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1stSEASON
誠からの贈り物
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ピピピピピ……。
アラームが鳴る。
起き上がると、アラームを止める。
時間は7時。
急いで着替えを始める。
着替えが終わり下に行って急いで準備を済ませると部屋に戻る。
「ご飯はいらないの?」
「後で食べる」
自分の部屋に戻るとドアを開けたとき陰になる部分にはりつく。
7時半丁度。
そろそろか?
「冬夜君おはよう~?……あれ?」
部屋に愛莉が入るがベッドには誰もいない。
「冬夜君~?」
あたりを見回す愛莉。
今だ!
「おはよう、愛莉」
愛莉の背後から抱き着く僕。
「きゃっ!冬夜君!?」
振り返る愛莉の顔をよく見る。
うん、今日もちょっとだけ化粧してる。
誕生日以降毎日チェックしてることだ。
「化粧……似合ってるよ」
「最近それ毎日言ってない?」
そう言いながら、まんざらでもない様子の愛莉。
「嫌か?」
意地悪に聞いてみる。
「そんなわけないじゃない」
僕の腕は愛莉をとっくに開放していた。
が、愛莉は僕の方に向きなおすと僕にしがみつく。
「なんか、最近どんどん冬夜君が優しくなってる」
「だめか?」
「嬉しいよ。今日はこの後どうするのかな?」
「朝飯食うに決まってるだろ」
振り返るとカンナが立っていた。
「ったく、最近は朝からよくいちゃついてることで……私ら来ないほうがいいか?」
「いや、そういうわけじゃないよ」
「そうだよ!いてくれないと冬夜君どこまで行くかわかんない」
そういう割には警戒心ないよな?
「だと良いけどな、でもこの分だとイブにはほんとにやっちゃうかもな」
「冬夜君お子様だから無理だよ」
にっこりと笑う愛莉。
なんかグサッと来たぞ。
あれから僕も、色々勉強してるんだ……。
誕生日の日誠が僕にくれたのは一枚のDVD。
「急いで準備したんだぜ?」
「見てもいいか?」
「あ、あとで一人でゆっくり見ろよ」
なぜか慌てる誠。
「いいじゃん、みんなで見ようぜ」
楽しそうに言うカンナ。
中身誠から聞いてるのか。
「う~ん、ホラーじゃないならいいよ」
全く何も知らない。愛莉。
「い、いや、愛莉さんにはちょっと刺激が強いかも」
「?」
「?」
僕と愛莉は顔を見合わせる。
……まさか、誠お前……。
前言撤回。
「やっぱり一人で見るよ」
「え~どうしたの?みんなで見ようよ~?」
不服そうに言う愛莉。
「いや、誠がああ言ってるし」
「ええ~そんなのずるい~」
言い出したら止まらない愛莉。
今回だけは駄目だ。
腹を抱えて笑っているカンナ。
「遠坂さんにはまだ早いかな……冬夜へのプレゼントだから一人で楽しませてやろ?」
その時ようやく中身を把握したのか顔が赤くなる。
やっと気づいてくれたか。
安心して、DVDを机の上に置いたその時だった。
電光石火のごとくDVDを取り、プレイヤーに入れる。
ちょ……まて……。
「皆私の事子供扱いして!私だって平気だもん!」
慌てて止めようとしたがもう遅い。
それは再生された。
24インチのテレビに映し出される大きなそれ。
ご丁寧にぼかしがない。
釘付けになる愛莉とカンナ。
気まずい僕と誠。
「うわあ、体柔らかいね。女優の人」
「すげえな、てかこういうのが趣味なのか。誠」
誠の性癖を暴露する鑑賞会は数分で終わった。
「気持ち悪い。怖い。もういいよ」
「なんで誠こんなもん持ってんだ?」
それぞれの感想を述べる愛莉とカンナ。
誠は困っていた。
実は、あのあと一人で見ていた。
たまにね……。
夜中にこっそりと。
だから今度は大丈夫。
アレの使い方もネットで調べた。
ついでに使用期限も。
「いい加減に降りてきなさい!」
母さんの声が響き渡る。
僕たちは下に降りて行った。
(2)
登校中
「そういやありがとう。お蔭で大分成績上がったよ」
誠が突然礼を言った。
「誠君が頑張った成果だよ~。礼なんて良いって」
愛莉がそう返す。
「そうは言うけど、遠坂さんと、冬夜のヤマ勘が無かったらこうはいかなかったって」
誠が言ってるのは期末テストの結果についてだった。
実際夏休みから勉強始めての誠の成績の上がり方は凄かった。
殆ど勉強しないで二人で喋ってるだけなのに不思議だ。
「なんか遠坂さんと冬夜にお礼しないとな」
「もうDVDはいらないぞ」
「そうだ!」
こういう時の「そうだ」はろくでもないことに決まってる。
「イブはともかくクリスマスは4人で過ごさね?プレゼントの交換とかさ」
「あ、いいね」
カンナが誠の話に乗る
この二人のプレゼントはろくでもないものに決まってる。
でもクリスマスプレゼントか。
何か考えておかないとな。
「私もいいよ~、りえちゃんに頼んでみる」
愛莉も乗り気だった。
愛莉の家でやることが決まったようだ。
クリスマスか……。
今年はどうしようかな?
(3)
12月24日
今年は早めに駅ビルに来て愛莉と一緒にプレゼント交換用のプレゼントを探した。
僕はストールを、愛莉はアロマキャンドルを買った。
その後、今年もイルミネーションを見に来ている。
毎年そんなに変わらない。
ただ雰囲気を楽しむだけのものだ。
ちゃんと服を褒めてやった。
「可愛いよ」って
今年は喧嘩することはなかった。
喧嘩する要素も無かった。
「あれから一年も経つんだね」
愛莉が腕を組んで歩きながら話し出した。
「そうだな」
「今年はああいうサプライズはいらないからね」
「だ、大丈夫だよ」
「そうだね、誕生日にやってくれたもんね」
「……悪かったって」
「大丈夫、怒ってないよ」
よかった……。
「今年もあのベンチで撮ってもらお?」
そう言って道行く人に声をかける愛莉。
そして写真を撮ってもらう。
その後適当にぶらついて、家に帰る。
バスの中で色々愛莉が話しかけてきたが、上の空だった
緊張してる。
アレの使用期限は問題なかった。
終業式の日。
またミッキーがアレを皆に配布する。
「イブと(自主規制)の二日分な」
こいつの頭の中はそれしかないのか?
カンナと誠は4回出来るのか。
女子にも配ってたからな。
「ちゃんとつけさせるんだぞ!」
と、一言言って。
昼間誠からメッセージが。
「今日こそ決めろよ冬夜!これで決められなかったらお前本当にヘタレだぞ」
まだ中学生だぞ……。
そんな事を考えていると愛莉が脇腹をつんつんしてきた。
そして耳元で囁く。
「今から緊張してると本番ミスするよ」って……。
愛莉を家に送る。
当然帰らない。
「ちょっと荷物取ってくるね!」
そう言って家に帰る愛莉。
しばらくして戻ってきた。
「じゃ、いこうか」
僕の家に向かった。
「愛莉ちゃんいらっしゃい。お風呂準備出来てるからお先にどうぞ」
「は~い」
……もう何も突っ込まない。
そんな余裕がなかった。
「冬夜どうした?顔色悪いぞ」
父さんに言われた。
「べ、別になんでもないよ」
父さんは小声で言う。
「こういうのを親が言うのもなんだがな……過度な緊張は失敗のもとだぞ」
……その言葉の意味を後で思い知ることになる。
「おまたせ~」
湯上り姿の愛莉が部屋に入ってきた。
髪の毛はおろしてある。
パジャマ姿だった。
大丈夫、今日はちゃんの枕の下に置いてある。
リラックスリラックス……。
「僕も風呂いってくるよ」
そう言って風呂に入る。
戻ってくると愛莉は定位置に正座して待機してた
時間は23時半。
「愛莉」
「はい!」
「これ……」
「え?」
僕は愛莉にプレゼントを渡した。
「ありがとう!開けてもいい?」
「いいよ」
開けると中にはハートのネックレスが入っていた。
愛莉は早速つけている。
「似合ってるかな?」
「うん、よく似合ってるよ」
「わ~い」
喜んでもらえたようだ。
「あ、私からもあるんだよ!今年は手作りじゃないけど」
そう言って彼女は中くらいの包みを僕に渡した。
「開けてもいい?」
「どうぞ」
開けると革製の手袋が入ってあった。
「手抜きでごめんね」
「いや、嬉しいよ。ありがとう」
「よかった~」
……。
静かに時間だけが経つ。
日も変わろうかという頃、僕は意を決して言った。
「そろそろ寝ようか」
「……うん」
そう言うと愛莉をベッドに誘導する。
愛莉が、ベッドに入ると僕も一緒に入る。
愛莉は目を閉じる。
え?寝ちゃうの?
………
……
…
「明かり消さないの?」
「消した方が良い?」
「冬夜君の好きな方で」
多分暗いと失敗する。
かといって明るいと愛莉が恥ずかしいだろう。
……今更恥ずかしがることも無いか?
散々悩んだ末照明を消し。スタンドライトをつけた。
この方がムードあるよね?
ちょっと見づらいけど。
手順は、学んだ。
まずキスをして、服を剥がして……ブラの外し方も学習した。
その後も学んだ手順通りに事をこなす。
時折愛莉が小さく声をだし、息づかいがすこし荒くなる。
さて、ここからだ。
……あれ?
おかしいな?
どうした僕?
嘘だろ!
「どうしたの?」
異変を察知した愛莉が僕を覗き込む。
……。
男子なら分かるよね?
極度に緊張すると……そのあれなんだ。
焦って色々試せば試すほどダメになる。
「……ごめん」
結論を言おう。
失敗した。
情けない。
散々準備した結果がこれかよ?
泣きたくなってきた。
(4)
「そろそろ寝ようか」
「……うん」
今夜の冬夜君は何か違う。
ここまで来る前にも意気込みを感じた。
意気込みというか張り詰めた緊張感というか。
そんなに緊張してると本番ミスるよ?
普段冬夜君がかけてくれる言葉をそのままお返しした。
聞いてるのか聞いてないのか上の空だ。
今夜の冬夜君は違った。
慣れない手つきだけどちゃんとしてくれてる。
今までにない快楽。
なるべく声を出さないようにしようとしたけど、息遣いまではどうにもならない。
冬夜君に聞かれてるかな。
てか私冬夜君に何もしてあげられてない。
どうしたらいい?
そんな事を考えてたら冬夜君が何か一人でもそもそしてる?
どうしたのかな?
何もしないのがいけなかったのかな?
ごめん冬夜君。
「どうしたの?」
私は冬夜君に声をかける。
何も言わない。
やっぱり怒ってるのかな?
冬夜君をみる。
何も言わない理由がわかった。
やがて冬夜君が重く口を開く。
「ごめん……」
だから言ったのに、緊張しすぎるとミスるぞって。
冬夜君を抱きしめる。
「大丈夫だよ!何度でもチャンスはあるって言ったでしょ?明日はうちに泊まろ?」
こんなこともあろうかと秘策を練ってあるから。
「情けないよな僕……」
「そんなことない、誕生日の時に比べたらすごい進歩だよ。驚いちゃった……まさか他の人と練習してたわけないよね?」
意地悪な質問だな。
「そんなわけないだろ」
知ってるよ。
あのDVD見て勉強したんだね。
実はPCも覗いたよ。
ブラの外し方とか色々検索してたね。
そんな一生懸命なアナタが好きだよ。
「今夜はもう寝よ?」
もちろん抱きついたままでいいよね?
「……うん」
落ち込む冬夜君を寝かせ私は冬夜君に抱きつき眠った。
今回は冬夜君の頑張りを認めてあげよう、褒めてあげよう。
そして今度は私が頑張る番。
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