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第2章
15.はかりごとと、かねのおと
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リディの初舞台は、結論から言うと大成功に終わった。
最後の挨拶をするときには酒場の中のお客たちが総立ちとなり、リディ、ミース、メイスの三人へ割れんばかりの拍手と、加えて想像以上の心づけを与えてくれたのだった。
ミースは満面の笑みを浮かべ、メイスですら心なしか頬を紅潮させている。二人が満足してくれたのならリディも嬉しい。
そもそもメイスはリディが歌いやすいように気を使いながら伴奏をしてくれていたし、ミースの美しい踊りもあくまで歌の添え物として控えめなもの。素人の自分が実力以上に気持ちよく歌えたのも、客の印象に残りやすかったのも、二人が気を配ってくれたからだとリディは分かっている。だから、
「すごいわ、リディ! こんな金額見たのって初めてかもしれないー!」
と喜ぶミースにはもちろん「二人のおかげだよ」と返した。
「私も部屋代を割り引いてもらえて、とてもありがたかったからね」
「当り前よ! というか、これなら全額払っても……ううん、それだけじゃないわ」
心づけを入れた袋を抱えたミースがメイスへ視線を送ると、彼は小さくうなずく。それを受けてミースは再びリディへ顔を向けた。
「ねえ、リディはもう眠い?」
「ううん、平気。まだ何かある?」
「今からこれを分けちゃうつもりだから、あたしの部屋に来てほしいの」
「私の分は気にしなくていいのに」
「駄目。これはリディの対価でもあるんだから、ちゃんと受け取って」
「じゃあ、ありがたく。――ちなみにミースとメイスは眠くない?」
桃色の髪をした少女は軽やかに笑う。
「この時間だとあたしたちは全然眠くならないわ」
こうしてリディはミースの部屋へ行くことになった。
真っ先に中へ入ったのはメイスだ。続いてミースがリディに「適当に腰かけてて」と言いながら扉を潜る。
リディが覗き込むと、メイスはランタンの火を室内の蝋燭に移しているところで、床にぺたんと座りこんだミースは鼻歌を歌いながら布袋の硬貨を取り出し始めているところだった。
部屋には寝台くらいしか調度品がなかったのでリディがそこへ座ると、蝋燭の前で立ち尽くしていたメイスは出窓の縁に腰かける。彼の動きはなんとなく、リディがどこに座るのかを待ってくれていたような気がした。
あの窓の向こうは宿の裏側だ。もしかしたら厩舎が見えたかもしれない。マックロは今ごろどうしているだろう、と思ったところで鼻歌が止まった。
「ねえ、リディ。リディはこのあと、フォルラビアへ行くんでしょう?」
「うん」
ちゃり、と小さな音をさせながらミースは硬貨を積んでいく。
「あたし、あのあとブーツのことについて考えたの」
「ブーツっていうと、ミースとメイスの?」
「そう。ラスコンの店で買った、このブーツよ」
ラスコンと言うミースの声からは、最初に聞いたウキウキとした響きが消えていた。
リディはフォルラビアの町での出来事を昼間のうちにこの姉弟へ話してある。
ラスコンの店を見つけたこと。マックロが魔獣の革を嫌がるのでキケという少年の工房で馬具を買ったこと。そこでラスコンの配下らしき荒くれものたちが、リディの払った金額をほぼ全て持って行ったこと。
そしてキケや、キケの父たちははラスコンの店が使う素材に対して知っていることがありそうだった。そこまでリディが話すと、横から口を挟んだマックロがあっさりと言い切った。
『あの店に置いてあったものは大半がまざり物ですよ。表面は魔獣でも裏側が牛であったり、あるいはどこか一部分だけが魔獣だったりしました。すべて魔獣素材で出来たものもありましたが、数は少なかったですね』
リディはルフザ村へ向かう途中にその話を聞いていたのだが、初めて耳にしたミースと、更にはメイスも当然ながら良い気はしなかったらしい。二人は揃って眉を寄せる。
「だったら、これはどうかしら?」
ミースが示したのは自分とメイスのブーツだ。
二人の履く灰色のブーツは丈は違うもののよく似たデザインとなっていて、対に見えるのがとても洒落ている。
「見た目が気に入ったっていうのはもちろんなんだけど、素材が魔獣だったからっていうのも買った理由の一つなのよ。だけどこのブーツも、まざり物だったのかしら?」
『いいえ。どちらもジャイアントサーペントの気配しかしません。完全な魔獣素材製品ですね。運が良かったようです』
と、答えていた。
そのときミースは「確かに」と返していたはずだが、どうやら思うことができたようだ。
「あのときマックロさんは運が良かったって言ったでしょう? だけどあたし、これは運じゃないと思うの。ラスコンの店員が『ちゃんとした品を売らなくちゃいけない客だ』って判断したから、まざり物じゃない品を売ってもらえたんだわ」
「どうして?」
「あたしたちの髪の色ってちょっと変わってるでしょ? 実はこれ、あたしたちの種族特有の色なの」
言いながらミースは床の硬貨をチンと弾く。
「でもこっちの方には種族の仲間がほとんどいないからね、この辺りに住む大半の人はあたしとメイスを見て“髪を変な色に染めた奴ら”くらいにしか思わないはずよ。だけど逆に知ってる人が見たら……あたしたちが冒険者だってことまで思い至るかもしれない。あくまで可能性の話だけどね」
ミースの言葉を聞いたリディも納得する。おそらくその推論は正解だろう。
正規品とまざり物とを売るラスコン。
魔獣の素材は取り扱いが難しいので決まった店にしか卸さないのだとは、ルフザ村のデールが言っていたことだ。おそらくラスコンは冒険ギルドから卸してもらった素材でより多くの“魔獣素材商品”を作るためにまざり物も手掛けているのだろう。もちろん、冒険ギルドには秘密で。
きっと、店に訪れたミースとメイスが冒険者だと気づいた店員は彼女たちに正規の魔獣素材商品を売った。まざり物を渡してしまったら不正が露見するからだ。こうしてラスコンの店では客を見ながら正規品とまざり物を上手に売り分け、少しずつ財産を増やしているに違いない。
実を言えばリディは、冒険ギルドに訴えてラスコンの店を調査してもらうつもりでいた。しかしそれを聞いたミースは首を横に振る。
「やめた方がいいわ。これは単なるあたしの勘だけど、冒険ギルドにはラスコンと繋がってる職員がいる気がするの。もしもこの話をギルドに持ち込んだらすぐラスコンの耳に入って、証拠は厳重に隠されるはずよ。今だってバレずに営業できてるくらいだもの」
勘、と言いながらもミースの言葉には説得力があった。おそらく盗賊として生きて来た経験から出てくるものだろう。もちろんリディにも納得できるものだったので素直にうなずく。賂を渡す輩と受け取って便宜を図る輩はどこにでもいるものだ。
しかもリディは今日、テイマーに対する当たりの強さを目の当たりにしたばかり。実績のあるラスコン相手の話など取り上げてもらえないだろう。
そのとき、出窓に座っていたメイスが床のミースの元へ歩み寄り、彼女の耳元で何かを言ったらしい。ふんふん、と小さく相槌を打っていたミースは、しばらくしてくすりと笑う。
「そうね、それもいいかもね」
呟き、ミースはリディの方へ顔を向けた。
「リディはラスコンに対して引き下がるつもりはないのよね?」
「うん。難しいかもしれないけど、私でも出来ることを考えたいんだ」
「じゃあやっぱり、私たちも一枚噛ませてもらうわ」
「いいの?」
「いいわよ。メイスもリディの手伝いをしたいんですって」
冒険ギルドと取引のあるラスコンに何かを仕掛けるということは、もし失敗したときには冒険ギルドから睨まれる可能性があるということだ。それにミースたちはフォルラビア方面から来たのだから、同じ道を引き返すことにもなる。
しかし何のてらいもなく言って、ミースは硬貨の一部を両手に持ち立ち上がる。
「だってあたしやメイスも冒険ギルドの構成員よ。不正は許せないもの。それに……ほら、見て。今夜の舞台だけでも一人の取り分がこれだけあるのよ。すごいと思わない?」
寝台に腰かけたミースは金属の響かせながら手の中の物を毛布の上に置いた。蝋燭の明かりを受けた意外なほど多い硬貨がリディとミースの間でキラキラと輝く。
「あたしたちが組めばきっとラスコンだって出し抜けること請け合いよ! だからあたしとメイスも一緒にフォルラビアへ行く! あ、もちろん、道中の酒場では歌と踊りと音楽を奏でながら、ってことでいいわよね!」
ミースの顔があまりにも得意げだったので、リディは思わず吹き出す。
「本当の目的はそっちかー」
「ふふふ。そっちも、よ!」
床に座ったメイスが楽しそうな曲を一区切りぶん、二人の笑い声に合わせるかのようにして小さな音で奏でた。
最後の挨拶をするときには酒場の中のお客たちが総立ちとなり、リディ、ミース、メイスの三人へ割れんばかりの拍手と、加えて想像以上の心づけを与えてくれたのだった。
ミースは満面の笑みを浮かべ、メイスですら心なしか頬を紅潮させている。二人が満足してくれたのならリディも嬉しい。
そもそもメイスはリディが歌いやすいように気を使いながら伴奏をしてくれていたし、ミースの美しい踊りもあくまで歌の添え物として控えめなもの。素人の自分が実力以上に気持ちよく歌えたのも、客の印象に残りやすかったのも、二人が気を配ってくれたからだとリディは分かっている。だから、
「すごいわ、リディ! こんな金額見たのって初めてかもしれないー!」
と喜ぶミースにはもちろん「二人のおかげだよ」と返した。
「私も部屋代を割り引いてもらえて、とてもありがたかったからね」
「当り前よ! というか、これなら全額払っても……ううん、それだけじゃないわ」
心づけを入れた袋を抱えたミースがメイスへ視線を送ると、彼は小さくうなずく。それを受けてミースは再びリディへ顔を向けた。
「ねえ、リディはもう眠い?」
「ううん、平気。まだ何かある?」
「今からこれを分けちゃうつもりだから、あたしの部屋に来てほしいの」
「私の分は気にしなくていいのに」
「駄目。これはリディの対価でもあるんだから、ちゃんと受け取って」
「じゃあ、ありがたく。――ちなみにミースとメイスは眠くない?」
桃色の髪をした少女は軽やかに笑う。
「この時間だとあたしたちは全然眠くならないわ」
こうしてリディはミースの部屋へ行くことになった。
真っ先に中へ入ったのはメイスだ。続いてミースがリディに「適当に腰かけてて」と言いながら扉を潜る。
リディが覗き込むと、メイスはランタンの火を室内の蝋燭に移しているところで、床にぺたんと座りこんだミースは鼻歌を歌いながら布袋の硬貨を取り出し始めているところだった。
部屋には寝台くらいしか調度品がなかったのでリディがそこへ座ると、蝋燭の前で立ち尽くしていたメイスは出窓の縁に腰かける。彼の動きはなんとなく、リディがどこに座るのかを待ってくれていたような気がした。
あの窓の向こうは宿の裏側だ。もしかしたら厩舎が見えたかもしれない。マックロは今ごろどうしているだろう、と思ったところで鼻歌が止まった。
「ねえ、リディ。リディはこのあと、フォルラビアへ行くんでしょう?」
「うん」
ちゃり、と小さな音をさせながらミースは硬貨を積んでいく。
「あたし、あのあとブーツのことについて考えたの」
「ブーツっていうと、ミースとメイスの?」
「そう。ラスコンの店で買った、このブーツよ」
ラスコンと言うミースの声からは、最初に聞いたウキウキとした響きが消えていた。
リディはフォルラビアの町での出来事を昼間のうちにこの姉弟へ話してある。
ラスコンの店を見つけたこと。マックロが魔獣の革を嫌がるのでキケという少年の工房で馬具を買ったこと。そこでラスコンの配下らしき荒くれものたちが、リディの払った金額をほぼ全て持って行ったこと。
そしてキケや、キケの父たちははラスコンの店が使う素材に対して知っていることがありそうだった。そこまでリディが話すと、横から口を挟んだマックロがあっさりと言い切った。
『あの店に置いてあったものは大半がまざり物ですよ。表面は魔獣でも裏側が牛であったり、あるいはどこか一部分だけが魔獣だったりしました。すべて魔獣素材で出来たものもありましたが、数は少なかったですね』
リディはルフザ村へ向かう途中にその話を聞いていたのだが、初めて耳にしたミースと、更にはメイスも当然ながら良い気はしなかったらしい。二人は揃って眉を寄せる。
「だったら、これはどうかしら?」
ミースが示したのは自分とメイスのブーツだ。
二人の履く灰色のブーツは丈は違うもののよく似たデザインとなっていて、対に見えるのがとても洒落ている。
「見た目が気に入ったっていうのはもちろんなんだけど、素材が魔獣だったからっていうのも買った理由の一つなのよ。だけどこのブーツも、まざり物だったのかしら?」
『いいえ。どちらもジャイアントサーペントの気配しかしません。完全な魔獣素材製品ですね。運が良かったようです』
と、答えていた。
そのときミースは「確かに」と返していたはずだが、どうやら思うことができたようだ。
「あのときマックロさんは運が良かったって言ったでしょう? だけどあたし、これは運じゃないと思うの。ラスコンの店員が『ちゃんとした品を売らなくちゃいけない客だ』って判断したから、まざり物じゃない品を売ってもらえたんだわ」
「どうして?」
「あたしたちの髪の色ってちょっと変わってるでしょ? 実はこれ、あたしたちの種族特有の色なの」
言いながらミースは床の硬貨をチンと弾く。
「でもこっちの方には種族の仲間がほとんどいないからね、この辺りに住む大半の人はあたしとメイスを見て“髪を変な色に染めた奴ら”くらいにしか思わないはずよ。だけど逆に知ってる人が見たら……あたしたちが冒険者だってことまで思い至るかもしれない。あくまで可能性の話だけどね」
ミースの言葉を聞いたリディも納得する。おそらくその推論は正解だろう。
正規品とまざり物とを売るラスコン。
魔獣の素材は取り扱いが難しいので決まった店にしか卸さないのだとは、ルフザ村のデールが言っていたことだ。おそらくラスコンは冒険ギルドから卸してもらった素材でより多くの“魔獣素材商品”を作るためにまざり物も手掛けているのだろう。もちろん、冒険ギルドには秘密で。
きっと、店に訪れたミースとメイスが冒険者だと気づいた店員は彼女たちに正規の魔獣素材商品を売った。まざり物を渡してしまったら不正が露見するからだ。こうしてラスコンの店では客を見ながら正規品とまざり物を上手に売り分け、少しずつ財産を増やしているに違いない。
実を言えばリディは、冒険ギルドに訴えてラスコンの店を調査してもらうつもりでいた。しかしそれを聞いたミースは首を横に振る。
「やめた方がいいわ。これは単なるあたしの勘だけど、冒険ギルドにはラスコンと繋がってる職員がいる気がするの。もしもこの話をギルドに持ち込んだらすぐラスコンの耳に入って、証拠は厳重に隠されるはずよ。今だってバレずに営業できてるくらいだもの」
勘、と言いながらもミースの言葉には説得力があった。おそらく盗賊として生きて来た経験から出てくるものだろう。もちろんリディにも納得できるものだったので素直にうなずく。賂を渡す輩と受け取って便宜を図る輩はどこにでもいるものだ。
しかもリディは今日、テイマーに対する当たりの強さを目の当たりにしたばかり。実績のあるラスコン相手の話など取り上げてもらえないだろう。
そのとき、出窓に座っていたメイスが床のミースの元へ歩み寄り、彼女の耳元で何かを言ったらしい。ふんふん、と小さく相槌を打っていたミースは、しばらくしてくすりと笑う。
「そうね、それもいいかもね」
呟き、ミースはリディの方へ顔を向けた。
「リディはラスコンに対して引き下がるつもりはないのよね?」
「うん。難しいかもしれないけど、私でも出来ることを考えたいんだ」
「じゃあやっぱり、私たちも一枚噛ませてもらうわ」
「いいの?」
「いいわよ。メイスもリディの手伝いをしたいんですって」
冒険ギルドと取引のあるラスコンに何かを仕掛けるということは、もし失敗したときには冒険ギルドから睨まれる可能性があるということだ。それにミースたちはフォルラビア方面から来たのだから、同じ道を引き返すことにもなる。
しかし何のてらいもなく言って、ミースは硬貨の一部を両手に持ち立ち上がる。
「だってあたしやメイスも冒険ギルドの構成員よ。不正は許せないもの。それに……ほら、見て。今夜の舞台だけでも一人の取り分がこれだけあるのよ。すごいと思わない?」
寝台に腰かけたミースは金属の響かせながら手の中の物を毛布の上に置いた。蝋燭の明かりを受けた意外なほど多い硬貨がリディとミースの間でキラキラと輝く。
「あたしたちが組めばきっとラスコンだって出し抜けること請け合いよ! だからあたしとメイスも一緒にフォルラビアへ行く! あ、もちろん、道中の酒場では歌と踊りと音楽を奏でながら、ってことでいいわよね!」
ミースの顔があまりにも得意げだったので、リディは思わず吹き出す。
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「ふふふ。そっちも、よ!」
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