悪役令嬢は『ざまぁ』したいのに、どうしてこうなる!?

一ノ瀬 彩音

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そして翌日、目覚めた時には既にユリウス様はいませんでした。
(またユリウス様は何処かに行ってしまったみたいですね。
はぁ~寂しい。やっぱりまだ私のことを抱いてくれないのかな)
ため息を吐きながら立ち上がるとあることに気が付きました。
私の着ていた服が脱ぎ捨てられていたのです。
(これはきっとユリウス様がやったんだよね、嬉しい。
でもこのあとちゃんとした服装にしないとなにされるかわかんないしな。
とりあえず今は我慢するしかないので諦めましょう)
私はそう自分に言い聞かせながら脱衣所に向かいます。
鏡を見ながら衣服を整えて、私はユリウス様がいるであろう執務室に向かう。
ドアをノックすると中から入ってきていいと言う許可が降りたので私は中に入る。
すると書類仕事をしているユリウス様とそれを手伝おうとしているアーニャさんの姿が確認できた。
私はユリウス様に近づくと、ユリウス様は私を抱き寄せた。
私も抱き返すとユリウス様が私に話しかけてくる。
話しかけて下さっただけで私は嬉しくてたまらなくなってしまいます。
私は幸せで一杯になります。
「今日の朝食は何にするのだ?」
ユリウス様が私に尋ねて来ます。
「そういえば食材が無くなって来たので買い物に行きませんか?」
私はそう提案します。
するとユリウス様は少し考えると了承してくれます。
私達は一緒に市場へ向かう事にしました。
私とユリウス様は市場で買い出しを終えてお城に戻る最中に事件は起こります。
「きゃあっ」
私は背後にいた男性にいきなり突き飛ばされて地面に倒れ込みました。
そしてそのまま腕を引っ張られて引きずられそうになりました。
私は必死に抵抗すると
「おいやめろ!」
ユリウス様の声と共に男性の悲鳴が上がりました。
私は恐る恐ると振り返ると男性は地面を転がり回って苦しそうにしていました。
一体何が起こったのか私には分かりませんでした。
ユリウス様を見ると剣を構えており、鞘に入ったままの男性を殴り飛ばして気絶させたようです。
そして私の方に向き直ると私の体を起こして下さいました。
「怪我はないのか?」
私の事をとても心配してくれたのです。
それだけの事で私の中の不安が全て消え去りました。
「えぇ。大丈夫ですよ」
私は笑顔を浮かべて返事をすると私の無事を確認したユリウス様は私から視線を外すと
先程私を突き飛ばしたと思われる男に近づいて行きました。
そして私の耳元に口を近づけるとこう呟きました。
私の方を向くと笑顔を見せてくれました。
私は思わず見惚れてしまいました。
ユリウス様は私を庇ってくれて本当にかっこよかった。
「ユリウス様。ありがとうございます。貴方のおかげで私は助かりました。
それにしてもどうして私を助けたんですか?
普通ならこんな事はしないと思いますよ?
ユリウス様はどうして私を助けてくれたんですか?
理由を教えて頂けますか?
教えて貰えないと私は納得出来かねるんですけど……お願い致します。どうか答えて下さい」
そう聞くと彼は一瞬だけ躊躇したが答えてくれた。
私の質問にユリウス様は私を守る為だと即答した。
彼の返答に私は驚いてしまう。
そして、私は彼に守られるだけの弱い存在なのだと思い知らされて、自分の無力さを嘆いた。
そんな私を見て、ユリウス様は困り果ててしまう。
どうやら私は泣きそうな顔をしていたらしい。
するとユリウス様は私の体を抱きしめてきた。
そして、私の頭を撫でてくれた。
それが心地良くて安心してしまう。
「ユリウス様、助けてくださり誠に有難う御座います。
そしてごめんなさい。私はユリウス様に心配をかけてばかりいて……迷惑ばっかりかけてしまって、
私なんて本当は側にいる資格もないはずなのに、
ユリウス様のお役に立てなくて……私なんかじゃなくてもっと相応しい方が沢山い……」
そこまで口にするとユリウス様に強く抱きしめられた。
ユリウス様は私の言葉を聞きたくなかったようで途中で私の言葉を遮り、
私を強く抱きしめて、私の体を持ち上げると自分の膝の上に下ろしました。
そして私に顔を寄せるなり私の頬を撫でてきた。
「それ以上は言わなくて良い。
お前が自分を卑下にするのは見たくない。
俺は、ただお前の事が好きなだけだ。愛してるという感情は言葉では表現出来ないものだ。
俺が他の女に現を抜かすような軽い気持ちで君に接してると思うか?
ただの義務感で君の側にいる訳でもない。
好きだから守りたい、だからここに居るんだよ。
今更離れることなど出来るわけがないだろ」
ユリウス様の言葉に涙が止まらない。
私はユリウス様な優しい手に触れられていて、
「ユリウス様大好きです」
と伝えると彼は照れくさそうにして私のことを強く抱き締めてくれる。
そんなユリウス様のことが大好きだ。
「ユリウス様の股間が膨れ上がっておりますね。この妻の私が鎮めて差し上げます」
「待て、待つんだ、落ち着けって……ひっ!?」
私はズボンの上から、膨張し続けているモノを撫でるとユリウス様の口から甘い声が漏れ出る。
その声に満足しながらユリウス様の股間を撫で続けた。
私はユリウス様の妻であり、ユリウス様がもっとも愛する女性です。
そんな私の使命は一つしかありません。
ユリウス様が快適に生活できるようにサポートすることです、
そして私は現在、浴室にて身体を洗っているところなのですが……。
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