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第2章 港と船と海の町
善は急げと港の町
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あの襲撃から一夜が明けた。
朝日が差し込む港町は、昨日とはまるで違う景色へと変わり果てていた。
壊れた建物、崩れ落ちた石壁、積まれている瓦礫の山。町並みと呼ぶには別のものになっていた。
「俺のせい……なんだよな……」
「悪いのは君じゃない、あの魔物だよ」
「それでもさ…… 」
二人は並んで町を歩く。道の先では、炊き出しが行われていた。
手が隠れて見えないほどの大きなローブを羽織り、頭には大きなターバン、そして口元まですっぽり覆う長いマフラーをした異様な装いの人物が、大鍋をかき混ぜながら町人に声をかけていた。
「ケケッ、沢山食って元気だせよー」
聞き覚えのある笑い声に、リオンは足を止める。
(今のって……!)
アキトから離れ、気になって近づくと、相手の方から先に声をかけてきた。
「おや、これはこれは── お久しぶりでございます」
その正体は、かつて魔王の従者を名乗った魔物──ガーゴイルだった。
「……こんなところで何やってんだ? 」
「それはもちろん、支援活動です。この辺で手に入る魔石は、質が高くて値段が安いんですよ」
「そ、そうなのか…… 」
「もちろん事情は存じて上げております、世の中いろんな考え方がありますから……」
リオンはさっきの自分の反応にハッとする。
「あ、いや…… すまない、そういうつもりじゃ……」
「ケケケッ、正直、自分でもそう思ってますから」
そう言ってガーゴイルは再び大鍋に向き合う。
その姿を見て、リオンは自分がこの町に来たから起こってしまった罪悪感をなんとかしたいと思った。
「……なあ、俺にも手伝わせてくれよ」
「ケケッ、こちらとしてはありがたい言葉ですが、貴方たちには、貴方たちにしか出来ない事があるはずですよ」
「そうだな……」
「ケケッ、この先で瓦礫の撤去作業が行われております、そちらに行ってみては如何でしょうか?」
「わかった、そうさせてもらう」
「そちらの方は頼みましたよー 、ケケケケケッ」
リオンが戻ると、道の向こうでアキトが一人待っていた。
「すまん、待たせた」
「ううん、大丈夫」
「向こうで俺たちにも出来る作業があるらしい、一緒にくるか?」
「いく」
珍しく積極的な姿を少し不思議に思ったが、それを聞くのは野暮だろうと口をつぐんだ。
瓦礫の撤去作業は想像以上に骨が折れた。
壊れた石材や木材は再利用どころではなく、最早どうしようもなくなっている。
「うーん…… もうこの瓦礫、全部灰にしちゃっていいかな? 」
「おい、まだ5分しかたってないぞ…… ぶっちゃけ俺もそう思う」
「でもやるって決めたし、もう少しだけがんばるよ」
「お、おう……そうか…… 」
ふと、町の人々に目を向けると、皆汗だくになりながら懸命に動いている。
その姿に、リオンももう一度気を奮い立たせた。
「そうだな、もう少しだけ頑張ろうか」
すると、一人の作業者が突如として硬直し、虚ろな目を浮かべ、また一人、また一人と同じ反応を見せていく。
(この症状、どっかで見た気が──)
「う、うがぁぁぁぁぁぁぁ───────!!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ───────!!」
「あ゛あああああああああああ────────────!!」
町の人々が突然、雄叫びと共に筋肉を膨張させ始め、人間離れした力で作業を進めていく。
「何が起こってんだ!? 作業している奴らが、老若男女問わずムキムキに!?」
「ケケケケッ やっと効いてきたところですか」
そこに現れたのは、先ほど炊き出しをしていたはずのガーゴイルだった。
「おい……! これは一体どういうことだ──!!」
「ケケッ、ほんの少しだけ、炊き出しの飯に魔石を加えただけですよ」
「魔石を……食わせたのか!?」
「ケケケケッ、粉々に砕いてちょいちょいっと、 人間どもはまだ気付いておりませんが、上手く使えば、色や形、大きさなどで得られる効果が全く違うんです。いやー、実にもったいない」
「いいの? 人前に出ちゃって」
「アキト様──! ご心配には及びません。これだけ頭のトんだ状態になっていれば、誰も今日のことなんて覚えちゃいないってワケですな。ケケケケケッ!」
「所詮、あんたも魔物かよ!」
「じゃあ、今なら魔法が使えるってことだよね」
アキトは使えそうにない瓦礫の山を、何の躊躇もなく灰にしていく。
「ああもう、めちゃくちゃだ……!」
頭を抱えるリオンをよそに、ガーゴイルはやたらと楽しそうに笑っていた。
「ケケケケケッ 魔石ってのはこうやって使うんだぜ。あの時、狂化の魔石と超音波装置を譲ってやったってのに、まさかこんなことに使うとはな──って」
若干……いや、かなり聞き捨てならない言葉が二人の耳に入る。
「……それ本当か?」
「ヤベ── 口が滑った」
「ねぇリオン、誰がなにやったかなんて、考えたところでしょうがないね」
「ああ…… 結局、実行した奴が一番悪いよな……」
「ケケッ、それはそう」
そこに倫理観というものは存在していないようだった。
「用意したの、あんたかーーーい!!」
リオンの叫びは波間へと虚しく消えていった。
夕暮れになり、瓦礫一つ残らず片付いた港は、整然とした景色を取り戻していた。
二人は釣り竿を垂らしながら、静かな海を眺める。
「散々だった……」
「おつかれー いっぱいがんばったね」
「ああ、おつかれ。……灰が山ほどできたな」
「うん、それを片付けるのも大変だったでしょ」
「……まあな」
お互いの成果を褒めつつ、リオンは隣にいるアキトを見て、今日思ったことを口にした。
「やっぱお前、海が好きなんだな」
「……そうなの?」
「そうだろ、今までで一番張り切ってたぞ」
「そっか…… じゃあ、君のおかげだね」
「俺の?」
「うん、だって…… 」
アキトはリオンに向かって、微笑んで見せた。
「君がやりたいって思ったことだから、僕もがんばってみたいって思ったんだ」
あの時と同じ純粋な笑み、"自分はこの笑顔が好きなんだ" と、そう思った。
「リオン」
「な、何だ……?」
「竿、引いてるよ」
「──え!? ってか、力強っ……!」
竿が大きくしなり、慌てて竿を引くが、あまりの引きの強さに思わず体勢を崩してしまう。
「リオン──!」
バシャ──ン
助けようと手を伸ばしたアキトもろとも、二人は海に転げ落ちた。
「あの時の馬鹿力はどこいった!」
「腕伸びきっちゃってたからねー」
「ほな、しゃあないかー」
「切り替えはやーい」
「……っ、あっははははっ!!」
海面に浮かびながら、リオンは笑い声を上げた、それにつられるように、アキトも楽しげに笑う。
夕暮れの港に、二人の笑い声がいつまでも響いていた。
朝日が差し込む港町は、昨日とはまるで違う景色へと変わり果てていた。
壊れた建物、崩れ落ちた石壁、積まれている瓦礫の山。町並みと呼ぶには別のものになっていた。
「俺のせい……なんだよな……」
「悪いのは君じゃない、あの魔物だよ」
「それでもさ…… 」
二人は並んで町を歩く。道の先では、炊き出しが行われていた。
手が隠れて見えないほどの大きなローブを羽織り、頭には大きなターバン、そして口元まですっぽり覆う長いマフラーをした異様な装いの人物が、大鍋をかき混ぜながら町人に声をかけていた。
「ケケッ、沢山食って元気だせよー」
聞き覚えのある笑い声に、リオンは足を止める。
(今のって……!)
アキトから離れ、気になって近づくと、相手の方から先に声をかけてきた。
「おや、これはこれは── お久しぶりでございます」
その正体は、かつて魔王の従者を名乗った魔物──ガーゴイルだった。
「……こんなところで何やってんだ? 」
「それはもちろん、支援活動です。この辺で手に入る魔石は、質が高くて値段が安いんですよ」
「そ、そうなのか…… 」
「もちろん事情は存じて上げております、世の中いろんな考え方がありますから……」
リオンはさっきの自分の反応にハッとする。
「あ、いや…… すまない、そういうつもりじゃ……」
「ケケケッ、正直、自分でもそう思ってますから」
そう言ってガーゴイルは再び大鍋に向き合う。
その姿を見て、リオンは自分がこの町に来たから起こってしまった罪悪感をなんとかしたいと思った。
「……なあ、俺にも手伝わせてくれよ」
「ケケッ、こちらとしてはありがたい言葉ですが、貴方たちには、貴方たちにしか出来ない事があるはずですよ」
「そうだな……」
「ケケッ、この先で瓦礫の撤去作業が行われております、そちらに行ってみては如何でしょうか?」
「わかった、そうさせてもらう」
「そちらの方は頼みましたよー 、ケケケケケッ」
リオンが戻ると、道の向こうでアキトが一人待っていた。
「すまん、待たせた」
「ううん、大丈夫」
「向こうで俺たちにも出来る作業があるらしい、一緒にくるか?」
「いく」
珍しく積極的な姿を少し不思議に思ったが、それを聞くのは野暮だろうと口をつぐんだ。
瓦礫の撤去作業は想像以上に骨が折れた。
壊れた石材や木材は再利用どころではなく、最早どうしようもなくなっている。
「うーん…… もうこの瓦礫、全部灰にしちゃっていいかな? 」
「おい、まだ5分しかたってないぞ…… ぶっちゃけ俺もそう思う」
「でもやるって決めたし、もう少しだけがんばるよ」
「お、おう……そうか…… 」
ふと、町の人々に目を向けると、皆汗だくになりながら懸命に動いている。
その姿に、リオンももう一度気を奮い立たせた。
「そうだな、もう少しだけ頑張ろうか」
すると、一人の作業者が突如として硬直し、虚ろな目を浮かべ、また一人、また一人と同じ反応を見せていく。
(この症状、どっかで見た気が──)
「う、うがぁぁぁぁぁぁぁ───────!!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ───────!!」
「あ゛あああああああああああ────────────!!」
町の人々が突然、雄叫びと共に筋肉を膨張させ始め、人間離れした力で作業を進めていく。
「何が起こってんだ!? 作業している奴らが、老若男女問わずムキムキに!?」
「ケケケケッ やっと効いてきたところですか」
そこに現れたのは、先ほど炊き出しをしていたはずのガーゴイルだった。
「おい……! これは一体どういうことだ──!!」
「ケケッ、ほんの少しだけ、炊き出しの飯に魔石を加えただけですよ」
「魔石を……食わせたのか!?」
「ケケケケッ、粉々に砕いてちょいちょいっと、 人間どもはまだ気付いておりませんが、上手く使えば、色や形、大きさなどで得られる効果が全く違うんです。いやー、実にもったいない」
「いいの? 人前に出ちゃって」
「アキト様──! ご心配には及びません。これだけ頭のトんだ状態になっていれば、誰も今日のことなんて覚えちゃいないってワケですな。ケケケケケッ!」
「所詮、あんたも魔物かよ!」
「じゃあ、今なら魔法が使えるってことだよね」
アキトは使えそうにない瓦礫の山を、何の躊躇もなく灰にしていく。
「ああもう、めちゃくちゃだ……!」
頭を抱えるリオンをよそに、ガーゴイルはやたらと楽しそうに笑っていた。
「ケケケケケッ 魔石ってのはこうやって使うんだぜ。あの時、狂化の魔石と超音波装置を譲ってやったってのに、まさかこんなことに使うとはな──って」
若干……いや、かなり聞き捨てならない言葉が二人の耳に入る。
「……それ本当か?」
「ヤベ── 口が滑った」
「ねぇリオン、誰がなにやったかなんて、考えたところでしょうがないね」
「ああ…… 結局、実行した奴が一番悪いよな……」
「ケケッ、それはそう」
そこに倫理観というものは存在していないようだった。
「用意したの、あんたかーーーい!!」
リオンの叫びは波間へと虚しく消えていった。
夕暮れになり、瓦礫一つ残らず片付いた港は、整然とした景色を取り戻していた。
二人は釣り竿を垂らしながら、静かな海を眺める。
「散々だった……」
「おつかれー いっぱいがんばったね」
「ああ、おつかれ。……灰が山ほどできたな」
「うん、それを片付けるのも大変だったでしょ」
「……まあな」
お互いの成果を褒めつつ、リオンは隣にいるアキトを見て、今日思ったことを口にした。
「やっぱお前、海が好きなんだな」
「……そうなの?」
「そうだろ、今までで一番張り切ってたぞ」
「そっか…… じゃあ、君のおかげだね」
「俺の?」
「うん、だって…… 」
アキトはリオンに向かって、微笑んで見せた。
「君がやりたいって思ったことだから、僕もがんばってみたいって思ったんだ」
あの時と同じ純粋な笑み、"自分はこの笑顔が好きなんだ" と、そう思った。
「リオン」
「な、何だ……?」
「竿、引いてるよ」
「──え!? ってか、力強っ……!」
竿が大きくしなり、慌てて竿を引くが、あまりの引きの強さに思わず体勢を崩してしまう。
「リオン──!」
バシャ──ン
助けようと手を伸ばしたアキトもろとも、二人は海に転げ落ちた。
「あの時の馬鹿力はどこいった!」
「腕伸びきっちゃってたからねー」
「ほな、しゃあないかー」
「切り替えはやーい」
「……っ、あっははははっ!!」
海面に浮かびながら、リオンは笑い声を上げた、それにつられるように、アキトも楽しげに笑う。
夕暮れの港に、二人の笑い声がいつまでも響いていた。
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