~嵌められた愛~ 貧しかった僕は侯爵様の愛人になり、いつの間にか弟とデキていた【R18】

鷹月 檻

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91 愛しい※

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 弟は僕にずっと『待て』をされて、M体質になったのかも知れない。
『挿れてもいいよ』と僕が言ったにも関わらず、自分史上最高の我慢をしてから挿れるとか言い出した。
弟よ、兄ちゃんそんなに我慢出来ないよっ!

 ずっと穴の入り口をぐちゅぐちゅ亀頭の先で撫で回すから、体が疼いて堪らない。穴もヒクヒク動いて誘ってる。潤滑剤だけじゃなく、セドリックの先走り汁で僕の穴は潤い過ぎてた。弟のあんな巨大な一物でさえ、一気に飲み込みそうな勢いでぐちゃぐちゃだ。

「セドリック、兄ちゃんがダメそうっ、もう我慢できないよっ! ……お前のが欲しいっ! お前のその極太のさっさと挿れて?」
「うっ、兄さんがそう来るとは……。……じゃあ、極太のって何? 何をどうして欲しいの? 保健の授業では直接的な表現はダメって言ってたけど、俺達もう学校卒業したし、それに今、二人っきりしかいないから……いいよね? ちょっとお下品でも?」
「まじで言わせる気?」
「厭ならいい」

 弟はまだ僕の入り口を亀頭で弄っていた。
わざとつぷっと入れようとして止める。
悪魔か?

「……分かった。もぅ、セドリックの馬鹿。……セドリックのぶっ太いちんぽ、僕に挿れて。僕の穴に挿れて射精して……?」
「はっ、はっ、はっ」

 息を切らせて、僕の穴の周りで遊んでた亀頭の先を、僕の入り口の穴に押し当てて、右手で支えながら腰を進めてずぶりと挿いり込んで来た。

「大っきい……」
「……兄さんの、兄さんの中に挿ったっ!!」

 叫ばれた。
僕に抱きついてキスをしてくる。

「痛くない?」
「でかくてぎゅうぎゅうだけど、大丈夫だよ」

 中の当たってる所を擦って欲しくて、腰を動かすと、両手で腰を押さえつけられた。

「ダメ、動かされたらイキそうだから、もうちょっと待って!」
「ん、分かった」
「兄さん?」
「ん?」
「好きだよ、愛してるっ!」

 ぎゅっと僕を抱きしめるセドリック。
その髪を撫でた。くるくるして指に巻きつくプラチナブロンドの髪。
もう、ずっと昔から僕は弟を愛しく思ってた。
可愛くて堪らない。

「……僕も大好きだよ、……愛してるよセドリック」
「……!! 俺もう死んでもいいかも知れない!」
「そういうこと言わないの!」

 僕は入り口をぎゅっと締めた。

「うっ、ぅあああああっ!!」

 弟の物が僕の中で弾けて、温かい物が広がった。

「酷い兄さん! 動かさないでって言ったのに!」
「僕は動かしてないよ? 入り口をぎゅって締めただけだもん」
「わざとでしょ! 俺をイカせてもう終わりにする気だ……」
「まだ僕の中でこれだけ元気なんだから、続けて出来るだろ? ほら、頑張れ」
「いいの!?」
「兄弟じゃないって分かったんだから、遠慮しないよ? もっと僕の中で擦って? 気持ちよくさせて? イカせて? お前のちんぽで」
「……分かった!!」

 弟は満面の笑みで僕をがつがつ突き上げ、僕の腹に大量の白濁の液体をぶちまけた。

「外に出さなくていいから、全部中に射精して? お前のあったかいの、中で受け止めたい」
「兄さんっ! 兄さん……やっと、やっと手に入れた……僕の兄さん!」

 うつ伏せにされ、四つん這いになって両腕を後方に持たれた。
そのまま腕を引っ張られながら中を掻き混ぜるように腰をグラインドさせて突き上げる。馬の手綱でも持ってるかのように引っ張るから腕が痛い。
力加減何とかしてくれよ!

「腕、痛いって!」

 僕が言うとすぐに腕を離した。
セドリックは夢中で腰を振っていた。後ろから僕に抱きつきながら、犬のセックスのように覆い被さって……。

 弟の硬くてでかい物が僕の中をゴリゴリと擦るたびに、寒気がする位煌くような快感が尾てい骨から頚椎を通って脳髄まで達した。キラキラして見える、全てが。
ふわりと体が浮いたような感覚になり、体の奥が痺れたと共に僕の中に弟の精液が放出された温かい感覚があった。
僕の亀頭からもぴゅっぴゅっと精液が飛び出た。

 二人で達した。
その日の夜はずっと愛し合って過ごした。
翌日が休みで良かったと思った。





 あれから、セドリックはアルフォード公爵家で姫様の護衛としてきちんとお勤めしている。

 父上のお墓は結局まだ『無罪証明書』が出されていない。このことをエルズバーグさんが記事にすると、多くの人達から審議官への抗議の手紙が来たらしい。
これを問題視した裁定関係者が審議官に異議申し立てをして審議官自体が裁定場で審議されるという事件になった。
ちなみに審議官が『無罪証明書』をきちんと出せば、僕達は貴族に戻れるらしい。
今更貴族なんて面倒なだけだから、僕は特に戻りたいとも思わない。

 僕と弟はあれからずっと愛し合っている。
7月に、アルフォード公爵家の北の領地の家令が、ギレス帝国で男同士の結婚をした。僕達も主人である公爵様が連れて行ってくれたので、行ってきた。
弟が凄く羨ましそうに見ていた。

「凄い二人とも素敵だった。俺たちも結婚しようよ? 兄さん!」
「お前さ~気付いてないかもだけど、僕達二人とも同じ籍に入ってるからね? もう既に」
「あっ! そうだった!」

 馬鹿な弟ほど可愛いって、本当なんだなと思った。

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