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6 般若川 鬼めくり
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みずほは1人自転車で学校から家にかえっていた。
・・・・今日は本当に疲れた クタクタだ、はやく帰ってニャン太郎ととにかく遊びたい
・・・・お母さんにコンテスト本選に選ばれたことを伝えよう、晩御飯は何だろう
夕焼けをみながら自宅に向かって自転車をモリ漕ぎしていた。
家の近くまで来て小学校の校門の前にさしかかった、
途端、自分の小学生の頃を唐突に思い出した。
みずほの家の周りでは
『鬼めくり』
という風習があった
鬼の顔が描かれた札を各家の玄関や戸口に貼り、鬼の侵入を防ぎ健康と安全を祈るもので、
子供たちが家の札をめくって持ち帰る事で厄除けとなり、鬼が退散した事になるという行事があった。
札には上部に鬼の顔の絵が描かれ、真ん中に点、その下に一筆書きで描かれた星があり、お菓子やお金がつるしてある
子供にとって、鬼めくりとは各家庭の短冊を集めながら、お菓子をあつめるという楽しみなのだが、
みずほにとっては少し違っていた
全国中で行われているハロウィンなどとは違って、鬼めくりは人数分の札が必ず貼ってあるわけでなく、お菓子を皆が沢山もらえるわけではない、いつもシビアな競争があった。
そのため子供たちは袋を片手により多く集めれるように考えて町中をまわるのであった。
小学生の頃のみずほもかなり早い時間から札を集めにまわったのだか、高学年に先をこされていたり、
家主の札をはるタイミングにことごとくあわなくて、あまり札が集まらなかったという苦い思い出があった。
目の前でなくなる札が何度もあり、その度に、
「あっ」と小さな声が思わず出た。
家によっては札を貼る時間や場所、回数が全く違うため、子供たちは夕方まで町内を歩きまわるのだか、みずほの行く反対の方向で札が貼られていたり、探していてもみつけられなかったりしたことを思い出した。
子供の頃からあまり要領よくできなかった。
『鬼めくり』の思い出は自分が子供のころからいろんなことが上手くできなかったことや、どうにも自信がなくなった時に頭に浮かぶ、みずほだけのトラウマ行事なのだ
だが今日はそんなことも忘れて
自信を持って家に帰る。
勢いよく玄関の扉を開けて入った。
「ただいま~」
「ニャーン」
ニャン太郎が鳴きながらトトッとみずほにかけよった。
みずほはニャン太郎を撫でながら、
お母さんに甘えて
「お母さん、とにかくもう疲れた~。カルピス作って~、絶対に薄めにつくらないでよ~原液多めだよ」
・・・・今日は本当に疲れた クタクタだ、はやく帰ってニャン太郎ととにかく遊びたい
・・・・お母さんにコンテスト本選に選ばれたことを伝えよう、晩御飯は何だろう
夕焼けをみながら自宅に向かって自転車をモリ漕ぎしていた。
家の近くまで来て小学校の校門の前にさしかかった、
途端、自分の小学生の頃を唐突に思い出した。
みずほの家の周りでは
『鬼めくり』
という風習があった
鬼の顔が描かれた札を各家の玄関や戸口に貼り、鬼の侵入を防ぎ健康と安全を祈るもので、
子供たちが家の札をめくって持ち帰る事で厄除けとなり、鬼が退散した事になるという行事があった。
札には上部に鬼の顔の絵が描かれ、真ん中に点、その下に一筆書きで描かれた星があり、お菓子やお金がつるしてある
子供にとって、鬼めくりとは各家庭の短冊を集めながら、お菓子をあつめるという楽しみなのだが、
みずほにとっては少し違っていた
全国中で行われているハロウィンなどとは違って、鬼めくりは人数分の札が必ず貼ってあるわけでなく、お菓子を皆が沢山もらえるわけではない、いつもシビアな競争があった。
そのため子供たちは袋を片手により多く集めれるように考えて町中をまわるのであった。
小学生の頃のみずほもかなり早い時間から札を集めにまわったのだか、高学年に先をこされていたり、
家主の札をはるタイミングにことごとくあわなくて、あまり札が集まらなかったという苦い思い出があった。
目の前でなくなる札が何度もあり、その度に、
「あっ」と小さな声が思わず出た。
家によっては札を貼る時間や場所、回数が全く違うため、子供たちは夕方まで町内を歩きまわるのだか、みずほの行く反対の方向で札が貼られていたり、探していてもみつけられなかったりしたことを思い出した。
子供の頃からあまり要領よくできなかった。
『鬼めくり』の思い出は自分が子供のころからいろんなことが上手くできなかったことや、どうにも自信がなくなった時に頭に浮かぶ、みずほだけのトラウマ行事なのだ
だが今日はそんなことも忘れて
自信を持って家に帰る。
勢いよく玄関の扉を開けて入った。
「ただいま~」
「ニャーン」
ニャン太郎が鳴きながらトトッとみずほにかけよった。
みずほはニャン太郎を撫でながら、
お母さんに甘えて
「お母さん、とにかくもう疲れた~。カルピス作って~、絶対に薄めにつくらないでよ~原液多めだよ」
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