119 / 535
輝く時の中で
しおりを挟む
(1)
「事故にはくれぐれも気をつけなさい」
母さんが言う。
「行ってきます」
母さんに言うと僕は車を出した。
何日か前に僕と翼の車が出来上がった。
それを受け取ってきて休日に美希と初ドライブすることになった。
母さん達もついて行こうか?と言っていたけど「初めてなんだから2人で楽しんできなさい」と父さんが言う。
それから美希と二人でどこに行こうか相談していた。
母さん達にも聞いてみた。
「今なら大観峰にでも行ってみたらどうだい。行きと帰りを違うルートで帰れるし」
お勧めのお店もあるという。
僕と美希はそこに決めた。
大観峰に行くにはいくつかルートがある。
いずれも瀬の本高原を通るんだけど。
朝は海が見晴らしが良いだろうと別府周りにで山を登って水分峠を抜けてやまなみハイウェイを通っていく。
翼は隣でFMラジオを聞きながら上機嫌で話していた。
父さんの言う通り混んでいたといったら水族館の前くらいで後はすいすいと進めた。
別府に着くとコンビニでジュース等を買ってから再び出発する。
山を登っていると美希は助手席から外を見てその綺麗な景色に感動していた。
遊園地の前を過ぎて湯布院を越えて水分峠で再び休憩する。
何か買うわけじゃない。
最初のうちは緊張するから休憩しながら行きなさいと父さんが言ってたから。
確かに疲れる。
峠道を抜けてきたせいもあるけど。
美希がソフトクリームを奢ってくれた。
ありがたくいただく。
「ここでお昼食べてく?空お腹空いてない?」
美希が聞いてくる。
「大丈夫、父さんの言ってた店が気になるし我慢するよ」
「空だったらここで食べても食べられるんじゃない?」
まあ、そうなんだけどせっかくなら空腹で楽しみたい。
車に乗ると目的地に向かう。
ひたすら広い高原かと思ったら再び山を登る。
案の定煽ってくる車がいた。
車間距離を詰めて来てパッシングしてくる。
ハザードランプをつけて道を譲る。
後方の車は激しい音を鳴らして一気に僕達を抜き去っていった。
白いラリーカーだった。
「空も本当はあんな車乗りたかったんじゃない?」
美希が聞いてくる。
「まあね、ディーラーで試しに運転席に座らせてもらった」
「どうしてこの車にしたの?」
「運転しやすそうだったから」
車高が高いから。ゆったりした空間だから。シートも座り心地が全然違った。
そして山道も難なくこなせる。
茜に弄ってもらえたら飛ばすことも可能だろう。
ただそうするとこの車を買った意味が無くなってしまう。
ハンドルも軽い。
難点は燃費が悪い事。
翼の車の半分以下の悪さだ。
ディーゼルだけど車体がデカくて重いのとタイヤもでかいせいだ。
それ以外は特に問題ない。
ディーゼル車なのに不気味なくらい静かに走る。
燃費も悪いといったけどさっき僕を抜き去っていったスポーツカーよりは僅かに良い。
そんな話をしているうちに目的地に着いた。
駐車場は空いてた。
車を止めると車を降りて丘を上がる。
その先に広がる巨大ならカルデラ。
美希は写真を撮っていた。
自撮り棒も持ってきていたらしい。
看板の前に立って2人で写真を撮っていた。
「空にも送ってあげるね」
美希はそう言いながらスマホを弄っている。
景色を楽しむと来た道を戻る。
そして父さんの言ってた店に寄るとうどんと高菜めしのセットを頼んだ。
美希は高菜めしだけにしていた。
父さんが勧めるだけの事はある。
美味しい。
美希は食べる前に写真を撮っていた。
時間は14時を回っていた。
帰りは竹田に抜けて朝地・犬飼へと抜ける。
自動車道が途中まで通っていたけど敢えて国道を通った。
ケチったわけじゃない。
だってただなんだから。
ゆっくり帰って途中で夕食に寄って帰ろうと決めていた。
国道を夕方になるとやはり混む。
地元に着く頃には日が暮れていた。
夕食を食べて家に帰る。
「おかえり。どうだった?」
父さんから聞かれた。
「やっぱり長時間運転するのは疲れるね」
美希も満足していたと話す。
天音や茜が今度は私達も乗せてと言う。
風呂に入って部屋に戻る。
グルチャを見ると善明の車が届いたらしい。
見た目は普通のSUV車と変わらない。
だけど、僕の車が2台は買える値段だそうだ。
燃費もスポーツカーと変わらない。
まあ、燃費を求める会社の車じゃないんだけど。
美希からメッセージが届いていた。
「今日はお疲れ様」
「ありがとう」
そうやって一日の疲れを癒してベッドに入る。
疲れていたせいかすぐに眠れた。
翌日学校に行くときに車庫を見ると少し汚れていた。
今度洗車してやらないとな。
そして自転車で学校に向かった。
(2)
「じゃあ次亀梨光太君どうぞ」
「はい」
俺の番が来たようだ。
「失礼します」
学校で習って来たとおりに挨拶する。
「かけてください」
椅子に座る。
今日は俺と麗華は入社試験を受けていた。
筆記試験を終えた後少し休憩して面接に入っていた。
他校からも何人か来ている。
「じゃあ、まず当社を志望した理由を聞かせてください」
面接官は全員で5人いる。
緊張はしていたが、次々と投げかけられる質問に答えていた。
一通り質問が終ると面接官がくすりと笑う。
「随分学校で練習したんだね」
ちょっと捻った方が良かったか?
「車の免許はこれから取るの?」
「はい」
「早く取っておいてね。家から会社までの通勤に慣れて欲しいし」
「通勤は徒歩にしようかと思っていたのですが」
「営業にしろ現場監督にしろ車は必須だよ。もちろん社用車も用意してあるけど君営業希望?」
「そういうわけではないんですけど」
「現場に直接行ってもらうから車は買っておいてね」
「分かりました」
「最初は雑用が多いけど頑張って」
「はい」
「残業は極力させないように上から言われてるから心配しないで」
ああ、俺採用決まってるんだな。
「じゃ、今日はご苦労様でした。頑張って学校卒業してね」
「ありがとうございました」
そう言って俺は退室する。
「どうだった?」
「採用は決まってるみたいだ」
麗華に答えた。
それからしばらくして麗華が呼ばれる。
「そんなに緊張する必要ないぞ」
「分かってる」
そう言って面接室に入る麗華。
10分くらいで出てきた。
「どうだった?」
「受付をやってもらうから化粧くらいは覚えて来てくれって」
麗華はそう言って笑顔をみせた。
夕方を過ぎていたので家に連絡して夕食は2人で食べた。
翌週職員室に呼び出された。
渡されたのは採用通知書。
来年の4月から働く事になる。
その翌日俺は自動車学校に手続きに行った。
中免を持っていたので若干早く免許を取れるみたいだ。
そして免許を取ると父さんと一緒に車を見に行く。
乗る車は決めてあった。
皆より一足遅いけど車を手に入れた。
色々弄りたいけどまた麗華の苦情が来る。
我慢しておいた。
週末に麗華とドライブに行った。
麗華は少し化粧していた。
今のうちに練習しておこうと思ったのだろう。
「化粧似合ってるよ」
「わき見しないで前見て運転して」
せっかく内定決まったのに事故死はごめんだ。
麗華はそう言って笑う。
いつか見たあの夢を両手でだきしめたら、離さず諦めずに信じ続けよう。
輝く時の中で守り続けよう。
辿り着くときまでこの手を離さない。
ずっと追い求めていく。
「事故にはくれぐれも気をつけなさい」
母さんが言う。
「行ってきます」
母さんに言うと僕は車を出した。
何日か前に僕と翼の車が出来上がった。
それを受け取ってきて休日に美希と初ドライブすることになった。
母さん達もついて行こうか?と言っていたけど「初めてなんだから2人で楽しんできなさい」と父さんが言う。
それから美希と二人でどこに行こうか相談していた。
母さん達にも聞いてみた。
「今なら大観峰にでも行ってみたらどうだい。行きと帰りを違うルートで帰れるし」
お勧めのお店もあるという。
僕と美希はそこに決めた。
大観峰に行くにはいくつかルートがある。
いずれも瀬の本高原を通るんだけど。
朝は海が見晴らしが良いだろうと別府周りにで山を登って水分峠を抜けてやまなみハイウェイを通っていく。
翼は隣でFMラジオを聞きながら上機嫌で話していた。
父さんの言う通り混んでいたといったら水族館の前くらいで後はすいすいと進めた。
別府に着くとコンビニでジュース等を買ってから再び出発する。
山を登っていると美希は助手席から外を見てその綺麗な景色に感動していた。
遊園地の前を過ぎて湯布院を越えて水分峠で再び休憩する。
何か買うわけじゃない。
最初のうちは緊張するから休憩しながら行きなさいと父さんが言ってたから。
確かに疲れる。
峠道を抜けてきたせいもあるけど。
美希がソフトクリームを奢ってくれた。
ありがたくいただく。
「ここでお昼食べてく?空お腹空いてない?」
美希が聞いてくる。
「大丈夫、父さんの言ってた店が気になるし我慢するよ」
「空だったらここで食べても食べられるんじゃない?」
まあ、そうなんだけどせっかくなら空腹で楽しみたい。
車に乗ると目的地に向かう。
ひたすら広い高原かと思ったら再び山を登る。
案の定煽ってくる車がいた。
車間距離を詰めて来てパッシングしてくる。
ハザードランプをつけて道を譲る。
後方の車は激しい音を鳴らして一気に僕達を抜き去っていった。
白いラリーカーだった。
「空も本当はあんな車乗りたかったんじゃない?」
美希が聞いてくる。
「まあね、ディーラーで試しに運転席に座らせてもらった」
「どうしてこの車にしたの?」
「運転しやすそうだったから」
車高が高いから。ゆったりした空間だから。シートも座り心地が全然違った。
そして山道も難なくこなせる。
茜に弄ってもらえたら飛ばすことも可能だろう。
ただそうするとこの車を買った意味が無くなってしまう。
ハンドルも軽い。
難点は燃費が悪い事。
翼の車の半分以下の悪さだ。
ディーゼルだけど車体がデカくて重いのとタイヤもでかいせいだ。
それ以外は特に問題ない。
ディーゼル車なのに不気味なくらい静かに走る。
燃費も悪いといったけどさっき僕を抜き去っていったスポーツカーよりは僅かに良い。
そんな話をしているうちに目的地に着いた。
駐車場は空いてた。
車を止めると車を降りて丘を上がる。
その先に広がる巨大ならカルデラ。
美希は写真を撮っていた。
自撮り棒も持ってきていたらしい。
看板の前に立って2人で写真を撮っていた。
「空にも送ってあげるね」
美希はそう言いながらスマホを弄っている。
景色を楽しむと来た道を戻る。
そして父さんの言ってた店に寄るとうどんと高菜めしのセットを頼んだ。
美希は高菜めしだけにしていた。
父さんが勧めるだけの事はある。
美味しい。
美希は食べる前に写真を撮っていた。
時間は14時を回っていた。
帰りは竹田に抜けて朝地・犬飼へと抜ける。
自動車道が途中まで通っていたけど敢えて国道を通った。
ケチったわけじゃない。
だってただなんだから。
ゆっくり帰って途中で夕食に寄って帰ろうと決めていた。
国道を夕方になるとやはり混む。
地元に着く頃には日が暮れていた。
夕食を食べて家に帰る。
「おかえり。どうだった?」
父さんから聞かれた。
「やっぱり長時間運転するのは疲れるね」
美希も満足していたと話す。
天音や茜が今度は私達も乗せてと言う。
風呂に入って部屋に戻る。
グルチャを見ると善明の車が届いたらしい。
見た目は普通のSUV車と変わらない。
だけど、僕の車が2台は買える値段だそうだ。
燃費もスポーツカーと変わらない。
まあ、燃費を求める会社の車じゃないんだけど。
美希からメッセージが届いていた。
「今日はお疲れ様」
「ありがとう」
そうやって一日の疲れを癒してベッドに入る。
疲れていたせいかすぐに眠れた。
翌日学校に行くときに車庫を見ると少し汚れていた。
今度洗車してやらないとな。
そして自転車で学校に向かった。
(2)
「じゃあ次亀梨光太君どうぞ」
「はい」
俺の番が来たようだ。
「失礼します」
学校で習って来たとおりに挨拶する。
「かけてください」
椅子に座る。
今日は俺と麗華は入社試験を受けていた。
筆記試験を終えた後少し休憩して面接に入っていた。
他校からも何人か来ている。
「じゃあ、まず当社を志望した理由を聞かせてください」
面接官は全員で5人いる。
緊張はしていたが、次々と投げかけられる質問に答えていた。
一通り質問が終ると面接官がくすりと笑う。
「随分学校で練習したんだね」
ちょっと捻った方が良かったか?
「車の免許はこれから取るの?」
「はい」
「早く取っておいてね。家から会社までの通勤に慣れて欲しいし」
「通勤は徒歩にしようかと思っていたのですが」
「営業にしろ現場監督にしろ車は必須だよ。もちろん社用車も用意してあるけど君営業希望?」
「そういうわけではないんですけど」
「現場に直接行ってもらうから車は買っておいてね」
「分かりました」
「最初は雑用が多いけど頑張って」
「はい」
「残業は極力させないように上から言われてるから心配しないで」
ああ、俺採用決まってるんだな。
「じゃ、今日はご苦労様でした。頑張って学校卒業してね」
「ありがとうございました」
そう言って俺は退室する。
「どうだった?」
「採用は決まってるみたいだ」
麗華に答えた。
それからしばらくして麗華が呼ばれる。
「そんなに緊張する必要ないぞ」
「分かってる」
そう言って面接室に入る麗華。
10分くらいで出てきた。
「どうだった?」
「受付をやってもらうから化粧くらいは覚えて来てくれって」
麗華はそう言って笑顔をみせた。
夕方を過ぎていたので家に連絡して夕食は2人で食べた。
翌週職員室に呼び出された。
渡されたのは採用通知書。
来年の4月から働く事になる。
その翌日俺は自動車学校に手続きに行った。
中免を持っていたので若干早く免許を取れるみたいだ。
そして免許を取ると父さんと一緒に車を見に行く。
乗る車は決めてあった。
皆より一足遅いけど車を手に入れた。
色々弄りたいけどまた麗華の苦情が来る。
我慢しておいた。
週末に麗華とドライブに行った。
麗華は少し化粧していた。
今のうちに練習しておこうと思ったのだろう。
「化粧似合ってるよ」
「わき見しないで前見て運転して」
せっかく内定決まったのに事故死はごめんだ。
麗華はそう言って笑う。
いつか見たあの夢を両手でだきしめたら、離さず諦めずに信じ続けよう。
輝く時の中で守り続けよう。
辿り着くときまでこの手を離さない。
ずっと追い求めていく。
0
あなたにおすすめの小説
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる