2 / 20
2.偽オシャレ人間
しおりを挟む
私にとってこの人間は最大の敵であった。(それももう今や過去のことだ。)
まず、この女について、最も私をイライラさせるのはあの服装である。
花柄、パステルカラー、ヒラヒラ、ロングスカート、おまけに鼻の穴より小さいようなネックレスを付けてくる。彼女の年齢は軽く見積もっても四十代後半以上だろう。物事には年相応ということがあるが、この女にはそんな概念は存在しないのかもしれない。
長期休業明け、久しぶりに彼女を見たときの話だ。この時ほど、驚いたことはない。どういうことかというと、髪が、髪が、大胆にも短く切られ、カーリングしていたのである!それがまたヒドイものでカラーリングでさえもそれは四十、五十のオバサマがするようなものではなかった。私にはどう見ても二十代、三十代専用の髪型に見えた。(自由で良いじゃないか、と思うかもしれないがフランケンシュタイン並みのチグハグさなのである。)この気色の悪さよ。若作りに狂乱する中高年の奇妙さは異常である。
彼女の奇妙さを増幅させているのはそれだけではない。その一つに「匂い」がある。彼女が通路を通りかかった時のことだ。ある人が言った、「何か不自然な香水臭がしないか?」と。それに対し、当のこの女はなんと答えたか。まるで、褒められているがの如く、「あら、私のコロンかしら。桜のフレーバーですよ❤️」と答えた。この時の気色の悪さは耐えがたいものがあった….。
さて、この話について、耐えがたさ以外にも分かることがあった。それは彼女の自画自賛病についてである。人が批判の意や嘲笑の意を込めて発した言動にまるで自身を褒めた言動だと勘違いをして、その事についてノリノリ好調陽気に説明やら自慢やらをしてくる。なんとも愚の骨頂というべき反応である。そういった事実から彼女はその女王的、貴族的なご都合の良い考え方があることが分かる。だから、彼女は大いなる嘲笑の意を込めて「○○様」と様付けで呼ばれる。
これについても先ほどと同様にこの女は勘違いをするのだが…。
そして、極めつきは彼女の超絶異次元ハイトーンボイスである。これを授業中1時間延々と聞かなければならないのはもう地獄に等しい。またその声で出される1時間当たりの「ね」と「はい」の数は200を優に超える。これもまた生徒の笑いの種にされ格好の嘲笑の餌食となっている。
ともかく、この女は自身の年齢について自覚することなく、年甲斐のない哀れな人間なのだ。
高慢知己になりすぎると自身の批判にも気づけなくなるという恐ろしい性質がある。
まず、この女について、最も私をイライラさせるのはあの服装である。
花柄、パステルカラー、ヒラヒラ、ロングスカート、おまけに鼻の穴より小さいようなネックレスを付けてくる。彼女の年齢は軽く見積もっても四十代後半以上だろう。物事には年相応ということがあるが、この女にはそんな概念は存在しないのかもしれない。
長期休業明け、久しぶりに彼女を見たときの話だ。この時ほど、驚いたことはない。どういうことかというと、髪が、髪が、大胆にも短く切られ、カーリングしていたのである!それがまたヒドイものでカラーリングでさえもそれは四十、五十のオバサマがするようなものではなかった。私にはどう見ても二十代、三十代専用の髪型に見えた。(自由で良いじゃないか、と思うかもしれないがフランケンシュタイン並みのチグハグさなのである。)この気色の悪さよ。若作りに狂乱する中高年の奇妙さは異常である。
彼女の奇妙さを増幅させているのはそれだけではない。その一つに「匂い」がある。彼女が通路を通りかかった時のことだ。ある人が言った、「何か不自然な香水臭がしないか?」と。それに対し、当のこの女はなんと答えたか。まるで、褒められているがの如く、「あら、私のコロンかしら。桜のフレーバーですよ❤️」と答えた。この時の気色の悪さは耐えがたいものがあった….。
さて、この話について、耐えがたさ以外にも分かることがあった。それは彼女の自画自賛病についてである。人が批判の意や嘲笑の意を込めて発した言動にまるで自身を褒めた言動だと勘違いをして、その事についてノリノリ好調陽気に説明やら自慢やらをしてくる。なんとも愚の骨頂というべき反応である。そういった事実から彼女はその女王的、貴族的なご都合の良い考え方があることが分かる。だから、彼女は大いなる嘲笑の意を込めて「○○様」と様付けで呼ばれる。
これについても先ほどと同様にこの女は勘違いをするのだが…。
そして、極めつきは彼女の超絶異次元ハイトーンボイスである。これを授業中1時間延々と聞かなければならないのはもう地獄に等しい。またその声で出される1時間当たりの「ね」と「はい」の数は200を優に超える。これもまた生徒の笑いの種にされ格好の嘲笑の餌食となっている。
ともかく、この女は自身の年齢について自覚することなく、年甲斐のない哀れな人間なのだ。
高慢知己になりすぎると自身の批判にも気づけなくなるという恐ろしい性質がある。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる