3 / 33
Episode 3 ジャンクロード
しおりを挟む
ジャンクロードは、部屋のソファーに私を座らせると、斜め横にある1人掛け椅子に座る。
「この結婚は、国王が私を留めておくために決めたことだ。私が望んだことではない。」
ゆっくり、穏やかな声で話す彼は、さっきまでとは、別人のようだった。
私を怖がらせないように、落ち着かせるように話をしてくれている。
視線をこちらに向けて、ハッキリと言う。
「お前に手を出すつもりは毛頭無い。だから、その本は必要ない。」
彼が、チラリと視線を移動させた方を、追って見ると・・・・!!ばあやが、置いていった閨での知識云々の本があった。
「ひぃぃぃい!!こ、これは、違うの!!ばあやさんが!!」
恥ずかしすぎて、あたふたと本を隠そうと思ったけれども、本を触る事も臆するように、手をわたわたと宙でかき回す。
ジャンクロードは、笑い出した。
「ぷっ!なんていう顔をするんだ。」
私は、たぶん、茹でた蛸か海老レベルで真っ赤だったし、だらしない顔をしていたとは思う。変な汗も、すっごいかいた。この本は私のでは無いという説明と、勘違いをしないで欲しいという事を言いたかったのだけれど・・・・。はじめて見る彼の笑顔は、やっぱり綺麗で少し可愛らしかったので、見惚れた。
私の視線に気がついた彼は、すぐに無表情に戻った。
「それと、ルナベル。周囲には普通の夫婦を演じて欲しい。この結婚が上手く行っていないとなると、国王が次に何をしてくるか分からない。」
何かってなんだろう?と思ったけれど、真剣な顔に大事なことなのだろうと、とりあえず頷く。
「・・・解った。でも、もう少し教えてもらってもいい?」
手を出さないでくれるなら、演じる位は容易いことだと思った。
だけど、ずっと疑問に思っていることがある。
「あなたは、人間じゃないって本当?じゃぁ、何者なの?」
その質問に、ジャンクロードは本当に驚いた顔を私に向ける。
「・・・てっきり、この結婚が嫌で演じているのかと思ったが・・・。おまえ、本当にルナベルではないのか?それとも、記憶喪失か?」
・・・やっぱり信じてくれてなかったんじゃん!と突っ込みそうになったけれど、落ち着いて考えてみれば、それも致し方ない。だから、話を進める。
「それで?あなたは、何なの?エイリアン?」
「竜族だ。・・・エ・・・リアン?って何だ??」
「・・・え?ごめん、今、なんて?」
「・・・私は竜だ」
リュウ?竜?
「竜?竜って、あれだよね?ドラゴン?架空の生き物の?恐竜じゃなくて?」
ジャンクロードは、少し呆れたような、面倒くさそうな顔をして、頭を掻いてから私を見る。
「キョウリュウ??・・・おまえの言ってることが、いまいち解らん。私の正体については、ばあやにでも聞いておけ。」
「解った!聞いておく!でも、どうして望まない結婚させられてるの?拒否すればいいじゃない?弱味でも握られてるの?竜なのに?」
彼は額に手を置いて、少し頭を抱えてから、仕切り直して続ける。
「・・・説明してやるから、よく聞け。」
そうして、私に分かるように説明をしてくれた。
5年前、彼は14歳の少年竜だった。つい好奇心で、天界から地上に降りた瞬間に、このエルバーン国の兵士に囚われてしまった。
その時に、持っていた『竜の玉』と『翼鱗』を取られてしまった。
「竜の玉は、病を治したり、願いを叶えたりする力がある。国王は、その宝珠の力を使って、この国を平和に保っている。そして、翼鱗は、竜が飛ぶために必要な鱗だ。」
「うーん・・・え?じゃぁ、あなたは、飛べなくなっちゃったの?」
私の言葉に、ジャンクロードは虚ろな目をした。その視線を遠くに向けて、左手を耳の後ろあたりの髪を抑えて、溜め息をつきながら言う。
「そうだ。飛べない。竜の玉は、もういい、悪事に使われているわけでは無いので、くれてやろう。しかし、翼鱗だけはダメだ。何がなんでも取り返したい。」
眉間に皺を寄せて、手を握りしめるジャンクロードは、目を閉じた。
「私も、おまえと同じだ。ただ、帰りたい。」
帰りたい。
この人は、私と同じように、帰りたいのに帰れないでいる。
しかも5年も!!
種族はちがえど、他人事ではなく感じる・・・。
自分のことに置き換えて考えると、それは恐ろしい事だった。
ワナワナと怒りが、腹の底から込み上げる。
「酷い!!許せない!!みんな、なんて身勝手なの!」
私は、両手を握りしめて、思わず立ち上がる。
目の前にいる年上の男性が、14歳のままで捕らえられた少年に思えてしまう。
「私、翼鱗がどこにあるのか探す!協力するから!」
ジャンクロードの大きい手を、両手で握りしめる。
「諦めないで、絶対に帰ろう!自由になって、元の場所に帰ろう?」
驚いていた彼は、くしゃりと崩れるように顔の表情を変えて、微笑んだ。
その表情を見ていたら、ふと私を支え続けた言葉を思い出す。
「Everything is going to be OK…」
自分に言い聞かせるみたいに、誰にも聞き取れないほどの小さい声で呟く。
「?」
私の言葉に彼は、首をかしげる。
どんな状況であっても、信じるんだ。未来を。
思いつく限りの不安イメージじゃなく、成功するイメージをするんだ。
彼の手を両手で握ったままで、おまじないをかけるように唱える。
「必ず、全て上手く行く!そう、信じる者だけが、必ず願いを叶えるんだよ。」
ジャンクロードは、口の端で笑って、私のおでこに自分のおでこをコツン、とくっつけた。
「信じるよ。もう、人間など信じないと思っていたが、おまえを・・・ルナを信じる。」
おでこをコツンとする、この行動が、竜にとっては信頼の証だった。
その事に、この時の私が知る由も無い。
私は、笑って頷く。
「うん。私たちは仲間だね!2人でなら、きっと上手く行くよね?」
◇◇◇◇
その夜。
一緒のベッドに入って来たジャンクロードに、異議を唱える。
「ちょっと!ちょっと!話が違うでしょ?なんで同じベッドで寝ようとするわけ?」
眉を上に上げて、腰に手を当てて彼は言う。
「今日は初夜だしな。普通の夫婦を演じるのに、同じベッドで眠った方が良い。疑われては困る。」
「え~~~~~。」
不満の声を上げたけれども、ジャンクロードは大きな溜息をつく。
「おまえなぁ。一緒に寝ていないとバレて媚薬でも盛られたら、嫌でも犯されるぞ。」
「おやすみなさい!!!」
布団の中に入った私のベッドに、ジャンクロードが入り込んでくる。
軋むベッドに、胸がドキドキする。
背中から、「はぁ」という溜息が聞こえてきて、嫌なのは自分だけじゃないんだと思い出す。ふりむくと、横になった彼の背中があった。
静かにしていると、彼の背中から、おひさまの匂いがした。
天気の良い日に干した、布団の匂い。
鼻から、その匂いを吸い込んで、吐きながら囁くように小さい声で話しかける。
「あなたの匂い。おひさまの匂いがするね。太陽の光を一杯浴びた、おひさまの匂い。」
そう言うと、彼は、こっちを振り向く。
黄金の目が、キラキラと揺らめく。
「・・・もう、天界の匂いは消えてしまったと思っていた。飛べない竜なんて、ただの生臭い爬虫類だ。この体はもう・・・」
「そんなことない。大丈夫だよ。」
そんな悲しそうで不安そうな顔をするから、励まそうと思ったけれど。
爬虫類という言葉に、なんとなくツボってしまう自分がいた。
ニヤニヤしてしまった私の顔を見て、不満そうに彼は言う。
「何故、笑う?」
「だって・・・飛べない竜は、ただの爬虫類なんて言うから。ふふ、いや、想像するのはやめておくわ。」
「・・・想像して面白がってるのは、おまえだけだ。」
「ごめんて!ごめんごめん!とにかく、生臭くなんてないよ!もしも生臭くても、トカゲとかワニになちゃっても、私は嫌いじゃないよ!」
「・・・・・おまえなんか嫌いだ。」
「この結婚は、国王が私を留めておくために決めたことだ。私が望んだことではない。」
ゆっくり、穏やかな声で話す彼は、さっきまでとは、別人のようだった。
私を怖がらせないように、落ち着かせるように話をしてくれている。
視線をこちらに向けて、ハッキリと言う。
「お前に手を出すつもりは毛頭無い。だから、その本は必要ない。」
彼が、チラリと視線を移動させた方を、追って見ると・・・・!!ばあやが、置いていった閨での知識云々の本があった。
「ひぃぃぃい!!こ、これは、違うの!!ばあやさんが!!」
恥ずかしすぎて、あたふたと本を隠そうと思ったけれども、本を触る事も臆するように、手をわたわたと宙でかき回す。
ジャンクロードは、笑い出した。
「ぷっ!なんていう顔をするんだ。」
私は、たぶん、茹でた蛸か海老レベルで真っ赤だったし、だらしない顔をしていたとは思う。変な汗も、すっごいかいた。この本は私のでは無いという説明と、勘違いをしないで欲しいという事を言いたかったのだけれど・・・・。はじめて見る彼の笑顔は、やっぱり綺麗で少し可愛らしかったので、見惚れた。
私の視線に気がついた彼は、すぐに無表情に戻った。
「それと、ルナベル。周囲には普通の夫婦を演じて欲しい。この結婚が上手く行っていないとなると、国王が次に何をしてくるか分からない。」
何かってなんだろう?と思ったけれど、真剣な顔に大事なことなのだろうと、とりあえず頷く。
「・・・解った。でも、もう少し教えてもらってもいい?」
手を出さないでくれるなら、演じる位は容易いことだと思った。
だけど、ずっと疑問に思っていることがある。
「あなたは、人間じゃないって本当?じゃぁ、何者なの?」
その質問に、ジャンクロードは本当に驚いた顔を私に向ける。
「・・・てっきり、この結婚が嫌で演じているのかと思ったが・・・。おまえ、本当にルナベルではないのか?それとも、記憶喪失か?」
・・・やっぱり信じてくれてなかったんじゃん!と突っ込みそうになったけれど、落ち着いて考えてみれば、それも致し方ない。だから、話を進める。
「それで?あなたは、何なの?エイリアン?」
「竜族だ。・・・エ・・・リアン?って何だ??」
「・・・え?ごめん、今、なんて?」
「・・・私は竜だ」
リュウ?竜?
「竜?竜って、あれだよね?ドラゴン?架空の生き物の?恐竜じゃなくて?」
ジャンクロードは、少し呆れたような、面倒くさそうな顔をして、頭を掻いてから私を見る。
「キョウリュウ??・・・おまえの言ってることが、いまいち解らん。私の正体については、ばあやにでも聞いておけ。」
「解った!聞いておく!でも、どうして望まない結婚させられてるの?拒否すればいいじゃない?弱味でも握られてるの?竜なのに?」
彼は額に手を置いて、少し頭を抱えてから、仕切り直して続ける。
「・・・説明してやるから、よく聞け。」
そうして、私に分かるように説明をしてくれた。
5年前、彼は14歳の少年竜だった。つい好奇心で、天界から地上に降りた瞬間に、このエルバーン国の兵士に囚われてしまった。
その時に、持っていた『竜の玉』と『翼鱗』を取られてしまった。
「竜の玉は、病を治したり、願いを叶えたりする力がある。国王は、その宝珠の力を使って、この国を平和に保っている。そして、翼鱗は、竜が飛ぶために必要な鱗だ。」
「うーん・・・え?じゃぁ、あなたは、飛べなくなっちゃったの?」
私の言葉に、ジャンクロードは虚ろな目をした。その視線を遠くに向けて、左手を耳の後ろあたりの髪を抑えて、溜め息をつきながら言う。
「そうだ。飛べない。竜の玉は、もういい、悪事に使われているわけでは無いので、くれてやろう。しかし、翼鱗だけはダメだ。何がなんでも取り返したい。」
眉間に皺を寄せて、手を握りしめるジャンクロードは、目を閉じた。
「私も、おまえと同じだ。ただ、帰りたい。」
帰りたい。
この人は、私と同じように、帰りたいのに帰れないでいる。
しかも5年も!!
種族はちがえど、他人事ではなく感じる・・・。
自分のことに置き換えて考えると、それは恐ろしい事だった。
ワナワナと怒りが、腹の底から込み上げる。
「酷い!!許せない!!みんな、なんて身勝手なの!」
私は、両手を握りしめて、思わず立ち上がる。
目の前にいる年上の男性が、14歳のままで捕らえられた少年に思えてしまう。
「私、翼鱗がどこにあるのか探す!協力するから!」
ジャンクロードの大きい手を、両手で握りしめる。
「諦めないで、絶対に帰ろう!自由になって、元の場所に帰ろう?」
驚いていた彼は、くしゃりと崩れるように顔の表情を変えて、微笑んだ。
その表情を見ていたら、ふと私を支え続けた言葉を思い出す。
「Everything is going to be OK…」
自分に言い聞かせるみたいに、誰にも聞き取れないほどの小さい声で呟く。
「?」
私の言葉に彼は、首をかしげる。
どんな状況であっても、信じるんだ。未来を。
思いつく限りの不安イメージじゃなく、成功するイメージをするんだ。
彼の手を両手で握ったままで、おまじないをかけるように唱える。
「必ず、全て上手く行く!そう、信じる者だけが、必ず願いを叶えるんだよ。」
ジャンクロードは、口の端で笑って、私のおでこに自分のおでこをコツン、とくっつけた。
「信じるよ。もう、人間など信じないと思っていたが、おまえを・・・ルナを信じる。」
おでこをコツンとする、この行動が、竜にとっては信頼の証だった。
その事に、この時の私が知る由も無い。
私は、笑って頷く。
「うん。私たちは仲間だね!2人でなら、きっと上手く行くよね?」
◇◇◇◇
その夜。
一緒のベッドに入って来たジャンクロードに、異議を唱える。
「ちょっと!ちょっと!話が違うでしょ?なんで同じベッドで寝ようとするわけ?」
眉を上に上げて、腰に手を当てて彼は言う。
「今日は初夜だしな。普通の夫婦を演じるのに、同じベッドで眠った方が良い。疑われては困る。」
「え~~~~~。」
不満の声を上げたけれども、ジャンクロードは大きな溜息をつく。
「おまえなぁ。一緒に寝ていないとバレて媚薬でも盛られたら、嫌でも犯されるぞ。」
「おやすみなさい!!!」
布団の中に入った私のベッドに、ジャンクロードが入り込んでくる。
軋むベッドに、胸がドキドキする。
背中から、「はぁ」という溜息が聞こえてきて、嫌なのは自分だけじゃないんだと思い出す。ふりむくと、横になった彼の背中があった。
静かにしていると、彼の背中から、おひさまの匂いがした。
天気の良い日に干した、布団の匂い。
鼻から、その匂いを吸い込んで、吐きながら囁くように小さい声で話しかける。
「あなたの匂い。おひさまの匂いがするね。太陽の光を一杯浴びた、おひさまの匂い。」
そう言うと、彼は、こっちを振り向く。
黄金の目が、キラキラと揺らめく。
「・・・もう、天界の匂いは消えてしまったと思っていた。飛べない竜なんて、ただの生臭い爬虫類だ。この体はもう・・・」
「そんなことない。大丈夫だよ。」
そんな悲しそうで不安そうな顔をするから、励まそうと思ったけれど。
爬虫類という言葉に、なんとなくツボってしまう自分がいた。
ニヤニヤしてしまった私の顔を見て、不満そうに彼は言う。
「何故、笑う?」
「だって・・・飛べない竜は、ただの爬虫類なんて言うから。ふふ、いや、想像するのはやめておくわ。」
「・・・想像して面白がってるのは、おまえだけだ。」
「ごめんて!ごめんごめん!とにかく、生臭くなんてないよ!もしも生臭くても、トカゲとかワニになちゃっても、私は嫌いじゃないよ!」
「・・・・・おまえなんか嫌いだ。」
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる