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第3章 火山と思い出の街
魔将の必勝法
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二人と魔将は、近くにあったベンチに並んで座り、貰ったアイスを食べながら、魔将から今の事情を聞いた。
「えー…… まず大前提として、あんたは俺たちとは敵対しないって事で良いんだよな?」
「そういうコトになるネ」
「人間に危害を加えることもないと?」
「そうダネ、今のところハ」
「……駄目だ、こいつが魔物って事以外、何も掴めねぇ……」
魔将の言葉に嘘がない事が、かえって厄介だった。
その左からアキトがリオン越しに問いかける。
「つまり、君はただのアイス屋さんってことだよね、あんまり売れてないみたいだけど」
「ダッテ、今はキミたちにしか見えていないからネ」
魔将が指を鳴らすと、店のワゴンが透け始め、氷で造られていることが分かる。
「普段ハ隠してるケド、魔物や膨大ナ魔力に反応するよう作ってあるのサ」
それを聞いたアキトはゆっくりと空を仰ぐ。
「あー、これ僕がやらかしたんだ、ごめん」
「アイスが美味いから許す、そっちのチョコも寄越せ」
「いいよ、はい、あーん」
「ん、美味ぇな、俺のやつも食えよ」
「いいの? ありがと──!」
「……続けていいカナ」
お互い手に持っているアイスを食べさせ合うという、何とも気の抜けたやり取りを横目に見ながら、魔将は話を進めた。
「つまりボクは、君みたいな選ばれた人間ヲ探していたんダヨ、勇者」
突然、勇者と呼ばれ、振り向いたリオンは身構える。
「俺に……言っているのか?」
「ソウダヨ、君の様ナ異世界から来た勇者ハ、必ず不思議な力を持ってル、だから頼みタイ」
魔将はリオンの正面に立つ、そして跪き、頭を下げた。
「勇者、どうかボクの親友ヲ倒して欲しイ」
それを見下ろしながら、リオンは苦笑いを浮かべた。
「……悪いな、俺はもう勇者じゃねぇから」
「ソウカ……だから聖剣ヲ持っていないンダネ」
「あんな恐ろしいもん、持っててたまるか」
「フフッ、前の勇者モそんなこと言ってたナ」
「前の……勇者?」
淡々と答えていたリオンが、不思議そうに問い返すと、魔将は小さく肩を揺らした。
「仕方ナイ、この手ハ使いたくなかったケド……」
「……何をする気だ?」
「前の勇者ニ"負けた"と言わせた必勝法サ」
魔将とリオン、二人が同時に立ち上がり、周囲の空気が一気に張り詰めた。
「今、キミたちの食べられるアイスは全部デ6種類ダ」
「……そうだが?」
「ボクの頼みヲ聞いてくれたら、更ニ追加デ、27種類のアイスを選べるようにしてアゲル」
「なっ……!? 」
想像以上の数の多さに、アキトは何とも思わなかったが、リオンは思わず声を張り上げてしまう。
「30……3種類だと!?」
「ドウカナ?」
魔将は得意げに視線を向け、店に戻って行く。
「……いや、まだだ、33種類って言ったって、どうせロクなもんじゃ……」
「ねぇリオン、それフリじゃない?」
頭を抱えながら魔将を目で追うと、何とも怪しげな客二人が店に並んでいた。
「ケケッ、いやーこんな天気のいい日はアイスが食いたくなってくるなー」
「あ、ああ…… そうだな」
見覚えのある大きなローブとターバン、そしてマフラーで口元を覆った人物と、同じくもう一人が、魔将のアイスワゴンにやって来ていた。
「クソッ、ハメられた! あいつらグルだ!!」
「イラッシャイマセ、注文ハお決まりデスカ?」
魔将が指を鳴らす、すると6種類とは別に大きなワゴンが現れ、豊富な種類のアイスがずらりと並ぶ。
「ケケッ、オレたちいつものやつで」
「8番と22番デスネ、かしこまりマシタ」
「ケケケケケッ、この香りと少しの苦味が堪らねーんだよなぁ!」
「スーっとくる爽快感と甘さがクセになってしまった」
「コーヒーに、チョコミントだと……!?」
元いた世界では定番だった味の存在を知り、リオンは更に頭を抱える。
「……ッ! これは……強すぎる!」
「更に今ナラ、期間限定ノ特別なアイスも選べるようになるヨ」
「──計34種類が、選べる……のか?」
「サア、どうスル?」
強い── あまりにも強すぎる。もう二度と味わえないと思っていた日常と、こんな形で再会するとは思ってもみなかった。
「ねぇ、アイス溶けてるよ」
アキトにそう言われ、気付けばコーンから溶けた白い液体が滴っている。
「うわ!?、やっべ……!」
溢してはもったいないと、慌ててアイスを口に運ぶ隣で、アキトが呟く。
「僕、リオンがこんなにアイスが好きだったなんて知らなかった……」
「いや、アイスが……ってよりかは、何か久しぶりで……」
「そっか…… 思ってるだけじゃ、きっとダメなんだね」
既に食べ終わりベンチに座ったままのアキトは、上目遣いになりながらリオンの左の袖を引っ張り、まるで魔将に対抗するように宣言した。
「リオン、もっと教えて。僕にできることならがんばるよ、君の好きを探したいんだ」
彼の目を覗けば、それがいかに本気なのかが伝わり、思考が止まってしまう。
何とかアイスを食べきり、リオンはようやく空いた右手で待ったをかけた。
「ちょ、ちょっと待て、お前までどうした!?」
「……思い出して、代わりになにをしろって言われたか覚えてる?」
それを聞いてハッとする。
最初の言葉を思い出し、やっと冷静さを取り戻したリオンが、魔将に問いかけた。
「……親友を、倒せ? ……って、その親友とやらは、一体何なんだ?」
二人は魔将に目をやる。
「やっぱり気ニなるよネ」
魔将は一瞬、目を閉じた後、覚悟の決まった眼差しを向け、穏やかに語り始める。
「ボクと正反対ノ、炎の魔物ダヨ」
そして街から奥の火山を見つめながら、静かに答えた。
「魔将イフリート、火山の噴火ヲ止めるタメ、火山ト一つにナッタ、愚かナ魔物サ」
「火山と……一つに?」
リオンは息を呑む。
儚げな笑みを浮かべる魔将、不穏な気配を感じ取り、再び問いかける。
「……あんた、この街で何をするつもりだ?」
「……ココで説明する様ナ話じゃないネ」
すると魔将は両手をこちらに向ける。
警戒するリオンだったが、それが目視出来ない魔法だと気づいたアキトは咄嗟に手を伸ばし、リオンを庇った。
「いきなり何……ってお前! それ……」
「うわ、なにこれ? 氷の手錠?」
魔法を喰らったアキトの左手に氷で作られた鎖手錠が掛かり、魔将と鎖で繋がってしまう。
「二体トモ、コレくらいはイイデショ?」
咄嗟に頷く二体を見るないなや、魔将は二人を先導する為、行き先の方向を示す。
恐る恐る、口元の牙を隠した怪しい人物が近づき、二人に話掛けて来た。
「すみません、お二方…… 奴とは一切相手を攻撃しない事を条件として協力しました。お願いします、一度話を聞いてやって下さい……」
アキトが拘束されてしまっているので、もはや選択肢は無いのだが、従順な彼らが自分たちを陥れるような何かがこの街にはあるのだろう。
リオンは覚悟を決めて魔将に応える。
「……わかった、さっさと案内しろ、それでいいか?」
「うん、君がいいなら」
繋がれてしまったアキトもそれに応じる。
「アリガトウ、ボクの隠れ家ニおいデ」
魔将に導かれ、一行は街外れのとある場所に向かうのであった。
「えー…… まず大前提として、あんたは俺たちとは敵対しないって事で良いんだよな?」
「そういうコトになるネ」
「人間に危害を加えることもないと?」
「そうダネ、今のところハ」
「……駄目だ、こいつが魔物って事以外、何も掴めねぇ……」
魔将の言葉に嘘がない事が、かえって厄介だった。
その左からアキトがリオン越しに問いかける。
「つまり、君はただのアイス屋さんってことだよね、あんまり売れてないみたいだけど」
「ダッテ、今はキミたちにしか見えていないからネ」
魔将が指を鳴らすと、店のワゴンが透け始め、氷で造られていることが分かる。
「普段ハ隠してるケド、魔物や膨大ナ魔力に反応するよう作ってあるのサ」
それを聞いたアキトはゆっくりと空を仰ぐ。
「あー、これ僕がやらかしたんだ、ごめん」
「アイスが美味いから許す、そっちのチョコも寄越せ」
「いいよ、はい、あーん」
「ん、美味ぇな、俺のやつも食えよ」
「いいの? ありがと──!」
「……続けていいカナ」
お互い手に持っているアイスを食べさせ合うという、何とも気の抜けたやり取りを横目に見ながら、魔将は話を進めた。
「つまりボクは、君みたいな選ばれた人間ヲ探していたんダヨ、勇者」
突然、勇者と呼ばれ、振り向いたリオンは身構える。
「俺に……言っているのか?」
「ソウダヨ、君の様ナ異世界から来た勇者ハ、必ず不思議な力を持ってル、だから頼みタイ」
魔将はリオンの正面に立つ、そして跪き、頭を下げた。
「勇者、どうかボクの親友ヲ倒して欲しイ」
それを見下ろしながら、リオンは苦笑いを浮かべた。
「……悪いな、俺はもう勇者じゃねぇから」
「ソウカ……だから聖剣ヲ持っていないンダネ」
「あんな恐ろしいもん、持っててたまるか」
「フフッ、前の勇者モそんなこと言ってたナ」
「前の……勇者?」
淡々と答えていたリオンが、不思議そうに問い返すと、魔将は小さく肩を揺らした。
「仕方ナイ、この手ハ使いたくなかったケド……」
「……何をする気だ?」
「前の勇者ニ"負けた"と言わせた必勝法サ」
魔将とリオン、二人が同時に立ち上がり、周囲の空気が一気に張り詰めた。
「今、キミたちの食べられるアイスは全部デ6種類ダ」
「……そうだが?」
「ボクの頼みヲ聞いてくれたら、更ニ追加デ、27種類のアイスを選べるようにしてアゲル」
「なっ……!? 」
想像以上の数の多さに、アキトは何とも思わなかったが、リオンは思わず声を張り上げてしまう。
「30……3種類だと!?」
「ドウカナ?」
魔将は得意げに視線を向け、店に戻って行く。
「……いや、まだだ、33種類って言ったって、どうせロクなもんじゃ……」
「ねぇリオン、それフリじゃない?」
頭を抱えながら魔将を目で追うと、何とも怪しげな客二人が店に並んでいた。
「ケケッ、いやーこんな天気のいい日はアイスが食いたくなってくるなー」
「あ、ああ…… そうだな」
見覚えのある大きなローブとターバン、そしてマフラーで口元を覆った人物と、同じくもう一人が、魔将のアイスワゴンにやって来ていた。
「クソッ、ハメられた! あいつらグルだ!!」
「イラッシャイマセ、注文ハお決まりデスカ?」
魔将が指を鳴らす、すると6種類とは別に大きなワゴンが現れ、豊富な種類のアイスがずらりと並ぶ。
「ケケッ、オレたちいつものやつで」
「8番と22番デスネ、かしこまりマシタ」
「ケケケケケッ、この香りと少しの苦味が堪らねーんだよなぁ!」
「スーっとくる爽快感と甘さがクセになってしまった」
「コーヒーに、チョコミントだと……!?」
元いた世界では定番だった味の存在を知り、リオンは更に頭を抱える。
「……ッ! これは……強すぎる!」
「更に今ナラ、期間限定ノ特別なアイスも選べるようになるヨ」
「──計34種類が、選べる……のか?」
「サア、どうスル?」
強い── あまりにも強すぎる。もう二度と味わえないと思っていた日常と、こんな形で再会するとは思ってもみなかった。
「ねぇ、アイス溶けてるよ」
アキトにそう言われ、気付けばコーンから溶けた白い液体が滴っている。
「うわ!?、やっべ……!」
溢してはもったいないと、慌ててアイスを口に運ぶ隣で、アキトが呟く。
「僕、リオンがこんなにアイスが好きだったなんて知らなかった……」
「いや、アイスが……ってよりかは、何か久しぶりで……」
「そっか…… 思ってるだけじゃ、きっとダメなんだね」
既に食べ終わりベンチに座ったままのアキトは、上目遣いになりながらリオンの左の袖を引っ張り、まるで魔将に対抗するように宣言した。
「リオン、もっと教えて。僕にできることならがんばるよ、君の好きを探したいんだ」
彼の目を覗けば、それがいかに本気なのかが伝わり、思考が止まってしまう。
何とかアイスを食べきり、リオンはようやく空いた右手で待ったをかけた。
「ちょ、ちょっと待て、お前までどうした!?」
「……思い出して、代わりになにをしろって言われたか覚えてる?」
それを聞いてハッとする。
最初の言葉を思い出し、やっと冷静さを取り戻したリオンが、魔将に問いかけた。
「……親友を、倒せ? ……って、その親友とやらは、一体何なんだ?」
二人は魔将に目をやる。
「やっぱり気ニなるよネ」
魔将は一瞬、目を閉じた後、覚悟の決まった眼差しを向け、穏やかに語り始める。
「ボクと正反対ノ、炎の魔物ダヨ」
そして街から奥の火山を見つめながら、静かに答えた。
「魔将イフリート、火山の噴火ヲ止めるタメ、火山ト一つにナッタ、愚かナ魔物サ」
「火山と……一つに?」
リオンは息を呑む。
儚げな笑みを浮かべる魔将、不穏な気配を感じ取り、再び問いかける。
「……あんた、この街で何をするつもりだ?」
「……ココで説明する様ナ話じゃないネ」
すると魔将は両手をこちらに向ける。
警戒するリオンだったが、それが目視出来ない魔法だと気づいたアキトは咄嗟に手を伸ばし、リオンを庇った。
「いきなり何……ってお前! それ……」
「うわ、なにこれ? 氷の手錠?」
魔法を喰らったアキトの左手に氷で作られた鎖手錠が掛かり、魔将と鎖で繋がってしまう。
「二体トモ、コレくらいはイイデショ?」
咄嗟に頷く二体を見るないなや、魔将は二人を先導する為、行き先の方向を示す。
恐る恐る、口元の牙を隠した怪しい人物が近づき、二人に話掛けて来た。
「すみません、お二方…… 奴とは一切相手を攻撃しない事を条件として協力しました。お願いします、一度話を聞いてやって下さい……」
アキトが拘束されてしまっているので、もはや選択肢は無いのだが、従順な彼らが自分たちを陥れるような何かがこの街にはあるのだろう。
リオンは覚悟を決めて魔将に応える。
「……わかった、さっさと案内しろ、それでいいか?」
「うん、君がいいなら」
繋がれてしまったアキトもそれに応じる。
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