私の日常

アルパカ

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これまでの私

3話 2016年 1月 • 2月

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とうとうこの日が来てしまった…。
受験での私が大嫌いなだ。
人と話すのだけは無理だ。
でも、このために頑張って(丸山先生が)来たのだから!

そして、順番がまわって来た。
(緊張しすぎて腹痛い)
私は意外にも一番最後だった。
(いよいよだ!)
私は、面接が行われる部屋へと向かった。

「ここにカバンを置いてください」

「は、はい!」 

私は言われるがままにカバンを置いた。
そして、ドアをノックした。

「失礼します」

ドアを開けた。
中には先生らしき人が二人いた。

「どうぞ」

私は椅子に座ってしまった。
本当なら、座る前に自己紹介をしなくてはいけないのだ。
(あ!どうしよう…)
でも、今更立つのもだめだろうと考えた私は、
座って挨拶をした。

「受験番号66番の玉置 優奈です。よろしくお願いします」

(い、言えた〜!)

「はい、では…」

また、記憶が飛びかけた。
(マスク外すの忘れてた!)
そう、私はマスクをつけたままだったのだ。しかも、キャラクターが、デザインされている、恥ずかしいやつだった。
そこで、記憶が途切れている。
私はどうにか終わらせたらしい。
(もう思い出したくもない…)

「あ!ママ!」

「お疲れ様!大丈夫だった?」

「どうしよ〜!マスクつけたままやっちゃってん!」

「大丈夫!きにしよすな」

(もう泣きそうだ)
後は受かることを祈るしかない。

…そうして、日は流れて2月、合格通知が我が家にやってくる日となった。
この日はみんな早起きだった。
弟の、はるとがゲームをしていた。

「やらせて!」

私はどうにも落ち着かなく、ス⚪ラトゥーンをしだした。
すると、はるとが何度も

「来たで~!」

とちゃかすのだ。

「もう!うるさいなぁ!静かにして!」

そう言って追い払うと、

「えぇぇぇぇえええ!」

悲鳴が聞こえた。

「なによもう…」

ママの悲鳴だ。
うるさいと言おうとして、ママが固まっている。
紙を持って…
それに気づいた瞬間!

「合格〜!」

また悲鳴だ。

「……。へ?」

人間都はこの様な間の抜けた声が出るのか?
と言う程の間の抜けた声が出た。
私は立ち上がってママに駆け寄る。
紙を奪い取るとそこには…

『合格』

と書いてあった。

「〜〜〜!やった〜〜〜〜〜!」

『  合格通知
  玉置 優奈
     
    合格   』

紙にはこう書かれていた。

「って!なんでママが先に開けたんよ!」

「俺、ゆったやろ!」

はるとが言った。

「そうやよ!でも、こうへんからから開けたろとおもて…」

「はあ〜!もうええはわ!それよりもパパに電話や!」

パパは現在会社だ。

「さとみにもや!」

さとみは、ママのお姉さんで、おばあちゃんと住んでいる。

「あ!ママ!ゆりちゃんは?」

「ちょっと待ってって!」

私は、そう言われたので、椅子に座って、何度も紙を見る。
(神様って居るんやな〜!)
そう、しみじみ思っていた。

「ゆう!ゆりちゃん!落ちちゃったんやて!」

「え?」

それを聞いて私は、
(明日どうやって喋ればいいん?)
それしか頭になかった。
でも、せっかく受かったんやから…。
(今は、喜んどこ!)
明日の自分に託そう!(押し付け)

「優奈すごいなぁ!」

パパが会社を休んで帰ってきた。

「えへへ!すごいやろ!」

この日は、家族団らんで過ごした。

…次の日、学校へ行くと、質問攻めだった。

「ねえねえ!優奈ちゃん!受かった?」

「受かったで!」

「わ〜!すごいやん!おめでとう!」

「ありがとう!」

さすがにこの会話はできた!

「ねえねえ!ゆりちゃんどうだったか知ってる?」

「うん!」

「受かったけど、寂しいから私らと一緒の学校行くってもったいないよな!」

「!」

え?話が違う。
思わずゆりちゃんの方を見ると、ニッコニコしていた。
(はあ?)
とりあえず、話を合わせる。

「そ、そうやんなぁ!」

「やろー!いっちゃんもそうらしいで!」

「へえ〜!」

それは知らなかった。
(ん?まてよ?じゃあ受かったの二人?)

「ね、ねえ!こっちゃんは?」

もう一人の子は心っていう名前で、こっちゃんだ。

「あぁ!こっちゃんは…」

少し声を潜めて、

「落ちちゃったんやて」

「ええ!じゃあ、私一人だけなん!!」

「そうらしいで…。まあ!頑張れ!」

「う、うん」

「じゃあね!」

行ってしまった。
(ま、マジカ〜〜!)
一人だとは思わなかった…。

帰ってゆりちゃんの事をママに聞いてみた。

「あぁ!秘密にしときたいんやって!」

「はい?」

こっちはちゃんと受かったのにひどいなぁ。
(まあ、分らなくはない)
許すことにした。
でも、うそをつくことに対して抵抗感がある。
(がんばるしかないなあ)

「はぁ〜」

大きなため息をついた。

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