願いがかないますように…  (ダーク版) 別バージョン

kitahara

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10  魔女の約束

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数年前、オリビアを逃がした後、東屋に現れたのは、以前から交流を持っていたオリビアの兄。
 王太子が、自らトウゴに頼みごとをしてきた。

トウゴの父王にではなく。姉たちでもなく。トウゴ自身にオリビアを娶って欲しいと。

そして、台頭してきて浅い軍事国家は知らない。秘されていた周辺の大国とセレナ王国との実情を。

 王太子にとっては正気を保ち、動ける時間が限られており、信頼できる者は、いない。

そんな状態に置かれていた時、代表者の中にトウゴがいた事は、彼にとって幸運であり最後の頼みに繋がった。

だからこそ、大国のみが知る公然の秘密とはいえ、何も知らない新興国の王子であるトウゴにかけて秘密裏に離宮の庭園へ呼び出したのだ。

 小さな王女を守るため、二人は、密約を結んだ。




あの戦乱の中、兄を狙った暗殺者と対峙したトウゴ。


 返り討ちにしたが、傷を負い倒れてしまう。

 短剣に毒が塗ってあったのだ。

どんな解毒剤も効かず、文字通り、今にもトウゴの命が消えかかろうとした時、薬を携えた者が現れた。

その者は、オリビアが海に投げたあの指輪によって齎された海よりの使者だった。

 使者の薬のおかげで、トウゴは一命を取りとめ、一命どころか、身体中に力が漲り以前より元気なった。

そんな中で、オリビアの機械の国への輿入れという報告。

 回復したトウゴがすぐに行動する。オリビアを救う為セレナ王国に向かう。

そして、離宮からオリビアを攫った。

 「俺が、今此処に生きてこうしていられるのも、オリビアのおかげだ」

しがみついてただ首を縦や横に振ることしかできないオリビアに、ドウゴの言葉は続く。

 「オリビアが、海に投げてくれた指輪のおかげで、助かった。ありがとう。」

 生きていた…。
 生きてくれていた。
もうそれだけで、嬉しい…。





 海の民の残した手紙の通り、オリビアの投げた指輪は、叶えてくれた。

 優しい魔女が約束通りに。











ちょっと書いているうちに重たくなってしまったので下げたお話です。

 二人だけでも、何とかハッピーエンドで、できたでしょうか?

 全てがハッピーがいいんですが…書いているうちにこんな風になってオチがみえなかった。

 最初はこんな感じで始めたので、どうかなと思いつつ載せました。
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