れないように努力する」
当たり前の愛情表現をちゃんと水奈に示してやらないと。
「空、まだホワイトデーには遠いけど……」
「いいよ、どうしたの?」
「このまま一緒に寝たい」
「……わかった」
そうして僕と水奈は朝まで一緒に過ごした。
(2)
空港に来ていた。
付き添いにUSE東京支社長の中村さんがいる。
そして見送りに私の父さんと将門の両親がが来ていた。
母さんは今日は仕事で地方にいる。
大きな荷物はすでに新しい住居に送ってある。
全てUSEが手配してくれた。
私達は地元を離れて東京で同棲を始める。
高校も東京の高校に通うことになる。
私達のグループ・フレーズは飛ぶように売れていた。
USEに恋愛禁止条例なんてのはない。
どうせ二人付き合ってるなら二人で生活した方が楽でしょ?
そう専務は判断した。
専務達は私達若いタレントの理解者だった。
私と将門が一緒の高校に通えるように手配してくれた。
そういうタレントもいるだろうとUSEレコードの支社を東京に作ったのだから。
「そろそろ時間だ。行こうか」
中村さんが言うと「じゃあね」と多田君に別れを告げる。
振り向くな、涙をみせるな。
ゴングはすでに鳴っている。
「いよいよだね」
将門にいうと「そうだな」と言う。
高校に通いながら本格的に活動を始める。
とうぜん大学への進学も専務は考えてくれていた。
それが中村さんの悩みの種でもあったそうだけど。
「何かあったらすぐ連絡して。SPもいるから」
専務がそう言った。
羽田に着くと中村さんに紹介してもらい、送迎してもらった人。
本名は明かしていない。
ただコードネームは教えてもらった。
サイレント。
マンションの部屋には私と将門の2人だけ。
五月の連休には作曲が完成してレコーディングに入る。
専務はちゃんと約束を守ってくれた。
私の新生活はそうして幕を開けた。
逢えない寂しさを。
出逢える喜びを。
愛し合う大切さを詩に綴っていた。
将門はそんな詩に込めた思いをちゃんと受け止めてくれて作曲してくれる。
それは同世代だけでなくて年上の女子大生にも共感を得ているらしい。
きっと大学が離れていて会えない寂しさもあったんだろう。
春は出会いと別れの季節。
振り向けばいつもそこにあなたがいてくれる気がする。
薄紅の雪が舞って今日も変わらぬ風が吹く。
まだ上手に笑えなかったけど、彼と会う時は笑顔でいよう。
大切な時間なのだから。
それは胸の奥にあるただ一つだけの記憶。
「はい、今年も用意しておいた」
水奈はそう言って包装された箱を渡す。
「ありがとう」
僕はそれを受け取っていた。
今日は2月14日。
女子から想いを伝えられる日。
「今年はしんどかったよ」
水奈はそう言って笑う。
最近流行ってる友チョコ。
その流行に乗ってみたらしい。
大量のチョコレートケーキを作ったそうだ。
「でも、空のは特別だからな」
少し恥ずかしそうに言う。
「ここで開けてもいいかな?」
「ああ、それなら飲み物いるよな」
そう言って水奈は部屋を出て行った。
今日は水奈の部屋で家庭教師のバイト。
水奈は僕を部屋に一人で残していても大丈夫だと思っているらしい。
きっと信頼されているんだろう。
まあ、何となくなれた。
水奈の父さんは相変わらずだけど。
あまり水奈とそう言う関係になることはない。
水奈の親の目があるというのもあるけど、一緒にいるだけで幸せを感じるから。
それだけで満足してしまう自分がいるから。
とはいえ、水奈はそれでは不満に思っているみたいだ。
不満というか不安というか、自分に魅力がないんじゃないか?やっぱり妹程度にしか思われてないんじゃないか?
そんな風に受け取ってしまうらしい。
どうにかしてその不安を取り除いてやりたかった。
もちろんキスくらいはしている。
しかし人間というのは不思議で一つのステップを克服すると次を求めてしまう。
水奈は僕にそれを求めていた。
それにしても水奈がなかなか戻ってこない。
どうしたんだろう?
それからしばらくしてやっと戻ってきた。
「おかえり」
「あ、ああ……」
気のせいか?
水奈の様子がおかしい。
少し緊張している様だ。
何かあったのだろうか?
「どうしたの?」
「あ、あのさ……」
やっぱり様子が変だ。
とりあえず水奈の話を聞く事にした。
「今日金曜日だよな?」
「そうだね」
「明日休みだよな?」
「まあ、そうだね」
それがどうかしたのだろうか?
「家に泊まっていかないか?」
「別にいいけど?」
それがそんなに緊張する事なのだろうか?
「……今夜父さんいないみたいなんだ」
水奈の母さんが「誠司も一人で大丈夫だしたまには2人で飲みに行かないか?」と誘ったらしい。
もちろん水奈の母さんの目的は飲むことじゃない。
僕と水奈が気兼ねなく一緒にいられるようにという配慮らしい。
それでこんなに緊張しているのか?
「夕飯は私作れるから」
バレンタインのプレゼントが増えたみたいだ。
じゃあ、ホワイトデーも考えてやらないといけないな。
「……一度家に帰るよ」
そう言って立ち上がると部屋を出ようとした。
すると水奈が後ろから抱きつく。
「やっぱり私じゃ不満なのか?」
やっぱりそう言う風に感じていたんだな。
「着替えとか準備してないから。すぐに戻るよ」
そう言うと水奈は安心したようだ。
夕食は誠司も一緒に食べた。
その後、誠司が風呂に入って、僕が入って、水奈が最後に入る。
水奈が出てくる頃には誠司は自分の部屋でゲームをしていた。
「あんまり遅くまでやるなよ!あと宿題くらい自分でやれ」
水奈は誠司にそう注意して部屋に戻ってきた。
飲み物を持って来たみたいだ。
それから二人で話をしながらテレビを見ていた。
地元のテレビは24時を過ぎるとつまらなくなる。
水奈が折角招待してくれたんだ。
勉強も早めに切り上げていた。
こういうシチュエーションは初めてだ。
僕から誘うべきなのか?
杞憂だった。
水奈はそっと僕の手に自分の手を重ねてきた。
水奈の顔を見ると何かを訴えるような目で見ている。
そして水奈が目を閉じれば水奈の唇に自分の唇を重ねていた。
濃厚なキスを楽しむと、水奈の頬は染まっている。
「……ベッドに行く?」
「……うん」
水奈とベッドに入ると水奈を抱きしめる。
水奈も僕に抱きついてくる。
僕は水奈を愛撫しながら一枚ずつ脱がしていく。
水奈は僕に身を寄せてうっとりしていた。
「ありがとう……」
「礼を言うのは僕なんじゃないのかな?」
こんなプレゼントを水奈はくれたのだから。
「じゃあ、ホワイトデーのお返し私からおねだりしてもいいか?」
悩まずに済むからそれは都合がいい。
「何が欲しいの?」
「空との時間が欲しい」
簡単に言うと1日デートしたい。
そんな希望だった。
それがプレゼントになるのかどうかは分からないけど。
「そんなのでいいの?」
「最近勉強ばかりであまりお出かけしてなかったから」
ああ、そう言えばそうだったな。
油断してた。
「ごめんね」
「いや、こうして空と一緒にいられるだけで幸せなんだ。毎日が奇跡のようで」
「僕も同じだよ」
「そうか……」
水奈は僕の胸の上に顔をうずめる。
「空は大丈夫なのか?」
「何が?」
「私の勉強に付き合っていて自分の勉強が疎かになってないか?」
来年は受験生だろ?と水奈が聞いてくる。
「水奈に教えるという事は自分がちゃんと理解していないといけない。その為の勉強もしてる」
「やっぱり足引っ張ってる?」
「その逆だよ」
「え?」
自分が一番理解してないといけないから自ずと必死に復習する。
何も中学生や小学生をみてるわけじゃない。
自分の復習にもなってる。
その上お金ももらっているんだからこれ以上の贅沢は無いよ。
挙句水奈との時間も作れるのだから。
そういうと水奈は安心したようだ。
「約束……覚えてる?」
「ああ、大学生になったら、ちゃんと水奈に合鍵渡すよ」
「ご飯とか作ってやるから」
そんな近い将来の話で盛り上がっていると水奈の両親が返って来た。
どたどたと足音が近づいて来る。
「水奈!大丈夫か!!いてぇ!」
「お前は年頃の娘の部屋にノックもしないで入るのか!?」
「って……二人共ベッドで何してるんだ!」
「さっさと出ていけ変態!!」
「ほら行くぞ誠」
そんなやりとりをして水奈の父さんは母さんに引きずられて去っていった。
内心焦っていた。
僕と水奈は裸。
明りがついていたら、僕と水奈の服が床に散乱していたのがすぐに分かっただろう。
「ごめん……」
「いいよ、僕も水奈に構ってやれなかったし丁度良かった」
「これからは構ってくれるか?」
「忘れないように努力する」
当たり前の愛情表現をちゃんと水奈に示してやらないと。
「空、まだホワイトデーには遠いけど……」
「いいよ、どうしたの?」
「このまま一緒に寝たい」
「……わかった」
そうして僕と水奈は朝まで一緒に過ごした。
(2)
空港に来ていた。
付き添いにUSE東京支社長の中村さんがいる。
そして見送りに私の父さんと将門の両親がが来ていた。
母さんは今日は仕事で地方にいる。
大きな荷物はすでに新しい住居に送ってある。
全てUSEが手配してくれた。
私達は地元を離れて東京で同棲を始める。
高校も東京の高校に通うことになる。
私達のグループ・フレーズは飛ぶように売れていた。
USEに恋愛禁止条例なんてのはない。
どうせ二人付き合ってるなら二人で生活した方が楽でしょ?
そう専務は判断した。
専務達は私達若いタレントの理解者だった。
私と将門が一緒の高校に通えるように手配してくれた。
そういうタレントもいるだろうとUSEレコードの支社を東京に作ったのだから。
「そろそろ時間だ。行こうか」
中村さんが言うと「じゃあね」と多田君に別れを告げる。
振り向くな、涙をみせるな。
ゴングはすでに鳴っている。
「いよいよだね」
将門にいうと「そうだな」と言う。
高校に通いながら本格的に活動を始める。
とうぜん大学への進学も専務は考えてくれていた。
それが中村さんの悩みの種でもあったそうだけど。
「何かあったらすぐ連絡して。SPもいるから」
専務がそう言った。
羽田に着くと中村さんに紹介してもらい、送迎してもらった人。
本名は明かしていない。
ただコードネームは教えてもらった。
サイレント。
マンションの部屋には私と将門の2人だけ。
五月の連休には作曲が完成してレコーディングに入る。
専務はちゃんと約束を守ってくれた。
私の新生活はそうして幕を開けた。
逢えない寂しさを。
出逢える喜びを。
愛し合う大切さを詩に綴っていた。
将門はそんな詩に込めた思いをちゃんと受け止めてくれて作曲してくれる。
それは同世代だけでなくて年上の女子大生にも共感を得ているらしい。
きっと大学が離れていて会えない寂しさもあったんだろう。
春は出会いと別れの季節。
振り向けばいつもそこにあなたがいてくれる気がする。
薄紅の雪が舞って今日も変わらぬ風が吹く。
まだ上手に笑えなかったけど、彼と会う時は笑顔でいよう。
大切な時間なのだから。
それは胸の奥にあるただ一つだけの記憶。
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