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19.しぐさからにじみ出る偽善性を持つ女

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彼女について、私は優しい人間で思いやりとユーモアがあるのでは?と少しだけ感じたことがあったが、それは全く違って、そういった優しさ等を感じる行動一つ一つに彼女の偽善性が良く出ていると思う。

この女は三十代後半の女なのだが、四十代も半ばを過ぎたぐらいに老けて見受けられる。その要因として挙げられるのは彼女が非常に化粧が濃いということだ。私の友人たちの中には「化粧お化け」とか「魔女」とか(魔女なんだから、若返りの魔術でも使えばいいのにと思わせられる。)そんな言われ方をしている。


彼女の目は例の化粧の濃さの影響で原型を留めていない。アイシャドウにまみれたその目は本来どのくらいの大きさなのだろうか?わたしには分からない。

肌のファンデーションの塗り具合も同様に非常に厚い。鼻は普通だが、その周りにあるほうれい線は深い。

また、彼女の背は低い。
それに、体全体が小さく、足は小枝のように細そうだ。
決して、褒められたようなスタイルではなく、どちらかというと、不健康の部類である。
スタイルだけならば、妖精かそれに準ずるなにかなのかもしれないが、それでもやはり多くの目には「化粧お化け」に
見えざるを得ないのだ。

声は、フワッフワしている。この声がまた一層偽善性を高めている。なんだか、安心感や母性なんかを感じにくい、フワッフワした、なんとも本質のない上辺だけの声に偽善を感じる。



そして、この女の最も高まった偽善性があるのはその仕草や話への反応である。 

例えば、わたしが最も偽善性を感じる行動のひとつに会話時の相槌がある。
何かを言った後の反応が「へぇ~。」とか「そうなんだぁ~。」などで全く持って社交的な関心を欠いているのだ。

感動や理解を全く持って知り得ない。

ここに彼女の悲しい、というか可愛そうな部分がある。

また、一見優しさを持って接している相手についても裏では、嫌そうな言葉、顔をするなど、この女の心はいつも本心が隠され偽善的なのだ。

彼女には支持者も多い。
ただ、自身の信じる彼女の姿が本当の彼女の姿なのかは分かることはできない。


偽善的に振る舞う時も
        技術が必要である。
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