悪役令嬢は『ざまぁ』したいのに、どうしてこうなる!?

一ノ瀬 彩音

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―――そして現在、私は牢獄の中にいます。
「うぅ……」
どうしてこんなことになったのか? それは私にも分かりません。
そもそもの始まりは数日前に遡るのですが、その時の私はまだ何も知らずに呑気に過ごしていました。
「ん~! 今日も良い天気ですわね!」
ベッドの上で体を伸ばしてから起き上がると、私はいつものようにメイドさんを呼んで身支度を整えてもらいます。
そして朝食を食べた後、部屋で読書をしていると部屋の扉が激しくノックされたのです。
「……はい?」
不思議に思いながらも返事をして扉を開けると、そこには私の婚約者である第一王子のユリウス様が
いらっしゃいました。
その表情はとても険しいもので、思わずビクッと肩を震わせてしまったのです。
何かあったのかしら? そう思っていると、
「えっ!?」
突然聞こえた声に驚いて辺りを見回しましたけど、そこには誰もいないようです。
気のせいかしら? そう思って首を傾げていると、ユリウス様はいきなり私の腕を掴むと部屋の中に
入ってきたのです。
あまりに突然の出来事だったので、私は抵抗する暇もありませんでした。
そのまま部屋に引きずり込まれて鍵を掛けられると、彼は無言のままベッドに押し倒してきたのです。
一体何が起きたのか分からずに混乱していると、彼の手が服の中へと入ってきました。
まさか……!
「ちょっ!? やめて下さい!」
私は慌てて抵抗しますが、相手は男性なので力では敵いません。
このままだとまずいわ!
「誰か助けてー!」
大声で助けを求めると、すぐに数人の兵士の方がやって来てくれました。
「大丈夫ですか?」
「はい。何とか……」
しかし、兵士達はユリウス様を取り押さえるどころか私の身体を押さえつけ始めたので
「何をなさってるんですか!?」
驚きながら問い質すと、彼らはニヤリと笑みを浮かべてきたのです。
「悪いな。あんたが素直になるまで、俺達がたっぷり可愛がってやるからよ」
「えっ!? どういう意味ですか!?」
「王子殿下のご命令だからさ」
「ユリウス様の命令!?」
その言葉を聞いた瞬間、私は全身の血の気が引くような感覚に襲われました。
つまりこれは……そういうことなのかしら? 私が抵抗しようとすると、一人の兵士が首筋を
舐め上げてきました。
「ひゃあ!」
ユリウス様を見てみれば豪華な椅子に座り私の方を見向きもしないで優雅にワインを飲んでいるのです。
「あの、お願いです! 許して下さい!」
「いい加減に観念しろよ。どうせあんたはもうおしまいなんだし」
「そ、そんな……!」
私は必死になって逃れようとしましたが、何人もの兵士に取り押さえられていて身動きが取れません。
やがてドレスを脱がされると下着姿になってしまいました。
これからされるであろうことに恐怖を感じていると、ついにその時が訪れてしまいます。
兵士の一人が自分のズボンに手をかけると、それを下ろして自分のものを取り出したのです。
初めて見るそれに私は悲鳴を上げますが、
「おいおい。こんなことで騒ぐんじゃねぇよ」
「そうだぜ。大人しくしてれば痛くないんだからよ」
別の兵士が私の足を掴んで広げてくると、とうとう私の中にそれが押し入ってきて……。
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