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2.5 セフィリオの恋と愛 (セフィリオ視点)
⑪
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“僕のこと”を知って、近づいてくる人間には、大きく3つのタイプがいる。
まず、僕の容姿や能力に寄ってくる、ある意味単純で分かりやすい欲をにじませているタイプ。
次に、僕の地位や背景を利用して、自己に利を得ようと算段してくるタイプ。
そして、最後に。
僕を囚われのお姫さまのように、哀れで無力な者だと思って、庇護しようとするタイプだ。
実は、最後のタイプが一番質が悪い。
彼らは自分は正しいことをしていると、思い込んでいるからだ。
可哀想な僕を保護して助けてあげなければと、自己生産した身勝手な情熱に燃えている。
「僕の何をご存知かわかりかねますが……。
全て僕が好きでしていることです」
「貴方は、それを選ばざるを得なかっただけだ。
大人しく、控えめな貴方は……そう望まれて、いいようにされているのですよ」
最悪なことに、自分の正義感に酔っているため、大体にして話が通じない。
彼には僕が大人しく人に従うような、健気なかわいらしい人間に見えているらしい。
僕のこの母譲りの銀髪や、藍色の目が透けるような肌の色を強調して、どうにも儚く見えるのだと思う。
学会でも発表以外では目立たないようにしている様子が、控えめに映ったのだろうか。
胸中で盛大に溜息をついて、どうこの場から逃れようかと考えていると、
「そして今度は……有力な冒険者を繋ぎ止めるための贄になり、身を捧げようと言うのですか?」
次にキンケル卿が発した言葉を、僕は聞き咎めずにいられなかった。
「貴方は、何を言ってるの?」
意味が分からない。
「アレクセイ・ヒューバード。
彼はもはや単なる冒険者ではない。国にとっても脅威になりえる」
「だったらどうしたというの」
「貴方が、彼を篭絡してしまえば、国にとってはとても都合がいい。
だから、貴方は………。
貴方は魅力的だから……貴方に望まれて嫌がる者などいないでしょう」
この人、頭おかしいんじゃないかな。
僕は目の前の人物に、不審の眼差しを向けた。
僕の素性を知っているようなのに、僕に望まれて嫌がる者がいないだなんて、お花畑にもほどがある。
僕と共にいれば、僕を取り巻く思惑や制限に一緒に巻き込まれて、同じように『不自由を強いられて』、『可哀想に』なると、何故分からないのか。
ねっとりと、絡みつくような視線がこちらに向けられている。
ああ、ダメだ。気持ちが悪い。
吐き気がしてきた。
でも、これだけは、言っておかなくてはならない。
「彼は……アレクセイ・ヒューバードは、惑わされて己を見失うような人ではないよ」
アレクは、いつだって、アレクだから。
「僕を貴方がどう蔑すもうと、辱めようと知らないけれど。
彼のことを侮辱するのはやめて」
真っ直ぐに、キンケル卿を見据えて、僕は心からの声を音にした。
僕の言葉に、キンケル卿が息を飲むのが分かる。
呆然として、しばらく佇んていた彼が、今度は顔を歪めて、その表情を変えた。
この表情は、良く見るもので。僕を憐れんでいる人の表情だ。
「ああ、貴方は……もう、深く……洗脳されているのですね」
ダメだ。
全然話にならない。
「私が救って差し上げますよ」
キンケル卿の瞳には、全く迷いが無いように見えて、それが狂気を思わせる。
彼とっては、僕は可哀想で、救ってあげなくてはいけないというのは、真実なのだろう。
僕にしてみれば、彼の方こそ、何かに洗脳されているとしか思えない。
彼から感じる不穏な魔力の気配に、僕は気づかれないように身構えた。
僕はどうしようもなく、苛立っている。
目の前の男の言葉と、視線の全てが、これまで僕を取り巻いてきた人々のものと重なった。
心の中に沈めていた想いが、言っても無駄だと分かっているのに、気づけば僕の口を開かせた。
「誤解があるようだけど、僕は貴方に救われなくてはいけない程、弱くない」
ついでに言うと、大人しくも、控えめでも無い。
思いついたらはっきりしないと気が済まないし、気も長くない。
それに、とても頑固だと思う。
ただ、それを対外的には表に出さないだけだ。
「確かに僕は、不自由な制限のある状況にあるのかもしれない。
けれど、僕はその中でも自分の意思で、これまで生きてきたんだ。
魔術の研究も、魔獣の研究も、古代文字の解読にしたって自身で望んで取り組んできたことだよ。
それを強制されてやった?
そう思い込まされている?
選ばざるを得なかった?」
僕は早口で捲し立てた。
「馬鹿にするのも、いい加減にしてほしい」」
思っていたよりも、大きな声が出て、自分で驚く。
でも、僕は言わずにはおられなかった。
「誰しも生まれた環境や、その生まれ持ったものに何かしら制限を受けて、その中で選び進んでいくものではないの?
貴方だってそのはずだ。
そういう意味では、僕だけが特別では無い」
僕の能力も、環境も特殊ではあるかもしれないでけれど、だからと言って、僕でない人が何物からも自由で、何でもできるわけでは無い。
アレクだって、そうだ。
彼だって、生まれ持った能力から、まるで宿命のように逃れることは出来ない。
でも、だからと言って。
「勝手に可哀想で不幸なのだと、決めつけないで」
そういう人の、そういう思いが、視線が、罵る人と同じように相手を傷つけることに、何故気がつかないの。
「それに、僕が何であって、どういう状況だとしても。
貴方には全く関係の無いことだ」
僕は、キンケル卿に冷たく言い放った。
もう、話したくも無い相手であって、早くこの場を去りたい。
僕の拒絶の言葉を受けて、キンケル卿はこれまでになく、動揺し、彼の魔力が揺れた。
彼は僕を魔術でどうにか出来る気でいるらしい。
意識を閉ざしてでも、操ってでも僕を連れていくつもりなのだろう。
彼の独り善がりの正義のために。
キンケル卿の口元で紡がれる呪文と、指先の所作を見つめて、冷静に迎撃の準備をする。
僕が『陣』を想定して、『鍵』を思い描いたとき、
「ご高名な伯爵様がお二人も、我が屋敷の前でどういったご用件でしょうか?」
と、横から割り込んだ声に、キンケル卿の呪文と動きが中断し、魔力が霧散する。
重厚でいて、威圧感のあるその声の主を僕は良く知っている。
「………アンベシル男爵閣下」
そこには、仕立ての良い服に身を包んだ男が、眼光鋭くこちらを見据え、一人、立っていた。
今は、変装のために濃い茶色の髪と、瞳のその人は、見知った顔とは似つかない姿だったけれど。
でも、その瞳にたたえられた強い光は、紛れもなく王者の風格だった。
まず、僕の容姿や能力に寄ってくる、ある意味単純で分かりやすい欲をにじませているタイプ。
次に、僕の地位や背景を利用して、自己に利を得ようと算段してくるタイプ。
そして、最後に。
僕を囚われのお姫さまのように、哀れで無力な者だと思って、庇護しようとするタイプだ。
実は、最後のタイプが一番質が悪い。
彼らは自分は正しいことをしていると、思い込んでいるからだ。
可哀想な僕を保護して助けてあげなければと、自己生産した身勝手な情熱に燃えている。
「僕の何をご存知かわかりかねますが……。
全て僕が好きでしていることです」
「貴方は、それを選ばざるを得なかっただけだ。
大人しく、控えめな貴方は……そう望まれて、いいようにされているのですよ」
最悪なことに、自分の正義感に酔っているため、大体にして話が通じない。
彼には僕が大人しく人に従うような、健気なかわいらしい人間に見えているらしい。
僕のこの母譲りの銀髪や、藍色の目が透けるような肌の色を強調して、どうにも儚く見えるのだと思う。
学会でも発表以外では目立たないようにしている様子が、控えめに映ったのだろうか。
胸中で盛大に溜息をついて、どうこの場から逃れようかと考えていると、
「そして今度は……有力な冒険者を繋ぎ止めるための贄になり、身を捧げようと言うのですか?」
次にキンケル卿が発した言葉を、僕は聞き咎めずにいられなかった。
「貴方は、何を言ってるの?」
意味が分からない。
「アレクセイ・ヒューバード。
彼はもはや単なる冒険者ではない。国にとっても脅威になりえる」
「だったらどうしたというの」
「貴方が、彼を篭絡してしまえば、国にとってはとても都合がいい。
だから、貴方は………。
貴方は魅力的だから……貴方に望まれて嫌がる者などいないでしょう」
この人、頭おかしいんじゃないかな。
僕は目の前の人物に、不審の眼差しを向けた。
僕の素性を知っているようなのに、僕に望まれて嫌がる者がいないだなんて、お花畑にもほどがある。
僕と共にいれば、僕を取り巻く思惑や制限に一緒に巻き込まれて、同じように『不自由を強いられて』、『可哀想に』なると、何故分からないのか。
ねっとりと、絡みつくような視線がこちらに向けられている。
ああ、ダメだ。気持ちが悪い。
吐き気がしてきた。
でも、これだけは、言っておかなくてはならない。
「彼は……アレクセイ・ヒューバードは、惑わされて己を見失うような人ではないよ」
アレクは、いつだって、アレクだから。
「僕を貴方がどう蔑すもうと、辱めようと知らないけれど。
彼のことを侮辱するのはやめて」
真っ直ぐに、キンケル卿を見据えて、僕は心からの声を音にした。
僕の言葉に、キンケル卿が息を飲むのが分かる。
呆然として、しばらく佇んていた彼が、今度は顔を歪めて、その表情を変えた。
この表情は、良く見るもので。僕を憐れんでいる人の表情だ。
「ああ、貴方は……もう、深く……洗脳されているのですね」
ダメだ。
全然話にならない。
「私が救って差し上げますよ」
キンケル卿の瞳には、全く迷いが無いように見えて、それが狂気を思わせる。
彼とっては、僕は可哀想で、救ってあげなくてはいけないというのは、真実なのだろう。
僕にしてみれば、彼の方こそ、何かに洗脳されているとしか思えない。
彼から感じる不穏な魔力の気配に、僕は気づかれないように身構えた。
僕はどうしようもなく、苛立っている。
目の前の男の言葉と、視線の全てが、これまで僕を取り巻いてきた人々のものと重なった。
心の中に沈めていた想いが、言っても無駄だと分かっているのに、気づけば僕の口を開かせた。
「誤解があるようだけど、僕は貴方に救われなくてはいけない程、弱くない」
ついでに言うと、大人しくも、控えめでも無い。
思いついたらはっきりしないと気が済まないし、気も長くない。
それに、とても頑固だと思う。
ただ、それを対外的には表に出さないだけだ。
「確かに僕は、不自由な制限のある状況にあるのかもしれない。
けれど、僕はその中でも自分の意思で、これまで生きてきたんだ。
魔術の研究も、魔獣の研究も、古代文字の解読にしたって自身で望んで取り組んできたことだよ。
それを強制されてやった?
そう思い込まされている?
選ばざるを得なかった?」
僕は早口で捲し立てた。
「馬鹿にするのも、いい加減にしてほしい」」
思っていたよりも、大きな声が出て、自分で驚く。
でも、僕は言わずにはおられなかった。
「誰しも生まれた環境や、その生まれ持ったものに何かしら制限を受けて、その中で選び進んでいくものではないの?
貴方だってそのはずだ。
そういう意味では、僕だけが特別では無い」
僕の能力も、環境も特殊ではあるかもしれないでけれど、だからと言って、僕でない人が何物からも自由で、何でもできるわけでは無い。
アレクだって、そうだ。
彼だって、生まれ持った能力から、まるで宿命のように逃れることは出来ない。
でも、だからと言って。
「勝手に可哀想で不幸なのだと、決めつけないで」
そういう人の、そういう思いが、視線が、罵る人と同じように相手を傷つけることに、何故気がつかないの。
「それに、僕が何であって、どういう状況だとしても。
貴方には全く関係の無いことだ」
僕は、キンケル卿に冷たく言い放った。
もう、話したくも無い相手であって、早くこの場を去りたい。
僕の拒絶の言葉を受けて、キンケル卿はこれまでになく、動揺し、彼の魔力が揺れた。
彼は僕を魔術でどうにか出来る気でいるらしい。
意識を閉ざしてでも、操ってでも僕を連れていくつもりなのだろう。
彼の独り善がりの正義のために。
キンケル卿の口元で紡がれる呪文と、指先の所作を見つめて、冷静に迎撃の準備をする。
僕が『陣』を想定して、『鍵』を思い描いたとき、
「ご高名な伯爵様がお二人も、我が屋敷の前でどういったご用件でしょうか?」
と、横から割り込んだ声に、キンケル卿の呪文と動きが中断し、魔力が霧散する。
重厚でいて、威圧感のあるその声の主を僕は良く知っている。
「………アンベシル男爵閣下」
そこには、仕立ての良い服に身を包んだ男が、眼光鋭くこちらを見据え、一人、立っていた。
今は、変装のために濃い茶色の髪と、瞳のその人は、見知った顔とは似つかない姿だったけれど。
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