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最強美女の本気Ⅱ
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「ダメージを受けないのは本当に厄介ね」
「かたやデアはダメージ受けるもんな。早く降参したらどうだ?」
俺がそう挑発すると、デアは魔真王の破壊光を連発してきた。こんな大技を某漫画のエネルギー弾のように連発するなんてMP量がどうかしている。この特殊な空間だからどこも壊れないものの、仮にこれを地上でやってみろ? 帝国くらいの規模なら平気で壊滅するぞ? それこそ俺がアードルハイム帝国の帝都を潰した時みたいに。
今度は俺の行動を読まれていたらしい。俺が殺戮の爆風撃で、連発された魔真王の破壊光を押しのけようと考えて右手を出したが、俺が発動したのは絶対に今はいらない排除だった。
俺は邪気の嵐に包まれた。ただでさえ邪気が多いこのアクティブスキルを、何発も同時に喰らってしまうと三日三晩寝ていないような疲労感が襲ってくる。それこそ、マカロフ卿に捕まり、スキルを発動できない状態で腕を落とされた後、部屋に閉じ込められてクロノス達が死んでいく幻覚を見せられたときのような疲労感だ。
「やってくれるじゃん」
俺がそう言って笑みを浮かべたが、ただの強がり的なところはある。デアをどうやって降参させるか――。と言うかもう満足したろ! 頼むから満足したと言ってくれ。
「倒せないというのはこれほど厄介だとは思わなかったわ」
デアも流石にMPを使いすぎたようでゼエゼエと息を切らしていた。それに魔真王と逆鱗の両方を発動して、膨大なMPを消費し続けているのだ。むしろ、これで息が切れていなかったら可笑しい。
「これで終わりだな」
俺がそう言ったと同時にデアの逆鱗スキルは解除された。本当に神理と不滅が無ければ何回死んでいたところだろう。
一時的ではあるが15,000という確実に黒龍より高い戦闘値を誇っていたデアは、逆鱗が解除されたことにより13,000にまで下がっていた。本当におっかない。
「凄いよナリユキ君――。戦闘値はデアの方が上なのに、神理と不滅だけで互角に戦ってる」
「何かあれだな。こう言ってしまって悪いが、保有スキルの希少度が高いから、戦闘値が離れていても、Z級という同じステージに立っているので互角に戦えている。言ってしまえばスキルに助けられている」
「しかし、そんな珍しいスキルを入手できるのもナリユキ様だからこそですね。ランベリオン口を慎みなさい」
何かアリシア怒ってるんだけど。でもまあランベリオンの言う通りだ。普通に考えれば戦闘値が離れすぎていたらボコボコにされるもん。
「なあデア。そろそろ終わりにしようか。疲れただろ?」
「まだよ。私は貴方を必ず倒すわ」
「まあそうなるよな」
まあ予想通りの回答だな。でも俺はここで最後の技に懸けたいのだ。今のMPでは黒絶斬は使えない。とすると無双神冥斬で決めるしかない。
疲れている状態であれば判断力も鈍る。あとは俺が岩山や銃で攻撃して逃げたところを反応できないタイミングで決める。
「いくぞ」
俺がそう言って創造主で取り出したのは電子銃メタルストームだ。発射速度が弾薬と火薬の大きな浪費になる可能性がある為米軍にも採用されなかったという代物だ。しかし、俺のこの能力ならそんな心配も無い。そしてこの武器の特徴としては、36個の銃身が束ねられた箱のようなデザインをしている。36個の銃身ってだけで勘が鋭い人はどれほどヤバそうな銃――というか兵器か想像できるだろう。発射回数540回分の弾薬を装填できる化け物銃だ。最大で1,600バレルまで拡張可能のこの銃は、毎秒16,000発を発射する事ができる。ガトリングガンでせいぜい6,000発くらいが限界だから、連射速度がどれだけ異常なのかは容易に想像できるだろう。
「何だあれは?」
「わ――私もあんな銃知らないよ!?」
この銃そんなに広まってないらしいからな。ミクちゃんが知らなくても不思議ではない。
「覚悟しろよデア」
するとデアは凍り付いたような表情をしていた。
俺がこの銃を発射すると、ダダダダダという連続した音は一切なく、ビーという一つの機械音のような音がこの空間に鳴り響いた。メタルストームという名前の通り、鉄の嵐がデアに襲い掛かった。そしてパッシブスキル光速弾の影響で、この一発一発の弾丸は光の速さで発射される。勿論一発の弾丸の威力もパッシブスキルの効果で凄まじい事になっている。
故に――。デアは星光の聖域を展開する以外に自衛をする方法が無かった。
「もうこうなる事は天衣無縫で今分かったろ?」
俺はデアの背後を取り黒紅煉刀を抜刀。神々しい光を刀が纏い発動するこの技は――。
「無双神冥斬!」
デアが展開した魔法陣の陣内に入り、無双神冥斬でデアの体に5,000刀の刀傷を負わせた。星光の聖域の魔法陣が消えると共に、メタルストームは消え、デアは地面に倒れこんだ。
「うわ――やべえ。もう無理だ」
体力もMPもほぼすっからかんでもう動けない――。
「久々に楽しい戦いができたわ。天衣無縫で貴方の創造主をインプットした事で、これから貴方にも変身できるようになったし満足よ」
無双神冥斬で受けた傷は大方回復はしているものの、受けたダメージが酷すぎて再生と回復に時間がかかっているようだった。デアの顔は血まみれだったけど、その酷い傷とは真逆の表情だ。満足に満ちた表情をしている。
「来てくれるのか?」
「ええ。これから宜しくねナリユキ」
デアがそう言って倒れている俺の方を向くため、首を左に傾けてきて俺の顔をじっと眺めてきた。
「宜しくな」
俺がそう言ったと同時に、ミクちゃん、ランベリオン、アリシアが歓喜の声を上げながら俺達の方へ近寄って来た。これでマーズベルにはZ級の戦力が三人。そして全員が転生者という妙な巡り合わせとなったのだ。
「かたやデアはダメージ受けるもんな。早く降参したらどうだ?」
俺がそう挑発すると、デアは魔真王の破壊光を連発してきた。こんな大技を某漫画のエネルギー弾のように連発するなんてMP量がどうかしている。この特殊な空間だからどこも壊れないものの、仮にこれを地上でやってみろ? 帝国くらいの規模なら平気で壊滅するぞ? それこそ俺がアードルハイム帝国の帝都を潰した時みたいに。
今度は俺の行動を読まれていたらしい。俺が殺戮の爆風撃で、連発された魔真王の破壊光を押しのけようと考えて右手を出したが、俺が発動したのは絶対に今はいらない排除だった。
俺は邪気の嵐に包まれた。ただでさえ邪気が多いこのアクティブスキルを、何発も同時に喰らってしまうと三日三晩寝ていないような疲労感が襲ってくる。それこそ、マカロフ卿に捕まり、スキルを発動できない状態で腕を落とされた後、部屋に閉じ込められてクロノス達が死んでいく幻覚を見せられたときのような疲労感だ。
「やってくれるじゃん」
俺がそう言って笑みを浮かべたが、ただの強がり的なところはある。デアをどうやって降参させるか――。と言うかもう満足したろ! 頼むから満足したと言ってくれ。
「倒せないというのはこれほど厄介だとは思わなかったわ」
デアも流石にMPを使いすぎたようでゼエゼエと息を切らしていた。それに魔真王と逆鱗の両方を発動して、膨大なMPを消費し続けているのだ。むしろ、これで息が切れていなかったら可笑しい。
「これで終わりだな」
俺がそう言ったと同時にデアの逆鱗スキルは解除された。本当に神理と不滅が無ければ何回死んでいたところだろう。
一時的ではあるが15,000という確実に黒龍より高い戦闘値を誇っていたデアは、逆鱗が解除されたことにより13,000にまで下がっていた。本当におっかない。
「凄いよナリユキ君――。戦闘値はデアの方が上なのに、神理と不滅だけで互角に戦ってる」
「何かあれだな。こう言ってしまって悪いが、保有スキルの希少度が高いから、戦闘値が離れていても、Z級という同じステージに立っているので互角に戦えている。言ってしまえばスキルに助けられている」
「しかし、そんな珍しいスキルを入手できるのもナリユキ様だからこそですね。ランベリオン口を慎みなさい」
何かアリシア怒ってるんだけど。でもまあランベリオンの言う通りだ。普通に考えれば戦闘値が離れすぎていたらボコボコにされるもん。
「なあデア。そろそろ終わりにしようか。疲れただろ?」
「まだよ。私は貴方を必ず倒すわ」
「まあそうなるよな」
まあ予想通りの回答だな。でも俺はここで最後の技に懸けたいのだ。今のMPでは黒絶斬は使えない。とすると無双神冥斬で決めるしかない。
疲れている状態であれば判断力も鈍る。あとは俺が岩山や銃で攻撃して逃げたところを反応できないタイミングで決める。
「いくぞ」
俺がそう言って創造主で取り出したのは電子銃メタルストームだ。発射速度が弾薬と火薬の大きな浪費になる可能性がある為米軍にも採用されなかったという代物だ。しかし、俺のこの能力ならそんな心配も無い。そしてこの武器の特徴としては、36個の銃身が束ねられた箱のようなデザインをしている。36個の銃身ってだけで勘が鋭い人はどれほどヤバそうな銃――というか兵器か想像できるだろう。発射回数540回分の弾薬を装填できる化け物銃だ。最大で1,600バレルまで拡張可能のこの銃は、毎秒16,000発を発射する事ができる。ガトリングガンでせいぜい6,000発くらいが限界だから、連射速度がどれだけ異常なのかは容易に想像できるだろう。
「何だあれは?」
「わ――私もあんな銃知らないよ!?」
この銃そんなに広まってないらしいからな。ミクちゃんが知らなくても不思議ではない。
「覚悟しろよデア」
するとデアは凍り付いたような表情をしていた。
俺がこの銃を発射すると、ダダダダダという連続した音は一切なく、ビーという一つの機械音のような音がこの空間に鳴り響いた。メタルストームという名前の通り、鉄の嵐がデアに襲い掛かった。そしてパッシブスキル光速弾の影響で、この一発一発の弾丸は光の速さで発射される。勿論一発の弾丸の威力もパッシブスキルの効果で凄まじい事になっている。
故に――。デアは星光の聖域を展開する以外に自衛をする方法が無かった。
「もうこうなる事は天衣無縫で今分かったろ?」
俺はデアの背後を取り黒紅煉刀を抜刀。神々しい光を刀が纏い発動するこの技は――。
「無双神冥斬!」
デアが展開した魔法陣の陣内に入り、無双神冥斬でデアの体に5,000刀の刀傷を負わせた。星光の聖域の魔法陣が消えると共に、メタルストームは消え、デアは地面に倒れこんだ。
「うわ――やべえ。もう無理だ」
体力もMPもほぼすっからかんでもう動けない――。
「久々に楽しい戦いができたわ。天衣無縫で貴方の創造主をインプットした事で、これから貴方にも変身できるようになったし満足よ」
無双神冥斬で受けた傷は大方回復はしているものの、受けたダメージが酷すぎて再生と回復に時間がかかっているようだった。デアの顔は血まみれだったけど、その酷い傷とは真逆の表情だ。満足に満ちた表情をしている。
「来てくれるのか?」
「ええ。これから宜しくねナリユキ」
デアがそう言って倒れている俺の方を向くため、首を左に傾けてきて俺の顔をじっと眺めてきた。
「宜しくな」
俺がそう言ったと同時に、ミクちゃん、ランベリオン、アリシアが歓喜の声を上げながら俺達の方へ近寄って来た。これでマーズベルにはZ級の戦力が三人。そして全員が転生者という妙な巡り合わせとなったのだ。
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