日常怪談

学校の七不思議

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特別編【九尾外伝】

特別編第一談【あの世】

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特別編第一談【あの世】

ここはあの世。
死者が天国か地獄かを判決される閻魔大王が居る場所。
今日も閻魔大王は仕事に勤しんでいた。
そんな閻魔大王の横で仕事を眺めている九尾の狐こそがのちに近藤達と協力関係になる七瀬拓郎である。

九尾「...閻魔大王様」
閻魔「どうした?九尾よ。」

九尾は閻魔大王との昔の約束を思い出していた。
昔、閻魔大王に造られた初の怪異、九尾の狐。
閻魔大王は九尾を我が子のように愛していた。

九尾「私は閻魔様との約束である、地獄の門番になる夢のためにここでいろんなことを学んでいます」
閻魔「いまさらどうした...」
九尾「もうすでに200年は見てきたのでそろそろ...」
閻魔「まだ良いわけないだろう!!!」

閻魔大王は九尾に強く当たった。
閻魔大王は過保護だった。

九尾「...!」
九尾(心の中)「早く立派になりたいのに...」

九尾は我慢の限界に達していた。

九尾「もういい!閻魔大王様のわからずや!」

九尾は煙幕を張ってその場から逃げ出した。

閻魔「九尾!どこに行った...!おいお前達!早く九尾を連れ戻してこい!!」

閻魔大王は焦りながら家来達に命令を下した。

【灼熱地獄】

九尾「なんなんだ...!あんなに強く言わなくなっていいのに...」

九尾は一人で愚痴をこぼしていた。

九尾「なんだかここは落ち着くな...私の素材に灼熱地獄の炎を使ってたりするのかな...」

九尾は好奇心で炎に近づいた。

九尾「うわ!」

九尾は勢い余って炎に当たってしまった。

九尾「熱くない...でも燃えてる?」

九尾の尻尾の先が全て燃え出した。

地獄の鬼達「うわぁぁぁぁあああ!!!」
九尾「!?」

謎の悲鳴に九尾は急いで駆け込んだ。

九尾(心の中)「なんだ...?」

針山地獄の針に隠れながら悲鳴の先を覗き込む。

天使「地獄なんてものは無意味...」
九尾「!?」

そこでは天使が鬼達を消滅させていた。

九尾(心の中)「え...なにあれ...」

九尾はまさかの事態に混乱してしまった。

九尾(心の中)「これって...襲撃!?確か2000年前にもあったって聞いたけど...地獄が危ない!」

九尾は勢いのまま天使の前に姿を現した。

天使「...!!九本の尻尾...お前噂の九尾だな」
九尾「...!」

九尾は怪能を使った。

九尾「地獄炎火グレンフレイム

九尾の目の前は炎で埋まった。

天使「う...くそ...私はここまでか...」

天使は九尾の攻撃になすすべもなく消えて行った。

九尾「よし...!早く閻魔大王様に伝えないと!」

九尾は急いであの世の入り口に走り出した。

【あの世の入り口】

九尾「閻魔大王様!大変で...」

九尾は絶句した。
閻魔大王は居なく大量の天使と一体の巨大な女神がそこには居た。

九尾「...!閻魔大王様に何しやがった!!」

九尾は怒りで体が少し巨大化した。

女神「おお!九尾の狐か!珍しいものが見れた!そうだ!あいつを消したことだし私の子供として迎え入れても...」
九尾「地獄炎火グレンフレイム

女神の発言を遮る形で九尾は怪能を使った。

女神「危ない...けど意味はない笑」

女神は九尾に拘束技を使った。

九尾「く...動けない!閻魔大王様を返せ!」
女神「もう消したから無理笑」

女神の返答に周りの天使達は笑い始めた。

九尾「悪魔どもめ!」
女神「地獄にいるやつに言われたくないわよ」

女神は九尾に近づいた。

女神「ねぇ...あなたは他の兵士たちより強いし見た目を綺麗...やっぱり私の仲間にならない?」
九尾「...」

九尾は俯いた。

女神「親の仇だもんね...でも仕方ないのよ。こんなところが無い方が幸せに決まってる。後もう少しで針山地獄が制圧される頃合いかしら」
九尾「それは無い!」

九尾は拘束を無理やり解いて女神に攻撃を仕掛けた。

九尾「針山を襲ってた連中は私が倒した...お前もここで私が止める」
女神「私のことをあなたが?笑」
九尾「聞こえなかったか?老害ババア!」

九尾は煙幕を張り女神の後ろをとった。

女神「早...」
九尾「 斬刻刺獄スラッシュブレイド

九尾は複数の斬撃を女神に繰り出した。

女神「くっ...」
九尾「やっぱり炎よりこういうのが効くタイプか...」
女神「さすがね...九つの地獄の力を使える怪異ってのは...」
九尾「怪異?」

九尾は少し疑問を抱きつつも攻撃を続けた。

女神「だけど...そんなことで神を倒せるとでも?」

女神は神々しく光出した。
そして天使達を光の中に取り込みさらに巨大化した。

女神「あなたさえ消せばあとは雑魚だけよ」
九尾「閻魔大王様の方がよっぽど仲間思いだ!!」
女神「閻魔はもう居ないのよ!!」

女神は思い切り力を使い九尾を攻撃した。

九尾「がは...!!」
九尾(心の中)「なんだ...一瞬で全身に激痛が...まさか...この光そのものが武器になるのか...」

九尾は女神を睨みつける。

九尾「くそ...バケモノが...」
女神「消えろ。」

女神は九尾にとどめを刺した。

閻魔大王(何も無い空間)「九尾...」

特別編第一談【あの世】-完-
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