魔術師長様はご機嫌ななめ

鷹月 檻

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第三章

26真っ黒な塊りの私

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 レンブラント様とヒューイット様がこのグレーロック城から出て行ってから3日経った。
二人が座っていた食堂のテーブル席は今はハンスが座っている。
でも、二人がいなくなっても何も変らない。
むしろ皆の雰囲気が柔らかくなった感じがする。

 あの後、私はレイジェス様が慰められたのかどうか全然分からなかった。
けど、一応慰められたみたいだった。
何も言わずにぎゅっと抱きしめてくる回数が増えたけど、精神的に落ち着いた感じは見受けられる。きっと大丈夫だ。

 目覚めると朝の5の刻だった。昨日もエロい事をしていて途中で眠ってしまった。眠りが浅かったのに早く起きてしまって、手持ち無沙汰でふいに外の景色を見たくなった。レイジェス様を起こさないようにそっと寝台を降りて、脱ぎ散らかした寝巻きを着て、バルコニーへ続く窓を開ける。風が部屋の中に入らないようにすぐ閉めた。室内履きのままでバルコニーに出てしまった、まぁいいか。
外の空気は爽やかで澄んでいた。少し朝露のしけった感じがするけど、それもまた自然な感じがしていい。

 北真っ直ぐの所に小さな赤い屋根が見える。
あれはマドリードワイナリーの屋根だ。周りの緑が生い茂っているのは葡萄畑。
あの場所に行ったんだっけ……中も見学すれば良かったなぁ。
ふと思い出して一人愚痴る。
そう言えば、昨日シエラ様の執事が堀に落ちたって聞いたけど、飛び込まなきゃ入れないと思うんだけどな? どうやって落ちたんだ?
探偵のように推理してみるけど、結局自分から飛び込んだという結果しか見えなかった。私って探偵には向いてない。推理力が皆無だわ。
腕を組んで一人うんうんと頷く。
バタン! と凄い勢いで窓が開けられた。驚いて振り向く私。

「いなくなるならそう言ってくれ!」

 レイジェス様が私に駆け寄りぎゅっと抱きしめた。精神的に落ち着いたはず、そう思ってたのに……これじゃあ全然だ。

「バルコニーに少し出るだけだったから、起こすのは可哀想と思って」
「何も言われず一人にされる方が可哀想だろうが」

 ちょっと離れる位なのに、レイジェス様の心が悪化してるように思えた。
しゃがんで私に縋るレイジェス様の頭を私は撫でた。

「大丈夫、わたくしはどこにも消えません」
「嘘だ! 君は一度消えたじゃないか! 私を置き去りにして……」
「もう消えません。神に誓います」
「本当に? 本当にかっ!?」
「ええ、何があっても貴方から離れないわ、レイ」

 レイジェス様は私を見上げて不思議そうな顔をした。

「どうかしました?」

 レイジェス様はこめかみを手のひらで押し当てるように触っている。

「また、なんだか見たような記憶が一瞬甦って……何なんだ?……」
「デジャヴですか?」
「ああ」
「何なのでしょうね? それって……」

 昔に見た忘れている、もしくは忘れたい記憶? それがどんなだか私には全く分からないので何とも言えない。

「まだ早いですし、寝台に戻りましょうか」

 私がそう言うとレイジェス様はひょいっと私を抱き上げて寝台に連れて行った。
せっかく着た寝巻きを脱がしてまた裸にする。
そして私のちっぱいを吸い出した。最近のレイジェス様は私のちっぱいをよく吸う。
前はそんなに弄られる事も少なかったのに、ちっぱいが今では大のお気に入りだ。
膨らみなんか全然ないのに。どこがいいんだろう? 謎だ。
ちっぱいを吸うのに満足したのかレイジェス様は亀頭を私の秘所に押し当てた。先からぬるぬるとした液が滴って私をも潤す。

「ああ、やっぱり君とこうすると……どうしても……入れたくなるな」

 ぬぷっと一瞬強めに蜜花に押し込まれた。でも、ふぅふぅと肩で息を切らせながら我慢してぎりぎりの所で立ち止まっている。

「レイジェス様、入れたいならここに入れます?」

 私は大きく口を開いた。そんな私にレイジェス様はキスをしてきた。
いやキスじゃなくて、一物を入れますか? って意味で聞いたんだけど……。
まぁ、いいか。私はレイジェス様の入って来た大きな舌を吸った。
レイジェス様はキスしたまま私の太ももを閉じて股の間に肉棒を挿入して腰を振った。私は重くて、息苦しくてぎゅっと目を閉じた。鼻でとぎれとぎれに息をしながら目を開けた私は自分の股に視線を移した。レイジェス様の亀頭が充血して赤く濡れている。

「リア、我慢できない……射精るっ!」

 そう言うと同時にレイジェス様の白濁の液がもろに私の顔に掛かった。

「あっ」
「だから出ると言っただろうが!」

 レイジェス様がぷんぷんしながらアクアウォッシュした。

「え? 除けろって意味だったのですか?」
「そうだ」
「え~分かるわけないじゃないですか! 受け止めろ! って事かと思いましたよ?」
「顔でか?」
「ええ」
「そんな事私が言うわけなかろうが!」
「別に、掛かってもいいんです。わたくし、レイジェス様に掛けられてべたべたになるのが好きですから」

 レイジェス様が固まった。私はその顔前を手でひらひら動かす。

「レイジェス様? 戻ってきて~?」

 レイジェス様は我に返ってこめかみを手で押さえた。

「リア、そういう事は私の前でだけだからな? 言うのは。絶対ユリウスの前でとか、セバスの前でとか、他の男の前で言ってくれるなよ?」
「当たり前じゃないですかっ! 何考えてるの! まったく……」
「いや、そのセリフ全てを君に返したい。何考えてるんだ……まったく」

 私ははぁ~と大きなため息を付いた。

「どうした?」
「わたくし、レイジェス様を……慰められました? 分からなくて、どうしたらレイジェス様が元気でいてくれるのかな? って……」

 レイジェス様は目をぱちぱちさせた。

「たぶん、慰められたと思うぞ? ただそれとは違うところで引っかかる事がいくつもあってな……」
「何? その引っかかる事って……」
「昔の記憶が怪しいこともそうなんだが……私の記憶の一部が誰かに書き換えられ、弄られたかのようにごちゃごちゃしている。何度もリアが言う所のデジャヴが起きてる。デジャヴとはそんなに頻繁に起こる物なのか?」
「デジャヴはわたくしには起きた事がないので分かりかねます。でも……それは変ですし、気になりますね」
「うむ……。もし、こんな風に人の頭の中や記憶を弄れるなら……それは……」

 私は言い淀んだレイジェス様に眉を顰めた。

「神の領域……とでも言うつもりですか? 何のために神がレイジェス様の頭の中や記憶を弄るんですか?」
「い、いや……たとえで言っただけで……神のせいとは言っていない」

 私は考えた。
でもやっぱり父神様がレイジェス様の記憶を弄ったとは考えられない。
だって、何のために? 何か理由があるならやるのかも知れないけど、その理由が思いつかないよ? まぁ、レイジェス様の記憶の件も礼拝室が出来たら聞こう。
ってか、もう出来ているんじゃない? こっちのお城に来てから二週間ちょっと経ってるし。そう考えると商会の事が気になった。商会の事は全てルイーズ様に任せっきりで一度も顔を出さない内に何の報告もせずに城に来てしまった。何か困ってたりしないのだろうか? 気になりだすといてもたってもいられなくなった。

「ねぇ、レイジェス様。わたくし自分の商会に行きたいですわ? 箱を買って頂いて、ルイーズ様にお願いしてから何もしていませんもの。これではまずいと思うのです」
「まぁ、確かになぁ、作りたての商会を放り出し過ぎるな」
「でしょ? だから朝食を食べたら、レイジェス様はアズライル商会まで私を連れて行きたくなりますよ?」
「君は素直に連れて行ってと言えないのか?」

 むすっとされてしまった。

「う……、ごめんなさいレイジェス様ぁ、リアのお願い。アズライル商会まで連れてって……?」

 上目遣いにうるうるしてお願いすると、分かったと快諾してくれた。
良かった良かった。ついでにお屋敷工事の進行具合も見たいかなって思う。って言っても終春節だから働いてはいけないし、工事は進んでないのかも知れない。




 私とレイジェス様は朝食を取りに食堂に来た。
早い時間なのに、もうユリウス様とクロエ様、コモン様とシエラ様がいて朝食を取りながら歓談している。

「おはようございます、皆様」

 私が挨拶をすると皆様次々に挨拶を返してくれた。レイジェス様も一応無愛想に挨拶している。

「今日は皆、珍しく早いよな? なんか予定でもあるのか?」

 コモン様が朝食を終わらせ、紅茶を飲みながら言った。

「私はリアに王都に連れて行けと言われた。食事を終えたらゲートで行くつもりだ」
「アリア様は王都に何か用事でも?」
「前に商会を作ったのですけど、秘書のルイーズ様に任せっきりにしてたので、様子を見に行こうかと思いまして」
「え? アリア様は商会をお持ちなのですか?」

 ユリウス様が目を丸くした。
シエラ様まで驚いている。

「リアは私の金では買えない物があるから、自分で働きたいと言って商会を作った」
「師長様の金では買えない物? 何ですかそれは?」

 ユリウス様が興味津々な顔をする。シエラ様も何だろう? って顔で私を見た。
私が言おうとしたら、レイジェス様が凄く良い笑顔で言った。

「私へのプレゼントだ」

 私はレイジェス様のにこにこ顔を見た。
そんな事でにこにこされて恥ずかしくなる。

「まぁ、確かにそうですね……師長様への贈り物を師長様のお金では買いにくいでしょうが……アリア様は8歳ですよ……普通ならお小遣いを貰う身で働くなど……」

 ユリウス様が渋い顔をした。シエラ様は贈り物の話を聞いて自分も何か贈りたい! って顔でコモン様とメルヴィンを見た。

「最初はね、レイジェス様へのプレゼントを買うお金が欲しくて歌を歌って稼ごうかと思ったのですけど、わたくしが泣いただけで5000万ギルも貰っちゃうと、なんだがグッズを売ったりして小銭を稼ぐのもな~って思ったりしちゃいましたわ」

 ユリウス様が目をぱちぱちする。

「あのグッズは可愛いらしいですよ! 世界平和の為にも売るべきです! 私は仕事で使う筆入れに付けてますよ、貴方のマスコットを。ゆらゆら揺れて可愛らしいですよ」

 何で世界平和のためなのか全くもって分からないけど、面と向かってそう褒められると照れるし恥ずかしい。

「あ、ありがとうございます」
「所で泣いただけで5000万ギルとは? どういう意味なのでしょうか?」

 ユリウス様が私に疑問符の付いた顔で聞く。

「これの涙は硬い所に落ちればダイヤになる。柔らかい所や水に落ちれば普通の涙だがな」

 私が言おうと思っていたのにレイジェス様が先に言ってしまった。

「ダイヤってダイヤモンドですか?」
「うむ。リアのは品質も良く一点の曇りもない。当然魔力伝導率も高く魔方陣や魔術式を組みやすい。なので1粒の値段が高い」

 ユリウス様が目を見開いてる。レイジェス様そんな事言ってもいいの? 私、金の卵を産むガチョウなんでしょ? ユリウス様に攫われたらどうするの? と思って気付いた。
レイジェス様はユリウス様の事、信用してるんだ……って事に。
私に【愛の告白】をしたから一応牽制はしているけど、心の中では信頼してるんだなぁって思った。じゃなきゃ私の涙の事、言わないよね。




 ルイーズ様は見かけは女の人っぽいけど、大の女好きで、だからルイーズ様に会う時には必ず男の子になる様にとレイジェス様に約束させられた。
なので、私は食事を終えてから男になる神呪を唱えた。

「アノム!」

 それを見ていたレイジェス様が確認の為に私の股間をドレスの上から触った。

「小さすぎて触ってもわからん」

 人の股間をまさぐって、この言い草である。

「酷いです! ちゃんと付いてますから!」

 レイジェス様に文句を垂れてると食堂にユリウス様の執事のオリオンが来た。

「何が付いてるんですか?」
「いいえ、こちらの話です」

 何付いてるの? 橘~とか言うわけにもいかない。適当に誤魔化すとオリオンがじーっと見てくる。

「え? わたくしの顔に何か付いてます?」
「……いえ、なんだかいつものアリア様と違う様な気がするのですが……」

 子供だから男の子になっても、見た目はあんまり変らないはずなんだけどなぁ……ばれちゃった?

「ど、どこが違う様に見えます? 何も変ってないのですけど?」

 知らぬ振りを続けると腕を組んでオリオンが考え込んでいた。

「良く分かりませんが、貴方が輝いて見えるのです。今までは何も感じなかったのに。不思議ですね?」

 その言葉を聞いてレイジェス様が私の腕をぐいっと引っ張って耳元に囁いた。

「こいつは男色家だ」
「ええええっ!?」

 私が思わず大きい声を出すと、オリオンにレイジェス様の声は聞こえてなかったようで、目をぱちぱちさせた。

「どうしたんです、いきなり」
「いえ、なんでもないです。申し訳ありません大きな声を出して」

 私は一礼するとレイジェス様の腕を引っ張って中庭に走った。
中庭に着いてはぁはぁと肩で息を切る。

「大丈夫か?」
「大丈夫ですけど、すっごい驚きました。いきなりあんな事言うから」
「ああ、あいつが男色家だということか」
「男色家にはわたくしの魅了は効果がないと思いましたが?」

 レイジェス様を見るとクッと馬鹿にした様に笑われた。

「よく考えてみろ、女好きのアーリンがリアに反応するのだぞ? なら今、男のリアに男好きの者が反応するのは当たり前じゃないか?」
「じゃあ、今の私をアーリンが見てもなんにも感じないって事かしら?」
「そうなるな?」
「取り敢えず、アーリンの様子を見てから王都に行きましょう?」

 レイジェス様が自分の顎を撫でて考える。

「ふむ、あちこち探すのは面倒だ。食堂に戻ってエドアルドに呼び出させよう」
「わたくし、オリオンの視線が怖いのですが?」
「あいつは執事の仕事で忙しいだろ? さっきも何か用事で来たに過ぎないと思う、もういないんじゃないか?」
「じゃ、付いて行きますけど……」
「大丈夫だ。何かあったら私が守る」

 そう言ってレイジェス様は私に手を伸ばした。
私はその手を握って一緒に食堂へ向かった。
レイジェス様の言う通り、オリオンはもういなくて、レイジェス様はエドアルドに至急アーリンを呼ぶように言った。
エドアルドが私をちらりと見て不思議そうな顔をしていた。
そしてアーリンが来て私を見て驚いていた。

「あなたは私の姫様じゃありません! 何者ですか!?」
「が~ん。アリアだよぅ、アーリン! 私だよぅ? やっぱりいつもの私とちがうの? 何が違うの~~~!?」

 訝しげに見ていたアーリンがまた驚く。

「おかしい……。反応はいつもの姫様なのにっ! 私の姫様はもっと可愛らしい! 輝いているんだ!」

 いや、確かに頭光ってますけど、そんな輝くってほどでも……。

「いや、魅了にかかると君が輝いて見える。私は慣れたからそんなに感じないがな」
「え? 頭が光ってるとかの話じゃなくて?」
「うむ、頭じゃなく、君自体がきらきらして見える。でもそれは自分の感覚の問題で実際に輝いているわけじゃないし、よく恋をすると相手が輝いて見えるとか言うだろう? そんな感じじゃないか? 私は恋などした事が無いからよく分からないがな?」
「なんだそのエフェクト~~! いらんわっ!」
「リア、言葉遣いが……」

 ぎろりとレイジェス様に睨まれた。

「も、申し訳ございません、そんなエフェクトがあるとは知りませんでしたわ? レイジェス様も、もっと早く教えてくだされば良かったのに」
「教えてもどうにも出来ないからな」

 私は考えた。男か女かを視認できて魅了に掛かるなら……。

「ねぇ、姿を隠したらいいのではないでしょうか? 例えば目だけ見える服を着て体も顔も全部隠すのです」
「ほぅ、じゃ神呪で着衣してみろ」

 私はアラブ系の女性用の服でアバヤをイメージした。手足の指先まで隠す、目だけ見える服。その目も薄い黒いレースで隠してある物をイメージ。

「スァビジィエル!」

 全身真っ黒の服になっていた。レイジェス様があまりにも私が真っ黒な塊りだったので驚いていた。ちなみにアーリンの反応は………。

「あれ? 姫様? ですよね?」
「私だって分かってくれました?」
「ええ。でも、やはり何か違う感じがしますが、先程よりは違和感を感じません」
「へ~、ありがとうアーリン。実験に付き合ってくれて」
「え? これって実験だったのですか?」
「ええ」
「おかげで面白い事が分かったな」

 レイジェス様がにっこりした。解除の神呪は何種類か神呪が掛かっていると選択解除が出来る。私は解除の神呪を唱えて服装だけ元に戻した。
レイジェス様は食堂にゲートを開いた。そのまま私の手を引っ張る。

「では行って来る、留守は頼んだぞ、エドアルド」

 エドアルドが無表情に私をじっと見ている。
心情を顔に出さないのはプロだなって思うんだけど、無表情過ぎて何考えてるのかさっぱり分からないから、そんなに見られるとちょっと怖い。

「承知しました。いってらっしゃいませ旦那様」

 私達はゲートを潜って王都の屋敷に向かった。


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