3 / 12
3 乙姫川 自転車モリ漕ぎ
しおりを挟む
高校に着いたみずほは調理室で後輩の恵奈に声をかけられた。
「おはようございます先輩、きょうも自転車モリ漕ぎしてるの、川の向こう側からみましたよ」
「あれは完全にスピード違反でしたよ、笑」
「岐阜競輪の選手とか目指してみたらどうですか?」
・・・見られていたのか、少し恥ずかしい
みずほは恵奈に小さな声で挨拶をした。
「うん、ぇえ・・・・おはよう」
みずほは恵奈のことが少し苦手だった、後輩として先輩をたてながら接してくれるのはありがたいのだが、
とにかく可愛いいのになんでも出来てしまって、まったく可愛げがないのだ。
生活のすべてに隙がまったくないので息がつまらないものかと心配になる。
ことあるごとに自分絡んでくるのもよくなかった。
単純に人懐っこい性格からくるのだろうが、
なんだか自分と反対の天真爛漫キャラが、よけいに眩しく思えるのだ。
「先輩、今度の課題何作ることにしたんですか?
野菜テーマだなんて難しいですよね」
「私はちなみに、夏野菜の和風テリーヌつくるつもりなんです」
恵奈が「パチン」と指をならした
「野菜を宝石みたいに、超~彩りよく並べますよー」
みずほは、まな板の木目を数えながらボーッとしながら恵奈の言葉を聞いていた。
・・・・ん?あぁ?次のコンクールにつくる野菜料理か・・・・
・・・・ヤベー、
まだ、なんも考えてねぇ~わ
・・・・今日、コンクールの予備選考やるんだっけ、
きゅうりだけもってきたけど・・・・
高校の調理科では生徒のモチベーションを保つ為にさまざまな企業や官公庁の開催するコンクールに生徒を参加をさせるのだが、みずほはコンクールにいい思い出がなかった。
みずほの作り出す料理にはコンクール映えするような「華」がなかった。
基本的な技術や味付けといったものはできているのだが、
人を惹きつけて、楽しませる料理がコンクールには必要だった。
しばらくすると、同級生の千草がみずほの座わる席の前に立った。
「みず、おはよ~、きのうのNステみた?てか、録画してない?」
「きのうスッゲー眠くてご飯食べてたら半分意識がとんでたんだよ、そしたらタムさんが、どうもありがとうございましたって番組しめてたんだわ」
「Nステごめん全然気にしてなかった、ハマザキでてた?」
「そう、あゆゆ新曲初披露したんだよね、絶対にフルでみたいから私、他の人にも聞いてくる」
そういいながら千草は自分の荷物をみずほの隣に置き、立ち去った。
千草は調理科の中でもリーダーシップがありいつもみずほのことを気にかけてくれる。
みずほは千草のことを元タカラジェンヌでボスだと勝手におもっていた。
「おはようございます先輩、きょうも自転車モリ漕ぎしてるの、川の向こう側からみましたよ」
「あれは完全にスピード違反でしたよ、笑」
「岐阜競輪の選手とか目指してみたらどうですか?」
・・・見られていたのか、少し恥ずかしい
みずほは恵奈に小さな声で挨拶をした。
「うん、ぇえ・・・・おはよう」
みずほは恵奈のことが少し苦手だった、後輩として先輩をたてながら接してくれるのはありがたいのだが、
とにかく可愛いいのになんでも出来てしまって、まったく可愛げがないのだ。
生活のすべてに隙がまったくないので息がつまらないものかと心配になる。
ことあるごとに自分絡んでくるのもよくなかった。
単純に人懐っこい性格からくるのだろうが、
なんだか自分と反対の天真爛漫キャラが、よけいに眩しく思えるのだ。
「先輩、今度の課題何作ることにしたんですか?
野菜テーマだなんて難しいですよね」
「私はちなみに、夏野菜の和風テリーヌつくるつもりなんです」
恵奈が「パチン」と指をならした
「野菜を宝石みたいに、超~彩りよく並べますよー」
みずほは、まな板の木目を数えながらボーッとしながら恵奈の言葉を聞いていた。
・・・・ん?あぁ?次のコンクールにつくる野菜料理か・・・・
・・・・ヤベー、
まだ、なんも考えてねぇ~わ
・・・・今日、コンクールの予備選考やるんだっけ、
きゅうりだけもってきたけど・・・・
高校の調理科では生徒のモチベーションを保つ為にさまざまな企業や官公庁の開催するコンクールに生徒を参加をさせるのだが、みずほはコンクールにいい思い出がなかった。
みずほの作り出す料理にはコンクール映えするような「華」がなかった。
基本的な技術や味付けといったものはできているのだが、
人を惹きつけて、楽しませる料理がコンクールには必要だった。
しばらくすると、同級生の千草がみずほの座わる席の前に立った。
「みず、おはよ~、きのうのNステみた?てか、録画してない?」
「きのうスッゲー眠くてご飯食べてたら半分意識がとんでたんだよ、そしたらタムさんが、どうもありがとうございましたって番組しめてたんだわ」
「Nステごめん全然気にしてなかった、ハマザキでてた?」
「そう、あゆゆ新曲初披露したんだよね、絶対にフルでみたいから私、他の人にも聞いてくる」
そういいながら千草は自分の荷物をみずほの隣に置き、立ち去った。
千草は調理科の中でもリーダーシップがありいつもみずほのことを気にかけてくれる。
みずほは千草のことを元タカラジェンヌでボスだと勝手におもっていた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる