異世界転生してハーレム作れる能力を手に入れたのに男しかいない世界だった

藤いろ

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第16話・皆合

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「それで!?それで!?何て言ったの!?」
俺はアーズさんの話に夢中になった。
バトル!魔法!肩書き!その他色々!前の世界でよく観た、よく読んだ異世界冒険譚!!
本当にあって本人から聞けてる!
「あ~めっちゃ食いつくな、我が君」
アーズさんちょっと引いてない??
「何て言ったかってかアリババサンに我が君とアラジンと知り合いって言って、まぁ一応捉えられたって体でここいるって感じだな。な、バイコ」
「う、うーむ、うん!」
煮え切らないバイコさんの返事、バイコさん天然な所あるからなぁ。忘れちゃったのかな。
「そうかぁそんな大変な事に・・・置いてきてしまってすみません」
「いや!我が君が悪い事はないぜ!」
「そうです!マスター!」
「その話を信じろと?」
俺の言葉より先にカシムさんが会話に入ってきた。
「俺らが嘘言ってるってか?」
すかさずアーズさんが噛み付く。
「クロちゃん様と知り合いなのは分かった。が全てを信じる訳にはいかない。お前と盗賊団副団長の話だぞ」
「確かに~このアーズってのめっちゃ色々考えてそ~w」
モルジアナさんがカシムさんに賛同する。
「オイオイ~じゃあアリババサンに確認してくれよ~」
部屋に緊張感のある沈黙が流れる。
俺はアーズさんとバイコさんを信じたいけど、どうなんだろうこういうのって。
何が正しいのか何が最善なのか。
「兄者。本当です。彼らは俺が連れてきました」
部屋の入り口から声がした。アリババさんだ。
「・・・・どういう考えだ?アリババ」
「シンドバッド様の知り合いのアラジンとクロちゃん様、その知り合いというその二人。もし違うにしてもシンドバッド様と細くとも繋がりがある者を勝手に処罰するのはと。シンドバッド様の御意見も聞こうと思いました」
淡々と喋るアリババさん。叫んでる印象しかないのに。
「アリババいつものお前らしくないな・・・・」
「そう、ですか?」
部屋の緊張感が増す。
「うう~ん!大人になったんですね~アリちゃん!お兄ちゃん嬉しいよ~!!」
!?
急な豹変!カシムさんに何が!?
豹変したカシムさんはそのままアリババさんに抱きつき頭を撫で果てはほっぺにチューまでし始めた。
「そこまで考えられる様になったなんて!今日はお祝いだ!歓迎会をアリババ成長記念式典にしてもらおう!!」
「やめろ!離れろ!おい!兄貴!聞けって!!」
おぉついにベロベロ舐められ始めた。
「ホント弟大好きだな、カシムさんは。あーなるとアリババさんがベチョベチョになるまで終わらないぜ」
モルジアナさんにとってはいつもの事っぽいなぁ。
それから18分後
「さて、アリババの話も聞けましたし、信じましょう。クロちゃん様、アラジン様、バイコにアーズィム。4人をシンドバッド様の元へ案内します。あ、バイコとアーズィムは縛ったままで」
話の9割弟舐めてただけだけどな。ま、とりあえず信じてもらえて良かった。
「俺らにも様つけろやー」
「そーだ!そーだ!縄外せー!」
「首にも付けましょうか?」
俺たちは部屋を出る。
アラジンさん、アーズさんの話の時、何も言わなかったな。
何を考えてるんだろう。
カシムさん、アリババさんを先頭にまた宮殿を右に左に上に下に。
着いたのは野球場はあろう、大広間。
煌びやかに飾り付けがされていて、主に金と白の色合い。部屋の入り口から奥のシンドバッドさんがいる所まで一直線に道が出来ている。
道の脇にはグランドに来た時食べた料理より更に豪華な前の世界でも見た事ないものばかり。その周りを宮殿の人達が歌い踊り舞っている。
「やっと来たぁ、待ちくたびれたよぉ」
シンドバッドさんが笑顔で待っていた。
俺たちはは大広間の真ん中の道を通りシンドバッドさんの所へ。
そこには大テーブルと高級そうでめっちゃ柔らかそうなソファが置いてある。
「まぁ適当に座ってよぉ」
「シンドバッド様、アリババの話を聞き、バイコとアーズィムもお連れしました。」
「うん」
シンドバッドさんがバイコさんアーズさんを見る。
「うん、分かったぁ。大丈夫ぅ。同席して貰ってぇ、縄も外して大丈夫ぅ」
この時、バイコさんとアーズさんの小声の話が少し聞こえた。
「オイ、何だアイツは・・・・化け物か!」
「アレがシンドバッドだ、昨日の夜みたいな事は絶対するなよ!マジ死ぬぜ」
二人は尋常じゃない汗をかいていた。
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