平成清風高校 料理科 朱鷺みずほ

宮部ナオキ

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5 馬瀬川   待てわーい

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「ふー?? きゅうりとトマトの中華風サラダですよね?」

「これ、どこかにお麩がはいってるの?」

「いえ、麩は入ってません、吐息が漏れました 焦・・・・」

 加子母は料理に一口だけ口をつけ、すぐに箸をおいた。

「ごちそうさま、わかりました」

・・・・特に何も言わないのは味付けが駄目だったのか

・・・・適当だとバレたか、完全に捨て身だと思われたか

加子母の評価は気になったがもう考えても、仕方ないと気持ちを切り替えた

料理の片付けに入っている頃、他の学年の方でざわつく声が聞こえてきた

そこには、やはり恵奈がいて、恵奈が教師の方へ料理をもっていくところだった

みずほがちらっと料理を見ると、やはり宣言通りの煌びやかな野菜のテリーヌがダイヤ形状に並べられ完成していた。

 見た目で食べなくても美味しいとわかる程だった、予選突破まちがいないと思った。


恵奈は担当教師にあれこれ質問を受ていた、

教師は小さく拍手をしており、
恵奈は得意そうな顔をしていた、
振り返って同級生の中に入ると

「恵奈やったね、もう決まりだね」

「おめでとう」



「凄い綺麗で美味しそう」

「本選も頑張ってね」


と声をかけられていた、すでに、恵奈の周りでは本選に選ばれたテイで話がなされていた

「ちょいちょい、待てわーい、私がまだやから」

千草が何故か下級生の人集りに、割って入った

「私がまだ評価うけにいってないから」



千草はとうもろこしのプリンを完成させていた

千草はみずほの方にむかって親指をグッとやった

野菜ベースであれば卵や砂糖は問題ないが、とうもろこしのプリン、
みずほには味が全く想像できなかった。

しかもスイーツで、ワイルドの片鱗もない料理であった。
完成させた料理に正直、驚かされた。


千草は加子母に評価をうけに向かった。

加子母も少し驚いた表情をしてから、じっくり見、とうもろこしの産地や、どういった手順でつくったか千草に確認していた、あきらかにみずほの時のような淡白な質問ではなかった。

すべての参加学生が、教師の評価を受け終わり、全ての料理が並んだ、各学年の教師が、別の部屋にあつまって評価の擦り合わせを行った。


学生の待つ部屋にもどってきた、そして、加子母が学校代表者を呼びあげた。


金山千草 朱鷺みずほ 三鷹富美香 白鳥恵奈 神戸美並 以上5名とします。

千草はみずほのところに駆け寄って、抱きついてきた。

「みずならやると思って信じていたよ、でもあそこから、よくやった」

千草はみずほのあたまを撫でてきた

「可愛いやつめ」

恵奈もみずほに声をかけてきた

「私が一番尊敬する先輩だから当然選ばれると信じていましたよ、夏休みの間、先輩の自転車モリ漕ぎ姿みられますね、嬉しいです、一緒に頑張りましょう」

みずほはやはり、恵奈にどうリアクションをしたらいいのかわからないのであった

「うん、が 頑張ろうか・・・・」








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