5 / 11
第3話 血の代償
4 拷問の館
しおりを挟む
苔むした塀の向こうに、昭和の時代に建てられた洋館があった。
黒い壁。
赤く尖った屋根。
夕陽に照らされた屋根の先端が、真っ赤に焼けて空に突き刺さっているように見えた。
ここは、4人の男性器を切除して殺害した容疑者の住む洋館だ。
その洋館の門の前を、黒いゴスロリのドレスを着た少女が歩いていた。
うさぎだった。
「神代カナエさんですね❣️」
門に掛けられた表札を見たうさぎが、容疑者の名前を声に出して読んだ。
「少し、お邪魔しますね💕」
軽いステップで、うさぎは門の上を飛び越えて行った。
音も無く着地したうさぎは、ガーランドとサポートAIを使って洋館に侵入した。
黒いゴスロリのドレスに見えていた服装が、普段のパールホワイトのウエディングドレスに変化する。
(ちょっとこれでは目立ちすぎますよ、kameちゃん❣️)
(そうだね。
今日は黒にしようか❓)
ウエディングドレスが黒い色に変わった。
光学迷彩を使って、服装のデザインを変えていたようだ。
(では、探検に出発します💕)
気配を殺して、うさぎは洋館の中を歩き初めた。
人の気配は無い。
まだ、神代カナエは帰宅していないようだ。
1階は特に気になるモノはなかった。
ならば2階か❓
それとも地下室があるか❓
(複数の足跡が2階に登っているよ。
だけど、降りてきた足跡は少ないよ)
サポートAIが目に見えない足跡を確認した。
(ならば、2階ですね❣️)
うさぎはそっと、2階への階段を登った。
そこは、広い部屋だった。
広いと言ってもだだっ広い訳ではなく、多くの間仕切りと柱でいくつかの空間に仕切られているようだ。
壁や間仕切りには、見慣れない道具類が掛けられていた。
梁からロープで吊るされた手錠。
革のベルトの中央に付けられたボール。
材質の違う複数のロープ。
男性器を型どったモノにうさぎの目が止まった。
「.....ディルド⁉️」
首を傾げるうさぎ。
壁に掛けられた色々なモノに、うさぎの性癖がウズウズし始めた時、空気を切り裂く音が聞こえた。
うさぎは対応が遅れた。
うさぎのウエストからヒップにかけて、容赦の無い一本鞭の洗礼を受けてしまった。
「きゃあぁぁぁ」
うずくまるうさぎ。
鞭は何度もうさぎの身体を叩く。
「きゃぁ」
「あっ」
「ぁん❣️」
「ぁあ💕」
痛みとは明らかに違う声をあげて、うさぎは床に伏せてしまった。
鞭が止むと、足音が近づいてきた。
ブーツの爪先でうさぎの身体を仰向けにさせて、鞭を持った相手はピンヒールをうさぎの胸に突き立てた。
「あなた、誰❓」
そう問うたのは、神代カナエだった。
ワインレッドのワンピースドレスにショートブーツが落ち着いた女性であるように見える。
「う.....」
うさぎはまだ、鞭の余韻に浸っていた。
「いいわ、誰でも。
あなた、綺麗な顔をしているのね」
神代カナエは、痴女の顔で笑った。
手首に手錠を掛けられ、足首を縛られたうさぎが、梁から伸びたロープに吊るされて俯いていた。
両手を高く上げて立っているが、身体の自由はもうない。
「あなた、鞭で打たれるのは初めて❓」
「.....はい」
「そう。
ならば教えてあげるわ」
ヒュンと風を切り裂く音がするたび、動けないうさぎの身体は跳ね上がった。
胸。
ウエスト。
お尻。
太もも。
神代カナエは狙った場所に正確に鞭を振るえるようだ。
痛みで悲鳴を上げるうさぎだが、身体はガクガクと痙攣している。
鞭を振るのをやめた神代カナエは、うさぎの顔を覗き込む。
「あなた逝ったのね。
鞭で打たれて逝ったのね」
うさぎを蔑むように、神代カナエは笑った。
「ここはどうなっているのかしら?」
スカートの裾を持ち上げて、うさぎのパンティに指を掛けた。
「そこだけは.....許してください」
身を捩って逃げるうさぎの小さな芽は、すぐに神代カナエに見つけられた。
「いや...です💦」
うさぎの言葉が聞こえないかのように、神代カナエの指先が動く。
悲鳴を上げようとするうさぎの唇は、神代カナエの唇で塞がれていた。
「ん...んん....」
何度目かの大きな痙攣の後に、うさぎの唇は空気を貪るように吸い、うさぎの太ももは自分の体液で濡れそぼっていた。
「可愛いわね」
神代カナエは、チューブに入った薬品を指先に出しながら微笑んだ。
「媚薬って使ったことある❓」
女王様の笑みがうさぎを捉えた。
「い.....いえ💦」
戸惑ううさぎに、神代カナエは続けた。
「私はこれが一番効いたの❣️
あなたにも効くといいわね」
指先にたっぷりと媚薬を乗せて、神代カナエはうさぎに歩み寄った。
これから起こるであろう事を想像して、神代カナエは興奮を隠せずにいた。
「あなたが最初の女性.....」
黒い壁。
赤く尖った屋根。
夕陽に照らされた屋根の先端が、真っ赤に焼けて空に突き刺さっているように見えた。
ここは、4人の男性器を切除して殺害した容疑者の住む洋館だ。
その洋館の門の前を、黒いゴスロリのドレスを着た少女が歩いていた。
うさぎだった。
「神代カナエさんですね❣️」
門に掛けられた表札を見たうさぎが、容疑者の名前を声に出して読んだ。
「少し、お邪魔しますね💕」
軽いステップで、うさぎは門の上を飛び越えて行った。
音も無く着地したうさぎは、ガーランドとサポートAIを使って洋館に侵入した。
黒いゴスロリのドレスに見えていた服装が、普段のパールホワイトのウエディングドレスに変化する。
(ちょっとこれでは目立ちすぎますよ、kameちゃん❣️)
(そうだね。
今日は黒にしようか❓)
ウエディングドレスが黒い色に変わった。
光学迷彩を使って、服装のデザインを変えていたようだ。
(では、探検に出発します💕)
気配を殺して、うさぎは洋館の中を歩き初めた。
人の気配は無い。
まだ、神代カナエは帰宅していないようだ。
1階は特に気になるモノはなかった。
ならば2階か❓
それとも地下室があるか❓
(複数の足跡が2階に登っているよ。
だけど、降りてきた足跡は少ないよ)
サポートAIが目に見えない足跡を確認した。
(ならば、2階ですね❣️)
うさぎはそっと、2階への階段を登った。
そこは、広い部屋だった。
広いと言ってもだだっ広い訳ではなく、多くの間仕切りと柱でいくつかの空間に仕切られているようだ。
壁や間仕切りには、見慣れない道具類が掛けられていた。
梁からロープで吊るされた手錠。
革のベルトの中央に付けられたボール。
材質の違う複数のロープ。
男性器を型どったモノにうさぎの目が止まった。
「.....ディルド⁉️」
首を傾げるうさぎ。
壁に掛けられた色々なモノに、うさぎの性癖がウズウズし始めた時、空気を切り裂く音が聞こえた。
うさぎは対応が遅れた。
うさぎのウエストからヒップにかけて、容赦の無い一本鞭の洗礼を受けてしまった。
「きゃあぁぁぁ」
うずくまるうさぎ。
鞭は何度もうさぎの身体を叩く。
「きゃぁ」
「あっ」
「ぁん❣️」
「ぁあ💕」
痛みとは明らかに違う声をあげて、うさぎは床に伏せてしまった。
鞭が止むと、足音が近づいてきた。
ブーツの爪先でうさぎの身体を仰向けにさせて、鞭を持った相手はピンヒールをうさぎの胸に突き立てた。
「あなた、誰❓」
そう問うたのは、神代カナエだった。
ワインレッドのワンピースドレスにショートブーツが落ち着いた女性であるように見える。
「う.....」
うさぎはまだ、鞭の余韻に浸っていた。
「いいわ、誰でも。
あなた、綺麗な顔をしているのね」
神代カナエは、痴女の顔で笑った。
手首に手錠を掛けられ、足首を縛られたうさぎが、梁から伸びたロープに吊るされて俯いていた。
両手を高く上げて立っているが、身体の自由はもうない。
「あなた、鞭で打たれるのは初めて❓」
「.....はい」
「そう。
ならば教えてあげるわ」
ヒュンと風を切り裂く音がするたび、動けないうさぎの身体は跳ね上がった。
胸。
ウエスト。
お尻。
太もも。
神代カナエは狙った場所に正確に鞭を振るえるようだ。
痛みで悲鳴を上げるうさぎだが、身体はガクガクと痙攣している。
鞭を振るのをやめた神代カナエは、うさぎの顔を覗き込む。
「あなた逝ったのね。
鞭で打たれて逝ったのね」
うさぎを蔑むように、神代カナエは笑った。
「ここはどうなっているのかしら?」
スカートの裾を持ち上げて、うさぎのパンティに指を掛けた。
「そこだけは.....許してください」
身を捩って逃げるうさぎの小さな芽は、すぐに神代カナエに見つけられた。
「いや...です💦」
うさぎの言葉が聞こえないかのように、神代カナエの指先が動く。
悲鳴を上げようとするうさぎの唇は、神代カナエの唇で塞がれていた。
「ん...んん....」
何度目かの大きな痙攣の後に、うさぎの唇は空気を貪るように吸い、うさぎの太ももは自分の体液で濡れそぼっていた。
「可愛いわね」
神代カナエは、チューブに入った薬品を指先に出しながら微笑んだ。
「媚薬って使ったことある❓」
女王様の笑みがうさぎを捉えた。
「い.....いえ💦」
戸惑ううさぎに、神代カナエは続けた。
「私はこれが一番効いたの❣️
あなたにも効くといいわね」
指先にたっぷりと媚薬を乗せて、神代カナエはうさぎに歩み寄った。
これから起こるであろう事を想像して、神代カナエは興奮を隠せずにいた。
「あなたが最初の女性.....」
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
M性に目覚めた若かりしころの思い出 その2
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、終活的に少しづつ綴らせていただいてます。
荒れていた地域での、高校時代の体験になります。このような、古き良き(?)時代があったことを、理解いただけましたらうれしいです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
M性に目覚めた若かりしころの思い出
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる