英雄は星空の瞳に優しく囚われ英雄になる ~訳アリの年下魔術師を溺愛したら英雄になった俺の話~

べあふら

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2.5 セフィリオの恋と愛 (セフィリオ視点)

⑧ ※

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R18です。18歳未満の方は引き返し、苦手な方はご注意ください。
それ以外の方はお楽しみいただければ幸いです。


***************


 突然与えられた甘い刺激に、心も体も追いつかない。

 啄むように、何度も唇が重ねられて、ずくずくと場違いな熱が、お腹の奥に溜まってくる。

「……っ……ちょっ…アレク……」

 逃れようと頭を振るけど、後頭をアレクの手が押さえつけ、開いた唇の隙間から、ぬるり、と温かな舌が入り込んできて、さらに深く口づけられる。

 アレクの唇が僕のをおおって、舌が口内を撫でていく。逃げるように引っ込めた舌を絡めとられて、くちゅくちゅと擦れ合うと、そこから快感が全身に広がり、呼吸が荒くなった。

 流れ込んできた唾液をこくり、と飲み下すと、すごく甘く感じられて、乾きが潤されるようだ。

「んっ……あ……も、だめ」

 立っていられない。
 アレクの胸にしがみついて、力が抜けて崩れそうな身体をなんとか支える。

 ふっとアレクが小さく笑う声が聞こえて、唇が離れていった。

 次の瞬間には、僕の身体は浮いて、そのままアレクの膝の上に向かい合わせに座らされ、

「セフィ……もう少し。いいだろう?」

 間近に迫る熱っぽく潤んだ瞳が、乞うように僕を見ている。

 翠色の瞳に木々が陰った光がきらきらと反射している。森の木々よりもずっと深い澄んだ翠色に、吸い込まれるようだ。

 その瞳の奥には、僕を求める欲が鋭く光っている。


「もう……アレク、ずるい」

 こんな風に身体に火をつけられて、そんな風に見つめられたら。

「ご飯、出来るまで、ね」

 僕は抗うことなんて、出来るはずがない。

 僕はアレクの首に両腕を回して、今度は自分からキスをする。
 僕が舌をさしだすと、アレクは迎え入れてくれて、舌先が、湿った口内で何度も触れ合った。

 ずくずくと溜まってくる熱に、段々と僕のが張り詰めてきて、疼いて、苦しくて、もどかしい。

 思わず腰が揺れて、

「ああ。気持ち良く、なっちゃったな」

 アレクの手が、服の上から僕のを撫でた。

「んっ……あ、やぁ…それ、……いや…あぁ」

「セフィ、このままじゃ、苦しいだろう」

 そう言うアレクの声は甘く欲に濡れていて、僕を撫でる手は止まること無く余計に張り詰めてくる。

「あっ……アレク、もっ……それ、やめて……っ」
「俺は、セフィに触れたい」

 ちょうど先っぽの辺りを、指がカリカリと刺激して、その度に身体が小刻みに震える。

「セフィは、どうしたい?」 
「だって、……あっ…こんなとこで……んっあっ」

「誰も来ないよ、侵入禁止区域だから」
「あっ……っ…でも、……ご飯……んんっ」

「まだ、出来ない」

 じんじんして、頭がぼうっとしてくる。

 首筋を這う生温かい湿った舌の感触と熱い吐息に。優しく頬に触れる大きな手。焦らすように欲望を刺激する指が布越しに強く先端を抉った。

「あっ!っ……あ、アレクっ……アレク」
「なあ、セフィ。言えよ」

 アレクに、促されて。

「あっ……アレクのも、いっしょに、して……」

 僕はじっとアレクの顔を見つめた。

「おねがい、アレク。……いっしょに、きもちよく、なってよ」

 一人で気持ち良くなったら、恥ずかしい。
 それに、何だか、寂しい。

「いいよ。二人で、しようか」

 アレクが僕の耳元で、「本来、二人ですること、だもんな」と、囁いた。

 それは、かつて僕がアレクに言った台詞だった。

 言われて、必死だったあの時の自分を思い出す。
 羞恥か、あんな一言を覚えられていることへの歓喜か、心がざわつく。

 僕はアレクの服に手をかけると、前をくつろげた。
 アレクのも大きくなっていて、僕が触れると、ぴくり、と震える。

 当時の体験を生々しく思い出してしまい、それも、熱に変わって、身体の中に渦巻いていく。

 僕に反応してくれていると思うと、嬉しくて、もっと興奮してくる。

 アレクも、僕のをいつの間にかあらわにしていて、ぐっと僕の腰を抱き寄せて、自分のと重ねて握り込んだ。


「んぅっ…あ、……や、あっ!」
「こら、逃げるなよ」

 強い快感に直に襲われて、思わず腰が引けてしまう。

「…はぁ…だって、アレクの……んっ、すごく、あつい」

 僕の、やけどしそう。

「セフィのも、あついよ」

 アレクは再度僕の腰を寄せて、今度はしっかりと固定した。

「セフィも、握って」

 言われて、僕は僕のとアレクのに触れる。
 どちらのものかわからない露で濡れて、ぬるり、とした。
 とても、熱くて、脈うっている。

 片手じゃ足りないけど、アレクに掴まらないと、緩んだ身体が支えられない。

 僕がそんなことを戸惑っていると、アレクの手が僕の手を覆うように、重ねられた。

 一緒に握られたものを、同時に擦られて、ぞくぞくと腰が重くなる。

「あ、あぁ……あっ……んっ、ぁん、これ……あ、やぁ」
「……っ…気持ちいい、な」
「んっ、あ……きもちいっ……きもち…いい…っ」
「…ふっ……セフィ、腰が揺れてる」
「あっ……だって、だって……ああ、んっ……っ」

 気持ち良くて、腰が溶けそう。

「すごく、可愛い」
「……ん、あっ……アレク…っ…ふっ…ん……」

 アレクにすがりついて、首筋に頬擦りする。僕より高い体温が心地いい。 

 ああ、アレクの匂いがする。

「あっ……ねぇ…アレク……あ、あっ」
「ん……どうした?」

 しっとりと汗ばんだ肌からアレクの匂いがして、いつもの花の香りと混ざって、その匂いに僕は勝手に煽られてしまう。

 一緒に握りこまれている手に、力を入れて、

「……あ…も、すこし……つよく、して」

 お願いする。

「……っ」
「ねぇ……アレク、…おねがい」


 気持ちいいのに、足らなくて、熱がこもって、甘い疼きに頭がどうにかなってしまいそう。

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