姉妹チート

和希

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痛み

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(1)

「どうしてですか!?納得行きません!」

 私は校長に呼び出されていた。
 それは学校中に流れた噂のせい。

 一ノ瀬琴葉は生徒とエッチして妊娠した。

 少し考えたらでまかせと分からないのだろうか?
 私は結婚して夫がいる。
 教師が不倫なんて馬鹿な真似は絶対しない。
 しかし他の職員たちはその旦那とうまく行ってないとか、旦那が生徒じゃないのかとか無茶苦茶な事を言う。
 
「そんな噂が世間に広まってマスコミに知られる前に退職して欲しい」

 残酷な指示だ。
 悔しくて泣きそうになる。
 私も時間をかけて説得した。
 だけど誰も耳を貸してくれなかった。

「最近の若い女性は簡単に子供を作るから」

 結婚している女性が子供作って何が悪いのか?
 結婚できないおばさんのただの僻みじゃないか。

「どうしても退職しないなら懲戒免職という手もある」

 校長のは冷淡に告げると話は一方的に終わる。
 まだ授業をしないといけない。
 教室に入ると黒板に、「琴葉は誰にでも体を許す」とかそんな子供みたいな落書きがされていた。

「これを書いたのは誰!?」

 私が生徒に聞く。
 
「はーい、俺で~す」

 悪びれもなく挙手する生徒と笑い声。
 
「何でこんな事をするの!?」
「だって本当の事でしょ?校長室で聞いたってやつもいるし」

 で、いくら出せばやらせてくれる?
 そんな事を平然と聞いてくる生徒達。
 他のクラスも一緒だった。
 私のクラスの生徒だけは唯一「琴葉ちゃん大丈夫?」って心配してくれた。
 そんな優しさが滲んで泣いてしまう。
 つらい、もうやだ。
 この子達が進級するまではと思ったけど、明日にでも辞表を出そう。
 幸い3学期だし引継ぎもそんなに問題ないだろう。
 家に帰って夫の律に相談する。

「その話なら少しだけ辛抱してみないか?」

 折角ならちゃんと自分の手で締めくくりたいだろ?
 律はそういう。
 
「でも……」
「SHでその問題はどうにかするつもりらしい」
「え?」

 私のクラスの生徒がグルチャに流したらしい。

「身の程知らずの馬鹿がいる」

 そいつを突き止めるのに皆が必死になっていた。
 子供達の情報網は広い。
 それがたまたま校長室で私が校長に辞表を提出していた時に話を聞いていたらしい。
 その真偽はどうだっていい。
 ただ私の居場所を奪い取る為に画策しただけの話。
 相手は当然のように誰か分かった。

 フォーリンググレイス。

「遺書は私が準備してやるから埋めてこい!」

 天音が怒っている。
 それを止めるSHのメンバーはいなかった。

「皆が琴葉の為に頑張ってる。琴葉は一人じゃない。俺だって支えてやる。あと少しだ、頑張れ」

 そう言って律が私を抱いてくれる。
 
「わかった……」

 まだSHを怒らせるとただじゃ済まない愚か者が残っていた。
 そしてSHは当然のように行動に出る。

(2)

「なんだ、中坊じゃん。金持ってるの?」
「ちゃんと用意してきた」

 そう言って財布から私が指示した金額を出す中坊。
 SNSを使えばこんな行動くらい簡単にできる。
 そして素性も分からない相手に体を許す馬鹿は多いみたいだ。
 もちろん私にその意思はなかった。
 
「でも、子供相手じゃ私が捕まるからやめとくわ」
「なんだと?」
 
 中坊に睨みつけられたくらいで一々怯える程子供じゃない。

「せめてもう少し大人になってからにしなよ」
 
 どうせこんな真似でもしないと使い道がないんだろうし。

「ガキだからってなめてんじゃねーぞ」

 中坊がそう言うとぞろぞろと出てくる中坊の群れ。
 未だに黒いリストバンドをしているのが特徴らしい。
 それが標的の目印と言う事も知らずに。

「あのさ、こんなに仲間を呼ばないといけない程ビビってるわけ?」

 中坊を挑発する私も十分情けないと思ったけど。

「約束を破棄するなら俺達だって考えがあるぞ」

 集団で私を嬲るつもりらしい。

「そんな事あんた達に出来るの?」

 そう言って笑みをこぼす。

「フォーリンググレイス舐めるなよ!」

 余程自殺願望があるらしい。
 簡単に自分たちの正体を明かした。
 それを待っていたんだ。

「ナイス、春海。いい演技だった」

 そう言って渡辺紗理奈が出てくる。
 片桐茜や山本喜一も一緒にいた。

「ここまで情けない集団になってるとは、俺もあきれて物も言えないぞ」

 そう言って喜一が溜息をもらしていた。
 予期していなかったのだろう。
 慌てふためく中坊達。
 
「言っとくけど証拠はしっかり押さえたからね」

 茜が言う。

「お前ら俺らをはめたのか?」
「どうせあんた達も同じだったんでしょ?」
「ふざけるな、ただで帰れると思うなよ?」
「それはこっちのセリフだ。折角の休日に子供と遊んでやりたいのをわざわざ来たんだ。覚悟出来てるんだろうな」

 光太がそう言った。
 空は来ていない。
 
「この程度の雑魚に王が口出しする必要ない」

 光太がそう言ってた。

「全く余計な事をしてくれるよ。大人しく白状したら命だけは助けてあげるけどどうだい?」

 一家団欒の時間を割くという色々とまずい状況になっている。
 これ以上無駄な時間を使いたくない。
 善明がそう言う。

「ふざけるな。たったその程度の人数で何ができる?」
「勘違いするなガキ。本来なら俺達が出るまでもないくらいしょうもない事なんだ。それをお前らがややこしくしてくれたから出て来ただけだ」

 死にたいなら望み通り殺してやる。
 殺した後にスマホ奪って情報なんていくらでも引き出せる。
 すると連中は無謀にも私達に襲い掛かって来た。

「お前らは手を出すな」

 そう言って光太と善明がまとめて始末する。
 暴力団相手に圧倒する二人に中坊が少し武装したくらいなんてことない。
 本来なら光太達も出る必要ないと純也が言っていたのを「お前が出ると本当に殺すだろ」と光太が言ったくらいだ。
 SHはただの仲良しグループじゃない。
 敵対する者には一切容赦しない。
 だから地元で一番強いんだ。
 って説明してる間に一人も残さず始末していた。

「で、琴葉のデマを流したのは誰だ?この期に及んで白を切るつもりなら本当に埋めるよ?」

 殺人はないけど行方不明者はいくらでも出る世界だ。
 中坊は洗いざらい話した。
 さすがにSHの多い1年と3年は何もしなかった。出来なかった。
 だから2年が企んだらしい。
 そいつらの名前と連絡先を無理矢理聞き出して解放する。
 その間も車に乗っていた茜がノートPCを操作していた。
 今の一部始終を少し編集してネットに流す。
 少々アレンジを加えていた。
 これで琴葉の無実を晴らすことは出来るだろう。
 晴らす必要もないけど。
 美希達がすでに動いて教育委員会に圧力をかけている。
 しかしそれで冬眞や冬吾達が納得するわけがなかった。
 彼らはSHを挑発するとどうなるか思い知ることになる。

(3)

「待てよ、冬眞」

 俺は2年の教室に向かっている冬眞の肩に触れた。

「離せ誠司。うちのクラスの問題だ。邪魔するとお前も殺すぞ」

 琴葉ちゃんは冬眞達の担任。
 だから冬眞が処刑するという主張。
 だけどそれはダメだと俺は言った。

「琴葉ちゃんにとってお前たちが最後のクラスなんだ。最期に問題起こして琴葉ちゃんが気持ちよく辞められると思ったのか?」

 冬眞達が考える事は復讐じゃない。
 琴葉ちゃんが安心して辞められるようにしてやるだけ。
 もう大丈夫だと思わせる事だ。
 それは冬眞達しかできない事だと説得する。

「でも誠司もやばいんじゃないか?卒業取り消し食らうかもしれないぞ?」

 崇博達が言う。
 俺はにこりと笑った。

「別にいいさ。俺はサッカーで食っていくんだから」

 学歴なんてどうでもいいだろ?

「そんな問題起こして代表だってやばいんじゃないの?」

 歩美も言う。

「それは気にしてない」

 この程度の問題なら親がもみ消してくれるだろ。
 だから俺なんだ。
 俺では琴葉ちゃんに思い出を残すことが出来ないから。

「一人でやる気か?」

 冬眞が聞くと、冬眞の頭を叩いた。
 
「年下のガキ相手くらい一人で十分だ」

 わかったらさっさと教室に戻れと言うと冬眞達は戻っていた。
 それを見届けてから俺は2年のクラスに向かう。
 目的の教室につくと扉を思い切り蹴り飛ばした。
 派手な音をたててガラスが割れドアも亀裂が入る。
 黒いリストバンドをした餌が立ち上がってこっちを睨みつける。
 そいつらに向かって俺は言った。

「琴葉ちゃんにふざけた真似をしたのは誰だ?名乗りでたら紐無しバンジーで許してやる」

 隠しても無駄だぞ。
 お前らの人生中学生で終わらせてやる。
 意外にもあっさりと名乗り出た。

「俺だけど何か用?言っとくけどうちの母さん教育委員会に口利きできるよ?」

 中卒という学歴すらなくなるのは俺の方だと言う。
 とりあえず用件は聞いてやった。
 それで十分だろ?
 俺はそいつに近づくとそいつの襟を掴み上げると廊下に引きずり出す。

「じゃあ、約束だから」

 気に入らない物は窓から投げ捨てろ。
 窓を開けるとそいつを放り投げた。

「何やってんだお前!?」

 教室から怒声が聞こえてくる。

「なんか文句あるなら聞いてやるけど?」

 お前らも試すか?紐無しバンジー。

「FGを舐めるんじゃねーぞ!」

 殴りかかる男子の腕を軽くつかむ。

「その名前でビビる相手だといつから錯覚していた?」

 俺達にとってはそれは「殺してください」って意味だぞ。
 そいつを殴り飛ばすと全員襲い掛かって来た。
 集団戦闘なら冬莉や冬吾がいると楽だ。
 楽ってだけだ。
 個別にやると弱いなんて一言も言ってない。
 年下を相手に群れて暴れる程情けない事はない。
 片っ端から殴り飛ばしていく。
 そんなに時間をかけてられない。
 2年の他のクラス、または他の学年の連中が嗅ぎつけてくる前に始末しないと面倒になる。
 だけど、時間をかけすぎたようだ。

「随分手間取ってるね」

 そう言われて振り返ると冬吾達がいた。

「一人で何黙って遊んでるの?」
「美味しいところを独り占めするなって言ったはずだけどな」

 冬吾と隼人が言う。

「お前ら巻き込むわけにいかないだろ?」
「だからって一人でやらせるほど人間出来てないよ?」

 他のクラスは冬吾達が始末したらしい。
 そして教員がやって来た。
 俺達は全員生徒指導室に連行された。

「おっす、おらトーゴ。10歳。よろしくな」

 ぽかっ

「何で叩くの?瞳子」
「愛莉さんから言われてるの!すぐアニメとかの真似したがるから気をつけてって」
「お前ら真面目に話を聞け!何をやったのか分かってるのか?」

 すると冬吾は考えていた。

「大掃除」

 は?

「ほら、年末冬休みで学校休みだったから」

 ただゴミ捨て場に持っていくのが面倒だったから窓から投げ捨てた。

「ふざけるんじゃない。けが人を出てるんだぞ!」
「僕達は怪我してないです」
「反省する素振りがないなら卒業取り消しも考えるぞ」
「やれるものならどうぞ?」

 親が駆けつけたらしい。
 頼子の母親と泉の母親が駆けつけた。
 俺達の母親もやって来た。

「中学校最後に何をやってんだお前は!?」
「冬吾もです!ゴミを窓から捨てるなんてダメでしょ!ちゃんとゴミ箱に入れなさい!」

 冬吾のお母さんは偶にずれた事を言うと聞いた。

「いえ、お母さんそういう意味じゃなくてですね」
「あれ?違うんですか?」
「けが人が出てるんですよ」
「でもさっき冬吾は”僕達は怪我してない”って言ってたじゃないですか?」
「自分の息子さんが無事ならいいんですか?」
「それもそうね……」

 意外とそう言ったのは頼子の母さんだった。

「我が子を守るのが母親のつとめよね。だったら教員総辞職くらいさせてやろうかしら」
「それは恵美に任せようかしら。私はこの子達に逆らったら連中を全員一家心中させてやるわ」

 俺達に何か非があるのか?
 あるとすればしっかり後始末をしなかったくらいだ。
 だったらその後始末は親がする。
 それなら問題ないでしょ?と頼子の母さんが言う。
 頼子の母さんなら本気でやる。
 あっさりと職員たちは引き下がった。
 もちろん今回の事件も公にならなかった。
 紐無しバンジーして遊んでいた馬鹿がいた。
 それだけの事だった。

(4)

「誠司!」

 親と帰る時に泉に呼び止められた。
 俺は振り返ると泉を見る。
 泉は「ごめん」と言うと俺を平手打ちした。
 どうしてそうなったか分からなかった。
 それは他の皆も同じだったようだ。

「どうしたんだ?泉」

 すると泉がいまだかつてないまでの大声で叫んでいた。

「いつまでもそうやって自分1人だけで十字架を背負うような生き方止めなさい!」

 俺は冴を泣かせてしまったという罪を背負って生きている。
 だから自分の事なんてどうでもいいとやけになって生きている。
 そんなやり方でこの先も自分がボロボロになって生きていくつもり?
 そんなやり方で誰が幸せになるの?
 俺に悪い部分があるとすれば、いつまでもそうやって過去を引きずって生きている事だ。

「……俺みたいなやつでも人の役に立てるならって思っただけだよ」
「それが間違っているってどうして気づかないの?」

 他人の痛みは知ってるくせに自分の痛みを知らない。
 自分が傷つけば同じ思いを誰かがするかもしれない。
 そんな風に考えていけないの?
 そんなやり方じゃいつか現れる俺にとって大事な人を守るなんてできない。
 自分でチャンスを棒に振ってる事すら気づいてないんじゃないの?

「もう十分でしょ?そろそろ自分の幸せを探すべきだよ」
「俺が幸せになる資格なってあるのか?」
「それを証明したのは誠司でしょ」

 少なくとも俺を見て泉が恋に興味を持った事実は変わらない。
 それは俺が泉に幸せを気づかせてくれたんじゃないのか?

「誠司だって他人を幸せにすることがある。だから誠司にも幸せになる権利がある」
 
 だけど今のままだと他人を悲しませるだけ。
 俺の為に涙を流す人だって必ずいる。
 また同じ過ちを繰り返すつもり?

「……俺の為に泣くやつなんていねーよ」

 俺がそう言うと泉は笑みを浮かべた。

「私が泣いてあげるから」
「泉の言う通りだよ。誠司」

 冬莉が言う。

「今の誠司はただ自虐的になってるだけ。そんな誠司を見て心配する人間がいるのを忘れてはいけない」

 俺がどういう風に罪を償おうとしようが俺の勝手だ。
 だけどそのやり方でさらなる罪を作り出していることに気づくべきだ。
 私達はSHだ。
 どんな喜びも共有して、どんな痛みも分かち合うグループだ。
 誠司一人で背負えるような軽い物じゃない。

「じゃ、そろそろ帰ろう。愛莉」

 冬莉はそう言って冬吾達と帰っていった。

「誠司、帰るぞ」

 母さんは何も言わずにそう言って歩き始めた。
 風呂から出ると父さんに呼び出された。

「話は母さんから聞いた」
「うん」
「父さんの話を聞いてくれないか?」
「どうしたの?」

 父さんは罠に嵌って他の女と寝ているところを写真撮られたらしい。
 それまでにも父さんは色々やらかして母さんの信用を失っていた。
 今度こそもう終わりだ。
 そういって離婚届まで書いたらしい。
 それを冬吾の父さんが見破って母さんを説得して事なきを得た。
 だけど父さんはまた同じ過ちを犯すのが怖くて怯えていたらしい。
 そんな父さんに母さんが言ったらしい

「いつもの誠が好きなんだ」

 どうしようもない父さんだけど、それでも父さんに替えられる人なんていない。
 父さんのために母さんは何度も涙を流したらしい。
 そのくらい父さんの事を愛していた。

「俺は冬夜に言われていてな。視野が狭いのは司令塔として致命的だと言われた」

 お前だってそうじゃないのか?
 父さんはそう言った。
 自分がしでかした過ちばかりを見ていて周りが見えていない。
 そんな事じゃいつかお前の為に涙を流してくれる人が現れても気づけないぞ。

「母さんも父さんと一緒だと思う」

 母さんが父さんの隣に座って言った。
 
「誠司は十分やってきた。そろそろ次の幸せを探すべきじゃないのか?」

 俺は父さんと一緒だって母さんは言う。
 一つの事に心を奪われて周りを見ることが出来ない。
 今日だって一緒だ。
 お前ひとりで無茶をやって冬吾達がどう思うか考えなかったのか?
 お前が十分反省してるのは母さんだって分かってる。
 姉さんだって気づいて、心配してる。
 そろそろ自分の事を考える時期じゃないのか?

「……分かった」
「分かったら、とっとと部屋に戻ってちっとは受験生らしく行動しろ」
「うん」

 部屋に戻ってとりあえずノートを広げる。
 俺にとっての幸せ?
 俺を許してくれる女性がいるのだろうか?
 今の俺にはサッカーの事しか考えられなくてそれどころじゃない。
 サッカーに逃げているだけなのだろうか?
 もしそのサッカーすら失ったら俺には何が残る?
 その答えが分かるまでまだしばらく時間を必要としていた。
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