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「ああっ、そこダメぇ。そんなところ汚いわ」
ユリウス様は私の胸元に顔を埋めながら舌を這わせては甘美に責め立てていた。
その度に私は快楽に襲われてしまうの。
私はベッドの上で横になっているだけなのだけれどユリウス様はその隙を突くようにして私に悪戯をしてくるの。
ユリウス様の指先が私の股間に触れた瞬間、思わず私は身体を大きく震わせるとそのままベッドに
倒れ込むのと同時に絶頂を迎えた。
ユリウス様の唾液によってヌルヌメとした感覚に襲われる中で私の花弁はすっかり濡れており、
「ひゃっ、あんっ、ユリウス様っ、私まだっ。駄目っ、これ以上されたらおかしくなっちゃうっ。
ユリウス様っ。お願いだから、私に酷いことしないでくださいまし。私っ、わたしっ、あああっ。
そこを触られたり舐められたりすると私、変になちゃうから」
だから、そんなことされると我慢出来なくなちゃいそうになり、頭がクラクラしてしまうの。
ユリウス様の指先はどんどん下に下がっていきやがて蜜壺に辿り着くとそのまま人差し指を入れてきた。
私はそれを受け入れようとユリウス様のされるがままに受け入れる。
「あああっ。そこは敏感なんだってば」
私はそう言いながら抵抗するも、そんな私の声を無視してユリウス様の舌が私の膣内に入ってきたのだった。
その衝撃はあまりにも強すぎて私は声を張り上げながら悶え始める。
そして私はその刺激に耐えきれずに何度も果てた。
それでもユリウス様はやめてくれない。
私の弱いところを徹底的に虐めてくる。
そのせいで私は更に乱れてしまった。
ユリウス様によって私の体は作り替えられてしまったのかもしれない、
「ユリウス様、私を愛してください。もっと、深くまで、私を満たして欲しいの。
貴方の熱いのでいっぱいにして頂戴」
「ああ、分かった。君の望み通り、僕の全てで君を染め上げてあげるよ。好きだよ、
カルネ。僕だけのモノになって欲しい。
君は一生、永遠に、死すら超えても永久に、僕は絶対に君から離れないし、離さない。
約束しよう。誓うよ。神よりも、
どんな存在より強い絆で結ばれよう。その為なら、どんなことでも耐えられるさ」
「嬉しい、ありがとうございます。私も大好きですよ、ユリウス様。どうか、これから先も一緒にいて下さいませ」
「勿論だよ。可愛いな、ほんとに。食べてしまいたいくらいに。いいかい、力を抜いて身を委ねるんだよ。
大丈夫、優しく抱いたげるから。気持ち良くなれると思うから。ほら、
こうやって触るだけでも感じてくれるんだろう。
ここを舐めるとどうなってしまうのかな。ねぇ、カルネの一番感じる場所を教えて。
全部知り尽くしたいんだからさ」
そう言いながら私を抱き寄せるとユリウス様は私を押し倒してきた。
そして私の胸を優しく包み込んだ後に突起を摘まみ上げると舌先でチロチロッと先端を転がしていく。
それだけで、私の全身はビクビクと震え上がってしまうのでした。
私は恥ずかしくて両手を顔の前に出して表情を隠してみるもののユリウス様によってすぐに退けられてしまう。
私は抵抗しようとしたけど力が入らず、そのまま押し倒されてしまった。
「へ~そうなんだ。ならここは弄っても良いのかな。でも、いきなりじゃ辛いだろうから少しずつ慣らすよ」
私の秘所へと手を伸ばすと割れ目をなぞるように上下させる。
その動きに反応していくと私は体を反らせて快感を受け止めていった。
すると、今度は中に入れてかき混ぜ始めた。
最初はゆっくりと動かすと段々と早くしていき、最後は速く激しく出し入れされる。
それが繰り返されれば繰り返されるほど私の興奮は高まり、次第に大きな喘ぎ声で応えるようになっていった。
ユリウス様に犯されているのに凄まじく心地が良いのですから不思議ですわねと心の中で思うと、
私は意識を失ってしまいました。
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