優等生と劣等生

和希

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2ndSEASON

ラブレター

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(1)

「おはよう、冬夜君……あれ?」

机の上に一枚手紙がある。
私は手に取ってみる。
あて先は飯田あさ美と書いてある。
あ、スキーのインストラクターだった人だ。
封はまだしてない。
……。
見ちゃえ!
隠し事はしないって言ったもんね。
どれそれ……。
写真が2枚と便箋が一枚入ってあった。

写真は、豚骨ラーメンと味噌ラーメンの2枚が入ってた。
便箋に書かれたメッセージを読んでみた。

「拝啓、お元気ですか?僕は元気です。地元に帰って年が明けてお雑煮食ったりしてました。北海道のラーメンも美味しかったけどやっぱり地元の豚骨ラーメンが大好きです。中でもこの2種類のラーメンが好物で一枚は地元の味噌ラーメンです、札幌ラーメンと謳っているけどコーンは入っていません。でも濃厚で美味しいです。そういえばあのあと東京に行ったけどラーメンを食うのを忘れてました。でももんじゃを食べたので満足です。もんじゃを食べて彼女と仲良く慣れてよかったです。今度北海道に行ったときはラーメンの名店に行きたいと思います。それではお元気で。ありがとうございまいた。またお会いできる日を楽しみにしています。敬具」

なにこれ?
食べ物の事しか書いてないじゃない?
それにしても今頃になぜこんな手紙を?
その時後ろから冬夜君に抱きしめられた。

「なに見てんだよ愛莉。マナー違反だぞ!」
「おはよう冬夜君」
「おはようじゃないよ、何してるんだよ」
「冬夜君こそ何やってるの?こんな手紙こそこそと……」
「今日は朝から痴話喧嘩か?」

神奈が部屋に入ってきた。

「神奈見てよ、この手紙。どう思う?」
「手紙?まさかラブレターか!?」

うぅ、そういうのじゃないと思うけど。

神奈に手紙を渡すと神奈は手紙を読み上げる。

「何々?……なんだこれ食べ物の事ばっかりしか書いてないじゃないか?愛莉の事まで書いてるし。これ誰に渡すつもりだ?」
「スキーのインストラクターに渡すつもりみたい」
「そういや、最近男子がこそこそと何かをやっていたな。何やってたんだ?」

神奈が冬夜君に問い詰める。

「愛莉に隠し事するとあとで面倒になるから言うけど。他の皆には内緒だからな」

そう言うと冬夜君は話し出した。

「指原さんが、ちゃっかり飯田さんの住所聞いてたらしくて、それを聞いた渡辺君が『イッシー、手紙でも出してやれよ』と言いだして、そしたらなぜか男子全員で手紙書こうって話になって。僕も巻き込まれたってだけ。決して飯田さんの事をどうこうって話じゃないよ。手紙の内容見たらわかるだろ?」

確かにこの内容でラブレターはないよね。
でも……。

「恵美に知れたら大変だよ?」
「だから内緒だって」
「そういう問題じゃないだろ?恵美に内緒でこそこそこういう真似してるのが問題だろ?」

神奈が鋭く突っ込む。

「まあ、そうだけど。せっかく住所聞いたんだしって……石原君もそこら辺わきまえた内容にしてると思う」

だと良いけど。

「冬夜、そろそろ準備しないと」

麻耶さんが呼んでる。

「そういうことだから、内密によろしく!」

そう言って冬夜君は荷物を取り部屋を出る。

「ったく男子共は……」

呆れてるのか、神奈はため息交じりに呟く。
この時止めるべきだったと後悔するのにさほど時間は必要としなかった。

(2)

「なんだこれ?」

男子生徒の一人が一枚の便箋と写真を拾った。

「これ、江口さんとイッシーじゃん!」
「!?返せよ!!」

桐谷君が、その男子に近づこうとするが、他の男子に捕まれる。

「えーと……。『あなたにとって大事な人はすぐそばにいますか?僕はすぐそばにいてくれます。その人にだけ届いて欲しい恋をしました。握りしめた手離すことなく永遠を誓いました。きっと僕は言います。思い変わらず同じ言葉を。それでも足りずに涙にかわり喜びになり。言葉に出来なくてただ抱きしめる……』ギャハハ!なんだよこれラブレターか!?」

クラス中に晒される石原君の手紙。
きっと真夜中に書いたんだろうな。この手紙。
それにしても事態を収拾しなくちゃ。
どうしてこう面倒事に首を突っ込んじゃうんだろう。
僕はゆらりとその男子生徒に近づく。
男子生徒は僕に気づく。

「片桐お前も書いたのかよ!読ませてみろよ!」

僕は拳を振り上げた瞬間、誰かが僕の腕を掴んだ。
渡辺君だった。
渡辺君は首を横に振ると。男子生徒にやんわりと言った。

「それ友達のなんだ。返してくれないかな?」

やんわりと言ってるが「返さないとどうなるかわかってるよな?」とすごんでるように見えた。

男子生徒はそんな渡辺君の威圧感に気圧されたのか素直に渡辺君に写真と便箋を返す。

「悪いな」

そう言うと僕を連れて席に戻る。
そんなやりとりを江口さんは一人離れたところで見ていた。

放課後

「イッシー悪い!ごめん!」

全員分の便箋を預かっていた桐谷君が謝る。

「大丈夫だよ……。多分」

意気消沈する石原君。
心配してるのは、石原君と江口さんが付き合ってることがクラス中に知れ渡った事なのか?それとも……。

「あの内容なら大丈夫だよ、多分江口さんにも石原君の気持ち伝わると思う」

ぶっちゃけて言えば、「石原君にも好きな人が出来ました」という意味なのだから。

「でも付き合い始めた理由まで知られたら……」
「その心配ならないよ?」

そう言ったのはいつのまにか話を聴いていた指原さん。

「どういう意味?」

僕は指原さんに聞いていた。

「だってもう知ってるもん、石原君が江口さんに告った理由」

はい?

「どういうこと?」

石原君が、指原さんに聞いていた。

「んと、イッシーが付き合って欲しいと言ってた割には消極的だからなんで?って聞いてきたからゲロった」

まじかよ……

「んじゃ、僕が気まぐれで江口さんと付き合ってるみたいじゃないですか!?」

だよなあ。

だけど、指原さんは続けて言う。

「だって嘘はついてないじゃん。きっかけはどうあれ、恵美はイッシーの事好きになったんだから結果オーライってことで」

そういう問題か?
するとその話を聞いていたのか、江口さんがやってきた。

「イッシー、ちょっといいかしら?」

石原君を呼び出す、江口さん。
石原君は江口さんに連れられ教室を出て行った。
何となく心配だ

(3)

屋上。
僕は、恵美に呼び出された。
多分手紙の件だろう。
怒ってるかな?
指原さんの言い方だと僕が、飯田さんに断られたから江口さんに乗り換えたことはバレてる。
普通なら怒るよね。
最悪の事態も想定していた。
震えが止まらない。
折角上手く言っていたのに。
こんな事なら最初から言っておくべきだったか。
いや、言っても変わらないか?
気紛れで付き合って欲しいと言いましたと、言われていい気分になる女子がどれだけいるだろう。
しかし、そんな稀有な女子が目の前にいた。

「怒ってると思ってるでしょ?」

恵美の一言。
僕は黙ってうなずく。

「心配しないで、亜依ちゃんから大体の事は聞いてたから。今更って感じ……そう今更ね」

私も気まぐれで付き合っていただけ。
そう言いたいのだろうか?

「私は嘘はついてない。あの時飛行機で言った言葉覚えてる?」

恵美が僕を好きになった理由。
貶されてるのか褒めてもらえてるのかよくわからなかったあの理由。

「覚えているよ」
「今でも同じ気持ち。出会ったあの時から全ては始まってるの。一緒にいたいという気持ちは今も変わらない。貴方は?」
「変わらないよ」
「そう、それなら問題ないわね」

恵美はそう言ってにこりと笑う。

「本当に怒ってない?僕が恵美を選んだ理由」
「私も本当はイッシーでなくてもよかった。たまたま亜依ちゃんがイッシーとカップリングさせただけ」

え?

「……なんて言ったら貴方怒る?私と別れる?」
「それは……」
「でしょ?きっかけなんてどうでもいいのよ。あとは二人の問題でしょ?」
「そうだね」
「もう一つ言わせてもらうわ。あの手紙の内容。悪い気はしなかったわよ『ただ抱きしめる』って抱きしめてもらったのはたった一度だけどね」

そういうと恵美は僕に抱き着く。
周りの生徒の目線が痛い。

「さあ、ただ抱きしめて。それとも言葉にする?」

恐る恐る彼女の背中に腕をまわす。

「私からも言わせてもらうわ。側にいるわよ。嫌と言われてもいるつもりだから」
「嫌だなんて言わないよ」
「そう信じてるわ」

まだまだ問題は依然あって頭痛いけれど、少しずつ解決していって。願い事叶えていこう。

(4)

スマホの着信音が鳴る。
これで10回目だ。
着信履歴を開いて着信拒否をする。

「神奈?出なくていいの?」
「いいよ、大体相手が誰かは分かるし」
「そう……ならいいんだけど」

愛莉は深くは追及してこなかったが……。

「相手が分かってるなら出てもいいんじゃないか?」

とマイペースのトーヤ。

ぽかっ

「あまり他人のプライベートに深入りするの良くないよ」

愛莉に怒られてる。

「だって何回もかけてくるなんて大事な用かもしれないじゃないか」

トーヤは察しが悪いようだ。
本当にサッカーの時とは雲泥の差だな。

「トーヤはサッカーのクラブチームに何度も電話されたらどうする?」
「うーん……着信拒否かな」
「同じことだよ」
「てことは、カンナひょっとしてモデルか何かにスカウトされてるのか?」

本気で馬鹿かこいつはと思った。

ぽかっ

そう思ったのは私だけではないらしい。

「冬夜君。同じことを何度も言わせない!」

愛莉に怒られてしゅんとなるトーヤだった。


勉強会が終わって帰る時に、愛莉にお願いした。

「愛莉、ちょっとだけトーヤ借りてもいいか?」

え?と怪訝そうな顔をする愛莉。

「借りるってどういう意味?」
「ちょっと家まで送って欲しいなと思ってな」

トーヤは男だ。
それなりに喧嘩慣れしてる節もある。
万が一の時には頼れる。

「喧嘩慣れしてるから……って何かあるの?」

愛莉が不安げに聞いてきた。

「大丈夫だとは思うけど念のためな」
「じゃあ、私もついていっていいよね?」
「……愛莉、私は……」
「神奈の事疑ってるわけじゃないの。ただ神奈が心配で……」
「分かったよ。でも愛莉も気をつけろよ」
「やっぱり気をつけなきゃいけないようなことがあるんだ」

しまった。
つい口が滑ってしまった。
何か察したのかトーヤが愛莉に言う。

「愛莉、僕一人で行くよ」
「え、でも……」
「何かあった時二人は守れない」
「うぅ……」

やっぱり心配してるんだな。

「カンナを疑ってるわけじゃないんだろ?帰ったら電話する」

そう言って愛莉にそっとキスをする。
こういうことが人前でさらりと出来るようになったあたりトーヤも成長したよな。

「わかった、電話待ってるからね」

そう言うと愛莉は家に帰った。

「じゃ、帰りながら事情聞かせてもらうぞ」

トーヤが言う。

「ああ、その代わり条件がある」
「条件?」
「今から言う話を言うのは愛莉だけだ。愛莉に誤解されるのはいやだしな。誠には絶対言うな!」
「……そんなにヤバい事なのか?」
「聞いたら後悔するかもな」
「分かった。でもそういうことなら僕より誠にいうべきなんじゃないのか?」
「誠は今サッカーで必死だ。進学かかってるしな。面倒事に巻き込みたくない」
「僕は巻き込んでもいいのかよ」
「嫌なら一人で帰るよ」
「そんな話を聞いて一人で帰す事なんてできるかよ」

お前ならそう言うと思ってたよ。
だから頼りになるんだ。
頼ってごめんな、愛莉。
でも、今頼りになるのはトーヤだけなんだ。

「じゃあ、話すぞ……」

私は自転車を漕ぎながら話し出した。

(5)

……その日は何もなかった。
でも、毎日カンナを送ることになった。
その事も愛莉に電話で話しなくちゃな……。
部屋に戻ると、愛莉に電話する。
そして事情を説明する……。

「……それって警察とかに言った方がいいんじゃ」
「事が起こってからじゃないと警察はとりあってくれないってさ」
「冬夜君は大丈夫なの?怪我したリしないよね?」
「多分大丈夫だと思う」
「誠君にも言ったらいけないの?」
「ダメだって、今面倒事に巻き込むわけにはいかないって」
「うぅ……それって自分勝手じゃない?自分の彼氏は巻き込めない。でも他人の彼氏は巻き込んでも平気なんて」
「だからって放っておくわけにもいかないだろ?」
「それはそうだけど……。冬夜君も気をつけてね」
「分かってる」
「それじゃ、また明日の朝」
「ああ、また明日」

愛莉との電話を終えるとベッドに横になる。
愛莉の言うように警察に言った方がいいんじゃないかとカンナに言った。
けど「今警察沙汰にすると色々まずいだろ?問題になるし」と、頑なに拒否した。
スマホを操作して、検索する。

ストーカー・親

警察への通報はタイミングが大事だと出ていた。
まだ電話だけで住所がバレてないのなら、言うべきではないのかもしれない。
誠への連絡も避けた方が良さそうだ。
この時の判断が正しかったのかそうでなかったのか?
その回答が出るにはまだ少し時間がかかる。
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