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第14話 仮面舞踏会
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仮面舞踏会は、普通の舞踏会とは全く雰囲気が違っていた。
会場の灯りは、少し暗めに感じたし、素顔が見えないせいかのか、目の動きが妙に鋭くも感じた。
扇で口元を隠して、シャティはリリアナに耳打ちする。
「いいかい?好みの男がいたら、視線を向けて目を合わせるんだ。目が合って、こちらに来たらシャンパングラスを合わせる。それが合意の合図だ。」
そう言いながら、シャンパングラスを持たされる。
「私たち吸血鬼は、眼力がある。相手の目を見つめて、❝去れ❞と念じれば近くには来ない。❝おいで❞と念じれば、吸血鬼の力が働いて、その人間は洗脳される。」
そうして、部屋に誘い込んで血を吸うのだと言う。
「1つだけ気を付けることがある。殺してしまえば騒ぎになる。死ぬまで血を吸うんじゃないよ。人間に警戒されると、食事がしにくくなるからね。まぁ、見てなさいな。」
そう言うと、シャティは、会場内を見渡す。
会場内を見渡していると、1人の男性がシャティに視線を向けて来る。しかし、シャティはフイッと視線を逸らす。気に入らなかった様子だ。
もう一人、シャティに視線を向ける。シャティは微笑んだ。
男性は、ゆっくりとこちらまで歩いて来る。
「こんばんは。乾杯しませんか?」
シャティは、すぐに「えぇ、もちろん。」と答えて微笑んだ。
「3人で仲良くするのはどう?」
シャティの話し方が、完全に猫をかぶっていて、ぶりっ子のように可愛い声を出している。
男性は、私の方に視線を移して、ニッコリ笑う。
「構いませんよ。それでは3人でお話しましょう。」
そのまま2人は、会場に用意されている部屋に向かう。私もついて行った。
部屋に入ると、大きなベッドがある寝室のように見える。
そこで、シャティは誘った男にキスをした。その男の目を見つめて言う。
「逞しい体。今日は夢のような時間を過ごさせてあげるわ。」
男は嬉しそうに、シャティのお尻に手を回す。
「楽しみだな。3人でとは、今日はラッキーだ。激しい夜にしよう。」
2人と少し距離を置いて、私は立ち尽くしていた。
シャティはフフフと笑うと、男の目を見て言った。
「お座り!!」
すると、男は、目から生気を失い、ダランと腕を下ろすと、その場に正座した。
シャティは、笑いながら自分のドレスを抜いでいく。そして、リリアナに視線を向ける。
「相手の目を見て、命令をするだけだ。人間は催眠をかけたように人形になる。」
そう言いながら、下着まで脱ぐと、シャティはベッドに腰掛けて、男の目を見て言った。
「ふふふっ。おいで、私のワンちゃん。」
そう言うと、男は焦点のあっていない目で、シャティの傍まで歩いて行く。シャティは、両足を開いて誘うように言った。
「さぁ、ワンちゃん。私のココを舐めて気持ち良くさせるんだよ。」
シャティの命令に、男は黙って従う。
ピチャピチャと、部屋に水音が響く。
「あぁっ!気持ち良い!そうだよ。もっとお舐め。舐めて吸うんだ!」
私は、口に手を当てて、その光景から目を反らす。
・・・だけど、これが吸血鬼の正体・・・これが、私の正体・・・?
そう思うと、逃げ出すことが出来なかった。
視線をベッドの方に戻すと、2人は正面から抱きあって、座位で腰を振り始めていた。
「あぁっ、ああ!気持ち良い!」
シャティはそう言うと、チラリと私の方を見てから、男を引き寄せて、腰を振りながらガブリと男の首筋に噛みつく。
男は何も感じていないかのように、腰を振り続けながら、吸血鬼に血を吸われていく。
これが、吸血鬼・・・・。
これが、私・・・。
ゾッとした。
こうやって、人間の血を吸って生きていく?
頭を抱えて座り込むと、シャティはもう私の存在など忘れてしまったようだった。
喘ぎ声を上げて、男も血を吸われたことなど気がついていないかのように、男女の営みが継続する。
そっと、立ち上がって、部屋を出た。
フラフラと廊下を歩き、薄暗い廊下の隅にうずくまる。
「・・・嫌だ・・・人の血なんて、飲みたくない。」
涙が溢れて顔を覆う。
「ウソだ。私は、吸血鬼なんかじゃない。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ・・・・」
このまま、あんなふうに、永遠に生きていくなんて。
ルナルドは・・・いつか死ぬのに、私だけ生き残るなんて・・・・。
「嫌・・・!吸血鬼なんかじゃない。血なんか飲みたくない。」
ぶつぶつと念じるように、つぶやいている時だった。
急に背後に、人の気配を感じた。驚いて振り返る。
仮面をつけた男性が、私を見下ろしていた。そして、こう言った。
「リリアナ嬢。ここを出よう?」
その声は、聞き覚えのある声だった。
「大丈夫。僕だよ。ジルベールだ。」
そう言うと、ジルベールは仮面を外して見せた。
会場の灯りは、少し暗めに感じたし、素顔が見えないせいかのか、目の動きが妙に鋭くも感じた。
扇で口元を隠して、シャティはリリアナに耳打ちする。
「いいかい?好みの男がいたら、視線を向けて目を合わせるんだ。目が合って、こちらに来たらシャンパングラスを合わせる。それが合意の合図だ。」
そう言いながら、シャンパングラスを持たされる。
「私たち吸血鬼は、眼力がある。相手の目を見つめて、❝去れ❞と念じれば近くには来ない。❝おいで❞と念じれば、吸血鬼の力が働いて、その人間は洗脳される。」
そうして、部屋に誘い込んで血を吸うのだと言う。
「1つだけ気を付けることがある。殺してしまえば騒ぎになる。死ぬまで血を吸うんじゃないよ。人間に警戒されると、食事がしにくくなるからね。まぁ、見てなさいな。」
そう言うと、シャティは、会場内を見渡す。
会場内を見渡していると、1人の男性がシャティに視線を向けて来る。しかし、シャティはフイッと視線を逸らす。気に入らなかった様子だ。
もう一人、シャティに視線を向ける。シャティは微笑んだ。
男性は、ゆっくりとこちらまで歩いて来る。
「こんばんは。乾杯しませんか?」
シャティは、すぐに「えぇ、もちろん。」と答えて微笑んだ。
「3人で仲良くするのはどう?」
シャティの話し方が、完全に猫をかぶっていて、ぶりっ子のように可愛い声を出している。
男性は、私の方に視線を移して、ニッコリ笑う。
「構いませんよ。それでは3人でお話しましょう。」
そのまま2人は、会場に用意されている部屋に向かう。私もついて行った。
部屋に入ると、大きなベッドがある寝室のように見える。
そこで、シャティは誘った男にキスをした。その男の目を見つめて言う。
「逞しい体。今日は夢のような時間を過ごさせてあげるわ。」
男は嬉しそうに、シャティのお尻に手を回す。
「楽しみだな。3人でとは、今日はラッキーだ。激しい夜にしよう。」
2人と少し距離を置いて、私は立ち尽くしていた。
シャティはフフフと笑うと、男の目を見て言った。
「お座り!!」
すると、男は、目から生気を失い、ダランと腕を下ろすと、その場に正座した。
シャティは、笑いながら自分のドレスを抜いでいく。そして、リリアナに視線を向ける。
「相手の目を見て、命令をするだけだ。人間は催眠をかけたように人形になる。」
そう言いながら、下着まで脱ぐと、シャティはベッドに腰掛けて、男の目を見て言った。
「ふふふっ。おいで、私のワンちゃん。」
そう言うと、男は焦点のあっていない目で、シャティの傍まで歩いて行く。シャティは、両足を開いて誘うように言った。
「さぁ、ワンちゃん。私のココを舐めて気持ち良くさせるんだよ。」
シャティの命令に、男は黙って従う。
ピチャピチャと、部屋に水音が響く。
「あぁっ!気持ち良い!そうだよ。もっとお舐め。舐めて吸うんだ!」
私は、口に手を当てて、その光景から目を反らす。
・・・だけど、これが吸血鬼の正体・・・これが、私の正体・・・?
そう思うと、逃げ出すことが出来なかった。
視線をベッドの方に戻すと、2人は正面から抱きあって、座位で腰を振り始めていた。
「あぁっ、ああ!気持ち良い!」
シャティはそう言うと、チラリと私の方を見てから、男を引き寄せて、腰を振りながらガブリと男の首筋に噛みつく。
男は何も感じていないかのように、腰を振り続けながら、吸血鬼に血を吸われていく。
これが、吸血鬼・・・・。
これが、私・・・。
ゾッとした。
こうやって、人間の血を吸って生きていく?
頭を抱えて座り込むと、シャティはもう私の存在など忘れてしまったようだった。
喘ぎ声を上げて、男も血を吸われたことなど気がついていないかのように、男女の営みが継続する。
そっと、立ち上がって、部屋を出た。
フラフラと廊下を歩き、薄暗い廊下の隅にうずくまる。
「・・・嫌だ・・・人の血なんて、飲みたくない。」
涙が溢れて顔を覆う。
「ウソだ。私は、吸血鬼なんかじゃない。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ・・・・」
このまま、あんなふうに、永遠に生きていくなんて。
ルナルドは・・・いつか死ぬのに、私だけ生き残るなんて・・・・。
「嫌・・・!吸血鬼なんかじゃない。血なんか飲みたくない。」
ぶつぶつと念じるように、つぶやいている時だった。
急に背後に、人の気配を感じた。驚いて振り返る。
仮面をつけた男性が、私を見下ろしていた。そして、こう言った。
「リリアナ嬢。ここを出よう?」
その声は、聞き覚えのある声だった。
「大丈夫。僕だよ。ジルベールだ。」
そう言うと、ジルベールは仮面を外して見せた。
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