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それが焦らしプレイであることを理解した私は、一刻も早く続きをしてほしくなって無意識に体を捩らせていたのだが、
それでもなお動く気配を見せなかった彼を恨めしそうに見つめつつも、次第に焦れったい気持ちが大きくなってきていたせいで自然と腰を動かしていた私は、
ようやく動き出した彼が奥まで一気に突き上げたことで呆気なく果ててしまったものの、それだけで終わるはずもなく激しいピストン運動による摩擦によって
強い刺激を与えられたことによって限界に達したままになっていた私は、更なる追撃を受けて悶絶しながらも連続で絶頂を迎えさせられてしまったのだが、
あまりの気持ち良さから意識を手放してしまったせいで気付いた頃にはベッドの上で横たわっており、傍らにいたはずの相手が見当たらなかったため不安を感じた私は、
探しに行こうとしたところでタイミング良く現れた彼から説明を受けることになった私は、
「安心していいよ。もう大丈夫だから」
と言われたものの、いまいち信用できずにいたので思い切って訊いてみた結果、なんと子供を出産したことを知らされたので、
驚くと同時に嬉しくなった私は彼に抱き付いた上でキスをした。
それからしばらく談笑していたが、そのうち眠くなったのか欠伸を漏らした私を見た相手は、微笑みながら言った。
「疲れたんだね? もう寝ようか」
その言葉に頷いた私がベッドで横になると、彼も隣に寝そべってそのまま私を抱き締めた後で目を閉じた――その後、眠りに就いたと思われた彼が、
寝たふりをしていただけだと気付かぬまま熟睡している私の寝顔を眺めていた彼は、やがて顔を近づけて来るなり唇を重ねてきて
何度か触れるだけのキスをした後で顔を離すなり言った。
「やっぱり可愛いね……君は……」
そう言うと頬を撫でながら続けてこう口にするなり優しく微笑む彼を見てドキッとしたのも束の間、
そのままベッドに潜り込んだかと思えば抱きついてきて密着度が増したことで心臓が早鐘を打ち始めた私は、
ドキドキしているのがバレないかどうか内心ハラハラしつつも平静を装っていたのだが、しばらくすると寝息らしきものが聞こえてきたことに気付いたその直後、
いつの間にか寝ていたらしい私もまた同じように眠ってしまったようで気が付いたら朝を迎えていたようです……。
しかしこの時はまだ知らなかったのである――翌朝、目が覚めた直後に襲ってきた体の疼きにより、我慢できなくなった私は、
トイレの個室に籠もって自慰を始めることになることを……。
そして数分後、全てが終わった後で便座に座ったまま放心状態で天井を見つめているだけだった私がふと我に返った時だった。
ドアの開く音がしたかと思うと愛する彼が入って来たので慌てて立ち上がろうとしたのだが、それを手で制した彼は、こう言ったの。
それでもなお動く気配を見せなかった彼を恨めしそうに見つめつつも、次第に焦れったい気持ちが大きくなってきていたせいで自然と腰を動かしていた私は、
ようやく動き出した彼が奥まで一気に突き上げたことで呆気なく果ててしまったものの、それだけで終わるはずもなく激しいピストン運動による摩擦によって
強い刺激を与えられたことによって限界に達したままになっていた私は、更なる追撃を受けて悶絶しながらも連続で絶頂を迎えさせられてしまったのだが、
あまりの気持ち良さから意識を手放してしまったせいで気付いた頃にはベッドの上で横たわっており、傍らにいたはずの相手が見当たらなかったため不安を感じた私は、
探しに行こうとしたところでタイミング良く現れた彼から説明を受けることになった私は、
「安心していいよ。もう大丈夫だから」
と言われたものの、いまいち信用できずにいたので思い切って訊いてみた結果、なんと子供を出産したことを知らされたので、
驚くと同時に嬉しくなった私は彼に抱き付いた上でキスをした。
それからしばらく談笑していたが、そのうち眠くなったのか欠伸を漏らした私を見た相手は、微笑みながら言った。
「疲れたんだね? もう寝ようか」
その言葉に頷いた私がベッドで横になると、彼も隣に寝そべってそのまま私を抱き締めた後で目を閉じた――その後、眠りに就いたと思われた彼が、
寝たふりをしていただけだと気付かぬまま熟睡している私の寝顔を眺めていた彼は、やがて顔を近づけて来るなり唇を重ねてきて
何度か触れるだけのキスをした後で顔を離すなり言った。
「やっぱり可愛いね……君は……」
そう言うと頬を撫でながら続けてこう口にするなり優しく微笑む彼を見てドキッとしたのも束の間、
そのままベッドに潜り込んだかと思えば抱きついてきて密着度が増したことで心臓が早鐘を打ち始めた私は、
ドキドキしているのがバレないかどうか内心ハラハラしつつも平静を装っていたのだが、しばらくすると寝息らしきものが聞こえてきたことに気付いたその直後、
いつの間にか寝ていたらしい私もまた同じように眠ってしまったようで気が付いたら朝を迎えていたようです……。
しかしこの時はまだ知らなかったのである――翌朝、目が覚めた直後に襲ってきた体の疼きにより、我慢できなくなった私は、
トイレの個室に籠もって自慰を始めることになることを……。
そして数分後、全てが終わった後で便座に座ったまま放心状態で天井を見つめているだけだった私がふと我に返った時だった。
ドアの開く音がしたかと思うと愛する彼が入って来たので慌てて立ち上がろうとしたのだが、それを手で制した彼は、こう言ったの。
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