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第4章 にぎやかなイカれた町
あたらずとも遠からず (前半)
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無事に目的を果たし、悪徳カジノから脱出したアキトとリオンは、反逆同盟の連中より一足先に扉を開けて、本拠地である宿に戻って来ていた。
「んー、誰もいないね」
反逆同盟はどうやら全員でカジノに乗り込んだらしく、中はもぬけの殻になっていた。
「勝手に使っていいんだろうか……」
「いいんじゃない? 僕がリーダーだよ」
「……そういえばそうだった」
二人は昨日から泊まっていた部屋を借り、リオンは傷を負いながらも、回復薬を使うことなくそこで横になった。
「ホントにいいの? 回復しなくて」
「もったいないだろ、これくらいで。それに、わざわざそんな……」
それでも怪我をほっとけないアキトは、虚空から包帯を取り出す。それでも足りない分は、宿に置いてあった救急箱を借りて、リオンの全身にできた傷に当て始めていた。
「でも、痛くない?」
「あ、ああ…… てか画面開けばわかんだろ」
アキトはステータス画面見た際、リオンの体力ゲージは半分よりも削れていないことは知っていたが、それでも彼はそういうことではないと首を振った。
「ちがうよ、君が今、痛くないかを聞いてるんだ」
いつもより強めの口調で返され、リオンは少し体を強張らせてしまう。
「……すまん」
「大丈夫だよ、じっとしてて」
「…………」
リオンは不甲斐ない気持ちでいっぱいだった。
この傷も、機械仕掛けの女との命賭けのゲームも、全部自分がしくじったのが原因だというのに、自分のためにこうして手当てまでしてくれている。
「ダメだよな、またお前に頼ってる。そっちも大変だったってのに……」
「そんなこと───」
すると、下の階からやたらと騒がしい声が聞こえ、それと同時に、階段を上がる足音が近づいて来る。
「失礼します、リーダー!、シャーク! こちらにおられますでしょうか!」
ドアをノックする余裕もなく、慌てて部屋のドアを開けて部屋に入って来たのは、反逆同盟のディーラー男だった。
「今この宿で、我々反逆同盟とカジノにいた客たちによる乱闘騒ぎが始まっています!! ここにいては危険です……!」
「マジかよ、それホントか!?」
自分たちも標的にされてしまうと思ったリオンはすぐに起き上がり、アキトと顔を見合わせた。
客側から見れば、彼らは突然遊び場を奪った極悪人として映るだろう。
「ごめん、途中になっちゃって……」
「……別に、元々大した怪我じゃねぇし」
ドタドタと複数の人間が階段を駆け上がる音が聞こえ始める。時間がないと感じたアキトは、すぐに窓を開けた後、怪我人であるリオンを両手で優しく抱えた。
「は!? ちょっ──! おまっ───!!」
「もう時間ないから、おとなしくしてて」
「──────!?」
抗議する時間も惜しいので、リオンは顔を赤らめながら、不服そうにおとなしくアキトに掴まる。
「リーダー、シャーク、とにかく逃げて下さい! 闘う意思のない我々をしつこく追いかけて来た、イカれた連中です! 」
「うん、色々ありがと、おじさん」
「あんたも気をつけろよ」
二人はディーラー男に別れを告げ、二階の窓から外へと飛び出していった。
入り口は封鎖され、その近くにある屋根の上までもカジノ客が見張っていたため。アキトは仕方なく別の道を探し、ネオンの輝きのない昼間の素朴な町並みの中をリオンを抱えたまま駆けていく。
「なあ、もういいだろ! 降ろせって! 」
「ヤダ、リオンまだ怪我したままじゃん」
そう言った彼の左手には、いつの間にか持ってきていた救急箱がかかっていて、すぐにでも治療を再開したいようだった。
「いたわよ! カジノに火を放ったイケメンディーラー!!!」
「「うおおおお!! 俺たちのカジノを返せーー!!!」」
すると背後から、カジノにいたと思われる女性の声が聞こえ、その声を聞いた同じく数人の客たちが、とてつもない勢いで二人の後を追いかけて来る。
「……言ってたとおり、ホントにしつこいんだね」
相手は人間であるため、なるべく魔法を使わず対処したいアキトは、リオンを抱える力を強め、追いつかれないようカジノ客たちとの距離をさらに突き放しながら、狭い道へと曲がっていく。
「顔を隠して、君はまだバレてないはずだから」
「そ、そんなの……」
(こうするしかねぇだろ……!)
リオンはさらにアキトに体を寄せて、肩と首筋の間に顔を埋める。
「ごめんね、あとちょっとだから、がまんして」
アキトは家々が並ぶ狭い道を駆け抜け、その勢いのまま飛び上がる。そして屋根伝いに移動しながら、迫りくる追っ手を撒いていく。
そんな中、アキトに身を委ねたままのリオンは、己が招いた結果であるという羞恥に悶えていた。
(ああもう、怪我しただけでこんな──! 何やってんだよ俺──!!)
今、誰にも見せられない顔をしていると思いながら、あの時、回復薬を使わなかった自分の選択を、ひたすらに後悔する。
屋根を伝い、町外れまで一気に駆け抜けた二人は、やがて白銀の広がる雪山へと逃げ込んでいった。
町から外に逃げ雪山にたどり着いた二人は、少し離れた木陰に身を潜めつつも、まだ油断は出来ない状況だった。
「んー、どうしようかな? まだ見えるところにいるね」
「いくら何でもしつこ過ぎるだろ、何なんだあいつら!」
雪が降り積もる寒空の下、それでも山を登ってくる彼らの異常な執着心に呆れながらも、アキトはリオンの治療を再開しようとする。
「……おい、まずはお前だ。見つかったらどうする?」
「でも……」
「ま ず は お 前 だ 、何か思いついてんだろ?」
彼をこれ以上困らせたくなくて、つい言葉を強めに言ってしまう。
「……うん、わかった」
その言葉に納得したであろうアキトは、心配しながらもリオンを置いて、自分の準備に取りかかる。
怪我したままだと彼が心配するので、リオンは仕方なく、自力で傷の手当てを始めた。
(今だってそうだ、もっと自分のこと心配すればいいのに……)
少し経って、傷の治療を終えたリオンは、アキトを探している髭を生やした屈強なカジノ客たちに見つかった。
「お前さんたち、ここで何しとるんだ?」
さすがに体に巻いた包帯が目立つ、傷だらけの冒険者にはあまり強くは出ないようで安心した。
「見ての通りだ、怪我して困っていたところを……彼に助けてもらってたんだ」
リオンは、隣にいる人物に目を向ける。そこには──
「いやー本当によかったですよ。何せボロボロの状態でしたので、ワタクシ驚いてしまいました!」
つばのついた帽子に大きなリュックを背負った、いつか見たことのある、きな臭い仮面の商人がいた。
「ん? お前さん、どっかで見たことあらへんか……?」
疑いの目を向けるカジノ客に対して、アキトはスイッチが切り替わったかのように、饒舌に話し始める。
「おお、それはそれは! いつもお世話になっております。何故ならワタクシ、世界各地を旅して回る旅商人ですから!! 故に、どこかでお目にかかったことがあるかもしれませんね!」
丁寧ながらも圧の強い商人の話に、カジノ客は納得したように頷いた。
「せやな、そうかもしれへん。悪かったなぁ疑って」
「いえいえ、またのご利用をお待ちしております。」
「だっはは! 財布がすっからかんなのお見通しやがな、さすが商人やわ!!」
町まで案内したるわ、今なんもあらへんけど! と笑いながら、カジノ客たちは先人を切って道を案内してくれた。
「上手くいったね」
アキトが隣から小さい声で話しかけてくるが、リオンは何故か浮かない顔をしていた。
「どうしたの?」
「あ、いや…… 何でもねぇよ」
そう自分に言い聞かせても、リオンは一瞬、彼が全く別の人間に見えてしまい痛感した。
(ディーラーの時といい、今の商人といい、良くも悪くも、こいつの特技は"自分を偽ること"なんだな……)
彼のことを一つ知ったはずなのに、彼の気持ちはどんどんわからなくなっていく。"いつも優しい彼"を自分が偽らせているのではないかと思うと、途端に胸が痛かった。
後半に続く
「んー、誰もいないね」
反逆同盟はどうやら全員でカジノに乗り込んだらしく、中はもぬけの殻になっていた。
「勝手に使っていいんだろうか……」
「いいんじゃない? 僕がリーダーだよ」
「……そういえばそうだった」
二人は昨日から泊まっていた部屋を借り、リオンは傷を負いながらも、回復薬を使うことなくそこで横になった。
「ホントにいいの? 回復しなくて」
「もったいないだろ、これくらいで。それに、わざわざそんな……」
それでも怪我をほっとけないアキトは、虚空から包帯を取り出す。それでも足りない分は、宿に置いてあった救急箱を借りて、リオンの全身にできた傷に当て始めていた。
「でも、痛くない?」
「あ、ああ…… てか画面開けばわかんだろ」
アキトはステータス画面見た際、リオンの体力ゲージは半分よりも削れていないことは知っていたが、それでも彼はそういうことではないと首を振った。
「ちがうよ、君が今、痛くないかを聞いてるんだ」
いつもより強めの口調で返され、リオンは少し体を強張らせてしまう。
「……すまん」
「大丈夫だよ、じっとしてて」
「…………」
リオンは不甲斐ない気持ちでいっぱいだった。
この傷も、機械仕掛けの女との命賭けのゲームも、全部自分がしくじったのが原因だというのに、自分のためにこうして手当てまでしてくれている。
「ダメだよな、またお前に頼ってる。そっちも大変だったってのに……」
「そんなこと───」
すると、下の階からやたらと騒がしい声が聞こえ、それと同時に、階段を上がる足音が近づいて来る。
「失礼します、リーダー!、シャーク! こちらにおられますでしょうか!」
ドアをノックする余裕もなく、慌てて部屋のドアを開けて部屋に入って来たのは、反逆同盟のディーラー男だった。
「今この宿で、我々反逆同盟とカジノにいた客たちによる乱闘騒ぎが始まっています!! ここにいては危険です……!」
「マジかよ、それホントか!?」
自分たちも標的にされてしまうと思ったリオンはすぐに起き上がり、アキトと顔を見合わせた。
客側から見れば、彼らは突然遊び場を奪った極悪人として映るだろう。
「ごめん、途中になっちゃって……」
「……別に、元々大した怪我じゃねぇし」
ドタドタと複数の人間が階段を駆け上がる音が聞こえ始める。時間がないと感じたアキトは、すぐに窓を開けた後、怪我人であるリオンを両手で優しく抱えた。
「は!? ちょっ──! おまっ───!!」
「もう時間ないから、おとなしくしてて」
「──────!?」
抗議する時間も惜しいので、リオンは顔を赤らめながら、不服そうにおとなしくアキトに掴まる。
「リーダー、シャーク、とにかく逃げて下さい! 闘う意思のない我々をしつこく追いかけて来た、イカれた連中です! 」
「うん、色々ありがと、おじさん」
「あんたも気をつけろよ」
二人はディーラー男に別れを告げ、二階の窓から外へと飛び出していった。
入り口は封鎖され、その近くにある屋根の上までもカジノ客が見張っていたため。アキトは仕方なく別の道を探し、ネオンの輝きのない昼間の素朴な町並みの中をリオンを抱えたまま駆けていく。
「なあ、もういいだろ! 降ろせって! 」
「ヤダ、リオンまだ怪我したままじゃん」
そう言った彼の左手には、いつの間にか持ってきていた救急箱がかかっていて、すぐにでも治療を再開したいようだった。
「いたわよ! カジノに火を放ったイケメンディーラー!!!」
「「うおおおお!! 俺たちのカジノを返せーー!!!」」
すると背後から、カジノにいたと思われる女性の声が聞こえ、その声を聞いた同じく数人の客たちが、とてつもない勢いで二人の後を追いかけて来る。
「……言ってたとおり、ホントにしつこいんだね」
相手は人間であるため、なるべく魔法を使わず対処したいアキトは、リオンを抱える力を強め、追いつかれないようカジノ客たちとの距離をさらに突き放しながら、狭い道へと曲がっていく。
「顔を隠して、君はまだバレてないはずだから」
「そ、そんなの……」
(こうするしかねぇだろ……!)
リオンはさらにアキトに体を寄せて、肩と首筋の間に顔を埋める。
「ごめんね、あとちょっとだから、がまんして」
アキトは家々が並ぶ狭い道を駆け抜け、その勢いのまま飛び上がる。そして屋根伝いに移動しながら、迫りくる追っ手を撒いていく。
そんな中、アキトに身を委ねたままのリオンは、己が招いた結果であるという羞恥に悶えていた。
(ああもう、怪我しただけでこんな──! 何やってんだよ俺──!!)
今、誰にも見せられない顔をしていると思いながら、あの時、回復薬を使わなかった自分の選択を、ひたすらに後悔する。
屋根を伝い、町外れまで一気に駆け抜けた二人は、やがて白銀の広がる雪山へと逃げ込んでいった。
町から外に逃げ雪山にたどり着いた二人は、少し離れた木陰に身を潜めつつも、まだ油断は出来ない状況だった。
「んー、どうしようかな? まだ見えるところにいるね」
「いくら何でもしつこ過ぎるだろ、何なんだあいつら!」
雪が降り積もる寒空の下、それでも山を登ってくる彼らの異常な執着心に呆れながらも、アキトはリオンの治療を再開しようとする。
「……おい、まずはお前だ。見つかったらどうする?」
「でも……」
「ま ず は お 前 だ 、何か思いついてんだろ?」
彼をこれ以上困らせたくなくて、つい言葉を強めに言ってしまう。
「……うん、わかった」
その言葉に納得したであろうアキトは、心配しながらもリオンを置いて、自分の準備に取りかかる。
怪我したままだと彼が心配するので、リオンは仕方なく、自力で傷の手当てを始めた。
(今だってそうだ、もっと自分のこと心配すればいいのに……)
少し経って、傷の治療を終えたリオンは、アキトを探している髭を生やした屈強なカジノ客たちに見つかった。
「お前さんたち、ここで何しとるんだ?」
さすがに体に巻いた包帯が目立つ、傷だらけの冒険者にはあまり強くは出ないようで安心した。
「見ての通りだ、怪我して困っていたところを……彼に助けてもらってたんだ」
リオンは、隣にいる人物に目を向ける。そこには──
「いやー本当によかったですよ。何せボロボロの状態でしたので、ワタクシ驚いてしまいました!」
つばのついた帽子に大きなリュックを背負った、いつか見たことのある、きな臭い仮面の商人がいた。
「ん? お前さん、どっかで見たことあらへんか……?」
疑いの目を向けるカジノ客に対して、アキトはスイッチが切り替わったかのように、饒舌に話し始める。
「おお、それはそれは! いつもお世話になっております。何故ならワタクシ、世界各地を旅して回る旅商人ですから!! 故に、どこかでお目にかかったことがあるかもしれませんね!」
丁寧ながらも圧の強い商人の話に、カジノ客は納得したように頷いた。
「せやな、そうかもしれへん。悪かったなぁ疑って」
「いえいえ、またのご利用をお待ちしております。」
「だっはは! 財布がすっからかんなのお見通しやがな、さすが商人やわ!!」
町まで案内したるわ、今なんもあらへんけど! と笑いながら、カジノ客たちは先人を切って道を案内してくれた。
「上手くいったね」
アキトが隣から小さい声で話しかけてくるが、リオンは何故か浮かない顔をしていた。
「どうしたの?」
「あ、いや…… 何でもねぇよ」
そう自分に言い聞かせても、リオンは一瞬、彼が全く別の人間に見えてしまい痛感した。
(ディーラーの時といい、今の商人といい、良くも悪くも、こいつの特技は"自分を偽ること"なんだな……)
彼のことを一つ知ったはずなのに、彼の気持ちはどんどんわからなくなっていく。"いつも優しい彼"を自分が偽らせているのではないかと思うと、途端に胸が痛かった。
後半に続く
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