優等生と劣等生

和希

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1stSEASON

愛莉の憂鬱

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(1)

あまり眠れなかった。
昨夜冬夜君の服についていたシャツのしみ。
暗くてよくわからなかったけど、神奈のリップの色に似てた。
なにかあったのは間違いない。
それを裏付けるかのような神奈のメッセージ

「私、愛莉に負けないから」

そのメッセージが脳裏に焼き付いて離れない。
今日からまた神奈は冬夜君の家にくるらしい。
どんな顔して行けばいいの?
私から冬夜君を奪う気なの?

「それだけは嫌っ!」

私は枕に抱き着く。
どうしたらいい?
私は考えた。
平静を装いながら神奈から冬夜君を守らなくちゃ。
でも、冬夜君の気持ちがゆらいだらどうしよう?
一瞬想像しただけでも気分が沈む。
考えることをやめるようにした。
信じよう、冬夜君を



色々考えていたら朝寝過ごした……。
時計は7時15分。
まずい!間に合わない!
慌てて着替えて準備して家を出る。
朝食は抜いた。
家を出た時間は35分
完全な遅刻だ!!
ごめん、冬夜君。


(2)

「……や、……うや……トーヤってば……。」

誰かが呼んでる。
愛莉か?……いやまて。トーヤ?。
うっすらと目が覚める。

「今だ!起きろー!!」

威勢のいい掛け声とともに布団ごとめくられる僕。
ベッドから転がり落ちた僕は目をパチクリさせる。

「お!起きたか?」

そう言って僕の目の前に立っているのは愛莉ではなくカンナだった。

「な、なんでカンナが!?愛莉は?」
「まだきてねーぞ。どうしたんだろな?」

来てない?
時計を見た。
35分を過ぎてる。
おかしいな、てかやばい!

「カンナ!着替えるから下に行ってて!!」
「わかった」

そう言ってカンナは部屋を出る。
着替えてる間、外が騒がしい。

「冬夜君!!」

威勢よくドアを開ける愛莉。
僕はズボンをはいている途中だった。
愛莉と目が合う。
一呼吸おいて。

「きゃあ!ごめんなさい!!」

そう言ってドアを閉める愛莉だった。


朝食をすませて慌てて準備する。
準備を済ませ、リビングにもどると、愛莉とカンナが和やかに談笑してる……様に見えた。
が、愛莉の目が笑ってない。

「そろそろ行こうか!」
「うん」
「おう!」

なんか二人ともいつもと様子がちがうんですけど……。



「なあ、愛莉」
「なーに?」
「せめて手をつなぐくらいにしないか?」

僕の右腕をつかんで離さない愛莉。
つかむというかしがみつくというか。
流石に目立ちすぎだろ?

「腕組むの嫌?」

上目づかいで僕を見る愛莉。
いや、組んでないし。

「朝からそんなにイチャイチャしなくてもいいだろ?」
「じゃあ、いつならイチャイチャしていいの?」

そう言いながらさらに体を密着させる愛莉。
胸の感触が気になる。
なんか今日の愛莉変だぞ?

「人目につくからもうちょっと控えめに……」
「私といちゃついてるの見られるのそんなにイヤ?」

寂しそうな顔をする愛莉。
さっきからその表情は卑怯だぞ。

「愛莉、トーヤ嫌がってるぞ」

珍しくカンナが助け舟を出す。

「冬夜君嫌なの?」

だからその顔は卑怯だと……。
周囲の目線が痛い。
何であんな男がこんな可愛い女子と……。
そんな目線が突き刺さる。
勘弁してくれ。


(3)

二人の水面下の小競り合いは学校でも続いた。

「トーヤ、ここの問題なんだけど」
「神奈、私がノート見せてあげる」

今になってこの席の配置を呪った。
隣で笑いをこらえている誠。
この状況を作った一端はお前だぞ誠。


昼休み。
逃げるように中庭にやってきた僕。
ふぅとため息を着く。

「大変だな」

そういって缶ジュースをこっちに放る誠。
それを受け取り飲む僕。

「誰のせいでこうなったと?」
「俺のせいだっていいたいのか?」
「お前……なんでカンナを振ったんだよ。何が気に入らなかったんだ」
「神奈さんが好きなのはお前だからだよ。」
「そんなのお前がどうとでも」
「俺は彼女の意思を尊重するね、納得いくまで行動してそれでもダメって諦めがついたら。その時考えるよ」
「残酷だな」
「残酷なのはお前だろ?冬夜」

誠の意外な言葉に振り向く僕。

「まだチャンスがあるかも?って思わせてるのは誰だよ?」
「そんな風に言った覚えは……」
「無いって言えるか?行動をとってないって言えるか?」

言い返せない

「前に言ったと思うけど優しすぎるのは時として残酷な事もあるんだぜ?」

なるほど……。

「まあ、精々うまくやりなよ。ただどっちつかずのままだと、どちらにも嫌われるぜ」
「それはない」

最初から決まってる。僕が好きなのは……。

「じゃあそれを彼女に伝えなよ?それで解決する」
「最後に美味しい所を頂こうとッて魂胆か」
「さあね、神奈さん次第じゃないか?ってか答えでてんじゃん」

そう言って誠は去って行った。
誠の言うことも最もだ。
伝えなくちゃ、神奈に……。

(4)

その日の夜、勉強会再開。

「冬夜君そこ間違ってるよ」
「トーヤここってなんだっけ?」
「神奈少しは自分で調べなよ」
「それが出来たら苦労しねーよ」

和やかにやってるようで二人の緊張感は張り詰めていた。
どうにかしなきゃ。
いつ切り出す?
やっぱり帰りか……。

「冬夜君?」
「おいトーヤ聞いてんのか?」
「え?」

全然聞いてなかった。

「冬夜君からも言ってよ、少しは自分で調べた方が良いよって」
「だからそれどこだっけ?って聞いてるじゃん」
「まあまあ、喧嘩しないで仲良くやろうよ」
「喧嘩なんかしてねーし」
「ちょっと注意しただけだよ」

だめだ、やっぱり今は言えない。
作り笑いをしてこの場はやり過ごす。

「冬夜君!」
「トーヤ何とか言えよ!」

二人の怒りの矛先はこっちにむかったようだ。
僕は黙ってることしかできなかった。
どうしたものやらと時間を見る。
神様は僕を見捨ててなかった。

「二人ともそろそろ時間だし切り上げようか」

時計は21時を回っていた。


「じゃあ、また愛莉」
「愛莉またな」

帰りに二人っきりになったときにでもカンナに話そう。
しかしその時異変に気がついた。
玄関まで送ったのに微動だにしない愛莉。

「…………く」

え?
良く聞こえなかった。

「私もついてく……」
「へ?」
「私も一緒に神奈送るから!」

(5)

朝から機嫌が悪かった。
冬夜君の家についたら先に神奈が冬夜君の部屋にいる。
それは私の役目なのに!

「昨日のメッセージの意味どういう意味?」
「へ?」
「私に負けないってどういうこと?」
「ああ、あれね……そのまんまの意味だよ」
「答えになってない!」
「わからないならいいよ」
「もう一つ、昨日冬夜君と何したの?」
「別に……トーヤに聞けば?」

ムカつく。

登校時
私は絶対に冬夜君は渡さないって意思を示した。
時折ちらっと神奈の方を見る。
全然気にしてないようだ。
何なのその余裕?
冬夜君は嫌がってるし。
そんなに私と一緒に居るの見られたくないの?

冬夜君の家で。
冬夜君は話を全然聞いてくれない。
ただ、にこにこしてるだけ?
それで丸く収まると思ってるの?
こんなにイライラするのは初めてだ。
そして時間になった帰ろうと言って収拾をつけようとする冬夜君。

私が邪魔者なの……?
そんなに私がいや?
いつのまにか嫌われてる?
どうせ嫌われるなら……。

「私も一緒に神奈送るから!!」

とことん嫌われてやる。
半分自棄だった。


帰り道。
無言の3人。
どうせふたりでいちゃつく気だったんだろうけど、そうはいかないんだから!

「あのさ……カンナ」

冬夜君が沈黙を破った。
私の目の前で告白?
泣いちゃダメだ私!

「なんだ?」
「僕の事なんだけど諦めてくれないか?僕には愛莉がいるしさ……多分もうカンナとそういう関係になれない」

え?
今なんて言った?
神奈はだまって冬夜君の話を聞いてる。

「ごめん、はっきりしない僕がいけなかった。この場で殴ってくれてもいい。でもできればこのまま友達でいたい」
「……おせーよ」
「ごめん」
「……分かった。目ぇつぶれ」

神奈待って!
私が何かを言おうとしたその時だった。
神奈が私の方をちらりと見る。

!?

一瞬の静寂。

神奈は冬夜君とキスしてた。
しかも長くそして冬夜君の口に吸い付くように……。
だめだ頭がついていかない!
目をそらしたかった。
でもできなかった。

「おせーんだよ……。もう引き返せねーよ。言ったろ?『負けない』って……」
「カンナ……」
「いいんだよ今は愛莉が好きでも。何年でも、何十年でも待っててやるから」

そう言って笑う神奈。

「じゃあな」といい家の中へ帰っていく。

ぼーっと突っ立ってる冬夜君。
私は冬夜君の腕にしがみつく。

「帰ろ?」
「……ああ、そうだな」


それから帰りの間色々考えてた。
何十年でも待っててやるからって……。
不安がよぎる。
そんなに長く一緒に居られるのかな?私たち……。
ちらりと隣の冬夜君を見る。
まださっきのキスのことが忘れられないようだ。
この男は私がとなりにいるのに……!
やがて私の家の前についた。

「……じゃあな」

そう言って踵を返して家に帰ろうとする冬夜君の腕をつかむ。

「冬夜君待って!」
「なんだよ……!?」

生まれて初めてだ。
キス自体は何度もしてきたのに笑える。
最初は戸惑ったけど、思い切って口を開け舌を冬夜君の口の隙間に滑り込ませる。
そして舌を絡みつかせる。

「ん……」

思わず声が漏れる。
ずっとこのままでいたい。

「あら~愛莉~遅かったわね~」

りえちゃんの声に反応して思わず体を離す。

「あれ~お邪魔だったかしら~」

タイミング悪いよりえちゃん。

「じゃ、またね。冬夜君」
「またな」

フラフラと帰路につく冬夜君。
大丈夫かな?
ちゃんと帰れるかな?
姿が消えるまで見送る私とりえちゃん。

「路チューなんて愛莉ちゃん大胆ね~」

何度もしてたなんて言えない。
いや、初めてか。
今頃になって恥ずかしくなってきた。

私に負けない。
じゃあ、私も言わせてもらう。

「神奈には絶対譲らないから!」

メッセージを神奈に送り付けた。
すぐにメッセージが返ってきた

「そうこなくちゃな!」

余裕さえ見える神奈のメッセージ。
もっと大胆に仕掛けてくるのかな?
冬夜君大丈夫かな?
前に言ってた派手な下着。
用意していた方がいいかもしれない……。
神奈は持ってるんだろうな……。
冬夜君の操だけは渡したくない
……考えすぎか。
どうかしてるな今日の私。
時計は22時を回っていた。
体が火照ってすぐに眠れそうにもない。
ちょっと勉強して頭をほぐすか。
また明日寝坊しちゃうかな?
……それだけは阻止しなくちゃ!
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