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後日談・番外編
乳母と6人の男プラスワン 問題編・前
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【初日・昼】
私は、若い男の寝顔を見つめていた。
今、私が感じているのは、デジャ・ヴでしょうか? こんなシチュエーション、どっかでありませんでした?
私の腕の中で眠っているのは、赤ちゃんも赤ちゃん、生まれて間もない男の子だった。
私が産んだんじゃないよ。それに、“星の庭”で王子を育ててた頃に時間が巻き戻ったわけでもありません。
現に、ここは離宮の王子の居間。王子はすでに学校に通う年齢になっていて、私の横から赤ちゃんの顔を興味しんしんで覗き込んでいる。
入口の脇にはカザムさんが立っていて――もちろん人間の姿で、護衛士の制服姿で――警戒態勢に入っているし、テラス側の壁には白衣のラズトさんが寄りかかって立っている。
「さあイディンさん、エンディさん、どういうことか説明して下さい」
私は赤ちゃんを抱いたままソファに腰かけると、目の前に座る褐色の肌の男性たちに、声を潜めて問いかけた。この赤ちゃんは、彼らが連れて来たのだ。
「どうして、王太子夫妻のお子様を、離宮にお連れしたんですか?」
イディンさんの話と、こちらの知る事情を合わせると、だいたいこんな感じになる。
つい先日、王太子夫妻にめでたく男の子がお生まれになった。王子から見ると甥にあたる、ウィオ・リゾナ王国の正当な後継ぎだ。
王太子夫妻はもちろん国王陛下夫妻も大喜びで、国中お祭りムードになった。
ところが、生まれて一ヶ月もたたないうちに、事件が勃発した。
王太子一家は、王宮の奥に位置する『白羽宮』と呼ばれる宮で暮らしているんだけど、子ども部屋にほど近い一室から、毒薬が見つかったのだ。
毒薬というか毒草、つまり葉っぱの状態なのだけど、袋に入った状態で額縁の裏に貼りつけられていて、明らかに故意に隠されていたので問題になった。誰かが一時的にそこに隠したのか、あるいは受け渡しのためにそうしたのか、と考えられた。
その毒草の毒性自体は弱くて、王宮の薬草園にも普通に生えているようなもの。大人なら命に関わるようなことはない。
でも、乳幼児が口にした場合はその限りではないそうだ。
狙われたのが赤ちゃんの可能性があるということで、白羽宮に関わる人間たちの取り調べが始まった。赤ちゃんの乳母から出入りの業者、お祝いに訪れた貴族たちまで徹底的に。でも、葉っぱを隠した人物はわからない。
はっきりシロだという人がいないために、赤ちゃんの世話を任せられる人がおらず、母親である王太子妃までストレスで伏せってしまうありさま。
そこで、王太子殿下はイディンさんに相談した。
「詳しいことが分かるまで、子どもの身を隠したい」
「そ、それで、どうして私!?」
私は赤ちゃんを抱きなおした。
本当はさっき王子のベッドに寝かせて来ようと思ったんだけど、この子いわゆる『ダッコorクライ』で、降ろした瞬間に泣きだしちゃうんだよね。抱っこさえしてれば泣かないので、ベッドに下ろすのは諦めたよ。
「ここなら、絶対誰にもバレないでしょ。まさか王太子殿下が……」
イディンさんは王子をちらりと見て、言葉を切った。
つまり、王太子殿下との関係が良好とはいえない第二夫人派の根城に、王太子が自分の子どもを預けるなんて誰も思わないってことね。
「離宮なら、警備も抜かりないだろうしな」
エンディさんが低く言って、ちらりとカザムさんの方を見ている。カザムさんは無言だけど、眼光鋭い。
「イディンさんは、疑われなかったんですか」
私がちょっと意地悪く聞いてやると、イディンさんは当たり前のように言った。
「うん。星心術士ならそんな場所に隠さないからね。見つからないように隠す方法は他に色々とあるから」
「そう……なんですか?」
「それに僕、似たような薬を自前で持ってるから。そんな場所に隠さなくったってすぐ使える状況だし」
こ、怖っ。突っ込まないでおこう。
ラズトさんは背後で、軽く鼻を鳴らしている。
「エンディさんは?」
一応聞いてみると、
「俺は第一発見者だ。見つけて上に報告した」
短い応え。なるほど。
「でも、疑おうと思えばいくらでも疑えるでしょうに……お二人に赤ちゃんを託したってことは、やっぱり王太子殿下に信用されてるんですね、すごいなぁ」
感心して言うと、双子は私をマジマジと見つめた。
しーん。
え? だ、だってミステリーでは第一発見者を疑うのが常道じゃない? なんか変なこと言ったかな私。
「えっと、事情はわかりました。そういうことなら、しばらくお預かりしたい、と思います」
言いながら、ラズトさんカザムさんに視線を投げる。
二人ともさっきからずーっと黙ってるけど、断るわけがない。私たちだって、王子をありとあらゆる手段で守ってここまで来たんだから。
それに実は、イディンさんたちが連れてきた赤ちゃんの素性をすぐに見抜いたタヴァルさん夫妻(離宮の責任者)が、もうすでに密かに準備を始めてる。離宮で王家の子どもを受け入れるのは当たり前、という感じ。もちろん、直接お世話する私だって、断るつもりなんか最初からない。
これは忙しくなりそう、何が必要かな? ある程度はイディンさんたちがこっそり持って来てくれてるみたいだけど。
「お名前は、なんてお呼びすれば?」
赤ちゃんの幼名、私はまだ知らないんだけど、もう決まってるのかな。
そう思って聞くと、イディンさんが答えた。
「まだ発表されてないけど、『ワカ』様って呼ばれてる」
「ぶっ」
私が思わず噴き出すと、赤ちゃんが目をつぶったまま、少し眉間にしわを寄せて身体をよじった。
ご、ごめんね、つい。ああ、こっちの言葉では『ワカ』って『至宝』みたいな意味があるんだよね。でも、オージが「王子様」でワカくんが「若様」ってウケる。あ、若様じゃなくて「若君」って呼んじゃおうかな。「若殿」とか「若旦那」もいいかも。
笑いをごまかすために咳払いを繰り返す私を、その場の男性陣は不思議そうに眺めている。
「ごほんごほん、えーと、それでイディンさんたちはどうするんですか?」
聞くと、イディンさんが答えた。
「そりゃ、ワカ様のそばを離れるわけにはいかないよ。しばらく離宮でご厄介になるね」
「へ?」
気づいてなかったのは私だけみたいで、カザムさんとラズトさんが小さくため息をつくのが聞こえた。
私は、若い男の寝顔を見つめていた。
今、私が感じているのは、デジャ・ヴでしょうか? こんなシチュエーション、どっかでありませんでした?
私の腕の中で眠っているのは、赤ちゃんも赤ちゃん、生まれて間もない男の子だった。
私が産んだんじゃないよ。それに、“星の庭”で王子を育ててた頃に時間が巻き戻ったわけでもありません。
現に、ここは離宮の王子の居間。王子はすでに学校に通う年齢になっていて、私の横から赤ちゃんの顔を興味しんしんで覗き込んでいる。
入口の脇にはカザムさんが立っていて――もちろん人間の姿で、護衛士の制服姿で――警戒態勢に入っているし、テラス側の壁には白衣のラズトさんが寄りかかって立っている。
「さあイディンさん、エンディさん、どういうことか説明して下さい」
私は赤ちゃんを抱いたままソファに腰かけると、目の前に座る褐色の肌の男性たちに、声を潜めて問いかけた。この赤ちゃんは、彼らが連れて来たのだ。
「どうして、王太子夫妻のお子様を、離宮にお連れしたんですか?」
イディンさんの話と、こちらの知る事情を合わせると、だいたいこんな感じになる。
つい先日、王太子夫妻にめでたく男の子がお生まれになった。王子から見ると甥にあたる、ウィオ・リゾナ王国の正当な後継ぎだ。
王太子夫妻はもちろん国王陛下夫妻も大喜びで、国中お祭りムードになった。
ところが、生まれて一ヶ月もたたないうちに、事件が勃発した。
王太子一家は、王宮の奥に位置する『白羽宮』と呼ばれる宮で暮らしているんだけど、子ども部屋にほど近い一室から、毒薬が見つかったのだ。
毒薬というか毒草、つまり葉っぱの状態なのだけど、袋に入った状態で額縁の裏に貼りつけられていて、明らかに故意に隠されていたので問題になった。誰かが一時的にそこに隠したのか、あるいは受け渡しのためにそうしたのか、と考えられた。
その毒草の毒性自体は弱くて、王宮の薬草園にも普通に生えているようなもの。大人なら命に関わるようなことはない。
でも、乳幼児が口にした場合はその限りではないそうだ。
狙われたのが赤ちゃんの可能性があるということで、白羽宮に関わる人間たちの取り調べが始まった。赤ちゃんの乳母から出入りの業者、お祝いに訪れた貴族たちまで徹底的に。でも、葉っぱを隠した人物はわからない。
はっきりシロだという人がいないために、赤ちゃんの世話を任せられる人がおらず、母親である王太子妃までストレスで伏せってしまうありさま。
そこで、王太子殿下はイディンさんに相談した。
「詳しいことが分かるまで、子どもの身を隠したい」
「そ、それで、どうして私!?」
私は赤ちゃんを抱きなおした。
本当はさっき王子のベッドに寝かせて来ようと思ったんだけど、この子いわゆる『ダッコorクライ』で、降ろした瞬間に泣きだしちゃうんだよね。抱っこさえしてれば泣かないので、ベッドに下ろすのは諦めたよ。
「ここなら、絶対誰にもバレないでしょ。まさか王太子殿下が……」
イディンさんは王子をちらりと見て、言葉を切った。
つまり、王太子殿下との関係が良好とはいえない第二夫人派の根城に、王太子が自分の子どもを預けるなんて誰も思わないってことね。
「離宮なら、警備も抜かりないだろうしな」
エンディさんが低く言って、ちらりとカザムさんの方を見ている。カザムさんは無言だけど、眼光鋭い。
「イディンさんは、疑われなかったんですか」
私がちょっと意地悪く聞いてやると、イディンさんは当たり前のように言った。
「うん。星心術士ならそんな場所に隠さないからね。見つからないように隠す方法は他に色々とあるから」
「そう……なんですか?」
「それに僕、似たような薬を自前で持ってるから。そんな場所に隠さなくったってすぐ使える状況だし」
こ、怖っ。突っ込まないでおこう。
ラズトさんは背後で、軽く鼻を鳴らしている。
「エンディさんは?」
一応聞いてみると、
「俺は第一発見者だ。見つけて上に報告した」
短い応え。なるほど。
「でも、疑おうと思えばいくらでも疑えるでしょうに……お二人に赤ちゃんを託したってことは、やっぱり王太子殿下に信用されてるんですね、すごいなぁ」
感心して言うと、双子は私をマジマジと見つめた。
しーん。
え? だ、だってミステリーでは第一発見者を疑うのが常道じゃない? なんか変なこと言ったかな私。
「えっと、事情はわかりました。そういうことなら、しばらくお預かりしたい、と思います」
言いながら、ラズトさんカザムさんに視線を投げる。
二人ともさっきからずーっと黙ってるけど、断るわけがない。私たちだって、王子をありとあらゆる手段で守ってここまで来たんだから。
それに実は、イディンさんたちが連れてきた赤ちゃんの素性をすぐに見抜いたタヴァルさん夫妻(離宮の責任者)が、もうすでに密かに準備を始めてる。離宮で王家の子どもを受け入れるのは当たり前、という感じ。もちろん、直接お世話する私だって、断るつもりなんか最初からない。
これは忙しくなりそう、何が必要かな? ある程度はイディンさんたちがこっそり持って来てくれてるみたいだけど。
「お名前は、なんてお呼びすれば?」
赤ちゃんの幼名、私はまだ知らないんだけど、もう決まってるのかな。
そう思って聞くと、イディンさんが答えた。
「まだ発表されてないけど、『ワカ』様って呼ばれてる」
「ぶっ」
私が思わず噴き出すと、赤ちゃんが目をつぶったまま、少し眉間にしわを寄せて身体をよじった。
ご、ごめんね、つい。ああ、こっちの言葉では『ワカ』って『至宝』みたいな意味があるんだよね。でも、オージが「王子様」でワカくんが「若様」ってウケる。あ、若様じゃなくて「若君」って呼んじゃおうかな。「若殿」とか「若旦那」もいいかも。
笑いをごまかすために咳払いを繰り返す私を、その場の男性陣は不思議そうに眺めている。
「ごほんごほん、えーと、それでイディンさんたちはどうするんですか?」
聞くと、イディンさんが答えた。
「そりゃ、ワカ様のそばを離れるわけにはいかないよ。しばらく離宮でご厄介になるね」
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