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第2章
14.話は意外なところから
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ミースはとても愛らしい。瞳、鼻、唇、どれ一つとっても人々が羨む美しい形をしているというのに、それらがすべて揃った上で奇跡のように麗しく配備されているのだから当然かもしれない。
そして門の近くに立つ彼も均整が取れた麗しい顔立ちをしていた。確かにこの二人の顔立ちの良さから考えると血縁関係はうなずける。
しかし彼は二十歳ほどの年齢に見える。対してミースは半分の十歳くらい。
「えーと。弟って言った?」
「言ったわ」
答えてミースはリディから手を離し、門の方へ向かって大きく両手を振る。それに気づいたのだろう、『弟』はリディたちに向かって足を踏み出した。手には酒場の前で見たものと同じ弦楽器を持っている。
「あの子ってば妙に大きく育っちゃったのよね。うちの一族には巨人の血が入ってるって伝承もあるからそのせいかもしれないわ。――ああ見えて実は同い年なの。あたしたち、双子だから」
「そっか」
リディはすぐ前に立つミースと、徐々に近寄る彼とを見比べてうなずく。
「確かに髪の色がよく似てるね。お姉さんが暗がりにいて、弟さんが日向にいたら、きっと見分けがつかないよ」
振り返ったミースがこぼれんばかりに目を見開く。
「素敵。その考え、すっごく素敵よ! やっぱりあなたって最高にオシャレだわ!」
言ってミースは衆目を引く華やかさで笑い、ごく近くまで歩み寄って来た弟の横に立つ。
「改めて自己紹介するわね。あたしはミース・フラート、冒険者よ。職業はシーフ」
「盗賊なの? てっきり踊り子さんかと思ってた」
「踊りもするし、歌も歌えるわね。でもそれは副業なの。――で、この子はメイス・フラート。さっきも言った通りあたしの双子の弟よ。やっぱり冒険者で、職業は吟遊詩人。っていってもメイスは楽器を弾いてばっかりだから、たまにしか歌わないわ」
人懐こいミースとは対照的に、メイスはリディの方を見ないし、口も開かない。小さく頭を下げたような気がしたがそれだけだ。彼は近くの木の幹へ顔を向けたまま、おもむろに楽器を爪弾き始める。
『……あの、リディ。もしかして私たちは嫌われた……の、ですか?』
「違うと思うよ」
不安そうなマックロの首筋をリディは軽く撫でる。
「この曲は、東方の島の一つに伝わってるものなんだ。『今日は嬉しい日になった。それはあなたに会えたから』っていう内容のものでね。だから出会いを喜んでくれてると思うんだけど、どうかな?」
メイスの様子は相変わらずだったが、代わりに横のミースが安堵したような表情を浮かべる。
「分かってもらえてよかったわ、あなたの言う通りよ。――ごめんね、この子ったら極度の人見知りで初めての人とは挨拶もロクにできないの。十五年も生きてるっていうのに困っちゃうわ」
どうやら二人はリディと同じ年齢のようだ。
リディにとっては“意外”だが、多くの種族がいる西方ではきっとこれも“普通”なのだろう。
「さ、今度はあなたのことを教えて。お名前は? 歳はいくつ?」
「私はリディ・グランジュ。年齢は十五だよ」
「あなたも同じ歳だったのね、嬉しいわ! ねえ、良かったらあなたのこと、リディって呼んでいい? 私たちのこともミースとメイスでいいから!」
「ありがとう、そうさせてもらうね」
メイスは相変わらず黙ったままだがリディは気にしない。いずれ彼と話す機会も訪れるだろう。
「私は冒険者になったばかりなんだ。職はテイマーで、契約した相手はこのマックロさん。見ての通りナイトメアだよ」
『よよよ、よろしくおねがい、ししします』
「そんな緊張することないのに。よろしくね、マックロさん」
ミースがくすくすと笑っているとメイスが弾く曲を変えた。残念ながらこれはリディの知っている曲ではない。首を傾げて黙っているとメイスの眉がほんの少し下がる。その様子をちらりと見上げてミースが唇を開いた。
「リディ、っていうのは西方の名前よね。その衣装と見た目からして東方の人だと思ってたんだけど、違うの?」
「出身は東方だよ。紫禳っていう国から来たんだ」
「シハラね。聞いたことがあるわ。東の端の国ね」
流れる曲が変わった。速いテンポの楽しそうな曲だ。隣で無意識にだろう、マックロがリズミカルに首を動かしている。
「うん。父様は紫禳の人だけど、母様は西方の人でね。私は、西方に帰った母様を追ってここへ来たんだよ。――そうだ、ミースたちは私の母様を見なかった? 金の巻き毛と水色の目をしてて、私と同じような衣装を着てるはずなんだけど」
曲がまた変わった。しんみりとした物悲しい調子のものだ。マックロがうなだれ、ぽつりと「世は無情……」と呟く。ミースはしばらく遠くを見てから首を横に振った。
「ごめんなさい、覚えがないわ。だけど、どこかであなたのお母さんに会ったらあなたが来てることを伝えてあげる。それに……そう、知り合いにも話をしておくわ。誰かが会ってるかもしれないもの。私たちは冒険者になってから一年と少ししか経ってないけど、知り合いは多いのよ!」
今度は勇壮な曲が流れ始めた。マックロがぐっと胸を張る。その様子を見ながらミースがリディの手を握る。
「じゃあさっそく行きましょ。知り合いの一人のところへ案内するから」
「どこ?」
「さっき言った“酒場兼宿屋”よ。あそこには旅人が多く来るから、店主が何か知ってるかもしれない。そのついで、ってわけじゃないんだけど……ねえ、リディ。よかったら、もっと宿代を浮かせてみない?」
先ほどの金額でも十分安かったのだが、これ以上はどうやって安くしてもらうのだろうか。リディがそう尋ねると、ミースは少し悪戯っぽく「実はね」と言う。
「メイスは東方の曲もいくつか弾けるの。その中にリディの知ってる曲があったら歌ってもらいたいのよ。できれば酒場の営業中に、東方の言葉で。そうしたら、あたしたちがリディの宿代を持つわ」
ミースとメイスが自分を追いかけて来た理由がやっと分かってリディは笑った。
港街カブレイならともかく、この辺りまで来ると東方人はほとんど見かけない。そんな場所で東方の衣装を着た東方の娘が東方の言葉で歌えば、酒場はさぞかし賑わうだろう。
しかし嫌な気分はしない。それはリディを見つめるミースの瞳と、違う場所を見ながらこちらへ耳を傾けているメイスから受けるものが「リディを見世物によう」との考えではなく、見ている人たちを楽しませることへの真剣な思いばかりだからだ。
「分かった。いいよ」
リディが答えると、明るく華やかな曲があたりに響く。マックロがその場でぽこぽこと跳ねた。少し地面が揺れるがこの程度なら許容範囲だ。
「ありがとう! 今日は間違いなく最高の舞台になるわ! ねえ、リディはこの中のどれが歌える?」
差し出されたのは曲の題名らしきものがずらりと並んでいる紙だ。きっとメイスが弾ける曲の一覧だろう。書かれた数の多さもすごいが、それよりもリディは紙そのものに目を奪われた。何枚もある紙はどれも花柄の透かしが入っていて、とても美しい。
「綺麗な紙だね」
「でしょう? これはね、ベーシェで買った紙よ!」
リディがニコニコしながら黙っていると、ミースは小さく何度かうなずく。
「ええとね、ベーシェっていうのは紙漉きで有名な都市なの。細工が施された紙は大半がベーシェで作られてるわ」
「そっか。ミースは素敵なものを見つけるのが上手いんだね、すごいな」
「そう言ってもらえて嬉しいわ! あのね、あたしが冒険者になったのって、世界中のオシャレなものをたくさん見たかったからなの。だから髪飾りはルッツのワイードの品で、服を買ったのはアンデリアのシャスティ。あ、ルッツとアンデリアっていうのは織物の町で、その中でも有名な店が――」
頬を紅潮させたミースは身につけたものを一つずつ説明してくれる。どの町のどの製品のことも知らなくても、楽しそうに語るミースを見ているとリディも楽しくなってくる。
「そしてこの革ブーツはね、フォルラビアのラスコン製!」
ただしその名を聞いた途端、リディの耳の奥で声が響いた。
――おかげさまで『ラスコンの革製品』といえばちょっとは名が知れておりましてね。
「……ミース。ラスコンの革製品っていうのは、やっぱりいい品なの?」
「もちろんよ! ……って言いたいところだけど、最近は質が落ちてる気がするの。界隈での人気はまだあるけど、このままだったらあたしは違うところに乗り換えるかもしれない」
下を向いて小さくため息を吐いたあと、不意に顔を上げたミースは二ッと笑い、背伸びをしてリディの耳元で囁く。
「で? その態度からするとリディはラスコンについて知ってることがあるのね? それがなんなのか言ってみない? 内容次第ではあたしたちも一枚噛むわよ」
そして門の近くに立つ彼も均整が取れた麗しい顔立ちをしていた。確かにこの二人の顔立ちの良さから考えると血縁関係はうなずける。
しかし彼は二十歳ほどの年齢に見える。対してミースは半分の十歳くらい。
「えーと。弟って言った?」
「言ったわ」
答えてミースはリディから手を離し、門の方へ向かって大きく両手を振る。それに気づいたのだろう、『弟』はリディたちに向かって足を踏み出した。手には酒場の前で見たものと同じ弦楽器を持っている。
「あの子ってば妙に大きく育っちゃったのよね。うちの一族には巨人の血が入ってるって伝承もあるからそのせいかもしれないわ。――ああ見えて実は同い年なの。あたしたち、双子だから」
「そっか」
リディはすぐ前に立つミースと、徐々に近寄る彼とを見比べてうなずく。
「確かに髪の色がよく似てるね。お姉さんが暗がりにいて、弟さんが日向にいたら、きっと見分けがつかないよ」
振り返ったミースがこぼれんばかりに目を見開く。
「素敵。その考え、すっごく素敵よ! やっぱりあなたって最高にオシャレだわ!」
言ってミースは衆目を引く華やかさで笑い、ごく近くまで歩み寄って来た弟の横に立つ。
「改めて自己紹介するわね。あたしはミース・フラート、冒険者よ。職業はシーフ」
「盗賊なの? てっきり踊り子さんかと思ってた」
「踊りもするし、歌も歌えるわね。でもそれは副業なの。――で、この子はメイス・フラート。さっきも言った通りあたしの双子の弟よ。やっぱり冒険者で、職業は吟遊詩人。っていってもメイスは楽器を弾いてばっかりだから、たまにしか歌わないわ」
人懐こいミースとは対照的に、メイスはリディの方を見ないし、口も開かない。小さく頭を下げたような気がしたがそれだけだ。彼は近くの木の幹へ顔を向けたまま、おもむろに楽器を爪弾き始める。
『……あの、リディ。もしかして私たちは嫌われた……の、ですか?』
「違うと思うよ」
不安そうなマックロの首筋をリディは軽く撫でる。
「この曲は、東方の島の一つに伝わってるものなんだ。『今日は嬉しい日になった。それはあなたに会えたから』っていう内容のものでね。だから出会いを喜んでくれてると思うんだけど、どうかな?」
メイスの様子は相変わらずだったが、代わりに横のミースが安堵したような表情を浮かべる。
「分かってもらえてよかったわ、あなたの言う通りよ。――ごめんね、この子ったら極度の人見知りで初めての人とは挨拶もロクにできないの。十五年も生きてるっていうのに困っちゃうわ」
どうやら二人はリディと同じ年齢のようだ。
リディにとっては“意外”だが、多くの種族がいる西方ではきっとこれも“普通”なのだろう。
「さ、今度はあなたのことを教えて。お名前は? 歳はいくつ?」
「私はリディ・グランジュ。年齢は十五だよ」
「あなたも同じ歳だったのね、嬉しいわ! ねえ、良かったらあなたのこと、リディって呼んでいい? 私たちのこともミースとメイスでいいから!」
「ありがとう、そうさせてもらうね」
メイスは相変わらず黙ったままだがリディは気にしない。いずれ彼と話す機会も訪れるだろう。
「私は冒険者になったばかりなんだ。職はテイマーで、契約した相手はこのマックロさん。見ての通りナイトメアだよ」
『よよよ、よろしくおねがい、ししします』
「そんな緊張することないのに。よろしくね、マックロさん」
ミースがくすくすと笑っているとメイスが弾く曲を変えた。残念ながらこれはリディの知っている曲ではない。首を傾げて黙っているとメイスの眉がほんの少し下がる。その様子をちらりと見上げてミースが唇を開いた。
「リディ、っていうのは西方の名前よね。その衣装と見た目からして東方の人だと思ってたんだけど、違うの?」
「出身は東方だよ。紫禳っていう国から来たんだ」
「シハラね。聞いたことがあるわ。東の端の国ね」
流れる曲が変わった。速いテンポの楽しそうな曲だ。隣で無意識にだろう、マックロがリズミカルに首を動かしている。
「うん。父様は紫禳の人だけど、母様は西方の人でね。私は、西方に帰った母様を追ってここへ来たんだよ。――そうだ、ミースたちは私の母様を見なかった? 金の巻き毛と水色の目をしてて、私と同じような衣装を着てるはずなんだけど」
曲がまた変わった。しんみりとした物悲しい調子のものだ。マックロがうなだれ、ぽつりと「世は無情……」と呟く。ミースはしばらく遠くを見てから首を横に振った。
「ごめんなさい、覚えがないわ。だけど、どこかであなたのお母さんに会ったらあなたが来てることを伝えてあげる。それに……そう、知り合いにも話をしておくわ。誰かが会ってるかもしれないもの。私たちは冒険者になってから一年と少ししか経ってないけど、知り合いは多いのよ!」
今度は勇壮な曲が流れ始めた。マックロがぐっと胸を張る。その様子を見ながらミースがリディの手を握る。
「じゃあさっそく行きましょ。知り合いの一人のところへ案内するから」
「どこ?」
「さっき言った“酒場兼宿屋”よ。あそこには旅人が多く来るから、店主が何か知ってるかもしれない。そのついで、ってわけじゃないんだけど……ねえ、リディ。よかったら、もっと宿代を浮かせてみない?」
先ほどの金額でも十分安かったのだが、これ以上はどうやって安くしてもらうのだろうか。リディがそう尋ねると、ミースは少し悪戯っぽく「実はね」と言う。
「メイスは東方の曲もいくつか弾けるの。その中にリディの知ってる曲があったら歌ってもらいたいのよ。できれば酒場の営業中に、東方の言葉で。そうしたら、あたしたちがリディの宿代を持つわ」
ミースとメイスが自分を追いかけて来た理由がやっと分かってリディは笑った。
港街カブレイならともかく、この辺りまで来ると東方人はほとんど見かけない。そんな場所で東方の衣装を着た東方の娘が東方の言葉で歌えば、酒場はさぞかし賑わうだろう。
しかし嫌な気分はしない。それはリディを見つめるミースの瞳と、違う場所を見ながらこちらへ耳を傾けているメイスから受けるものが「リディを見世物によう」との考えではなく、見ている人たちを楽しませることへの真剣な思いばかりだからだ。
「分かった。いいよ」
リディが答えると、明るく華やかな曲があたりに響く。マックロがその場でぽこぽこと跳ねた。少し地面が揺れるがこの程度なら許容範囲だ。
「ありがとう! 今日は間違いなく最高の舞台になるわ! ねえ、リディはこの中のどれが歌える?」
差し出されたのは曲の題名らしきものがずらりと並んでいる紙だ。きっとメイスが弾ける曲の一覧だろう。書かれた数の多さもすごいが、それよりもリディは紙そのものに目を奪われた。何枚もある紙はどれも花柄の透かしが入っていて、とても美しい。
「綺麗な紙だね」
「でしょう? これはね、ベーシェで買った紙よ!」
リディがニコニコしながら黙っていると、ミースは小さく何度かうなずく。
「ええとね、ベーシェっていうのは紙漉きで有名な都市なの。細工が施された紙は大半がベーシェで作られてるわ」
「そっか。ミースは素敵なものを見つけるのが上手いんだね、すごいな」
「そう言ってもらえて嬉しいわ! あのね、あたしが冒険者になったのって、世界中のオシャレなものをたくさん見たかったからなの。だから髪飾りはルッツのワイードの品で、服を買ったのはアンデリアのシャスティ。あ、ルッツとアンデリアっていうのは織物の町で、その中でも有名な店が――」
頬を紅潮させたミースは身につけたものを一つずつ説明してくれる。どの町のどの製品のことも知らなくても、楽しそうに語るミースを見ているとリディも楽しくなってくる。
「そしてこの革ブーツはね、フォルラビアのラスコン製!」
ただしその名を聞いた途端、リディの耳の奥で声が響いた。
――おかげさまで『ラスコンの革製品』といえばちょっとは名が知れておりましてね。
「……ミース。ラスコンの革製品っていうのは、やっぱりいい品なの?」
「もちろんよ! ……って言いたいところだけど、最近は質が落ちてる気がするの。界隈での人気はまだあるけど、このままだったらあたしは違うところに乗り換えるかもしれない」
下を向いて小さくため息を吐いたあと、不意に顔を上げたミースは二ッと笑い、背伸びをしてリディの耳元で囁く。
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