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今まで誰からも相手にされなかったこの体を包み込んでくれた人はこの人だけなのですわ。
だから私は全てを差し出していますの。こうして私は完全に堕ちてしまったのでした……。
「義兄様ぁ……好き……好きですわ……ああぁん…… もっと突いて下さいましぃ……ひゃうん!」
私達は一つに繋がったままお互いの肌を重ね合わせていました。
義兄様と繋がった部分からは愛液が溢れ出してシーツを濡らしていて、
そんな状態になっている事を自覚させられて恥ずかしくなり、つい顔を背けてしまう。
しかし義兄様はそれを見逃さず、私と繋がっている部分を見つめながらこう言いました。
「そんなにこれが気に入ったのか?」
私の太ももを掴みながら腰を打ち付けて義兄様は問いかけてくる。
「んんっ……そんなことありませんわ!」
私は喘ぎながらもどうにかして否定しますが、それが気に入らないようでさらに責めが激しくなった。
そんなことをされているうちに私は我慢できなくなりとうとう果ててしまいました。
それを見た義兄様はニヤリと笑うと私の花弁に指を入れてきた。
イったばかりで敏感になっていた私はそれだけで軽く達してしまい、ビクビクと痙攣してしまいます。
義兄様はしばらく私の中で楽しんでいると唐突に引き抜き私の顔に
「舐めて綺麗にしろよ?」
と言い放ちました。私は内心ためらってしまいます。
ですけどこれは罰ゲームであり逆らうわけにはいかないのでゆっくりと
義兄様のモノに近づいていき口に含みます。
最初は上手くできなかったけれど何度かしている内にコツをつかんだ私は
義兄様が射精するまで続けていくとようやく顔を上げさせてもらえたのでした。
そこで今度は私の番でした。私の乳房を両手で鷲掴みにすると突起を摘まんだりこねくり回したりしてきます。
それだけで私は声を上げてしまい、
「もっとぉ……もっと強くしてぇ……」
なんて口走ってしまいました。
「なんだ?  虐められて喜ぶ変態さんなのかな?」
そう言われると私は赤面してしまいました。でもすぐに私は義兄様に
対して素直になりたい欲求を抑えきれずにいました。
私は義兄様のズボンに手をかけると一気に下着ごと降ろすと彼のモノを解放してあげました。
それと同時に勢いよく飛び出してきたそれを見て私はごくりと唾を飲み込みました。
「それじゃあお願いするよ」
「はい……」
私はうなずき返しそれを握りしめるとゆっくり上下に動かして刺激してゆきます。
そしてしばらくして義兄様は私の名前を呼びながら私の乳房に吸い付いてきました。
それに興奮してしまい思わず手に力が入ってしまったらしく義兄様から小さく悲鳴が上がりました。
私は慌てて力を緩め、それでも必死に刺激を続けていき遂に私は達してしまいました。
その瞬間義兄様のモノが震えて白濁液が噴き出し、私に降りかかりました。
「ごめんなさい。手が滑ってしまって」
私は義兄様に謝ると手に着いた汚れを拭おうとした時です。
「まだ終わってないよ」
そう言うと義兄様は私の腕を掴むと引き寄せてきました。
私はバランスを崩し倒れこみ義兄様の体に覆いかぶさる形になりました。
義兄様はそのまま私のスカートを脱がせるとショーツの上から私の花弁を弄び始めました。
そのせいで私は甘い声を上げる事しか出来ません。
結局私はまた絶頂を迎えさせられるのでした。
そうやって義兄様は私を何度も快楽漬けにしました。
おかげで私はすっかり蕩けてしまっているというのに義兄様はまだ満足していないらしいのです。
「そろそろいいか」
そう言うと義兄様は私の股間に顔を近づけてきたと思うとそのまま私の割れ目を嘗め回しだしました。
いきなりの強い刺激に私は為すがままにされています。
義兄様は私の花弁から溢れる蜜を指ですくい取ると私の乳房の先端に塗りつけ、
両方の突起を激しく擦ってくると私は耐え切れなくなり絶頂を迎えたのでした。
その後は何度も私と義兄様は交わりあいました。
ですが流石に体力の限界が来たらしく私は意識を失い、
次に目を覚ました時はベッドの上で裸体のまま寝かされておりました。
「気がついたか。水飲むか?」
義兄様の言葉に私は首を振りました。そんな私に義兄様は笑みを浮かべながら言う。
「どうやら俺はお前を満足させられたみたいで良かったよ」
その言葉に私は胸が熱くなってきます。
こんな私を受け入れてくれただけで十分だったのにそれ以上を
求めて下さるなんて……嬉しくないはずがありません。
私は義兄様の手を取り微笑みながら言う。
「ありがとうございます義兄様。
私もう義兄様の物になったのですね」
「そうだね。だけど俺の女になる以上はしっかり責任取らせてもらうからね」
「ええ。望むところですわ」
私がそう言うと義兄様は私の唇を奪ってきます。
私も舌を絡ませて互いの唾液を交換し合うように濃厚なキスを交わしあった。
やがて唇を離した義兄様は私に告げて来ます。
「今夜はまだまだ楽しませてあげるから覚悟しておけよ?」
義兄様はそう言って私を抱きしめてくるのでした。
義兄様との情事は何度も繰り返されて私は完全に堕ちてしまいました。
今ではすっかり義兄様の虜となってしまい毎日のように愛して貰っています。
「ああぁ……義兄様ぁ……義兄様ぁ……」
私は義兄様の腕の中で身悶える。そんな私を義兄様は愛おしそうに見つめている。
私がこうして快楽に溺れる事が出来たのも全ては義兄様のおかげである。
私が初めて抱かれたあの夜から私は彼に溺れた。
毎晩のように抱かれて、義兄様の愛情を受け止めるたびに私の中にあった何かが溶けていった気がした。
私はこの人を愛している。この人に全て捧げたいと願うようになった。
そんな気持ちが強くなればなるほどに私の中にある変化が起きていた。
それは以前の私では考えられないような想い。
「もっと私を愛して下さい……」
私は義兄様に言う。すると彼は少し困ったような表情を浮かべながら私を撫で回してくる。
そして私の頬を両手で包むと深く口付けをする。
それから何時間もの間私達は愛し合った。
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