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第2章
12.目に見えるもの?
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『はあ……冒険ギルドで宿泊……冒険ギルドで……冒険ギルドで宿泊……はあああ……』
人ごみを離れたリディは再び日傘をさした。道が混んで来たらたたもうと思ったのだが、商店の並ぶ通りを抜けたせいか人通りはさほど多くない。それでリディは白布越しの柔らかな光を楽しみつつ足を動かしていたのだが、マックロはどうやら“冒険ギルドへ向かう”という事態がお気に召さないらしい。蹄の音を伴奏にして聞こえてくるのは、じっとり湿った声と盛大なため息ばかりだ。
『はああ……町に入る前にあんな目にあったというのに、どうしてリディは冒険ギルドで宿泊しようなんて思えるんでしょうねえ……はああああ……』
「冒険ギルドの宿っていいんだよ」
広さはそこそこだが、清潔で、設備の破損もない。
移動用の乗り物を自前で持つことも多い冒険者たちのため厩舎も万端に整えられており、基本的に一般の人が泊まらないため安全性も高く、なのに価格は破格だ。
「どう考えても泊まらない理由がないでしょ。私の母様も言ってたよ、『冒険者は冒険ギルドの宿に泊まることが多いから、たまには町中の宿にも泊まってみたくなる。だけどあれこれ比較検討してみたら、やっぱり冒険ギルドの宿が一番だっていう話に落ち着くの』ってさ」
『ですがそれは、とりたてて問題のない平凡な冒険者に限った話でしょう? 私たちのようにちょっと特別な冒険者だとまた訳が違うのではないですか?』
「冒険者は冒険者だって。いっしょいっしょ。――あ、ほら見てよマックロさん。あれが冒険ギルドだよ」
冒険ギルドはどの町の支部も似たような作りをしている。広い敷地は背の高い石壁でぐるりと囲まれ、大きな鉄門を入ってすぐの場所には食堂や店など一般の人にも開放されている施設がある。
ただし敷地の途中からは鉄の柵で仕切られており、そこから先へ行けるのは冒険者の身分証を持つ者たちだけだ。
「カブレイの港街でも私は冒険ギルドに行ったんだけど、あのときは冒険者じゃなかったからね。冒険者専用の区域で入れたのは試験会場と、特例で泊まらせてもらえた宿だけだったんだ。専用の区域にちゃんと入れるのは初めてだから楽しみだな」
『……楽しみばかりがあればいいんですけどねえ……はああああああ……』
今までで一番大きなため息を吐いてマックロは黙る。リディも静かに冒険ギルドの門をくぐり、冒険者専用区域へ続く道へ足を向けた。
専用区域にももちろん門がある。脇には軽装の男が立っていた。彼は胡乱な目つきでリディの頭から足まで見た後でぶっきらぼうに言う。
「身分証」
どうやらこの男が今は門を守っているらしい。日傘を畳んで腕に掛けたリディが身分証を見せると、彼は一つ鼻を鳴らした。
「テイマー様か。やっぱりな」
「やっぱりってことは、私がテイマーだって分かってたの? すごいね」
「別にすごかねえよ、黒い馬を連れた珍妙な衣装のお嬢ちゃん。……なるほど、ヴィゴさんの言ってた通りだな」
『ヴィゴですって! 聞きましたかリディ、町に入るとき会ったあいつですよ!』
口を挟んだマックロを男はちらりと見遣る。
「喋ってやがる。本当に馬じゃないんだな」
『ええ、もちろん。私はナイトメア。ナイトメアの※*#@♪△です』
「魔獣のくせに一丁前に名乗るじゃねえか」
「実は私の腹話術かもしれないよ?」
「俺と話してるのはテイマーじゃなくて腹話術師ってか。それはそれは」
「……私の試験のときには見かけなかったけど、もしかして腹話術師っていう職があるの?」
「なに真面目な顔して聞いてるんだよ。あるわけねぇだろ、そんなもん。……だけど、あったって方がずっとマシだったな」
男の口調は舌打ちでもしそうな勢いだった。
「そっか。じゃあやっぱりテイマーってずいぶん嫌われてるんだね」
「当り前だ」
言って男が腰に手をやった。ピリっとした感覚が背筋を伝い、リディは咄嗟にステップを踏む。次の瞬間、リディの肩があった場所を音を立てて通り過ぎたものが後ろの木に刺さった。――ナイフだ。
「へえ。テイマーだけど少しくらいはやれるってことか」
男の揶揄するような声に被って、マックロが不機嫌そうに足を踏み鳴らす。彼女が不用意なことをしないよう、リディは宥めるようにそっと首筋を撫でた。
「殺気くらい分かるし、多少の攻撃をかわすことくらいならできるよ」
「だけど攻撃ができないんじゃ意味ねえな」
「なんで攻撃ができないって思うの?」
「攻撃が可能な奴ならテイマーになんてならねえだろ。――魔獣を倒すのは難儀する。それよりも難儀するのが手懐けて操ることだ。主が強いならいいさ、魔獣が反抗しても力でねじ伏せられるからな。だけどテイマーっていう職になる連中は総じて『魔獣をねじふせる力はないけど手懐けてしまった奴ら』だ」
男は体の横へ自然に手をおろした。しかしそこに一分の隙もないことはリディにも良く分かっている。
「力を持たないくせに、分不相応な力を連れて歩く。そんな連中を警戒するのは当然だろ?」
「確かに私はマックロさんより弱いけど、私とマックロさんはちゃんと“契約”をしたんだ。それは力でねじ伏せたのよりも強い制約を持つと思うけど、どうかな」
「残念ながら俺はそうは考えないし、大半の連中も俺と同じように考えるだろうな」
腰から一本のナイフを抜いた男は、手の中で弄びながらリディを見つめる。
「契約なんてもんは目に見えない。しかも契約があるんだと言い張るのはテイマーと魔獣くらいときてる。本当の話だとはにわかに信じがたいね」
「魔法や神の力だって、目に見えるわけじゃないでしょ」
「だけどそれらは誰の目にも見える形で現れる。火を起こしたり、怪我の治療をしたりできるからだが、テイマーの契約ってのは当人たち以外に見えねえだろ。そんなあやふやなもので仲間になりましたーなんて言われたって信用なんざできるかよ」
『なるほど、だとすれば大半の人間はとても愚かですね』
「マックロさん」
『止めないでください、リディ。私にもぜひ言わせてほしいのです』
どん、と大きな足音を響かせてマックロが一歩前にでる。他人に対してびくつくことの多い普段の彼女からは考えられない大胆さだ。どうやらかなり腹を立てているらしい。
『契約が目に見えないと言いましたね。確かに契約自体は見えません。しかし契約の証ならあなただって見ることができますよ』
「へえ? だったらどんなものなのか、ぜひ見せてもらいたいもんだね」
『いいでしょう! よーく御覧なさい!』
大きく息を吸ったマックロがリディへ顔を向けて大きく息を吐く。頭頂部で一つに結んでいるリディの髪が走りゆく馬の尾のように大きくなびいた。
『どうです!』
男へ向き直ったマックロが大きく胸を張る。対する男はぽかんとした様子で「……は?」と呟いた。
「どうですも何も……今のはなんだ?」
『なんだ? なんだですって? ああ、これだから美しさが分からない輩は嫌なんです! 仕方ありません、もう一度やりますからよく見てくださいよ!』
マックロは再び大きく息を吐き、リディの髪を舞い上がらせる。最後の一本が落ち着くまでうっとりと見つめてから、再び男に顔を戻した。
『今度こそ分かったでしょう?』
「……まったく分からん。お前はさっきから何をやってるんだ?」
『二回もしたのにまだ分からないんですか!』
憤懣やるかたなし、と言った様子でマックロが足を踏み鳴らす。呆然とする男が振動でゆらゆら揺れた。
『リディの髪の美しさが分からないなんて! あなたは本当に見る目がありませんね!』
「はあ? ……髪?」
『ええ、髪です! 私はリディの髪の美しさに魅せられました! ですからこの美しい黒髪こそが私とリディの契約の証なんです! ほら、目に見える形で契約が分かったでしょう!』
自信に満ちあふれたマックロに対し、思考を放棄した表情で目を見開く男は何も言わない。その代わりとでもいうかのように、リディの背後から「素敵!」という高い声がした。
「そういうのいいわね! 武力や知力で従えたって話よりずっとオシャレだと思うわ!」
声には聞き覚えがあった。
振り返ったリディの目に映ったのは予想通り、桃色の髪と瞳を持つ十歳くらいの少女。さきほど酒場の前で踊っていたあの彼女だった。
人ごみを離れたリディは再び日傘をさした。道が混んで来たらたたもうと思ったのだが、商店の並ぶ通りを抜けたせいか人通りはさほど多くない。それでリディは白布越しの柔らかな光を楽しみつつ足を動かしていたのだが、マックロはどうやら“冒険ギルドへ向かう”という事態がお気に召さないらしい。蹄の音を伴奏にして聞こえてくるのは、じっとり湿った声と盛大なため息ばかりだ。
『はああ……町に入る前にあんな目にあったというのに、どうしてリディは冒険ギルドで宿泊しようなんて思えるんでしょうねえ……はああああ……』
「冒険ギルドの宿っていいんだよ」
広さはそこそこだが、清潔で、設備の破損もない。
移動用の乗り物を自前で持つことも多い冒険者たちのため厩舎も万端に整えられており、基本的に一般の人が泊まらないため安全性も高く、なのに価格は破格だ。
「どう考えても泊まらない理由がないでしょ。私の母様も言ってたよ、『冒険者は冒険ギルドの宿に泊まることが多いから、たまには町中の宿にも泊まってみたくなる。だけどあれこれ比較検討してみたら、やっぱり冒険ギルドの宿が一番だっていう話に落ち着くの』ってさ」
『ですがそれは、とりたてて問題のない平凡な冒険者に限った話でしょう? 私たちのようにちょっと特別な冒険者だとまた訳が違うのではないですか?』
「冒険者は冒険者だって。いっしょいっしょ。――あ、ほら見てよマックロさん。あれが冒険ギルドだよ」
冒険ギルドはどの町の支部も似たような作りをしている。広い敷地は背の高い石壁でぐるりと囲まれ、大きな鉄門を入ってすぐの場所には食堂や店など一般の人にも開放されている施設がある。
ただし敷地の途中からは鉄の柵で仕切られており、そこから先へ行けるのは冒険者の身分証を持つ者たちだけだ。
「カブレイの港街でも私は冒険ギルドに行ったんだけど、あのときは冒険者じゃなかったからね。冒険者専用の区域で入れたのは試験会場と、特例で泊まらせてもらえた宿だけだったんだ。専用の区域にちゃんと入れるのは初めてだから楽しみだな」
『……楽しみばかりがあればいいんですけどねえ……はああああああ……』
今までで一番大きなため息を吐いてマックロは黙る。リディも静かに冒険ギルドの門をくぐり、冒険者専用区域へ続く道へ足を向けた。
専用区域にももちろん門がある。脇には軽装の男が立っていた。彼は胡乱な目つきでリディの頭から足まで見た後でぶっきらぼうに言う。
「身分証」
どうやらこの男が今は門を守っているらしい。日傘を畳んで腕に掛けたリディが身分証を見せると、彼は一つ鼻を鳴らした。
「テイマー様か。やっぱりな」
「やっぱりってことは、私がテイマーだって分かってたの? すごいね」
「別にすごかねえよ、黒い馬を連れた珍妙な衣装のお嬢ちゃん。……なるほど、ヴィゴさんの言ってた通りだな」
『ヴィゴですって! 聞きましたかリディ、町に入るとき会ったあいつですよ!』
口を挟んだマックロを男はちらりと見遣る。
「喋ってやがる。本当に馬じゃないんだな」
『ええ、もちろん。私はナイトメア。ナイトメアの※*#@♪△です』
「魔獣のくせに一丁前に名乗るじゃねえか」
「実は私の腹話術かもしれないよ?」
「俺と話してるのはテイマーじゃなくて腹話術師ってか。それはそれは」
「……私の試験のときには見かけなかったけど、もしかして腹話術師っていう職があるの?」
「なに真面目な顔して聞いてるんだよ。あるわけねぇだろ、そんなもん。……だけど、あったって方がずっとマシだったな」
男の口調は舌打ちでもしそうな勢いだった。
「そっか。じゃあやっぱりテイマーってずいぶん嫌われてるんだね」
「当り前だ」
言って男が腰に手をやった。ピリっとした感覚が背筋を伝い、リディは咄嗟にステップを踏む。次の瞬間、リディの肩があった場所を音を立てて通り過ぎたものが後ろの木に刺さった。――ナイフだ。
「へえ。テイマーだけど少しくらいはやれるってことか」
男の揶揄するような声に被って、マックロが不機嫌そうに足を踏み鳴らす。彼女が不用意なことをしないよう、リディは宥めるようにそっと首筋を撫でた。
「殺気くらい分かるし、多少の攻撃をかわすことくらいならできるよ」
「だけど攻撃ができないんじゃ意味ねえな」
「なんで攻撃ができないって思うの?」
「攻撃が可能な奴ならテイマーになんてならねえだろ。――魔獣を倒すのは難儀する。それよりも難儀するのが手懐けて操ることだ。主が強いならいいさ、魔獣が反抗しても力でねじ伏せられるからな。だけどテイマーっていう職になる連中は総じて『魔獣をねじふせる力はないけど手懐けてしまった奴ら』だ」
男は体の横へ自然に手をおろした。しかしそこに一分の隙もないことはリディにも良く分かっている。
「力を持たないくせに、分不相応な力を連れて歩く。そんな連中を警戒するのは当然だろ?」
「確かに私はマックロさんより弱いけど、私とマックロさんはちゃんと“契約”をしたんだ。それは力でねじ伏せたのよりも強い制約を持つと思うけど、どうかな」
「残念ながら俺はそうは考えないし、大半の連中も俺と同じように考えるだろうな」
腰から一本のナイフを抜いた男は、手の中で弄びながらリディを見つめる。
「契約なんてもんは目に見えない。しかも契約があるんだと言い張るのはテイマーと魔獣くらいときてる。本当の話だとはにわかに信じがたいね」
「魔法や神の力だって、目に見えるわけじゃないでしょ」
「だけどそれらは誰の目にも見える形で現れる。火を起こしたり、怪我の治療をしたりできるからだが、テイマーの契約ってのは当人たち以外に見えねえだろ。そんなあやふやなもので仲間になりましたーなんて言われたって信用なんざできるかよ」
『なるほど、だとすれば大半の人間はとても愚かですね』
「マックロさん」
『止めないでください、リディ。私にもぜひ言わせてほしいのです』
どん、と大きな足音を響かせてマックロが一歩前にでる。他人に対してびくつくことの多い普段の彼女からは考えられない大胆さだ。どうやらかなり腹を立てているらしい。
『契約が目に見えないと言いましたね。確かに契約自体は見えません。しかし契約の証ならあなただって見ることができますよ』
「へえ? だったらどんなものなのか、ぜひ見せてもらいたいもんだね」
『いいでしょう! よーく御覧なさい!』
大きく息を吸ったマックロがリディへ顔を向けて大きく息を吐く。頭頂部で一つに結んでいるリディの髪が走りゆく馬の尾のように大きくなびいた。
『どうです!』
男へ向き直ったマックロが大きく胸を張る。対する男はぽかんとした様子で「……は?」と呟いた。
「どうですも何も……今のはなんだ?」
『なんだ? なんだですって? ああ、これだから美しさが分からない輩は嫌なんです! 仕方ありません、もう一度やりますからよく見てくださいよ!』
マックロは再び大きく息を吐き、リディの髪を舞い上がらせる。最後の一本が落ち着くまでうっとりと見つめてから、再び男に顔を戻した。
『今度こそ分かったでしょう?』
「……まったく分からん。お前はさっきから何をやってるんだ?」
『二回もしたのにまだ分からないんですか!』
憤懣やるかたなし、と言った様子でマックロが足を踏み鳴らす。呆然とする男が振動でゆらゆら揺れた。
『リディの髪の美しさが分からないなんて! あなたは本当に見る目がありませんね!』
「はあ? ……髪?」
『ええ、髪です! 私はリディの髪の美しさに魅せられました! ですからこの美しい黒髪こそが私とリディの契約の証なんです! ほら、目に見える形で契約が分かったでしょう!』
自信に満ちあふれたマックロに対し、思考を放棄した表情で目を見開く男は何も言わない。その代わりとでもいうかのように、リディの背後から「素敵!」という高い声がした。
「そういうのいいわね! 武力や知力で従えたって話よりずっとオシャレだと思うわ!」
声には聞き覚えがあった。
振り返ったリディの目に映ったのは予想通り、桃色の髪と瞳を持つ十歳くらいの少女。さきほど酒場の前で踊っていたあの彼女だった。
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